11/12 リーガ・エスパニョーラ第5節: バルサ 3バックはバレンシアに通用せずもドローにこぎつける
メスタージャに乗り込んで、現在1位のバレンシアとアウェー戦。バレンシアCFはマルチェナとアルベルダがダブルボランチの頃は、激しい肉弾戦をしかけてくるチームでしたが、ずいぶん選手が入れ替わって、かなり違ったイメージになりました。
バルサはオサスナ戦の大成功に味をしめて、またもや3バックです。FW:ペドロ・メッシ・ダニ、2列目:ケイタ・セスク・チャビ、底:ブスケツ、DF:アビダル・プヨール・マスチェラーノ、GK:バルデス。ホームのバレンシアは1トップが絶好調のソルダード、2列目:マテュー・カナーレス・エルナンデス、ダブルボランチ;バネガ・アルベルダ、DF:アルバ・ルイス・ラミ・ミゲル、GK:グアイタ。スタンドのファンはレーザー光線をしかけてきます。
はじまってみると、やはりこの3バックはオサスナのような弱小チームには通用しても、個人の技術レベルが高いバレンシア相手では通用しません。厳しいチェック、パスカット、突破力すべて一流です。特にバレンシア左サイドのマテューに突破されてピンチを招きます。12分にはそのマテューからのセンタリングをなんとかアビダルがクリアしようとしますが、さわっただけに終わり、却ってバルデスがさわれずオウンゴール。
今日はミッドウィークのゲームで、選手にとっては体力的にきびしい場合があります。メッシもミスが多く、いつもの軽快な突破がみられません。それでもパスでなんとか貢献しようと14分、セスクのヒールを受けてペドロにスルーパス。これをペドロがうまくGKの右手すれすれにシュートしてゴール。バルサが追いつきました。
ところが23分にまたマテューに左サイドを突破されてセンタリングを通され、ソルダードのシュートは阻止しましたが、フリーのパブロ=エルナンデスの前に転がって楽々ゴールされてしまいました。さらに41分にもマテューに抜け出され、ゴール前のソルダードに絶好のパスが・・・。これはバルデスがさわったせいでソルダードが合わせ損なって、フリーでゴールのはずが絶妙のクリアになってしまい、バルサは命拾いです。これでハーフタイム。
後半さすがにバルサは4バックに修正してきました。ダニがさがって右SBにはいります。前半の失点はやはりペップの責任でしょう。バレンシアを甘く見てはいけません。バレンシアはなぜかアルベルダをティノ・コスタに代えてきました。前半のプレーでのしかかって転落し、背中をいためたのかもしれません。
バレンシアは一点のリードを守ろうとする姿勢ではなく、ソルダードのポストプレーやマテュー・エルナンデスの左右の突破で攻めてきますが、シュートの失敗で得点には至りません。バルサはペドロをビジャに、ケイタをアドリアーノに代えて点をとりにいきます。このあたりからバレンシアが守備的になったと見るや、ペップはプヨールをチアゴに代えて総攻撃体勢です。今度はアビダル・マスチェラーノ・ダニの3バック。そのセンターバックのマスチェラーノまで進出してきて際どいロングシュートを打ちますが、右上角に当たってゴールならず。
30分にはメッシが突入しますが、ラミ(巨漢の好CB)にファウルなしで止められました。しかし33分にメッシからタイミング良く、左から抜け出すセスクにパスが出てセスクがゴール。やっと同点に追いつきました。
この直後マテューに代わって出ていた163cmの快足プレーヤー・ピアッティに左サイドを突破されかかりますが、なんとかダニがストップ。バルサもビジャとアドリアーノがシュートを失敗して勝ち越せません。最後にはアルバがなぜか一発退場(多分ラインズマンへの暴言)で数的優位にたちますが、メッシが倒される明らかなPKも審判がとってくれず試合終了。まあ前半の作戦失敗があったので、アウェーでのドローは仕方なかったかもしれません。やはり週2回のゲームではベストのプレーは難しい感じです。
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