11/12リーガ・エスパニョーラ第2節: バルサ美学全開でイエローサブマリン浮上せず
選手のストライキで、1週遅れでようやくリーガが開幕。しかも月曜開催ということで集客がどうかと思われましたが、カンプノウは大盛況でした。やはりセスクとサンチェスが加入したバルサをみんな見たいのです。
有力選手が2人加入したのはいいのですが、DFマクスウェル・ピケ・アドリアーノ・プヨールが故障欠場の上に、ダニが以前からのカード累積で出場停止。DFが足りません。数が足りないため3バックというのもなんともはや・・・。その3バックも専門はアビダルのみ。マスチェラーノ・ブスケツのボランチ勢を起用の3バックです。底はケイタ。中盤とFWは変則で、イニエスタとチアゴが後ろ目で一応中盤担当ですが、中央はメッシとセスクがエレベーター式に上がったり下がったりで、トップ下とセンターフォワードを兼任している感じ。左右のエストレーモはペドロとサンチェスです。GKはもちろんバルデス。
対するビジャレアルはカソルラ退団の穴埋めが大変です。GKディエゴ・ロペス、DF:オリオール・ムサッティオ・ゴンサロ=ロドリゲス・サパタ、MF:カニ・ソリアーノ・マルチェナ・ホルヘ=バレーロ、FW:ロッシ・ニウマール。FWの2トップが強力なので、このチームとやるときは、特にロッシにドリブルシュートを打たれないようにしなければいけません。
はじまってびっくりしたのは、セスクが完全にバルサに同化していることでした。いくら昔カンテラに居たと言っても8年前の16才までの話。メッシとの息もぴったり合っています。バルサがポゼッションで完全リードして試合を進行させます。先制はバルサ。25分チアゴが中央に進出し、左のセスク、右のメッシのどちらにパスを出すのかとDFが気をとられているうちに、そのままシュートを打ってゴール。
直後にロッシにミドルを打たれますが、なんとかセーフ。このあと38分にもロッシが強烈なシュートを放ってなんとかバルデスがはじいたのですが、そのこぼれ球にロッシが殺到する寸前にバルデスが立ち上がって辛くもセーヴ。これは大きなプレイでした。
45分絶妙のタイミングで抜け出すセスクにメッシがスルーパス。これをセスクが受けてゴール。2点目です。そして前半ロスタイムには、チアゴが裏に抜け出すサンチェスにふわっとDFの頭越しのパス。これを受けてサンチェスがゴールで3点目。
後半ビジャレアルはホルヘ=バレーロを新入団のカムーニャスに代えてきました。しかし今日のバルサには無効。52分イニエスタが長いスルーパスをドンピシャでメッシに通して、メッシがゴール。75分にはメッシから右に抜け出すチアゴにパスが出て、チアゴが中央に突入するメッシに返して5点目。ロッシ以外には何もさせない絶好調のバルサでした。
SBの上がりが期待できない状況で、ペドロが左、サンチェスが右に張って、セスク・メッシのエレベーターと、チアゴ・イニエスタのスルーパスで決めるという戦術は素晴らしかったと思います。あとビジャレアルはニウマールがいまいちでした。
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