福島原発事故: 置き去りにされた動物たち
福島県によると、原発20キロ圏内の避難指示区域に牛約3000頭、豚約3万匹、鶏約60万羽が取り残されているそうです。一部残っている人や通っている人に世話をされている動物を除いて、薬殺もできず、ただ餓死を待つだけになっています。さらに飼い犬や飼い猫も放置されていて、これは避難所の周辺に連れて行くと、ぶっちゃけ犬猫嫌いの人がいて(ただそれだけの理由で)連れて行けないという理由によるものです。これは日本人の情けないキャラのひとつだと思います。
これで警戒領域になってしまったら、わずかに世話をされている家畜や、動物愛護団体によって飼育されている犬猫も命を絶たれることになります。なぜ警戒領域にして、一切人の立ち入りを禁止するかというと、それは泥棒の侵入を防ぐために自治体が国に求めたからだそうで、結局人の勝手な都合で動物が犠牲になるのです。だいたい気の利いた泥棒なら、もうとっくにめぼしいものは盗んでいるでしょうから、今更何をと言う感じです。
私は20キロ圏内で飼育している動物と共にリスクを負って生きようとする人がいるなら、それも仕方がないのではないかと思います。まして時々世話をしに帰るくらいは大きなリスクもなくできることですから、許してあげたらどうかと思います。国も地方自治体の首長にへそを曲げられると困るので、理不尽な要求であっても警戒領域にしてしまうのでしょう。なさけない話です。
動物救護のための義援金窓口:
http://www.jpc.or.jp/saigai/pc_gienkin.html
関連ブログ:
http://rocketnews24.com/?p=88588
http://blogs.yahoo.co.jp/kinchonworld/3156021.html
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