リーガ第31節: バルサ執念の勝利
まず中間のチャンピオンズリーグ準々決勝シャフタール・ドネツク戦@カンプノウです。結果は5:1の圧勝ですが、DFの裏に適当に放り込んで足の速いFWを走らせるという、草サッカーでよく用いられる作戦が得意なチームを相手に、バルサは苦戦と言ってもいい試合でした。
解説はまた金子なのですが、例によってダニをボロクソにけなしたとたんに、ダニが絶妙のアシストでチャビが得点というシーンがあり、放送席は凍り付きました。私はもちろん「ザマーミロ」で笑いがとまりません。ダニがバルサにとってどんなに重要な選手か理解できないようでは、サッカーの解説なんてやる資格がありません。それでも試合終了直前にちょっぴりダニのアシストと2点目(どこからか鳥が飛んできたようなすごいゴールでした)に言及した点は、若干人間的に成長したということで誉めてあげます。
そしてリーガはカンプノウにアルメリアを迎えての一戦。秋のアウェイ戦では8:0という歴史的勝利でしたが、最下位のアルメリアとはいえ、今回は押し込まれていいようにやられた前回の轍を踏むとは思えません。バルサのスタメンはFW:ボヤン・メッシ・イニエスタ、中盤:チアゴ・チャビ、底:マスチェラーノ、DF:マクスウェル・ミリート・ピケ・ダニ、GK:ピントです。
アルメリアのFW:ピアッティは、先週のビジャレアルのロッシと違って、ミリートとピケでも十分つぶせる感じなので、それほど心配はありません。しかし前半にまずいことが起こります。ビジャを休ませて使ったボヤンが蹴られて重傷を負い、しばらく欠場することになった上に、ビジャを使うことになりました。ウクライナに遠征した後クラシコという厳しい次週の日程を考えると、痛い事故でした。
アルメリアはコンパクトな中盤で厳しいチェックをしてきました。バルサも攻めあぐねて前半は0:0。後半になって、まず4分ビジャのシュートがポストをたたきますが、跳ね返りがクルサに渡ってドリブルで進出。右サイドのピアッティに縦パス。このときピアッティにはミリートが対応しましたが、中央を抜け出すコロナには誰も付いていません。ピケのミスです。ピアッティからコロナにパスが出て、楽々ゴール。先制されてしまいました。
これでスイッチが入ったのか、ビジャが激しくゴール前に突入してPKを獲得。メッシが慎重に決めました。メッシにとっては久しぶりのゴールです(多分5週ぶり?)。なんとしても3ポイントとりたいペップは、ここでCBのミリートを下げて、ゴールゲッターのペドロを投入しました。あっと驚く選手交代です。しかし2点目をとったのは、CKを頭で合わせたチアゴ。
そしてロスタイムにはカウンターで走るメッシへの対応をDFがミスって、メッシがGKと1:1になりゴール。ペップの椎間板ヘルニアもかなり良くなったようで、これからクラシコ・チャンピオンズリーグ・国王杯決勝に向けて、バルサは全力で戦います。
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