リーガ第18節: バルサ メッシのスルーパスでデポルを突破
大西洋岸の港町コルーニャまで遠征してデポルティーボ・ラ・コルーニャとの対戦。スタジアムはリアソール。このあたりの標準語はガリシア語だそうです(ポルトガル語に近いらしい)。私がリーガを見始めた頃には5年連続でベスト3になるほどの強豪チームでしたが、今は見る影もありません。ただ最近の試合では、守備を確立してようやく降格圏を脱しました。ワントップのアドリアン・ロペスは非常に期待されているようです。走られるとプヨールの走力では追いつかないので、その前につぶすことが必要です。
国王杯ではビルバオに全く互角に戦われ、0:0、1:1で、結局アウェイゴールで勝ち抜きましたが厳しい試合でした。ビルバオの運動量と気合いがすごくて、バルサも大苦戦でした。ただアビダルの頭にものが投げつけられたのはいただけません。何とかして欲しいものです。
さて今日のバルサはマクスウェルとチャビが故障で欠場、ダニとブスケツはお休みということで、FW:ビジャ・メッシ・ペドロ、MF:ケイタ・イニエスタ、底:マスチェラーノ、DF:アビダル・プヨール・ピケ・アドリアーノです。
デポルは4バックでラインを高くして、プレッシャーをかけてくる作戦です。バルサはサイドに展開して崩そうとしますが、アドリアーノ(右SB)が無難なプレイに終始して、突っ込んでクロスをあげたり、中央に切り込んでメッシあたりにもどすというダイナミックなプレイが非常に少ないので、攻めが停滞してしまいます。ダニの有難みがしみじみわかります。
そのうち21分、ロペスに頭越しに来た球をちょんと当てられてあやうく失点しそうなピンチもありました。しかし今シーズンのバルサの最大の売りであるメッシのスルーパスが26分に炸裂します。右からコロコロとゴール前に出したパスにビジャが飛び出して、GKの股を抜くシュートを放ちゴール。一見オフサイドに見えましたが、リプレイを見ると、ビジャはぴったりのタイミングで抜け出していて、オフサイドではありませんでした。
かなり苦戦しましたが、これでブレイク。さて後半ですが、6分にメッシが両手でシャツを引っ張られFK。かなり遠い位置でしたが、めずらしくメッシがゴール。これでバルサは楽になりました。あまつさえ12分にはコロットがフリーのシュートをしくじり、完全にバルサペーズ。35分にはピケの長いパスを右サイドで受けたイニエスタが、美しいミドルシュートで加点。さらに36分にはメッシがペドロに中央からスルーパス。メッシはつぶされましたが、受けたペドロがゴール。4:0の完勝でした。
今日の試合をみても、メッシがエースストライカーからトップ下への転職に成功したことが、バルサの得点源になっていることが明らかです。無理なドリブル突破でひっかかってカウンターをくらうことも少なくなりました。イニエスタもようやくこのスタイルに馴れてきて、いい感じになってきました。
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