リーガ第21節: エルクレスの思わぬ自滅でバルサ勝利
日本代表はすばらしい試合をしましたね。しかも長友をバルサへというような噂まで欧州で飛び交っています。
バルサのSBダニエウ・アウベスの契約問題ともからんでいるようです。まあダニを移籍させるということはあり得ないことだと思いますが、代理人に足許をみられているのかもしれません。長友も代理人に対する反撃の材料に使われているという側面もなきにしもあらずです。それでも瓢箪から駒ということもあり得るので注目しています。
バルサは国王杯準決勝でアルメリアを5:0でくだし、ほぼ決勝進出を確実にしました。マドリーも勝ったので、いよいよ第3のクラシコが実現しそうな雰囲気です。
さてリーガ第20節。地中海に面したバレンシアのアラカントにあるスタジアム「ホセ・リコ・ペレス」で、今期唯一の敗戦を喫しているエルクレスと対戦。エルクレスは南アフリカワールドカップで日本代表を悩ませたアエド・バルデスや、長い間プランス代表のエースをやっていたトレゼゲが攻撃の主力です。
バルサはFW:ビジャ・メッシ・ペドロ、中盤:イニエスタ・チャビ、底:ブスケツ、DF:マクスウェル・アビダル・ピケ・ダニ、GK:バルデス。バルサはライトグリーンのシャツなのですが、これはどうも弱そうな感じであまり感心しないですね。
エルクレスはだいたいペナルティーエリアの幅に密集して守備をするという作戦。マクスウェルやダニに球が出たときには、そのつど対応するというやり方です。バルサはこれに手こずりました。メッシらもシュートを打ちますが、なにしろ相手の数が多いのでひっかかってしまいます。そのうちにアエド・バルデスからトレゼゲにうまく回されて、危うく失点という場面もありました。
この密集守備を破ったのは、まずイニエスタ。もう前半終了に近い43分、密集地帯に相手をさらに集めておいてチャビにパスを出し、チャビは間髪を入れず右に進入するペドロにパス。ペドロは狭いニアを狙い澄ましてブチ抜きました。これでブレイク。
後半も打てども打てどもシュートは入らず、密集守備でなかなかいい体勢で打たせてくれないので決めることができません。この状況を変えたのは完全にエルクレスの自滅でした。後半40分ですが途中で出た(故障明けだったようです)ファリノスが、あまり必要でないファウルを繰り返して退場になったので、エルクレスの守備が崩壊してしまいました。直後の42分、右のダニから中央メッシにパス。ダニがワンツーを受けに走ったのがフェイントになって、メッシが左に走りながら、得意の反転で豪快に右ポストに当ててゴール。
さらに終了直前の44分、イニエスタが絶妙なスルーパスを右突入のダニに出して、ダニが中央でフリーのメッシに戻し、メッシが軽く流し込んで3点目。バルサらしい美しい得点でした。
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