リーガ第10節: バルサ ポゼッションでヘタフェを圧倒 FW3人がゴール
ヘタフェとアルフォンソ・ペレスで対戦。バルサのスタメンはFW:ビジャ・メッシ・ペドロ、中盤:イニエスタ・チャビ、底:マスチェラーノ、DF:マクスウェル・プヨール・ピケ・ダニ。チャビはアキレス腱を痛めたとの報道がありましたが、動きを見る限り全く心配ない感じでした。ヘタフェはミクーの1トップで、マヌーが左、リオスが右から攻めてくる感じです。
試合開始後すぐ感じたのは、コペンハーゲンに比べるとヘタフェの守備はゆるくて楽です。例によってメッシはトップ下の位置に下がり気味で、チャビはボランチ的な舵取りのプレーをやりますが、そうなるとマスチェラーノの存在感が希薄になります。特に相手が下がり気味なときはこれが増幅されます。チャビもそのことには気づいていて、思い切ってゴール前に突入する機会を増やしていました。
5分早速左のイニエスタから中央のビジャにスルーパスが出ますが、ビジャはゴールを決められません。10分ダニからメッシにパスが出て、メッシがドリブルで進出しますが、パスを出さずそのままアウト。しかし23分には右サイドのダニから中央のビジャにパスが出て、ビジャは5人のヘタフェ選手を引きつけて、右でフリーになったメッシにパス。GKと1:1になったメッシは楽々と右下隅にゴール。
メッシは決して独善的な性格の男ではないと思いますが、本質的にドリブラーなので周りを見ていないことが多く、フリーな味方選手を見逃すことが多いのが難点です。しかしビジャがおいしいパスをくれたことに対する返礼をしなくてはという意識はかなりあったようです。34分またダニからメッシにパスが出て、今度は右に飛び出すビジャにスルーパスを供給。これが絶妙で、GKと1:1となったビジャがゴール。ダニは契約でもめているようですが、今日の試合でもわかるように、現在のバルサにとってダニは絶対必要な選手です。攻撃でも守備でもここぞというときにキーとなるプレイを見せてくれます。契約がうまくいくように祈りたい。
42分に奇妙なカードが出ました。ピケがどうみてもファウルですらないだろうというプレイで、イエローを出されたのです。このミスジャッジがきっかけとなって、試合はやたらとカードが出るラフな感じになってしまいました。バルサ圧勝の雰囲気だったので、レフェリーがアルフォンソ・ペレスのお客さんにサービスしたのかもしれません。
後半はさすがにヘタフェも気合いを入れて攻めてきました。しかし得点したのはバルサ。65分ヘタフェのGKからDFディアスに球が出た後、ディアスが横パスを出そうとしますが、これをメッシが狙っていてひっかけ、ペドロが拾ってゴール。しかしこの後余計な尾ひれが付きすぎました。68分ピケがエリア内でハンドをとられ2枚目で退場。マヌーにPKを決められました。
この後どうしてこの人を最初から使わないのだろうというアリスメンディが出てきて、バルサは危ない場面がいくつかありましたが、ヘディングはマクスウェルがぎりぎりでクリア、ドリブルシュートはバルデスが止めて事なきを得ました。そのうちヘタフェのボアテングもマスチェラーノに頭突きをくわせて退場し、3:1でバルサが勝利しました。
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