都響の「展覧会の絵」@サントリーホール
昨日はサントリーホールに都響のコンサートを聴きにいってきました。コンマスは山本さんだったのですが、音あわせで立ったときによろけて倒れそうになりました。歩様もおかしく、どうもぎっくり腰だったみたいに見えました。悲壮な決意でのお仕事だったのでしょう。それでも「ルスランとリュドミュラ」からはじまるコンサートでは微塵も弱みを見せず、見事にお勤めでした。お大事に。
2曲目の「プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番」には中国人ピアニスト サー・チェンが登場。重量感と安定感がたのもしい演奏でした。この難しい曲をなかなかしっかりと聴かせてくれました。アンコールで演奏したリャードフの「ミュージックボックス」も美しい演奏でした。
そして休憩後の名曲ムソルグスキー「展覧会の絵」。若手成長株の指揮者アウトウォーターの明快な棒さばきに都響がきっちりと答えて、生気あふれる名演奏でした。キエフの大門(絵 ウィキペディア)で西川さんが両手にハンマーを持って、巨大なチューブラーチャイムを転倒しそうなくらい(転倒はしない)たたくのがかっこいい。
http://www.orchestra.or.jp/news.cgi?oid=ajso&date=2008/11/07&subid=2
さらに素晴らしかったのがアンコールのビゼー「アルルの女第2組曲」からメヌエットとファランドール。寺本さんのフルートはいつも美しく上品で味わい深いものがあります。
http://www.tmso.or.jp/j/profile/Yoshiaki-Teramoto.php
ファランドールでの都響のハイテンション下での機能美とアンサンブルにはくらくらしました。いつもながらすごいオケです。都響の演奏ではありませんが、YouTube にアップされていたので↓
http://www.youtube.com/watch?v=zsNQvDMblzs&feature=fvw
http://www.youtube.com/watch?v=cTPcXF1OUuY
この演奏会とは関係ありませんが、都響の演奏↓ このような曲でも都響のすばらしさは実感できると思います。
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