2010/2011リーガ第2節 バルサ本拠地でエルクレスに完敗
緒戦を快勝したバルサはカンプノウに帰還。昇格組のエルクレスを迎えての一戦です。エルクレスはこの試合から補強したバルデス・トレゼゲ・ドレンテが出場。それにしても豪華な補強です。バルデスは南アフリカであの日本代表の右サイドをゴリゴリ突破してきた、パラグァイのアエド・バルデスです。新生バルサはFW:ビジャ・ボヤン・メッシ、中盤:ケイタ・イニエスタ、底:マスチェラーノ、DF:マクスウェル・アビダル・ピケ・アドリアーノ、GK:バルデス。代表組のうちチャビ、ダニ、ブスケツはベンチです。
エルクレスは典型的な引くディフェンス。しかもイブラとヤヤが抜けて高さが不足しているバルサを見越して、サイドは突破されても中央は死守するという姿勢です。さて試合が始まってしばらく見ていると、どうも右サイドのメッシとアドリアーノがしっくりいっていないように感じました。特にメッシはアドリアーノを見もしないので、何かあったのかと思わせられるくらいでした。ボヤンも一回あったチャンスを逃すと、相手DFに完封されてさっぱりシュートを打てません。ビジャもさすがにこれだけ中央を固められると一人で突破は困難で、それならば必須のボヤンやメッシとのコンビネーションもまだなきに等しい感じです。
バルサはポゼッションは圧倒的ですが、攻めきれずずるずる時間が経過するうちに、エルクレスのFKからのヘディング攻撃をいったんバルデスが防いだのですが、はねかえりをアエド・バルデスに押し込まれて失点。エルクレスは意気上がります。バルサもアドリアーノから唯一のターゲットであるピケにクロスをあわせますが、惜しくもゴールならず、ハーフタイム。
後半は無難にこなしていただけのマスチェラーノをチャビに、完封されていたボヤンをペドロに交代。しかし攻撃に専念する間隙をつかれ、がら空きのバルサ左サイドをゴメスに走られ、中央を走り込むアエド・バルデスにクロスが合ってたたき込まれ2点目の失点。やれやれです。バルサもアドリアーノをダニに替えて総攻撃ですが、ことごとくGKカラタイに止められて得点できず。チャビの凡ミスから危うく3点目の失点を喫するかという場面もあったりして(GKバルデスが辛くもセーヴ)、さえない結果となりました。
ボヤンが9番つけましたが、緒戦から途中交代じゃどうなってしまうのか? ビジャをどうスリートップにフィットさせていくのか? 課題は山積です。
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