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2010年8月21日 (土)

林業は必要か?

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人間は本来洞窟に住んでいました。1万5千年くらい前のアルタミラやラスコーの洞窟壁画は有名ですが、マレーシアの Niah の洞窟には4万年くらいの間、ずっと人が住んでいたらしいです。

Niahの洞窟
http://www.sekai-purapura.com/diary/01asia1/malaysia03.htm
http://www.abc.net.au/science/slab/niahcave/history.htm

現在でも洞窟に住む人はいます。
ベルベル人の洞窟住居
http://yaplog.jp/saemizuki/archive/450
マテーラのサッシ(写真)
http://digilander.libero.it/piazzaitalia/unesco/2_1.html
日本
http://blogs.dion.ne.jp/k_nakama/archives/8922107.html

日本では有史時代になっても、庶民の住居としては竪穴式住居が一般的で、これは木造と洞窟を折半したような様式とも考えられます。林業というのが成立したのは江戸時代ということで、庶民の家が現在のような木造になったのはその頃からなのでしょう。

現在は庶民は多く団地に居住します。だいたい鉄筋コンクリートの住宅というのは一種の洞窟式住居とも考えられます。日本人皆が庭付き一戸建て住宅をあきらめ、鉄筋コンクリートの集合住宅に住むようにすれば、大規模な林業など必要ありませんし、木材を大量に輸入する必要もありません。せいぜいアクセサリーや家具とかの分で十分でしょう。

最近は林業を振興しようという動きがみられますが、杉林というのは生物にとっては非常に暮らしにくいところで、果実や花が利用しにくい上に葉も食べにくいし、薄暗くて下生えも生育しにくいので虫がいません。蝶・蜂・甲虫など皆無に近く、わずかにクモと蛾が多少いるくらいです。虫がいないので鳥がいませんし、獣もいません。つまりほとんど死の世界です。ですから林業の拡大は山を死の世界に導くものです。

林業を振興しなければ山が荒れるといいますが、それは人工林の崩壊がもたらす一時的な現象で、ある程度のケアは必要でしょうが、日本の山林に自然に生育する植物があればいいのです。クヌギやミズナラの森林では蝶や鳥たちが飛び交い、多くの種類の昆虫が住み処を見つけることができるでしょう。

鉄筋コンクリート住宅は冷暖房の効率もよく、窓を大きくとれば風通りをよくすることもできます。これだけ夏が暑くなった日本では、和式の木造住宅でも夏は常時エアコンを使わざるを得ないでしょう。それなら木造である意味はありません。もちろんデザインは大切で、現在の団地のような無粋な箱みたいなデザインはなさけないですが、これは自治体・住民・建設会社の知恵で解決していきたいものです。

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