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2010年7月22日 (木)

巨大製薬会社

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最近子宮頸がんの予防ワクチンのCMが目に付きますが、これはグラクソ・スミスクラインという英国の製薬会社が販売しているものです。お値段は約5万円。病人ではなく健康人に接種するものなので、例えば世界で10億人の女性が接種するとすれば50兆円の売り上げということになります。これは日本の国家予算の一般歳出に匹敵します。グラクソ・スミスクラインは毎年3兆円以上の売り上げがある世界4位(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%BD%E8%96%AC)の製薬会社ですが、これでトップに踊り出るかも知れません(他社の競合製品もあるらしい)。ただし、このワクチンについてはいろいろ問題点もあるようです↓。

http://www.thinker-japan.com/PDF/a4_thinker_mini_book_vol2.pdf

http://wakuchin-iran.jugem.jp/?cid=12

製薬業界は開発競争に勝つためには巨額の研究費が必要なので、合併・買収を繰り返して現在のようなモンスター企業のオンパレードになりました。日本は立ち後れていて、最大の武田でも十数位です。薬学関係の学術研究はこのようなモンスター企業の研究所を中心に推進されており、大学や公的研究所などとは桁違いの予算ですすめられているにもかかわらず、表に出ないものが多いようです。私の知っているある中規模な製薬会社の研究所ですらも、大学などとは比べものにならないようなよい研究環境でした。研究テーマも研究者が自由にグループを作って企画し、上で審査して許可するというシステムですので、むしろ大学などより風通しがいいかもしれません。大学や研究所では研究者は互いにライバルですが、会社では昇進のスピードの上ではライバルですが、基本的に個人プレーではありませんし、仲間意識があって(誰かが一発あてれば自分の給料も上がる)、雰囲気はとげとげしくないようです。

もちろん学会で名を上げノーベル賞をめざすのもいいですが、日本の国家予算の厳しさを考えると(米国もそうです)、これから研究者をめざす若い人は、企業の研究所に採用してもらって、その中で勢いのあるグループにくっつくというのがベターな選択かも知れません。

グラクソ・スミスクラインのHP:
http://glaxosmithkline.co.jp/

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コメント

monchanさま
猛暑続きですが、お元気ですか?
確かに、私も、就職して、自分たちが学生の頃に
1年かけて取り組んできたことも、企業なら1ヶ月
でできてしまうと思いました。
でも、大学は、無償の豊富な労働力(学生)と
費用がないからこそ、創意工夫で生まれる様々な
アイデアが強みかも知れません。
さて、遅くなりましたがW杯では、スペイン優勝、
おもでとうございます。
また、西島さんのライブでは、初日の終演後に
ご本人を囲んでの懇親会が催されるとの情報を入手
しておりますのでお伝えしておきます。
では、会場で。。。

投稿: Nacky | 2010年7月25日 (日) 01:18

>Nacky 様

貴重なご意見有難うございました。

スペインは素晴らしい中盤でした。
でもサッカーというゲームでは、ストライカーを育てるというのは本当に難しいのですね。

ではライヴでお会いできるのを楽しみにしております。

投稿: monchan | 2010年7月26日 (月) 09:06

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