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2010年6月14日 (月)

「はやぶさ」のカプセル回収

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小惑星イトカワの砂がはいっているかもしれないカプセルが、惑星探索船「はやぶさ」から切り離され、オーストラリアで今日回収されたそうです。もし運良くイトカワの砂が回収できれば、宇宙の創成に関する知識が得られるという話です。まあ生物学者にとってはそれほど興味深い話ではありませんが、この勢いで火星・エンケラドス(土星の衛星)・エウロパ(木星の衛星 ウィキペディアからの図)などからもサンプルを採取できればすごいと思います。ただこれらの星から生物を回収しようとすると、おそらくボーリングが必要なので、やはり大がかりな有人宇宙船を着地させないと無理でしょうかね。表層にある物質からでもなんらかのヒントは得られるかもしれませんが・・・。

メタン菌という生物は水素と水と炭酸ガスがあれば、有機物(エサ)も光もなしに、生きていくためのエネルギーを獲得することができます。従って深海の底とか地中で、太陽の光が届かず、他の生物が全くいないという環境でも生育することができます。

4H2+H2O+CO2→CH4+3H2O+エネルギー
(水素+水+炭酸ガス→メタン+水+エネルギー)

細菌の中には広島・長崎型原爆の1000倍以上の放射線量にも耐えられるものが、なぜか地球上にも存在するそうです(http://freeride7.blog82.fc2.com/blog-entry-1024.html)。このような生物はDNAを被覆して強力に保護しているわけではなく、DNAが放射線によってズタズタに切れても、たちどころに修復できるようなシステムを持っているというのが驚きです。100℃以上でも生育できる菌もいます。このような菌の酵素は至適温度が超高温で、37℃では反応が遅すぎて役に立ちません。全く水がなくても長期間仮死状態で生き延びることが出来、水で戻すと生き返るという生物は、細菌のみならず、クマムシなどの高等生物のなかにも存在します。このような生物なら地球外の過酷な条件でも生きているかも知れません。

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