« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »

2010年6月30日 (水)

FIFAワールドカップ2010:J代表敗退、スペイン代表はポルトガルに勝利

150pxfifa_world_cup_org

日本代表は持てる力を出し切ったと思います。足りない点もはっきりしてきたので、大きな成果を上げたワールドカップでした。選手の皆さん、監督・スタッフの皆さんお疲れ様でした。

長友はアピールしましたねえ。おそらくかなり良いチームからオファーが来るでしょう。バルサもアビダルがもういい年齢なので採用して欲しいですね。まずはマクスウェルの控えでしょうが、十分通用すると思います。個人的には森本を見たかったのですが、本田が激しくブレイクしてしまったので仕方なかったですね。

今日は引き続いてスペインvsポルトガルがありました。ポルトガルの守備がかなりよくて苦労しましたが、イニエスタ → チャビ → ビジャ のバルサ流免許皆伝のファンタスティックパスが通ってのゴールは鳥肌ものでした。次はパラグァイですが、この調子でいけばなんとかなるでしょう。ただフェルナンド・トーレスは点とれません。最初からジョレンテ使った方がいいのでは?

http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=Q8VXmmpi6tE

http://www.youtube.com/watch?v=wB2k9kcuaG0

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月29日 (火)

サラとミーナ87: 薔薇とサラ

Img_1727a

ソファーで眠るサラ。ライフのハンマーミルボンドが後ろに映っています。今となっては知らない人が多いと思いますが、A4でもB5でもない国際規格のタイプライター用紙で、当時としては外国の雑誌に投稿するときの標準でした。現在でも同じ表紙デザインのライティングペーパーが販売されています。ということは現在でもタイプライターを使っている人がいるということ・・・?
http://www.asahiyakami.co.jp/shop/life_pad/life_pad.htm

Img_1743c

Img_1740b_2

ベランダを眺めるサラ。・・・その視線の先には。バラ色とは深紅(rose red)であるという人がいますが、この定義には全然納得いきません。各種国語辞典には淡い紅色とちゃんと書いてあります。そのバラ色の薔薇がベランダで咲きました。でも淡い紅色って、ひょっとしてピンクのこと? ちょっとわからなくなってきましたが、私としてはこの色をバラ色と呼びたいのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月27日 (日)

シママングースの子育て

23164_web_mongoose

民主党政権は「社会で子育てをする」という方針だそうですが、哺乳動物の場合母親が子育てをするのは必然です。しかし子供に授乳している時点ですでに次の子を妊娠しているというシママングースのような種では、母親が忙しすぎて子育てする暇がありません。短い期間に子供をどんどん産まざるを得ないというような環境で生活していることが原因なのでしょう。シママングースの母親は授乳期が過ぎると、子供を放棄してしまいます。では捨てられた子供達はどうするのでしょうか?

子供達は必死で兄貴を捜します。兄貴と言えば阪神タイガースの金本ですが、彼は若い選手達に技術を教え、きちんと面倒をみるので兄貴と呼ばれているのでしょう。シママングースの子供達も血縁の兄貴を捜すのではなく、指導者を捜すのです。それはそのへんをうろついているオスの個体なら誰でもいいのです。ただし弟子にしてくれとすがっていっても、すんなりと「ああいいよ ついておいで」というわけにはいきません。

兄貴は弟子をひとりしかとれないのです。ですから子供達は「僕はとても元気で、言うことはなんでも聞きます」と必死でアピールして、弟子入りを懇願します。こうして首尾良く弟子入りできればよいのですが、兄貴を見つけられなかった子供には死が待っています。兄貴は弟子がひとりで生きていけるまで面倒をよくみるそうで、餌の取り方を教えたり、危険から身を守ってくれたりします。

ミュラー博士らはプラスチックの殻に餌を入れてシママングースの兄貴-弟子達の各グループに与え、行動を観察しました。ある兄貴は弟子に「殻をかみ砕いて食べろ」と教え、別の兄貴は「手で殻を持って、石にたたきつけて割って食べろ」と教えます。また別の兄貴は「それは餌ではないから無視しろ」と教えます。弟子達は兄貴と別れてからも教わった方法を遵守し、1年後にもそれは変わらなかったそうです。そして彼らが兄貴になったときには、弟子となった子供達にその方法を教えます。

このような本能によらず教育による行動の伝承というのは、これまで人・サル・イルカでしか認められなかったもので、おそらく多くの哺乳類は伝統や文化をつくる能力があることを示唆しています。
(写真は兄貴=指導者の背中にしがみつくシママングースの子供 参照1 より)

参照

1)http://www.eurekalert.org/pub_releases/2010-06/uoe-mts_1061510.php
2)Corsin A. Muller and Michael A. Cant: Curr Biol doi:10.1016/j.cub.2010.04.037 (2010)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月26日 (土)

バルサ選手のワールドカップ そして決勝トーナメント開幕

Photo

FIFAワールドカップ2010もついに決勝トーナメントに突入しました。まず8試合、いずれも素晴らしい激戦が期待されます。バルサ選手達もこれまで各国代表メンバ-として活躍してきました。マルケス(メキシコ)の起死回生のゴールは素晴らしいものでしたし、メッシ(アルゼンチン)もチームの中心として活躍していました。ヤヤ(コートジボワール)はゴールを決めました。ダニ(ブラジル)もドゥンガ好みのエラーノの代役が運良く回ってきて、そこそこ活躍しています。一方アンリやアビダル(フランス)は活躍できないまま終わってしまいました。元バルサ選手の中では、横浜でティーンエージャーの頃見たドス・サントスがメキシコの中心選手で活躍しているのは感動しました。

肝心のスペイン代表ですが、来シーズンからバルサでプレーするダビド・ビジャがその存在感を示しています。世界一のストライカーはクリスチァーノ・ロナウドでもなくリオネル・メッシでもなくルイス・ファビアーノでもなく、ダビド・ビジャなのだということです。そしてついに負傷から復帰したアンドレス・イニエスタがチリとの試合でゴールを決めてくれました。右サイドで自分で球を奪って、フェルナンド・トーレスとのワンツーで中央に進出。左サイドのビジャにパスし、ビジャにスペースを作ってもらってから返ってきた球を、ここしかないというコースにきっちりシュート・・・で初ゴール。これからの活躍が楽しみになりました。

私の予想としてはベスト4はウルグァイ・チリ・ドイツ・スペインですが、日本代表だけは番狂わせを密かに期待します。それにしてもドイツvsイングランド、スペインvsポルトガル、パラグァイvs日本は特に見逃せません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月25日 (金)

FIFAワールドカップ2010: 日本代表グループリーグを突破

150pxfifa_world_cup_org 昨夜は午後11時頃から仮眠をとり、午前2時頃に目覚めてTV観戦しました。

素晴らしい勝利でした。日本代表がここまでこれたのは、やはり岡田監督が4バック3ボランチという守備的なシステムに大転換したことが第一の要因でしょう。そして選手達がそれに応えて、全員がしぶとい守備で頑張りました。司令塔の俊輔を切り、エースストライカーの岡崎をベンチにおいてまでの大英断でした。その分本田がこのシステムでのワントップというポジションを、水を得た魚のような活躍で埋めてくれました。

遠藤もずっと守備中心の黒子で我慢していましたが、ついにそのテクニシャンの片鱗をみせました。岡崎も途中出場で点を取りました。岡田監督は、立ち上がりのデンマークの攻撃にチームが混乱しましたが、すぐに守備を立て直すという機敏な采配は見事でした。監督・スタッフ・選手・チーム全員におめでとう!

決勝トーナメントで当たるパラグァイは、予選でブラジルとアルゼンチンに土をつけている強豪で、負けてもともとのチームですから思い切りやってください。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年6月22日 (火)

Surannee by Keren Ann

Kerenann

ケレン・アン (Keren Ann)は、イスラエル生まれのフランスのシンガーソングライター。現在30代半ばですが、この Suranee が収録されている「La Disparition」は2002年に制作されたもの(意味は「見えなくなること」)。父親はロシア系のユダヤ人、母親はインドネシア系オランダ人。11歳までイスラエルとオランダで暮らし、その後家族でフランスに移ったそうです。子供の頃住居を転々としたせいなのか、彼女の音楽にはどこか孤独感が漂っているものが多いような気がします。

彼女の音楽を最初に聴いたときには、フレンチポップスの伝統というより、アメリカの古いフォーク(例えばJudy Collins のような)にルーツがあるのではないかと思いました。このアルバムはフランスで最も有名かもしれないプロデューサーであるバンジャミン・ビオレと共同で制作したもので、制作当時二人は恋人だったそうです。仕事を公私混同でできるというのはいいですね。

上記のような生い立ち・血筋からでしょうか? 英語の歌も多いです。

Surannee
http://www.youtube.com/watch?v=r4HM5elV6BY&list=AL94UKMTqg-9C4NeIZnUMtV9QUTIcK6-0a&index=30

英語版 Seventeen (フランス語版非常に雰囲気が異なる)
http://www.youtube.com/watch?v=eHVDxUn599A

聴いているうちにだんだん浮世離れしてくるような耽美的なメロディーと、ささやくような歌唱がベストマッチ。

天才作曲家ケレン・アンの面目躍如です。ジェーン・バーキンもカバーしていますが、私の趣味はケレン・アン断然ですね。エスプリなどとは無縁で、一本調子なのがいいのです。
[surannee:期限切れで無効の 老朽]はいろいろあるが、それぞれ捨てがたい意味もあり [souvenir:思い出] なのだというような歌のようです。

アルバム:「La Disparition」by Keren Ann, EMI MUSIC FRANCE 5386252

残念ながら現在壊滅中ですが、ほかにも素晴らしい名曲の数々が多数 Youtube にアップされています。

Ailleurs (エラーメッセージが出ることがありますが、視聴可能です。リトライしてみて下さい。地味な感じの人ですが、ここでは踊ったりしています 意味は「戸外で」)
http://www.youtube.com/watch?v=CkwgugYJFpM

Lay your head down
http://www.youtube.com/watch?v=91g9xqh4qU0

Not going anywhere
http://www.youtube.com/watch?v=1504cSBhWG0&feature=fvwrel
http://www.youtube.com/watch?v=Nxm50mP07_8
http://www.youtube.com/watch?v=G7t2jrVoGc0&a=dcx2YQuJZhY&playnext_from=ML

End of May
http://www.dailymotion.com/video/xk9oke_end-of-may-keren-ann_music
http://www.youtube.com/watch?v=IqKIVs-bKhI

As tears go by
http://www.youtube.com/watch?v=0-O0xcPw2QA

La Forme et Le Fond
http://www.youtube.com/watch?v=VUROcysnAQ4

Strange weather
http://www.youtube.com/watch?v=NbNfrpNuLto

Paris scenery
http://www.youtube.com/watch?v=rsi1g9a-wR8&list=AL94UKMTqg-9C4NeIZnUMtV9QUTIcK6-0a&index=46

松田マヨの雰囲気にちょっと似ています。
http://morph.way-nifty.com/grey/2009/10/by-3d5a.html

ケレン・アンの公式サイト:
http://www.kerenann.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月20日 (日)

マーラー交響曲第2番 by インバル-都響@サントリーホール

Photo

日本中がサッカーで盛り上がっている夜に、サントリーホールに出動。4日間で3回マーラーの「復活」交響曲を演奏するオケなんて、世界でも都響以外にはないのではないでしょうか? 今日は最終日でチケットは完売。3月に交響曲第3番を聴いて大感動だったので( http://morph.way-nifty.com/grey/2010/03/index.html )、今夜も期待に胸が震えます。ちなみにその3番の演奏はファン投票で昨年度圧倒的な第1位でした。私もマーラ-3番に票を投じました。

着席してステージを眺めると、あの広いサントリーホールのステージが、楽器と椅子でもうギチギチの状態でした。終楽章ではホルン11本、トランペット9本が並ぶので壮観です。ブラッテングロッケンという珍しい楽器(巨大な鉄琴)が目に付きました。マーラー交響曲第2番「復活」は、例えばギルバート・キャプランという指揮者はこの曲しか演奏しないというくらいファンが多い曲です。隣席の人はこの曲を聴くため、3回のコンサートに全部出撃したそうです(脱帽)。当然キャプランはこの曲のエキスパートなんですが、彼のCDを聴いてみるとやはり学究的でアドレナリンの出が悪く、かなり物足りないものがあります。毎度同じことを書いて陳腐なんですが、インバル指揮-都響の演奏は爆演にもかかわらず、アンサンブルも乱れずという驚異的なものでした。ポルタメントも多用していましたが、気持ち悪いくらいぴったりと合っていて鳥肌が立ちました。

第1楽章の冒頭からして素晴らしい緊張感で、しかも暴力的ではない美しいアンサンブルで、一気に引き込まれます。アドレナリン全開です。この曲の聞きどころのひとつは第4楽章のアルト独唱なのですが、3月と同じメゾのイリス・フェルミリオンが勤めます。彼女の声はクリアで且つ深々とした響きで余人に代え難いものがあります。今日も2階で歌いましたが、例によって靴を脱いでの歌唱。しかもオケがやっているときに、ペットボトルを足下から取り出してゴックン。館内飲食厳禁ですが、ソリストの喉のためとあればもちろんOKです、はい。相方のソプラノ、ノエミ・ナーデルマンは靴をはいて歌っていました。この楽章で感じられる不思議な霊感のようなものは、マーラーが意識的にハンス・ロットの音楽から抽出したものだと思います。

http://morph.way-nifty.com/grey/2007/05/post_86fb.html

第5楽章はさらに素晴らしく、コンマスの矢部ちゃんの統率の元に変幻自在のアンサンブルを繰り広げ、そしてア・カペラで合唱がはじまるころにはもう異空間に投げ出されたような感じで完全没入です。爆裂のクライマックスはインバル-都響の完全燃焼、私も完全燃焼でした。3月の3番と比べても遜色ない名演でした。マイクの立ち方から見て、この演奏のCDもいずれ発売されるのでしょう。そのときは今日の感動を思い出しながら楽しみたいと思います。

ここまでくると、都響もそろそろ世界をマーケットとして考えた方がいいと思います。石原都知事のコネなどを使ってでも、国から補助金を獲得して欧米やアジアに演奏旅行を敢行し、プロモーションを行うべき時がきたような気がします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月18日 (金)

凍った地球 by 田近英一

Photo

地球は完全に雪と氷に被われたいわゆる「スノーボールアース」状態になったことがあるというというのは興味深い学説です。しかもその原因が生物にあるかもしれないというのはさらに興味深い話です。そこで田近英一氏の著書「凍った地球-スノーボールアースと生命進化の物語」(新潮選書 2009年刊)を購入して読んでみました。

プロローグと第1章のはじまりあたりはドキュメンタリータッチで、これは読みやすい本だと思わせますが、次第に専門的な内容になって、腰をすえて取り組まないといけない感じになります。生まれたばかりの地球は非常に高温だったようですが、雨が地面に届くようになると海や川ができて気温も一気に低くなってきます。もし気温が非常に下がって川が氷河になると、川底が削られて独特の石ころが堆積します。石ころが海まで運ばれて海底に堆積すると、地層となって後生に残されることになります。

1

スノーボールアース説を提唱したのはカーシヴィンク博士で、氷河堆積物の上の地層に酸化鉄の層が形成されていることを、「海が凍結していて分厚い氷がバリアとなり、空気中の酸素が供給されなかったのが、溶けた時に一気に酸素が供給されて海水中の鉄が酸化されて沈殿した」と説明したこと、「スノーボールアース状態が火山の噴火による二酸化炭素の増加によって、二酸化炭素の地球温暖化効果によって解消される」という考え方を提唱したことに特徴があるとされています。この重要な仮説は1992年に発表されましたが、田近氏はこの領域の専門家でありながら、かなり後までこの仮説の存在を知らなかったそうです。田近氏だけでなく、多くの研究者も知らなくて、当初あまり注目されなかったのでしょう。

その後ホフマン博士らは当時の赤道に氷河があったことを示し、また炭素同位体の解析から、当時は生命活動がほとんで停止していたこと(普通の氷河期ならマンモスなどそれなりの生命活動は存在する)、炭酸塩の沈殿の層がみられるなどスノーボールアース時代があったことの科学的証明を行いました。最後の点についてもう少し述べると、スノーボールアース時代は水が蒸発しないので雲はできず毎日が晴天でした。川は流れず、海が完全に凍ると氷河も動かず、一切の浸食活動が停止します。そしてこの時代が終わると一気に金属イオンが海に流れ込み、炭酸塩が沈殿したというわけです。

問題はシアノバクテリアによる酸素の増加とスノーボールアースとが関連しているかどうかということです。図の左は私が調べて書いたもの、右はこの田近氏の著書の図の引用ですが、まず原生代後期のスノーボールアースですが、もしシアノバクテリアの光合成によって二酸化炭素が消費され、同時に発生した酸素(オゾン)がメタンなどの地球温暖化物質を破壊したため地球寒冷化が進展したとすれば、すでに20億年前には繁栄していたシアノバクテリアの効果が7億年前になってやっと出てくるというのはおかしな話ですし、最近の研究によれば27億年前シアノバクテリアが生きていたという説にも強い疑問が抱かれているようです。実際にはシアノバクテリアは22億年位前に誕生したようです。そうだとすると原生代前期のスノーボールアースもシアノバクテリアのせいかというと、かなり微妙になってきたようです。

最後にスノーボールアース時代にどうしてシアノバクテリアや真核生物・多細胞生物が生き延びることができたのかという問題があります。スノーボールアイス時代が終わってから(エディアカラ紀から)真核生物・多細胞生物が発生したという可能性は、遺伝子の解析によって否定されています。シアノバクテリアが生きていくためには光合成が必要なので、1000メートルもの分厚い氷の下の真っ暗な海では生存できません。スノーボールアース時代であっても、海底火山の周辺では生物が生きていくのに好適な環境だったという説もありますが、長期間にわたってそんなに都合良く海底火山の適度な活動が維持されているのかという疑問もあります。最近の考え方としては、スノーボールアースは不完全なもので、一部の地域は全面凍結まではいかなかったのではないかという説もあるらしいです。

二酸化炭素は長い目で見れば、カンブリア紀以降にも火山活動の変化などによる大きな変動があって、恐竜が生きていた白亜紀などでは非常に増加し、温暖化が進んで現在よりも地球の平均気温が10℃くらい高かったこともありました。ただ現在の二酸化炭素増加は地球のこれまでの歴史ではあり得ないスピードで進んでいることが問題なのだそうです。この結果どんなことが起こるかは、過去の気象を研究したりシミュレーションをやっている研究者達もはっきりとは予測できません。「The day after tomorrow」という映画がありましたが( http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%95%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%A2%E3%83%AD%E3%83%BC )、あながち映画だけの話とは思われません。このような異常気象がおこるかもしれないことは科学者達も警告しているようです。

この本は類書がありませんし、きちんと書いてある良い本なのですが、私としては最初にカーシヴィンク博士とホフマン博士の話を出しておきながら、内容の説明が80ページまででてこないというのは非常にじらされた感じでイライラしました。

ひとつしかない地球なので、十分な監視と研究を怠らないことと、それに基づいた科学的対策を講じることが重要でしょう。

参照:

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9

http://en.wikipedia.org/wiki/Snowball_Earth

http://www.gps.caltech.edu/~jkirschvink/pdfs/firstsnowball.pdf

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1183582/pdf/pnas-0504878102.pdf

CO2の赤外活性化:
http://www7a.biglobe.ne.jp/~falcons/onshitsu_gas.html

瑠璃色の地球:
http://www.youtube.com/watch?v=BrLGFNisajY&feature=related

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2010年6月15日 (火)

サラとミーナ86: 闘争と休息

111

222

猫が2匹いればたいていじゃれ合いますが、ときにはじゃれあいの域を出た本格的な喧嘩になることもあります。どちらかが虫の居所が悪いと、喧嘩をふっかけられた方もそう簡単には引き下がりません。この写真をみると少しサラ(シャム混)の方が優位に見えますが、逃げるのはサラ、追いかけるのがミーナ(縞三毛)というのが定番です。ただ本気で喧嘩をすれば、勝つのは体の小さなサラの方という気がします。サラは本当に守りたいもの以外はミーナに譲ります。サラは多少なりとも野良猫の経験がありますが、ミーナは純粋なシェルターとわが家育ちなので、危険な敵と遭遇した経験はないのでしょう。

333

444

ひとしきり喧嘩した後はゆっくり休息。サラはたいていハイビスカスが見えるタワーの上段で、ミーナは椅子やソファーの上でというパターンが多いです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ワールドカップ: 日本、カメルーンの攻撃をつぶして勝利

150pxfifa_world_cup_orgソングが出ないということで、エトオがゲームメーカー。これは怖さがなくて日本にとってはラッキーでした。日本はトリプルボランチとDFがきっちりカメルーンの攻撃をつぶして、守備的な岡田流の作戦が成功しました。両チームのクロスがほとんど浮き上がって外れる中で、松井のあのクロスはピッタリでしたし、本田も冷静に決めました。後半はみんなバテましたが死力を尽くしてがんばりました。選手交代は少し遅かったように思いましたが、ギリギリでなんとかなりました。

おめでとう>選手全員&監督・コーチ・スタッフ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月14日 (月)

「はやぶさ」のカプセル回収

275pxeuropamoon_2

小惑星イトカワの砂がはいっているかもしれないカプセルが、惑星探索船「はやぶさ」から切り離され、オーストラリアで今日回収されたそうです。もし運良くイトカワの砂が回収できれば、宇宙の創成に関する知識が得られるという話です。まあ生物学者にとってはそれほど興味深い話ではありませんが、この勢いで火星・エンケラドス(土星の衛星)・エウロパ(木星の衛星 ウィキペディアからの図)などからもサンプルを採取できればすごいと思います。ただこれらの星から生物を回収しようとすると、おそらくボーリングが必要なので、やはり大がかりな有人宇宙船を着地させないと無理でしょうかね。表層にある物質からでもなんらかのヒントは得られるかもしれませんが・・・。

メタン菌という生物は水素と水と炭酸ガスがあれば、有機物(エサ)も光もなしに、生きていくためのエネルギーを獲得することができます。従って深海の底とか地中で、太陽の光が届かず、他の生物が全くいないという環境でも生育することができます。

4H2+H2O+CO2→CH4+3H2O+エネルギー
(水素+水+炭酸ガス→メタン+水+エネルギー)

細菌の中には広島・長崎型原爆の1000倍以上の放射線量にも耐えられるものが、なぜか地球上にも存在するそうです(http://freeride7.blog82.fc2.com/blog-entry-1024.html)。このような生物はDNAを被覆して強力に保護しているわけではなく、DNAが放射線によってズタズタに切れても、たちどころに修復できるようなシステムを持っているというのが驚きです。100℃以上でも生育できる菌もいます。このような菌の酵素は至適温度が超高温で、37℃では反応が遅すぎて役に立ちません。全く水がなくても長期間仮死状態で生き延びることが出来、水で戻すと生き返るという生物は、細菌のみならず、クマムシなどの高等生物のなかにも存在します。このような生物なら地球外の過酷な条件でも生きているかも知れません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月12日 (土)

ドボルジャーク「交響曲第8番」 by 都響@サントリーホール

1

都響のプロムナードコンサート@サントリーホールに出動。今日はドボルジャークです。最初の曲目は序曲「謝肉祭」。初めて聴きましたが、なかなか良い曲でした。カーニバルらしい熱狂で、オープニングにふさわしい感じです。2曲目は退屈なバイオリン協奏曲。バイオリニストのシルヴィア・マルコビッチが故障で出演できなくなり、急遽ラチャ・アヴァネシアンというアルメリア出身の若いバイオリニストが代役を務めましたが、これが思わぬ収穫。熱いテクニシャンで将来の巨匠を予想させます。曲はB級なのに演奏者の力で感動しました。
YouTube に投稿がありました。素晴らしさの片鱗がみえます。
Hrachya Avanesyan :
http://www.youtube.com/watch?v=sRn8u3IEdwY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=u2pE5cspzPs&feature=related

拍手が鳴り止まず、マエストロ・インバルの耳打ちでアヴァネシアンは独奏でアンコールを演奏しました。アルメニアン・メロディという曲でしたが、これがまた素晴らしい演奏でした。そして休憩をはさんで、メインは「交響曲第8番」。美しく懐かしい感じのメロディーと激しい舞踏的情熱が交錯する名曲です。ベルティーニ時代の都響は、精緻で完璧なアンサンブルと微細なニュアンス変化の表現をめざしていたと感じましたが、インバル時代になって、むしろ熱い血の脈動のような躍動感や喜怒哀楽のメリハリをめざしているように変化したと感じられます。リスナーとしてはそれに合わせて楽しませてもらうしかありません。このシンフォニーはまさしくインバル好みの曲でしょう。そして都響もそのインバル先生のタクト通りに(非常にわかりやすい)、バッチリと鮮烈な演奏を完成しました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月11日 (金)

ワールドカップ開幕

150pxfifa_world_cup_org

いよいよワールドカップがはじまりました。バルサの選手も世界に散ってがんばります。しかし何と言ってもスペイン代表がみものです。このメンバーで優勝できなかったらいつ優勝するんだという強力なチームです。トーレスとビジャのFWもさることながら、中盤がすごい。イニエスタ・チャビ・アロンソ・シルバ・セスク・ブスケツ・ハビ、誰が出るのでしょうか? イングランド・オランダも強力ですが、ドイツが全然注目されていないのは不気味です。ウルグァイ・コートジボアールあたりがダークホースか。ウルグァイのフォルランのシュート技術は、ブラジルのファビアーノやニウマールより上です。

ジャパンは岡田監督が何を考えているのかよく分かりません。まだフォーメーションで迷っているとは泣けてきますね。守備的に行くのか、攻撃的に行くのかも迷っているのではないかと疑われます。

守備的に行くなら451はかなり効果的なフォーメーションです。バルサもこれにやられたことがありました。SBとMFが両サイドに常駐するのでサイドアタックが完封されて、中央突破しか選択肢がなく、バルサをもってしても結局1点もとれませんでした。しかも無理に中央突破を狙うと、球をとられやすくなりカウンターをくってしまいます。これは日本代表の作戦として面白い選択だと思います。しかし実際には4321に近い作戦だったようで、「なーんだ」という感じです。イブラがCFやってるときのバルサに近いですね。ともかくあっというパスワークを期待します。あと川島の奇跡のセーヴも。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 9日 (水)

田部京子 シューマンプラス第6章

Photo

「月の夜」という曲は聴いたことがありませんでしたが、歌曲を編曲したものらしいです。歌で聴けばいいわけで、わざわざピアノ版というのもどうかと思いますが、いきなりクライスレリアーナというのもどうかということでアペリチフという感じです。

「クライスレリアーナ」はシンフォニックエチュードと双璧をなすシューマンのピアノ曲の傑作。すごいエネルギーとテンションが必要な曲なのでしょう。田部さんもピアノの前でしばし沈黙し、呼吸をととのえてから弾き始めました。彼女のピアノは若い頃から折り目正しいものでしたが、年を経ると共にますます堅固なコンクリート建築を思わせる頑丈なものになってきました。その中で旋律をゆったり歌わせるのも得意で、この曲の素晴らしさを存分に堪能できました。

Program

ショパンの作品もおなじみの有名曲ばかりですが、クライスレリアーナがシューマンから献呈されたので、返礼としてシューマンにささげられたバラード第2番はかなりシューマン風だとあらためて思いました。田部さんの演奏は例によって、強固な骨格の中で情感と細やかな美しさに満ちた演奏でした。エルフルン・ガブリエルの暗い海に沈んでいくような演奏、イングリッド・フリッターの軽やかで自由に舞い踊るような演奏とは異なる、明瞭な輪郭感のある美しさをめざすものと感じました。

http://www.youtube.com/watch?v=GqsjPYTs1E8&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=r9tFuvuzBYo

公式HP: http://www.kyoko-tabe.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 8日 (火)

「夢見るアリゼ」 by アリゼ (改訂)

Photo

ナポレオンの出身地であるコルシカ島の美少女アリゼ(Alizee) のセカンドアルバム「夢見るアリゼ」。デビューシングル「Moi...Lolita」がフランス国内だけで130万枚のミリオンセラーを記録したそうです。日本でも数年前にブルボンのCMが放映されていました。私も何度か見たことがあります。そのCMを見て、この曲はなんだろうと思って関心を持ったのが、私にとってのアリゼとの出会いでした。確かに写真のように美人ですが、どうしてこれがロリータなのかよくわかりません。日本人とはちょっと感覚が違うのかも知れません。ハスキーでもウィスパーでもなく、伝統的なフレンチアイドルっぽくない明確な発声です。

ファーストアルバムは「わたしはロリータ」というタイトルでかなり売れたそうですが、内容から言えば圧倒的にこの「夢見るアリゼ」が素晴らしいものがあります。アリゼも当時18才になっています(1984年生まれ)。原題は「Mes courants electriques...」で Electric current=電流ってことでしょうか。服部のり子氏の解説によると、作曲担当のローラン・ブトナが手持ちのメロディーをアリゼに聴かせて、アリゼがそのなかから好きなものを選ぶ→アリゼとミレーヌ・ファルメが相談しながらつける歌詞の内容を決める→ミレーヌが歌詞をつけ、とりあえずできあがったものをアリゼに聴かせて、どんな印象を持ったかを確認し、自分のイメージと似ていればOK、違っていればやり直しというプロセスで制作したそうです。

ミレーヌ・ファルメの歌詞は相当ひねりがきいていて面白いらしいですが、フランス語はからっきしなので残念ながらパス。といっても英語やスペイン語で歌っている曲もあります。バルセロナも歌詞に登場します。何と言っても素晴らしいのはローラン・ブトナのメロディーです。ブルボンのCMにも使われていた1曲目の「恋するアリゼ」も素晴らしい早口言葉のようなアップテンポで、脳のくせになるような曲なのですが、スローな曲目「アメリ」「タンペット」「他の人のもの」なども美しい余韻のあるメロディーで、ローランの天才ぶりが発揮されています。その他も駄曲なしです。

ファーストアルバム:「わたしはロリータ」ユニバーサルミュージック発売 UICO-1015
セカンドアルバム:「夢見るアリゼ」同上 UICO-1050
(アマゾンで1円で買えます)

Mon bain de mousse(恋するアリゼ)
http://www.youtube.com/watch?v=kJ-DNjtINMw&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=ceSxEjwXHcM&feature=related
すごい これで乗れなきゃどうする

http://www.youtube.com/watch?v=k5hXhKIjDOA&feature=related English

Parler Tout Bas
http://www.youtube.com/watch?v=G0FjyBafQh0&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=yVEkwKIIiPQ&feature=related
こんなやわらかでラヴリーな歌も歌える

Tempete(嵐)

http://www.youtube.com/watch?v=oSpUC60Cmfo&feature=related

スケールの大きな素晴らしいバラード

その他

http://www.youtube.com/watch?v=1TmaPOAw6RM&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=pJWiEpYeEAk&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=HHYDYTUDY34&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=8gcnCtcC-mo&feature=related

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 6日 (日)

バルサに激怒中

Photo

激戦のリーガを制していい気分になっていたら、とんでもないニュースが飛び込んできました。ヤヤを放出するというのです。

http://www.sport.es/default.asp?idpublicacio_PK=44&idioma=CAS&idnoticia_PK=718706&idseccio_PK=803

800pxbalon_disputado_fc_barcelona__

ペップはブスケツをスタメンで使うことが多かったのですが、これは私は疑問に思っていました。ヤヤ(左、ウィキペディアより)のような見るものを楽しませてくれるプレーができる選手は貴重です。もっとスタメンで使うべきです。エトオを強引に切ってまで獲得したイブラを、早くも見限ろうとしているチーム姿勢も納得できません。

ロナウジーニョやエトオなき今、イニエスタ、ヤヤ、メッシは特にエンターテイナーとして貴重な選手です。イブラも次シーズンにはよりフィットしたプレーを見せてくれるかも知れません。

もしバルサが地元選手やカンテラ出身者ですべてのポジションを固めようとしているなら、日本人である私は納得できません。もっとインターナショナルに開けていて、観客を楽しませる術を持つ選手を世界から集めて戦って欲しい。勝ってカタルーニャの力を示せばいいという小さな考えは捨てて欲しい。それでは勝って自分の力を示せばいいというモウリーニョとたいしてかわらないじゃないですか!

このニュースがガセであることを祈ります。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2010年6月 5日 (土)

サラとミーナ85: リラックスしましょう

Photo

Photo_2

今日はまずサラ(なんちゃってラグドール、シャム混)から。ちょっと気温が高い日が続きました。窓を開けてあげると涼しい風が吹いて、サラは窓辺で寝込んでしまいました。ソファで思い切りのびをするサラですが、写真を撮ろうとすると、「せっかくリラックスしてたのに」と少しご機嫌を損ねてしまいました。

Photo_3

ミーナ(縞三毛)は猫草(燕麦)が大好きです。どこに置いておいても、すぐ発見してムシャムシャ食べてしまいます。ここもかなり足場は悪そうですが、足指で鉄のバーはさんで踏ん張っています。不思議なことにサラは猫草に全く関心を示しません。すみれの葉などを食します。葉を食べるのはいいのですが、後でところかまわず嘔吐するのがいけません。ちゃんとブラッシングはしてあげているのですから、毛玉を吐いたりする必要はないと思うのですが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 3日 (木)

「Sous les ponts de Paris」 by ダニエル・ヴィダル

Photo

Sous_les_ponts_de_paris

ダニエル・ヴィダルは1952年生まれですから、現在還暦間近ということろでしょう。このCD「CHANSON」(Victor VDP-1163)は1986年出版なので、34才頃の作品です。彼女の大ヒット曲はオー・シャンゼリゼで、その他天使のらくがきなどは知っていますが、私的には古いシャンソンの素晴らしさを教えてくれたこのCDがお気に入りです。言語明瞭で癖のない歌唱は味がないなどと批判されるかも知れませんが、アクの強い歌手だとなかなかはまれないという場合もあるので、歌の良さを堪能するにはこのダニエル・ヴィダルの歌唱の方が有り難いという見方もできます。「枯葉」と「愛の賛歌」が収録されていないのは、自分の歌唱に合っていないという彼女なりの見識だったのでしょう。

「Sous les ponts de Paris」(パリの橋の下 初版本を掲示しました)とか、「Domino」などが特に印象に残りました。6曲目の「リラの花咲く頃」は宝塚でおなじみの「すみれの花咲く頃」と同じ曲で、どうして日本語にするときに花の種類が変更されたのかは謎です。主に日本で活躍した人ですが、パリのライヴハウスで歌っているのをテレビで見たことがあります。現在もフランスで歌手活動を行っているようです。

Sous les ponts de Pari

残念ながら消去されました

Andre Claveau version
http://www.youtube.com/watch?v=lUB1wi0ZE0w

Sous Les Touits De Paris 巴里の屋根の下

http://www.youtube.com/watch?v=Mwzi-x0lpN0

オー・シャンゼリゼ
http://www.youtube.com/watch?v=qbiAMbMAEXc

http://www.youtube.com/watch?v=fEn3Kh30zug

http://www.youtube.com/watch?v=Xm-d-A8oNHA (日本語)

http://www.youtube.com/watch?v=MIKU93nov1k

http://www.youtube.com/watch?v=qbiAMbMAEXc

http://www.youtube.com/watch?v=5d11Gqo9Cbw

天使のらくがき
http://www.youtube.com/watch?v=qCjwhoRfIkQ

http://www.youtube.com/watch?v=AYKxSzFKRfA

カトリーヌ
http://www.youtube.com/watch?v=47g38hg_y7A

http://www.youtube.com/watch?v=APNPlnry5HM

このCDは廃盤ですが、中古品は結構流通しているようです。いにしえのヒット曲オー・シャンゼリゼなどはオリジナル復刻版などの現役盤も多く、聴くには困らないようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年6月 1日 (火)

遺伝子工学の源流

250pxe_coli_at_10000x_original

はっきり目的が決まっていて、ここをこう解決すれば目的を達成できるというような仕事にしか資金は投入できないという考え方は、当然のようでいて研究の世界では落ちてはならない陥穽です。たとえば20世紀に勃興した遺伝子工学の源流は、ほとんどの場合毒でも薬でもない大腸菌(写真 ウィキペディアより)の研究にそのルーツをたどることができます。そんなどうでもいい菌の病気の研究でも研究資金が配分されるような時代だったからこそ、大輪の花を開かせることができたのでしょう。

大腸菌にとって最も困った病気は、体内に入り込んできて増殖し、菌体を破壊するウィルスです。このウィルスを排除するため、大腸菌(他多くの細菌)は巧妙な方法を編み出しました。大腸菌がもつ制限酵素はウィルスのDNAをズタズタに切断して無力化することができます。大腸菌は自分のDNAまでズタズタになると困るので、自分のDNAの同じ切断部位は切られないようあらかじめ化学修飾しておくのです。このバクテリアの制限酵素を借用することによって、DNAを特定の部位で切断することができるようになりました。

人工的に切り貼りして作ったDNAをどうやって増やすかという技術も、大腸菌の研究から発明されたものです。大腸菌の中にはウィルスのような有害なDNAだけではなく、ただ間借りしているだけの(時には有益な)DNAもあります。このプラスミドは増殖する能力があり、プラスミドの中に増やしたいDNAを挿入しても増殖は可能です。したがって後はそのプラスミドを持つ大腸菌をどんどん培養で増やせば、目的のDNAもどんどん増えるというということになります。現在ではキャリー・マリスというマッドサイエンティスト(薬物常用者でサーファー)が発明したPCR法という方法でDNAを増やします。
http://www.karymullis.com/

このPCR法で使う酵素は温泉に住む特殊な微生物の研究によって発見されたものです。このように華やかな果実も、もとをたどってみれば大腸菌の免疫や耐熱菌などの地味なわけのわからない研究から生まれたことがわかります。どんな研究に資金をつけるかという判断を国会議員(もちろん蓮舫のような美人議員であっても)や官僚、彼らとつるんでいる御用学者などにまかせてはなりません。重点配分というのは常に利権という側面があることは否定できません。そしてバラマキが悪であるという考え方は排除しなければなりません。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2010年5月 | トップページ | 2010年7月 »