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2010年5月 7日 (金)

リーガ第36節: 勝つしかないバルサ テネリフェを一蹴

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雨のカンプノウです。テネリフェはフエラでも5:0で圧勝している相手ですが、陥落スレスレの状況なので、現在のモチベーションは盛り上がっています。バルサはもちろん残り3試合全勝しなければ優勝できないでしょう。FW:ボヤン・イブラヒモビッチ・メッシ、中盤:ケイタ・チャビ(軽い肉離れですが強行出場)、底:ヤヤ、DF:マクスウェル・プヨール・ピケ・ダニ、GK:バルデス。

テネリフェはゴール前をガチガチに固めてカウンター狙いできました。通常ならバルサにとっては楽なパターンですが、ドローも許されない現在の状況ではかえって厳しい面もあります。こういうときのためにダニが右サイドに進入し、ゴール前の長身イブラにクロスを上げ、イブラが頭で落とすところをメッシが走り込むというパターンを考えて、ペップが今シーズンのチームを整備してきたわけですが、それが絵に描いたようにはまったのが16分でした。まさしくそのパターンで、ダニが右のアウトサイドキックでイブラの頭にあわせ、落とされた球をメッシが拾ってゴール。

しかし38分、プヨールがヤヤへのパスを失敗し、カットされて一気に攻め込まれ、ロマン・マルティネスにゴールを献上してしまいました。こういうこともあるのがサッカーです。1:1で前半終了。しかしこれでテネリフェに「勝てるかも」という助平心が発生しました。

後半になるとテネリフェも少し攻勢に出てきました。バルサは前半にケガをしたピケを引っ込め、ペドロを投入。CBはヤヤが勤めます。ピケの代わりにミリートを出すのが普通でしょうが、勝たなければならないバルサとしてはひとつの賭けでした。テネリフェもコメを引っ込め、ゴールのスペシャリスト・ニノを投入。マジに点を取りにきました。

しかしその直後、ダニが中央に移動しながら右サイドを抜け出すボヤンに素晴らしいスルーパスを通し、ボヤンが雨の芝生を利用したグラウンダーのシュートを決めてくれました。これで2:1になると、間髪をいれずペップはイブラをアウト、ブスケツを入れて守備を強化。なかなかメリハリが効いた用兵です。

後半31分には中央の司令塔メッシから右に走り込むペドロにスルーパスが通り、ペドロがまたグラウンダーでゴール。素晴らしいシュートでした。その直後右サイド突破からニノにゴールを許したかと思われましたが、10センチくらいのオフサイドで救われました。仕上げはロスタイム。カウンターでダニが右サイドを走り、中央を疾走するメッシにドンピシャのセンタリング。これをメッシが軽く浮かせてゴール。終わってみれば4:1、ボール支配率82%の勝利でした。

マドリーも勝ち続けるので、優勝争いは最終戦まで続くでしょう。

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