エクストンCD 「チャイコフスキー交響曲第5番」 by インバル都響
2009年3月29日にサントリーホールで行われたインバル指揮都響の「チャイコフスキー交響曲第5番」がCDとなり、エクストンから発売されました。この演奏会は私も聴いていて、以前にこのブログに記事を書きました↓。
http://morph.way-nifty.com/grey/2009/03/post-ed1b.html
暗い雰囲気で「運命のモチーフ」が奏でられる第1楽章ですが、都響の音はあくまで清澄で、ドロドロした雰囲気はありません。あまりにも都響のアンサンブルが美しいからですが、もともとチャイコフスキーの音楽は繊細で高雅なもので、都響の特性にはぴったりです。
演奏のどの部分をとっても、なにげなく通り過ぎていく部分はありません。感情や雰囲気の微細な変化に吸い込まれます。第2楽章の管楽器の悲しげな対話、第3楽章の高雅でどこか寂しいワルツ、第4楽章の整然としてはいても爆発的な推進力の盛り上がり。低弦や金管の迫力も文句なしです。録音も万全。演奏会場にあまりに多くのマイクが設置してあってびっくりしたくらいです。しかも非圧縮SACDハイブリッドディスクです。聴いてみてSACDはもちろんですが、iPod でもその音質の良さは実感できます。このCDは私的には「!絶賛!」です。
エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団 「チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調」 エクストン OVCL-00407 (2009)
http://www.tmso.or.jp/j/cd/detail/detail_orchestra.php?id=170
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