崖っぷちのバルサ 非常作戦でインテル窒息に成功
チャンピオンズリーグのグループリーグ戦ですが、ルビン・カザンにやられてバルサは崖っぷちに立たされています。このカンプノウでのインテル戦に敗れるようなことがあれば、ほぼ予選敗退です。しかしこの重要な試合に、イブラヒモビッチ・メッシ・ヤヤが故障で出られないという非常事態。こうなったらワールドカップ予選のハンドでミソをつけたアンリにがんばってもらうしかありません。
FW:ペドロ・アンリ・イニエスタ、MF:ケイタ・チャビ、底:ブスケツ、DF:アビダル・プヨール・ピケ・ダニ。イニエスタは右になっていますが、実際にはフリーで中央あるいは左にいることも多いです。右は苦手なんですね。インテルはイタリアの最強チームで、元バルサのエトオ、モッタなどもいます(二人ともスタメン出場)。バルサは先週あたりからダニに元気が出てきて、今日も実質右エストレーモはSB兼任のダニです。
ペップはこの試合で非常手段をとりました。前半の最初15分くらい猛烈なプレスをかけて、この間に得点し、あとはポゼッションで粘り抜こうという作戦です。なにしろ相手がボールを持つと相手陣で囲んで奪ってしまいます。インテルの選手はバルササイドで全くプレーができません。こんなに無茶苦茶に頑張るバルサははじめてみました。もし失敗していたらひどい結果になっていたでしょうが、この一か八かの非常作戦は圧倒的に成功しました。前半10分チャビのCKからアンリのバックヘッドでつないで、ピケがボレーでドカンと決めたのです。これでバルサは楽になりました。
中盤でポンポンパスをつないで、チャビが必殺のスルーパスを右から突入するダニに通し、ダニのセンタリングにペドロがボレーで合わせてゴール。ペドロはほんとうにシュートだけはうまいです。これでインテルは戦意喪失です。2:0で前半終了。
後半はさすがにゆるめましたが、予定通りポゼッションでのらりくらりやって逃げ切りに成功。エトオに抜け出されてやられそうなときも、ダニがちゃんと帰ってきて止めました。まあ後半は普通のバルサでした。ルビン・カザンが4位のチームに引き分けたこともあって、グループリーグ突破が一気に有望になってきました。やれやれです。
| 固定リンク | 0
「バルサ(FC Barcelona)」カテゴリの記事
- サラの考察24:ワールドカップ終了 アルゼンチンおめでとう(2022.12.19)
- サラの考察23:ワールドカップ5(2022.12.15)
- ワールドカップ 日本代表ベスト16おめでとう(2022.12.02)
- 2022ワールドカップ開幕(2022.11.20)
- あるサッカースタジアムでの出来事(2022.09.12)
コメント