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2009年8月30日 (日)

JPOP名曲徒然草18:「Like a star in the night」 a capella ver. by 倉木麻衣

Kuraki 日本を代表する歌手である倉木麻衣について、このブログで語るなどというのは気恥ずかしいのですが、何しろわが阪神タイガースの強力な助っ人でもあり(↓)、こっそり取り上げてみました。彼女は関西の人のように思われていますが、高校の途中までは船橋の人で、わが沿線出身(しかも秋山の聖徳に通っていたそうです)のヒロインです。
倉木麻衣 阪神タイガース:始球式 http://www.youtube.com/watch?v=hJj7Zh6vKQI

最近テレビでコーセーのCMに出てきてびっくりしました(あまりテレビでは見かけない人なので)。
https://www.youtube.com/watch?v=bt5aHJI20N8

私が愛聴しているのは「Like a star in the night」(GIZA GZCA-2048)のシングル盤の3番目にはいっているアカペラ・バージョンです。この曲は彼女の代表的なバラード曲ですが、ゴスペルみたいな感じで歌っているこのバージョンは素晴らしいです。弾き語りバージョンが YouTube に出ていました(↓)。

「Like a star in the night 」  作詞:倉木麻衣 作曲:大野愛果
https://www.youtube.com/watch?v=-xSyNc3EINM
https://www.youtube.com/watch?v=-zgwuMfn-IQ
https://www.youtube.com/watch?v=rin3j0s-mWQ
https://www.youtube.com/watch?v=cL2g4m69diw

カラオケ
https://www.youtube.com/watch?v=rin3j0s-mWQ

Cover
https://www.youtube.com/watch?v=-K8y1f1bvvM

彼女は作曲家に恵まれていて、特にこの曲を作った大野愛果という人は大天才作曲家だと思います。でもよくあるパターンで、自分で歌うとさえないという(織田哲郎なんかもそうだけど)方のようです。作詞は倉木麻衣自身で行っています。

☆ ☆ ☆

おまけです。和風R&Bの倉木麻衣ですが、唯一フォークソングのようなファンタジーという歌があります(↓)。これが何か懐かしい感じでまたいいんですね。確かに船橋と言っても小室あたりは米作も盛んで、あぜ道もたくさんあります。

「Fantasy」 
https://www.youtube.com/watch?v=zQyJ0xZI15A 
https://www.youtube.com/watch?v=-K8y1f1bvvM

「風のららら」
https://www.youtube.com/watch?v=r8C_wVBhTWE
https://www.youtube.com/watch?v=22w9DFalitE

http://v.youku.com/v_show/id_XMjY3NTE5NzY=.html
https://www.youtube.com/watch?v=DrSqUPGWfTg

「Winter Bells」
https://www.youtube.com/watch?v=lL_YTyXqf2k
https://www.youtube.com/watch?v=BGRB9vRphFc
https://www.youtube.com/watch?v=IlCOZZP2FZk
http://v.youku.com/v_show/id_XMTE4MDg4MTI=.html

https://www.youtube.com/watch?v=WOa-T08QDYI

by マルティナ
https://www.youtube.com/watch?v=IECebeDzdHo

「Feel fine」
https://www.youtube.com/watch?v=HxM6xoJI1os
http://v.youku.com/v_show/id_XOTUyNDAwMjQ=.html

by みい
https://www.youtube.com/watch?v=j4HhgwvvE0w

カラオケ
https://www.youtube.com/watch?v=ZPvgrAoreFQ

「Reach for the sky」
https://www.youtube.com/watch?v=St_6IUU9sko
https://www.youtube.com/watch?v=SqR9gKzaOHA
https://www.youtube.com/watch?v=zGoKdHPaJ-Y
https://www.youtube.com/watch?v=YdWKZwZdT2s

「Can't forget your love」
https://www.youtube.com/watch?v=7MaTWm6-GT0

by Dilla
https://www.youtube.com/watch?v=eNuiAvXI7tc

by Sono
https://www.youtube.com/watch?v=Smxy1QW6qb8

https://www.youtube.com/watch?v=mJhNFkzxhPY

「Always」
http://v.youku.com/v_show/id_XMjMwNDM4MDA=.html
https://www.youtube.com/watch?v=94EGJisR8qE
https://www.youtube.com/watch?v=-XZpMnpvrpE

「Delicious way」
https://www.youtube.com/watch?v=v3YfPGzR4gc
https://www.youtube.com/watch?v=JoomZoWdaTA

「Delicious way」 (English ver.)
http://www.youtube.com/watch?v=rmSAFPlQ448

「冷たい海」 (with 大野愛果)
https://www.youtube.com/watch?v=viisRFYUb_M

「Secret of my heart」
https://www.youtube.com/watch?v=Kz7AmrzRf-s
https://www.youtube.com/watch?v=6DPhWiuTRj8
https://www.youtube.com/watch?v=IjVwFdyZi04
https://www.youtube.com/watch?v=q7iTZ0fRr2U

http://v.youku.com/v_show/id_XMTc4Njk5OTgw.html

「Stay by my side」
https://www.youtube.com/watch?v=zBAa0wfr03g
https://www.youtube.com/watch?v=Zqkl2iT0184
https://www.youtube.com/watch?v=HN25u5kUm2k

「Love, Day after tomorrow」
https://www.youtube.com/watch?v=pv5YHlAF2JQ
https://www.youtube.com/watch?v=-rqYkDgoemM

「Beautiful」
http://www.youtube.com/watch?v=uwlZ-zq-XPs
http://www.youtube.com/watch?v=nguT5KusYE0
http://www.youtube.com/watch?v=fjEtPs7oIuI
http://www.youtube.com/watch?v=DrcUsZsjPAU

「Hello」
http://www.youtube.com/watch?v=IQ11L2JYAJ0
http://www.youtube.com/watch?v=u2O1uSxLaVs

「Time after time ~花舞う街で」
https://www.youtube.com/watch?v=InCcNkFO8do
https://www.youtube.com/watch?v=x4vjblOqxjw
https://www.youtube.com/watch?v=BHdtuyhg2ng

「Key to my heart」
https://www.youtube.com/watch?v=rAAIKblEJP4
https://www.youtube.com/watch?v=AkX8ZDAjXys

「会いたくて...」
https://www.youtube.com/watch?v=_-rib8XpbfA

「Summer time gone」
https://www.youtube.com/watch?v=4qZKDD3mvL0

倉木麻衣のブログ: http://kuraki.livedoor.jp/

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2009年8月28日 (金)

JPOP名曲徒然草17:「one」 by yozuca*

Yozuka yozuca* は熊本出身のボーカリストで、芸能界での活動10周年を記念して出版したのがこのアルバム「piece」です。以前にこのブログでも紹介した rino と一緒に仕事をすることも多いそうです。rino の記事は↓
rino: http://morph.way-nifty.com/grey/2009/06/by-coorie-81fa.html

ゲーム業界の音楽には詳しくないのですが、才能のある人が大勢仕事をしているのだと思います。このアルバムに含まれる曲もいくつか YouTube にアップされていますが、例えば「消えないで」などは再生回数がすごい。

消えないで:
https://www.youtube.com/watch?v=cNLwLe9XsSA
https://www.youtube.com/watch?v=qYgUyU9DI44

Photo 私は「One」 という曲が特に美しくエモーショナルなバラードだと思いました.このアルバムには主にバラード系の曲が収録されていますが、その中でも特にゆったりと気持ちよく聴けました。全体的には昭和歌謡曲の名残が感じられる、和風のバラードが多いように思いました。

one in 「piece」: 作詞・作曲 yozuca*  編曲:安瀬聖

http://www.youtube.com/watch?v=UfodMMYghds

チェリー

https://www.youtube.com/watch?v=T_3n-df_ROY (Live)

Bye-Bye Tears

https://www.youtube.com/watch?v=7pkWTccOSLA (Live)

https://www.youtube.com/watch?v=Rb4G5VqQncc (Live)

サクライロノキセツ

https://www.youtube.com/watch?v=xO1SoIYUXro

https://www.youtube.com/watch?v=upWfVjASVBY (Live)

サクラサクミライコイユメ

https://www.youtube.com/watch?v=I_Ao0-D8Seg (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=jxJzDpJHR5s (Live)

ダ・カーポIII 〜キミにささげる あいのマホウ〜

https://www.youtube.com/watch?v=FLnS30wehCE (Live)
https://www.youtube.com/watch?v=8-3WnCDrvus

君がいた未来 君といない未来

https://www.youtube.com/watch?v=cfmj9hIR5wI

コーヒー

https://www.youtube.com/watch?v=UQNWkLqG7so

Graduation from yesterday   

https://www.youtube.com/watch?v=3gTVHJTuK60

cherry

http://www.youtube.com/watch?v=T_3n-df_ROY (Live)

Sayonara Jewel

http://www.youtube.com/watch?v=FMQfVVGY1Rg

PV:

http://www.youtube.com/watch?v=53damV6MRb0

http://www.youtube.com/watch?v=92ZBx3Aym8A

Live @ Manga Gamer Booth:

http://www.youtube.com/watch?v=jxJzDpJHR5s

CD: Lantis LACA-5914
yozuca* HP: http://www.yozuca.net/

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2009年8月25日 (火)

サラとミーナ60: ベランダを監視する

Img_0753 今年の夏は前半スコールと曇りの日が多い変な夏でしたが、団地の木々は年々生長し、そのせいか年ごとに生物は増えているようです。特にセミは多くてうるさいくらい鳴いていました。団地は夜も明るいので、深夜まで盛大にセミの合唱です。なかにはベランダに突入してガラスに激突し、失神するものもいます。猫たちはびっくりです。先日ベランダの掃除をすると4匹も死んでいました。今日はかなり気温が低いですし、今週から秋だそうで、セミとツバメの季節は終わろうとしています。

(写真上)ベランダを監視するサラとミーナ。(写真下)進入したセミに気づくサラとミImg_0759 ーナ。

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2009年8月23日 (日)

西島三重子:8月23日第29回南青山マンダラライヴ報告

Img_0793 本日のライヴの曲目です。

1.午前0時のシンデレラ・・・ピアノとウッドベースというジャズっぽい編成なので、この曲がトップなのは頷けます。
2.シェスタ・・・みーちゃんのお気に入りの曲ですが、まだ声がちゃんと出ていない。
3.恋遊び・・・シングルの割にはあまり歌っていなかった曲。20年以上ぶり。
4.マッチを擦れば・・・このあたりから声が好調。
5.千登勢橋・・・やっぱりこれは名曲です。
6.あざみ・・・ワルツで塩入さんはピアノをアコーディオンに持ち替え。
7.リルケの詩集・・・黒木さんがビオラで参加。とても効果的でした。素晴らしい曲です。個人的には池上線や千登勢橋より上位にランク。
8.おひさまのたね・・・フランス語→カタルーニャ語→オランダ語(オランダ語ははじめてでやはり失敗)→日本語のメドレーでした。

Break

9.我が胸の底の湖・・・死体とか墓とか刃物とかいろいろ怖いものが出てくる歌詞の曲ですが、なかなかの名曲です。CDでの問題点が解消され、余裕を持って深く静かに歌いました。
10.たとえば愛が・・・最新のオリジナルアルバム「十三夜」に収録されているみろく作詞の曲。みろくらしい繊細さと情熱のフレーズ。
11.ラ・ボエーム・・・シャルル・アズナブールの有名曲。歌詞はみーちゃんが自作。
12.うぬぼれワルツ・・・池上線とこの曲はたいていのカラオケに収録されています。
13.河は流れる・・・昔ルイードでよくやっていた曲で懐かしい。
14.青春のシュプレヒコール・・・今の若い方には死語ですかね?
15.いらいらトワイライト・・・みーちゃんのテイチク時代の幕を開けた曲。
16.池上線・・・今日は塩入さんのスペシャルアレンジで、なかなか新鮮な感じで聴けました。

アンコール

1.仮縫い・・・メロディーが美しい曲です。リルケの詩集についで今晩の聞き物でした。
2.天体望遠鏡・・・やはりテイチク派の私としては嬉しいラストでした。

塩入さんすごい!という今日のライヴでした。ただ夏の季節感という点では物足りないものがありました。

次回は同じ南青山マンダラで12月18日(金)に開催予定だそうです。

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2009年8月22日 (土)

2009/2010 シーズンのバルサ

Photoバルサにとってのリーガ開幕は,31日のスポルティング・ヒホン戦のようです。夏に獲得した選手はFWイブラヒモビッチ(インテルから)、FWケイリソン(パルメイラスから、ただしそのままベンフィカにレンタル移籍して武者修行)、DFマックスウェル(インテルから)。放出した選手は、グァルディオラがフィーリング的に気に入らないFWエトオ(インテルへ移籍)、戦力外扱いだったMFフレブ(シュツットガルトに移籍)、契約満了となったDFシウビーニョ。DFカセレスはレンタルでユベントスに行くそうです。

まあロナウジーニョとエトオを中心としたチームは前監督リカーが作り上げたものだったので、ペップとしては彼らを切り捨てた今シーズンのチームからが本当の自分のチームという訳でしょう。誰もが不思議に思ったのは、エストレーモを補強しなかったことですが、プレシーズンマッチから見て、ペップはカンテラ出身のボヤンかペドロの台頭を願っていたのでしょう。これはペップもおそらく自信を持ってのことではなく、結局なるべくアンリ、メッシに出てもらって、どうしてもの場合のスペアとして考えているのでしょう。ダメなら昨シーズンのようにイニエスタを左エストレーモに使って、ヤヤとチャビで中盤をまかなうという作戦も考えられます。ガンペール杯ではヤヤをトップ下に使っていましたが、独特の技術でうまくこなしていました。

しかしこれでリーガを勝ち抜いていけるかどうか? 最大の問題はCBです。早速マルケスが故障で黄色信号がともりました。ミリートは再手術でまだまだですし、ギリギリの陣容です。もうひとつの心配はMFです。イニエスタは故障がちですし、チャビもそろそろ故障が心配な年齢になってきました。フレブを出したのは無謀だったのでは? 彼のリズムはアンリとは合うと思っていました。なんとか穴埋めできるというレベルと、リーガで勝ち続けていくレベルとは違います。さて、イブラヒモビッチがすぐにバルサのサッカーにフィットするかどうかということですが、この点はあまり心配ないでしょう。彼のスタイルはバルサ向きです。あとは怪我・故障がないことを祈るばかりです。イブラヒモビッチが故障すると優勝は無理でしょう。

若い選手の中ではチアゴというMFがなかなかセンスいいなと思いました。またガイ・アスリン(FW)という選手は華がありますねえ。彼をアンリが休むときの左エストレーモで使ってみるのも面白いと思います。あと右SBとCBの控えはベンチに必要な場合が多くなりそうです。

最後に気がかりなのは、チャビ・イニエスタ・アンリなどの中心選手が、ロニーやエトオの放出の際のいろいろな経緯で、ペップに不信感を抱いたと思われることです。私もこの件ではペップという人間に不快な感情を抱かざるを得ませんでした。勝ち続けているうちは表面化してこないと思いますが、アクシデントなどでチームが低迷することになれば、抑圧されていた批判が爆発するかもしれません。

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2009年8月21日 (金)

DNAポリメラーゼ:Yファミリー

200pxdna_replication_split_svg_2 ヒトの体は約60兆個の細胞からできていますが、もともとは1個の受精卵だったわけですから、気が遠くなるほどの細胞分裂が繰り返されたことになります。しかも体が完成された後も、細胞は新陳代謝され、特に血液、皮膚、毛髪、腸の細胞などは頻繁に置き換わっています。例えば「うんち」の成分は、水を除けば半分近くが腸壁の細胞の死骸で、毎日それだけの細胞が死んで新しい細胞と入れ替わっているわけです。

細胞が増殖するには、その細胞が持っている遺伝情報すなわちDNAも倍加しなければなりません。このコピーはコンピュータのように簡単にはいきません。多くの酵素がかかわって行われる複雑な化学反応が必要な芸術的プロセスです。なかでもその主役はDNAポリメラーゼという酵素です。もちろんすべての生物はDNAポリメラーゼを持っています。

DNAポリメラーゼには進化上関連がある、AーE, X,Y,RTのファミリーがありますが、私たち真核生物ではB,X,Yが重要です。DNAポリメラーゼが反応を開始するには2番目の図の1のように-OH基と鋳型DNAが必要で、鋳型DNAに対応するDNAを合成していきます。DNAの情報とはATGCの4種の文字(実際には4種の有機塩基)からなり、それぞれ相方が決まっていてAにはT、GにはCという組み合わせになっています。例えばATGCを鋳型とするとTACGというDNAが合成されます。

DNAは最初の図のように2本鎖からできていますが、DNAを複製するにはまず2本鎖を開いて1本鎖にし(2番目の図の3)、それぞれに-OH基を作らなければなりません。ところがDNAポリメラーゼは鋳型があっても-OHがないと働けないので、-OH基をつくることができないという矛盾が生じます。ここで巧妙な技が使われます。RNAポリメラーゼという酵素は-OH基なしでRNAを合成できます。これを利用してとりあえずRNAを作って(2番目の図の4:緑色の部分)RNAの端の-OHからDNAポリメラーゼによってDNAを合成し、あとで余計なRNAをDNAと置き換えるという手順でDNAを複製します。この過程にDNAポリメラーゼα(Bファミリー)が関与します。

Dna_2 鋳型DNAの片方は素直に端からDNAポリメラーゼε(イプシロン Bファミリーに所属)によって複製されていきますが、DNAには方向性があり、もう1本のDNAは逆方向に不連続的に合成されていきます(2番目の図の3)。こちらはDNAポリメラーゼδ(デルタ Bファミリーに所属)によって複製されます。これらのプロセスは特別なシステムで校正しながら行われ、コピーにミスが生じる可能性は極めてまれです。

しかし今日の本題はこれらの通常のDNA複製を担当するDNAポリメラーゼについてではありません。DNAは細胞内で生成される化学物質や、外界から照射される紫外線や放射線によって絶え間なく損傷を受けます。哺乳類では1日に約30,000ヶ所ものDNA損傷が発生するといわれています。これを放置すると細胞は増殖できなくなり、特に幹細胞が損傷を受けると致命的です。単細胞生物では即細胞死につながるかもしれません。そこですべての生物はこの損傷を修復する機構をもっています。

この修復機構には2種類あり、ひとつはXファミリーの酵素群がおこなうもので、エラーが生じた部分を切り取って正しいものに入れ替えたり、2本鎖ごと切れたDNAを修復します。もうひとつはYファミリーの酵素群がおこなうもので、DNAの損傷を乗り越えてDNA合成ができるという特殊なプロセスが可能です。このプロセスでは、基本的にはエラーを正確に修復しないで無視します。おそらく緊急に修復しないとBファミリーによる通常のDNA複製が行われなくなって困るときなど、エラーを無視してもDNA複製を続けることにメリットがあるのでしょう。しかしその結果突然変異が増加することは避けられません。癌になることもあるでしょう。

主要なYファミリーDNAポリメラーゼはRev1とPolζ(ジータ)で、酵母からヒトに至るまでの真核生物で保存されている超重要な酵素です。紫外線などさまざまな損傷から修復なしでDNAの連続性を維持するために使われます。もしこれらの酵素がないと、DNAの断点を含む長大な染色体領域に、他の部分の染色体を持ってきて入れ替えるなどの無駄に大がかりな修復が行われ、これは細胞死や癌化の確率を飛躍的に高める結果になります。Yファミリーによる処理の場合は、その生物が環境の変化などによる緊急な突然変異を必要とする場合、逆に長い目で見ても有益な場合もあるようです。

同じくYファミリーのDNAポリメラーゼη(イータ)は変わった酵素で、Yファミリーでありながら突然変異を増加させない形でDNA修復を行う機能を持ってるようです。ヒトでこの酵素が欠損すると、紫外線で癌を発生するXPという病気になる(したがって一生太陽光に皮膚をさらすことができません)ことがわかっています。この酵素も酵母からヒトまで遺伝子が保存されています。このようにDNAをつくる酵素は一つの生物種について15種類くらいあり、それぞれ異なる役割を果たしています。またある酵素が欠損した場合、代役として作用する場合もあるようです。

1) Lindahl et al., Repair of endogenous DNA damage. Cold Spring Harbor Symp Quant Biology 65, 127-133 (2000)
2) Waters et al., Eukaryotic translesion polymerases and their roles and regulation in DNA damage tolerance. Microbiol Mol Biol Rev 73, 134-154 (2009)

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2009年8月20日 (木)

バルサ: エトオへ

Etoo いよいよ8月29日のリーガ・エスパニョーラ開幕に向けて、プレシーズンマッチも仕上げの段階にはいってきました。バルサはまだ物足りない点はありますが、プヨール、チャビ、ヤヤ、アビダル、ダニ、ブスケツあたりはそこそこ仕上げてきてるなという感じです。

今シーズンはエトオが去り、イブラヒモビッチを迎えるという新たなステージになりますが、インテルに移籍したエトオに惜別の思いを込め、バルサのHPやニュースからチームメイトの発言をピックアップしたいと思います。

イニエスタ談:「エトオのようなFWがすごく少ないことは歴史が物語っているし、僕にはそんな選手がいるのかどうかも分からない。僕にわかるのは、バルサは彼の彫像を作るべきだということくらいだ。ここ数年の僕らにとってエトオはなくてはならない存在だったし、獲得したタイトルも、彼がいたからこそ」

アンリ談:「間違いなくエトオがいないことは寂しいよ。彼はバルサの歴史でも最高の選手のひとりだったから、彼を失ったことは恥ずべきことだ。彼のパフォーマンスとゴールが、忘れられることはないだろうね。彼は近年のバルサで欠かすことのできない選手だった。第一に彼はピッチで多大な貢献をしていた。そしてローマで行われたCL決勝のゴールなど、彼のゴールのどれもが我々にとって非常に重要なゴールだった。2つめは彼の陽気さは、ドレッシングルームの雰囲気を良くしてくれていた」

チャビ談:「エトオがいなくて寂しいよ。彼はナイスガイだったし、ロッカールームにとけこんでいたからね。彼がいなくなってピッチの内外に穴が空いたみたいだよ」

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エトオ談:「バルセロナには長く在籍していた。あのクラブに帰る可能性もあるだろう。だけど、現在はインテルのプレーヤーなんだ。まだ加入して間もないけど、とても居心地はいいよ」

サミュ スエルテ!

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2009年8月18日 (火)

西島三重子 夏のライヴ

Photo 8月23日(日)午後5時からみーちゃんのライヴです(@南青山マンダラ)。かなり長い間、平野融氏のギターを中心のサウンドでやっていましたが、今回は塩入俊哉氏のピアノに齊藤順氏のベースが加わるというジャズのような編成で、さてどういうことになるのでしょうか?最新情報によると、マヨルカ・フィルのビオラ奏者である黒木氏も参加されるということで、楽しみが増えました。

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2009年8月16日 (日)

紅茶のうんちく-杉下右京をめざす?

Kouchafig 紅茶研究家であり、紅茶専門店「ディンブラ」の店主でもある磯淵猛氏の著書「一杯の紅茶の世界史」を読みました。紅茶についての蘊蓄が満載されていて、大いに感動しました。

ティーと言えば英国ですが、もちろんもともとは東洋に起源するものです。不思議なことに、マルコ・ポーロは13世紀に長い間中国に住んでいたわけですが、彼の「東方見聞録」には全くお茶に関する記載はないそうです。著者の磯淵さんによれば、西洋人による最初の記載は、ポルトガルの宣教師ガスペル・ダ・クルスによる16世紀になってからのものだそうです。

ポルトガル人は香辛料や財宝ほどにはお茶に関心がなく、買い付けて欧州で販売することはしなかったそうです。関心を持ったのはオランダ人で、17世紀には買い付けて売るだけではなく、インドネシアに茶園を作って栽培まではじめていました。これらがロンドンで当時流行していたコーヒーハウスで飲まれるようになったのが、英国とお茶の関係の始まりです。この頃欧州で飲まれていたのは緑茶で、紅茶ではありませんでした。

中国のお茶の研究者によると、発酵させない緑茶に対して、発酵させるタイプのお茶(ウーロン茶に近いと思われる)が発明されたのは、15世紀の福建省においてのことだそうです。さらに紅茶が発明されたのは17世紀の半ばになります。この紅茶が西洋人の嗜好に合っていたようです。18世紀になると西洋では緑茶はすたれ、圧倒的に紅茶が好まれるようになりました。そして英国ではすっかり紅茶は日常生活になくてはならないものになりました。

英国では当時気候の関係で、お茶を自国では栽培できなかったため、中国から輸入するしかありませんでした。しかし中国に輸出できる商品があまりなかったため、政府は大幅な貿易赤字に悩むことになり、中国にアヘンを売るという邪悪な政策にはしることになりました。

アールグレイという紅茶がありますが、これは生産量の少ない香りの良い「正山小種」という中国のお茶に憧れた英国人のために、トワイニング社がベルガモット・オイルを添加して作ったまがいもので、これが受けて現代まで続いているそうです。

インドのアッサムという土地は、ミャンマーや雲南省と隣接していて、中国の少数民族の移住により、お茶が栽培されていました。これに目を付けた英国はビルマ(当時)と戦争してアッサムを占領し、ここでお茶を栽培することを国策として推進しました。英国人はアッサムに自生する茶には不満で、中国から種や苗木を持ち込んで実験を重ねましたが、気候の違いかことごとく失敗し、唯一成功したのがダージリン地方でした。これが現在のダージリンの起源だそうです。しかし現在では実際にダージリンで生産されるダージリンに比べ、その数十倍、数百倍のダージリンが消費されているとのことで、要するに大半はまがいものということになります。

アッサムはもともとアッサムに自生していたもののなかから、チャールズ・ブルースという人が実験を繰り返して、栽培に成功したものだそうです。アッサムにはオレンジ色のものと焦げ茶色の2種類あり、これは製造法の違いで、葉の形を残すものと、切り裂いて顆粒状にするものとの違いだそうです。後者の方が抽出速度が速く、ティーバッグに向いているので、大部分が後者の製法で商品化されるそうです。茎や軸を除かずに製造できるのでもうけが大きいという利点もあります。インドのチャイもこの製品を利用します。

セイロン(現在のスリランカ)では19世紀の半ばまでコーヒーが栽培されていましたが、伝染病でコーヒーの木が全滅してしまい、生産農家も壊滅的な打撃をうけてしまいました。ならばということで、ジェームス・テイラーという人はアッサムから紅茶の苗木を持ち込み、研究に研究を重ねてセイロンに適した種の栽培に成功したばかりか、製造法にも独自の工夫を加えて、他にはないセイロン紅茶の製造に成功しました。磯淵氏のお店でもJ・テイラーズという紅茶を販売しています。 テイラーは変人と呼ばれながらも、公の場には一切出ないで、研究と開発に一生を捧げたセイロン紅茶の父でした。しかし栽培の労働者としてインドのタミル人を多数移住させたことが、現在も続く民族紛争の一因となっています。

「一杯の紅茶の世界史」磯淵猛著 文春新書
磯淵氏のお店のHP→ http://www.tvz.com/tea/

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2009年8月14日 (金)

阪神タイガース爆勝

111 東京ドームに出撃しました。ボロボロのタイガースですが、もうこうなれば見に行ったときに勝てばよいという心境です。

222 お盆とあって超満員でしたが、どちらかと言えばジャイアンツファンの方が盛り上がっている感じでした。ところが試合はタイガースが4発もホームランを爆射。内海を撃沈する大勝利。今日は真弓監督お得意のルンバ采配 (*) もなく、能見→アッチソン→藤川の見事なリレーで逃げ切りました。

意外な勝利でタイガースファンも喜び爆発です。六甲おろし(阪神タイガースの歌)を3番まで唱って、気分良く帰宅しました。

*ルンバ采配の語源→ http://www.youtube.com/watch?v=Cz7M4FQinUM

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2009年8月12日 (水)

サラとミーナ59:戦の後

111 場所取りはシビアです。相手が落ち着いて座っている場所がいい場所だと思うようなスイッチが脳にあるようです。人間で言えば「隣の芝生は美しい」というような感覚ですかね。

険悪ににらみ合うサラとミーナ。結局今回はサラが勝利してスヤスヤと・・・。そしてミーナは床で大好物の焼海苔を食べます。人間の食べ物はたいていパスのミーナですが・・・、これは不思議です。サラは焼海苔には全く無関心です。

222

333

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2009年8月11日 (火)

JPOP名曲徒然草16: 「川辺」 by 柴草玲

PhotoPhoto_2花火の季節には都心高層マンションの最上階に住んでいるP教授がうらやましくなります。花火にまつわる音楽もいろいろありますが、最近感動したのは柴草玲の「川辺」という曲です。この曲が収録されている「うつせみソナタ」というアルバムはなかなかの名作揃いで、5の微粒子などは私もよくやっていたモノクロ写真の現像の話なので個人的にはお気に入り。ただほとんど壊滅中で意味が無くなってしまいました。

「オキナワソバヤのネエサンへ」はまだ生きていたので 私もゴーヤチャンプルが好きです
https://www.youtube.com/watch?v=_bLyLVwcG-Y

-------------

参考

作詞・作曲 柴草玲 「川辺」 in アルバム「うつせみソナタ」 OWCP-2003

http://www.youtube.com/watch?v=S1qzaxIYsDo

聴いていると、だんだん胸が苦しくなり酸欠になりそうなくらい迫真的です。おそらく作者の実体験に近いものではないかと思わせるものがあります。舞台は京都。「なにひとつ核心には触れぬ」話しかできない二人の物語です。

4の「国立」も大変美しいラヴソングです。

http://www.youtube.com/watch?v=UtyPVXwiDPs

アルバム「レクィエム」に収録されている「レクィエム」という美しい曲もあります。

http://www.youtube.com/watch?v=1lgdmQZ9gqA

「うつせみソナタ」 OWCP-2003

CDはアマゾンで容易に入手可能。

柴草玲ブログ: http://shibakusa.exblog.jp/

(蜘蛛がペットに震撼)

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海軍反省会

昨日、今日(10日)、明日とNHK-TVで「日本海軍 400時間の証言」という番組をやっています。これは大きな衝撃でした。終戦後30年以上経ってから、帝国海軍将校達が集まって、太平洋戦争の反省会をみっちりとやっていたことが明らかになり、その中での証言が紹介されています。

海軍の実務担当者が、当時の軍備ではとても米国と開戦できるような状況ではないと考えていたにもかかわらず、軍令部の意向で開戦に流れていったとか、軍令部は特攻を指示したことを認めていないとか、戦犯にならないようにマニュアルの作成までやっていたとかの話が生々しく語られています。

このような反省会を本当は帝国陸軍関係者によりやってほしかったと思いますが、彼らは海軍ほどの反省すらできないのでしょうか?やはり処罰なしで、不完全で、未完であっても日本人の手による東京裁判を行い、太平洋戦争を総括するという作業を行うひつようがあるのではないでしょうか?それなしで、日本の将来像を示すことなどできるはずがないでしょう。日本の回りは中国、ロシア、米国でがっちり固められており、それは太平洋戦争当時と変わりはないのです。

この証言の一部はすでに本になって発売されているようです(私は未読)↓。

http://www.amazon.co.jp/%E8%A8%BC%E8%A8%80%E9%8C%B2-%E6%B5%B7%E8%BB%8D%E5%8F%8D%E7%9C%81%E4%BC%9A-%E6%88%B8%E9%AB%98-%E4%B8%80%E6%88%90/dp/4569709702

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三郎梅津氏はこの本を読んで、(日本という国は)

(1)国家システムが封建制度
(2)事なかれ主義
(3)国家戦略がない

これは今の政治と同じではないか。
そう、結局、戦前と今も体質は変わらないのである。
この本が出たのは私たちに国民に対する警告と思った。
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と述べておられます。まあそうでしょうね。

しかし石原都知事閣下のような男がトップにいると、オリンピックに反対しただけで部下はひどい目にあうわけですから、なかなか反対意見の発言はできなかったのでしょう。事なかれ主義というのは、トップにいる人間が独裁者であればあるほど蔓延するものです。

そういえば、麻生という総理大臣は、小泉内閣の閣僚だったときに「本当は郵政民営化に反対だったのだが、結局賛成した」などと宣っていましたねえ。まるで海軍上層部の鏡をみるようです。

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2009年8月 9日 (日)

ハイビスカスとバラ

自宅ベランダのハイビスカス(1)。ハイビスカスは熱帯性の芙蓉です。ほぼ1日だけ咲いて、夜になると花を閉じ、次の日には地面に落下します。秋になると半分くらいのところでバッサリ切って(切り戻し)次の年に備えます。冬は室内で維持する必要があります。
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軽井沢のバラ園で撮影したバラ達
(2)ラジオタイムズ
(3)ノーブルアントニー
(4)ファニー・オースチン
(5)セント・セシリア(with フキバッタ)

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2009年8月 7日 (金)

お知らせ

下記のサイト「門智安の小説集」にコンテンツを追加しました。関心がある方はどうぞ。

http://morph.way-nifty.com/novels/

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2009年8月 6日 (木)

軽井沢2・・・サァラ軽井沢ホテル

111 サァラ軽井沢ホテルというところに宿泊しました。ここははじめてです。軽井沢の西のはずれにあるので、ロケーション的には不利ですが、なかなかいいホテルでした。敷地内に教会があって、結婚式場が売りみたいですが、そちらのほうはよくわかりません。

そんなに新しい感じはしませんが、落ち着いた雰囲気できれいな感じです。パブリックバスは温泉ではありませんが、思ったより広くて気持ちよく入浴できました。宿泊料も夏最盛期であってもボッタクリという感じはありません。

特筆すべきはお料理です。

222 1.ホタテのカボチャソース(ホタテは軽く湯通ししてある カボチャソースとの相性は意外にも非常によい)
2.牛肉とキノコのテリーヌ(味わい深い 辛子系のソースもなかなかいける)・・・写真1
3.トマトのポタージュ(暖かいスープ ビシソワーズな感じ)
4.真鯛の青海苔スープ煮(私的には今日のコースでベスト 和風の味付けで青海苔がよいアクセントになっていて、初めての味でした)・・・写真2
5.ワインシャーベット
6.鶏肉のソテー ポン酢と卵黄+七味(本日のメインディッシュ これも面白いソースで美味しくいただけました)・・・写真3
7.デザート(二個の球状のものはメロン果肉 メロンソースのアイスクリーム)・・・写真4
8.紅茶

333 これだけ立派な料理が用意できるなら、もっとアピールしたらどうでしょう。

若干の不満点:中庭とか裏庭に花がなかったのはちょっと残念。ガーデニングをもう少しきちんとやれば、もっと格調高い感じになると思います。

サァラ軽井沢ホテルのHP:http://www.salahotels.com/karuizawa/

444 帰りに塩沢湖タリアセンのイングリッシュローズガーデンなどに立ち寄りました。写真5は塩沢湖。

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2009年8月 5日 (水)

軽井沢1・・・旧軽銀座

111img_0631_edited1 軽井沢に一泊旅行。猫がいるので一泊以上の旅行をするのは困難です。それでも夏にはやっぱり軽井沢に行きたくなります。旧軽銀座メインストリートはいつものんびりと歩く人々で、いい雰囲気です(1)。ビストロパッション(本店は代官山)で昼食(2)。これは習慣になっていて、なかなか他の店には行けません。

前菜はスモークサーモンと野菜のサラダ(3)。この珍しい形のナイフ(↓)には INOX と書かれてありました。INOX といえば外科医や解剖学者が使うピンセット等のメーカーですが、ひょっとすると同じメーカーなのかも知れません。食器としては異常によく切れます。もちろんただステンレス製という意味かもしれません。メインディッシュは真鯛のポワレ(4)。真鯛の下にニンジンやジャガイモが隠れています。やや甘めでコクのある不思議な味のソースでした。

メインストリートにある猫の店(5)には毎年行きます。猫の工芸品やTシャツなどが置いてあります。私はTシャツを購入(6)。もちろんスターバックスとアインシュタインのパロディーです。今日はなぜか店先で犬が眠っていました。死んでるんじゃないんですよ。あとで薄目をあけて寝返りをうってました。

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2009年8月 2日 (日)

JPOP名曲徒然草15:「Imagination Canvas」 by 西島三重子

Jumon1 JPOPはいろいろ聴きますが、FCにはいっているのは西島三重子の「風」のみです。私の趣味で言えば、この「Imagination Canvas」 などは西島三重子の作品の中でベストのグループにはいります。メロディラインの美しさが格別です。井上鑑のアレンジも、繊細な仕掛けが行き届いて素晴らしいと思います。現在では「呪文~Spell」というテイチク発売の2枚組ベストアルバムに収録されているものが入手可能です。

 

歌詞に出てくる風月堂は、当時新宿三丁目の三越にあったそうで、モダンな雰囲気で、芸術家や文化人のたまり場になっていたようです。今は伊勢丹の地下に移動しました。行ったことがありませんが、多分売店だけになったのではないでしょうか?

 

ちなみに歌詞の内容は本人の経験じゃないそうです。

Imagination Canvas

https://www.youtube.com/watch?v=7cdNRmqB4zU

「Imagination Canvas」 門谷憲二作詞、西島三重子作曲 in 「呪文~Spell」テイチク・エンタテインメント TECN 35856-35857

 

西島三重子の公式HP:
http://nishijima-mieko.com/

冬のかもめ
https://www.youtube.com/watch?v=07XphazG2Tc

(石川ひとみ)
https://www.youtube.com/watch?v=81UHcJ_KcA0
https://www.youtube.com/watch?v=dElgqJ9p1Gw

 

愛は限りなく
https://www.youtube.com/watch?v=sfkdQ1RhOA8

池上線
https://www.youtube.com/watch?v=m6gleyi1aXw
https://www.youtube.com/watch?v=JrazH9QVuFo
https://www.youtube.com/watch?v=XPndE68dRD4

 カラオケ
https://www.youtube.com/watch?v=mcLnZmw3aQM

 

 旗の台駅
http://www.youtube.com/watch?v=Rm-h--Ur3hw

 

 池上線ふたたび
https://www.youtube.com/watch?v=x3D7uFTBY_Q

 

ロンリーガール ・・・ ピアノにもたれて歌うと雰囲気出ます
https://www.youtube.com/watch?v=i7L6ix0DuMQ

(ena)
https://www.youtube.com/watch?v=nVGkoWcf8r8

 

星めぐり
https://www.youtube.com/watch?v=3arZFV7-JH8

 

泣きたいほどの海
https://www.youtube.com/watch?v=sEyOtFWiqow

 

かもめより白い心で
https://www.youtube.com/watch?v=8UbQ7wT9uN8

 

いそしぎ
https://www.youtube.com/watch?v=bb16qQZnOZ0

 

ラストワルツ
https://www.youtube.com/watch?v=qY6mCEA8yXc

 

目白通り
https://www.youtube.com/watch?v=Cb3KqZ8mIUk

 

仮縫い
https://www.youtube.com/watch?v=Hc6KY_0I88E
https://www.youtube.com/watch?v=X-JGSyB8UHU

 

かげろう坂
https://www.youtube.com/watch?v=xAb9QNekPQE
http://www.youtube.com/watch?v=aplZY72swKY

 

泣かないわ
https://www.youtube.com/watch?v=lvQQjPS1QKs

 

 

 

 

 

 

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2009年8月 1日 (土)

経済問題

Aaa1 今年の夏は冷夏だそうです。それなら何冊か本でも読んでみようかという気分です。経済学関係は何が何だかさっぱりわからない自分ではありますが、三菱UFJ証券参与である水野和夫氏の「金融大崩壊-「アメリカ金融帝国」の終焉」という本を読んでみました。

この本が実にわかりやすい本で、今起こっていることが素人にもよく理解できてすっきりしました。昨年(2008年)3月にベアー・スターンズという投資銀行がJPモルガンに救済合併されたのに端を発して、9月にはメリルリンチがバンクオブアメリカに買収され、リーマン・ブラザースは破綻、ゴールドマン・サックスとモルガン・スタンレーは投資銀行から商業銀行に転換するという大激変がありました。

投資銀行以外でも、ファニー・メイ、フレディー・マックという住宅ローン債権を買い上げて証券化するという仕事をしていた会社が行き詰まり、政府の管理下におかれました。私が訳がわからなかったのは、リーマン・ブラザースをあっさり破綻させた米国政府が、なぜAIGを翌々日に救済し政府管理下においたのかということです。

どうして保険会社のAIGが行き詰まるのかというのも訳がわかりませんでしたが、この本によると、AIGという会社はサブプライムローンを含むハイリスクの証券を取引する際に、万一値下がりしても大丈夫なように買い手に保険をかけさせて稼ぐという仕事をしていたのだそうです。保険はアクシデントが発生した場合には有効ですが、一気に全部値下がりしたら保険会社は破綻します。保険会社が破綻すると、件のハイリスク証券の買い手は総倒れになるので、米国政府がAIGを救済したのはむべなるかなです。とにかくリーマン・ブラザース以外はすべて政府が税金を注入して救済したわけですから、米国政府の財政的なダメージははかり知れません。これは重要なポイントです。

水野氏の指摘するところによると、従来資本主義というのは、産業資本が会社を作って商品をどんどん作って売れば、政府の税収も増えて、それに応じて社会福祉を拡大していけば、産業資本・政府・国民が共にメリットを分け合ってハッピーになるという仕組みでした。もちろん会社と労働者の取り分争いは起きますが、革命がおこって社会主義に転換した例は先進資本主義国ではありません。それは資本・国家・国民の利害が一致していたからです。

現在では実物経済を金融資本が凌駕する規模になっていますが、金融資本というのは水野氏によれば、その利益をめざす行動は国民・国家の利益と全く相反することになりがちだそうです。たとえば危険だとわかっているサブプライムローンを他の証券ととりまぜてCDO(債務担保証券)をつくって売り出した人々は、さっさと売り抜けて莫大な利益をあげたわけです。結局ババを引かされたのは銀行と、破綻のしりぬぐいをさせられる国家・国民というわけです。いずれ家をローンで買った人々が払えなくなって、家を放棄し路頭に迷うことになるということを百も承知で、手練手管で金もうけをした人は大勢いることでしょう。

1995年に64兆ドルだった金融資産は、昨年の金融危機で20兆ドル目減りしましたが、それでも現在167兆ドル残っているそうです。日本円だと兆の単位を越え、京の単位になります。この規模は実物経済を遙かに超えているので、金融が大崩壊したといっても、これからの世界はこのお金を中心に動いて行かざるを得ない状況になります。すなわちこれまで「労働者」vs「経営者・資本家」という対立の様式だった資本主義が、「金融資本=株主=金持ち」vs「国家=国民=貧乏人」という図式に変質していきます。中産階級の没落は日本でも米国でも顕著です。

確かに経済がグローバル化すれば、転がせる資金を持つ金持ちにとって、もうかればニースあたりに家を買って住めばいいので、別に国家・国民などどうなってもいいのです。このような状況の中で日本政府は何をやればいいかについて、水野氏は円高と食料の自給率を上げることだと提言しています。確かに原油と食料を高値で買うのは日本人にとって大きな負担で貧乏のもとなのですが、円高だと不況はまぬがれませんし、食料の自給率を上げるためには輸入制限が必要になるので貿易摩擦は避けられません。これに対する処方箋は示されていません。戦後ずっと米国の属国として多少なりとも繁栄してきた日本は、今後は中国の属国として生き延びていくというのが唯一の繁栄への道なのでしょうか?

金融大崩壊「アメリカ金融帝国」の終焉 水野和夫著 NHK出版 生活人新書

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