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2009年7月26日 (日)

再会

30年ぶりに人に会うというのはそうそうあることじゃないでしょう。その日が今日でした。昔私が家庭教師で教えていた学生と、青山のリストランテ・ヒロというレストランで食事をしました。二人ともすっかり変わり果て、顔で識別はできませんでしたが、話をしているうちに、昔と同じ雰囲気だなと不思議な気分になりました。何十年たっても、その人が持つ独特な雰囲気は変わりません。

彼は不思議な人で、応用物理学科を卒業してその筋のメーカーに勤めていたのですが、あるときから音楽制作会社に移って、CD制作やライヴハウスめぐりの仕事をしていたそうです。西島三重子やアオイスタジオもよく知っているそうです。物静かな彼が全く関心がないロックの担当だったとはびっくりですが、レコード会社はよく意図してそういう風にするみたいです。その後クラシックCDの制作などにも携わっていたようです。何事にも神経が細やかで鋭敏な感覚を持つ彼は、レコード制作の仕事にはピッタリだと思いましたが、どうして転職したのかは訊きませんでした。

彼はなんとバイオリニストを志したこともあるそうです(それはいくらなんでも無茶でしょう)。その時のバイオリンの先生のパートナーが田部京子さんだったそうです。地球温暖化でバイオリンの素材となる木の質がだめになりつつあるそうで、こんなところにまで問題が発生しているのかと驚きました。その後彼はカメラマンになり、サイパンで雑誌グラビアの制作などやっていたそうです。現在は退職して、家族の介護をなさっているそうです。人生の数奇を感じた1日でした。

リストランテ・ヒロはなかなか上品なイタリアンのレストランです。日曜日のお昼でしたが、ほぼ満席でした。予約して行った方がいいみたいです。
HP: 
http://www.r-hiro.com/aoyama/index.html

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