必死のパッチ
昨日阪神タイガースの関本選手がヒーローインタビューで「選手は必死のパッチでやっているので、応援宜しくお願いします」と言っていましたが、この「必死のパッチ」という言葉は、関西ネイティヴの私もタイガースの選手が使うまで知りませんでした。
関西と言っても一枚岩ではなく、小学校のクラスで「うち」という一人称を使う女の子はクラスで2割くらいでしたし、じゃんけんほいを「いんじゃんほい」という生徒もわずかでした。和田アキ子(河内)や島田紳助(京都)の言葉は、摂津地方の言葉とは異なるイントネーションで、かなり違和感があります。むしろ奈良の明石家さんまの方が近い感じがします。
そこで件の「必死のパッチ」ですが、パッチというのはもともと朝鮮語で、江戸時代には日本に定着して、関東方面(江戸)でもよく使われていたそうです。現在ではたぶん関西方面で主に使われる言葉で、ズボンの下にはくだぶだぶのタイツのようなものです(図)。冬用の分厚い生地のものが多く、夏用の薄い生地のものはステテコであってパッチではありません。特に図のようにラクダ色のものがパッチという言葉にふさわしく感じます。 ま こんな話は関東ではちんぷんかんぷんかもしれませんが。
パッチについて必死になるのは多分ゴムが切れたときで、このときはなんとかズリあげようと必死になります。必死のパッチというのはこのことなんですかねえ?
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