バルサ: ロスタイムに不覚
マドリーがバレンシアに破れたことで、今日勝てば優勝。カンプノウはリーガ優勝の瞬間に立ち会いたいというファンで満杯。すごい雰囲気です。相手はイエロー軍団のビジャレアル。バルサはアンリ、マルケスが今期絶望らしく、FW:イニエスタ・エトオ・メッシ、中盤:ケイタ・チャビ、底:ヤヤ、DF:アビダル・プヨール・ピケ・ダニのメンバーでビジャレアルを迎撃します。ビジャレアルもチャンピオンズリーグ出場権がかかっているので消化試合というわけではなく、中盤にテクニシャンをそろえて、かなり攻撃的にやってきました。
先制点は意外にあっさりとバルサが取りました。左サイドのアビダルから、するするとエリア近くに進出するケイタにパスが出て、ケイタがミドルシュートを打つと、これがスライディングタックルにくるDFの足に当たって絶妙のゴール。しかし21分ヤヤが自陣でロッシに後ろから球を奪われ、イバガサ→ロッシ→ジョレンテとうまくつながれて失点。26にはやはりイバガサからロッシの頭に合わされて強烈なヘディングシュートを打たれましたが、これはバルデスがなんとかセーヴ、さらにこぼれ球をケイタが掻き出して事なきを得ました。
そして35分、チャビがFKから早めに隣のメッシに出し、メッシがイニエスタにスルーパス。これが少し狂ったのですが、イニエスタがスライディングして球を止め、すぐに立ち上がって中央のエトオに低いセンタリング。これをエトオがうまく合わせてゴール。さらにロスタイムに、失敗を重ねていたダニのFKがやっとこさ入って3点目。
これでもうバルサの優勝は決まったかのようで、後半ははじめからカンプノウの観客席はお祭り騒ぎ。10分には早くもウェーブが起こるくらいでした。しかしこれはひいきの引き倒しでした。後半32分、なんとアビダルのショルダーチャージがレッドカードのファウルと判定され、退場でPK。4日前のレッドカードもおかしな判定でしたが、今回もショルダーチャージでレッドというのは記憶にありません。4日前のも含めて、あとで取り消されるのではないでしょうか。
わけのわからないPKをマティアス・フェルナンデスに決められて3:2。ペップはエトオ、チャビ、メッシを交代させてリードを死守しようとしますが、なんとロスタイムに縦パス1本で突破されてジョレンテに同点弾を喰らってしまいます。これで優勝はおあずけ。チェルシー戦セカンドレグあたりから連戦の疲労が出ているので、仕方ないと言えば仕方のない結果ですが、すぐにコパ・デル・レイの決勝戦が迫っているので、テンションを落とさず、最後の力を振り絞って戦って欲しいと思います。ペップもこの辺で腹を決めて、シウビーニョ・グジョンセン・カセレス・ボヤン・フレブ・ブスケツあたりの控え選手を活用してはどうでしょうか。
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