バルサ: アトレチコのペースにはまって敗戦
ビセンテ・カルデロンでアトレチコ・マドリーとの対戦です。ゴールの職人フォルランと無茶苦茶に元気がいいアグエロがツートップを組む今回のアトレチコは脅威です。FW:アンリ・エトオ・メッシ。イニエスタは間に合わず中盤はグジョンセンとチャビ、底はヤヤ。ピケもケイタも出場停止で、左SBはシウビーニョ、右SBダニ、CBプヨールとマルケス、GK:バルデスという布陣です。
お互いに先取点をとりたいという気持ちが先行する、バタバタした立ち上がりでした。すぐにチャンスができるのに得点はできません。メッシは消えているし、エトオやチャビも動こうという意図はみえるのですが、やっぱり鈍い感じがします。それに比べてグジョンセンの動きが目立ちます。最初の得点はアンリ→エトオ→アンリのワンツーによる突破で生まれました。仕上げはアンリの黄金の角度左45度からのミドルでゴール。さらに消えていたメッシが30分に突然現れ、ドリブルで中央突破して自らゴール。2点目です。
しかしアトレチコも、直後のフォルランのミドルシュートの得点で生き返りました。これ以降どうもアトレチコのリズムで試合が進行しました。バルサらしい緩急の変化を忘れてしまいました。
後半10分、カウンターを食って、マルケスがクリアミスし、これをアグエロに引っかけられて失点。しかしバルサも後半27分、スタミナ有り余るグジョンセンが勢いよく飛び出し、アンリにパス。アンリは落ち着いてワントラップでゴール。さすがです。ところがこれで調子に乗りすぎたのか、CKのときにアンリがゴール前で思い切り乗りかかってPK。これをフォルランに技巧的にタイミングをはずすPKを決められて3:3の同点に。うまくはめられたバルデスが悔しがっていましたが、後の祭り。
これでエンパテかと思ったのですが、なんとプヨールがクリアしようとして届かず、通り過ぎてしまうと言う失敗。これをまたアグエロに拾われて失点。レフェリーも今日は完全にアトレチコ寄りでした。とはいえ、どこかでエトオとチャビを休ませる必要があるでしょう。国王杯にイニエスタが間に合うなら、イニエスタとグジョンセンの中盤でいいのではないでしょうか。FWもたまにはボヤンを起用すべきではないでしょうか? 決断決断。
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