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2009年1月15日 (木)

毛断面の電子顕微鏡写真

1毛包の斜断面を電子顕微鏡で見る

サンプル:生後0日のラット背部体毛毛包
スケール:2μm
方向:ななめ切り(右が上)

Cx:毛皮質、Ce:毛小皮(キューティクル)、Ci:内毛根鞘小皮、Hx:ハクスレイ層、He:ヘンレ層

体表面から外に出てくるのは毛皮質と毛小皮のみ。
Ci・Hx・Heをまとめて内毛根鞘という。内毛根鞘は体表ではフケとなり排出される。

解説:毛皮質とキューティクルはほぼ角質化しています。内毛根鞘小皮はかなり角質化していますが、まだ完全ではありません。ハクスレイ層はまだ角質化していませんが、右側(つまり高さで言えば上の方)には角質化がはじまっている細胞が見えます。ヘンレ層はほぼ完全に角質化しています。ヘンレ層の外側にはコンパニオン層という基本的に角質化しない組織がみえています。ヘンレ層より内側の細胞群は毛が伸びるにつれて、エスカレーター式に皮膚の中を上昇していきますが、コンパニオン層より外側の細胞は動きません。コンパニオン層の外側には外毛根鞘、その外側に結合組織性毛包があります。このように1本の毛をつくるにはとんでもなく複雑な、バウムクーヘン型のしかけが必要です。ヒゲの場合はさらにこの数倍の複雑な仕組みが必要になります。

詳細は Hair follicle.  Differentiation under the electron microscpe. K Morioka 著 Springer 刊 ISBN 4-431-22429-7 などをご覧下さい

http://www.amazon.com/Hair-Follicle-Differentiation-Electron-Microscope/dp/4431224297/ref=sr_1_3?ie=UTF8&s=books&qid=1251500656&sr=1-3

または

http://www.amazon.co.jp/Hair-Follicle-Differentiation-Electron-Microscope/dp/4431224297/ref=sr_1_2?ie=UTF8&s=english-books&qid=1251363681&sr=8-2

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