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2008年10月19日 (日)

南紫音@都響&ヴォルコフ

昨日はすごいバイオリニストと遭遇しました。その名は南紫音。名前からして生まれながらに親の期待を背負ってきて、その重圧に耐えることだけでも大変だったでしょう。2004年に、ロン・ティボー国際音楽コンクールで第2位を受賞したと言うことで名前は聞いていたものの、実演はやはり圧倒的でした。

曲目はチャイコフスキーのコンチェルト。まだ19才だというのに、落ち着いてじっくりとした取り組みで、堂々たる演奏。カデンツァも技術をひけらかすというのではなく、注意深く存分に愛器を鳴らしきっていました。このバイオリンいい音ですねえ。

指揮者のイラン・ヴォルコフとの息もぴったりで、激しい第3楽章も好調に乗り切りました。風格すら感じさせる19才。末恐ろしい才女です。あえて難を言えば、すこしステージ衣装(白)が地味だったかな。このスケールの大きな演奏なら、濃紺とか濃緑が似合うと思います。CD(図)もすでに発売されているようです。

後半のブラームス交響曲第2番も、マエストロ・ヴォルコフの客演とは思われない都響との相性の良さが感じられ、非常に楽しめました。

Manami

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