毛=hair?
欧米ではもともと牧畜が盛んだったせいか、英語には毛を意味する単語がたくさんあります。
hair, lanugo(産毛)、vellus(軟毛)、beard(あごひげ)、mustache(口ひげ、鳥のくちばしのまわりの毛)、whisker(ほおひげ、ネコやねずみのひげ)、cilia(まつ毛、繊毛)、flagella(鞭毛)、tragi(耳毛)、vibrissa(鼻毛、動物のひげ)、hirci(わき毛)、eyelash(まつ毛)、eyebrow(まゆ毛)、barba(ひげ)、capillus(頭髪)、pubes(陰毛)、pelage(哺乳動物の体毛)、fur(ヒト以外の哺乳類の体毛)、wool(羊、ヤギなどの体毛)、coat(イヌやネコの体毛)、bristle(豚の毛)、fleece(アルパカ、羊の体毛)、feather(鳥の羽毛)、down(鳥の綿毛)・・・まだまだありそうです。そうそう無精髭は stubble ですね。
こうしてみると漢語というのは欧米言語に比べて、毛の前にいろいろな漢字をくっつけて言葉を作ってしまうので、システマティックで合理的なのかも知れません。写真はキツネ(黒ヒゲです)。
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