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2008年1月17日 (木)

カーリーヘヤーの毛根

Photo カーリーヘヤーは主にアフリカ系黒人の毛髪の特徴ですが、これは毛シャフトの角質化が非対称におこることが原因であると思っていました。そのような論文を読んだことがあります。

少し前になりますが(その後めざましい進展はありません)、フランスの化粧品会社ロレアルの研究者達がこの問題にまじめに取り組み、カーリーヘヤーの毛根は意外にも深部から非対称で、外毛根鞘や真皮性毛根鞘(結合組織性毛包)は明らかに凹側が分厚いことを示しました。対照に用いた白人の直毛ではこのような非対称性は認められませんでした。

さらに毛球上部凸側のA地点ではまだ細胞が増殖しているのに、凹側のB地点でははやくも増殖を停止し、分化(角質化)の方向に向かっていると、彼らは述べています(図を参照してください)。ケラチンや Ki-67 などの抗体を使って検討した結果であり、面白い結果だと思います。つまり凹側の方が、さまざまな分化に関連した遺伝子の発現が早めにおこるというわけです。

ただ直毛の場合でも毛根は傾斜していることがままあり、そのような例について記載がないのは物足りない感じがします。さらなる研究の発展を期待します。個人的に特に関心があったのは、α-平滑筋アクチンの分布ですが(外毛根鞘にもある)、これはちょっと専門的すぎるのでここでははしょります。

文献:S.Thibaut et al: Human hair shape is programmed from the bulb. Brit. J. Dermatol. 152, pp.632-638 (2005)

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