省エネマンション?
昨日はついに、東京の一部で実質的な停電があったようです。この膨大な電力需要の一因は、マンションの間取りにあるものと思われます(図)。
重要なのは判で押したように、日本のマンションではキッチンが真ん中にあることです。換気扇はダクトでつながっていても窓がありません。キッチンの閉塞感を緩和するため、カウンターキッチンにして、広いリビングとのつながりを演出します。たいていのマンションはこんな感じでしょう。そしてそれが悪の根源なのです。
広いリビングを冷やすためには強力なエアコンをガンガン動かさなくてはいけません。キッチンは料理や冷蔵庫などが発生する熱で暑いため、リビングが寒くなるくらい冷やさないとキッチンまで冷気が届かず、料理していると汗だくになってしまいます。IHヒーターにするとかの方法もありますが、マンションの構造を変える必要もあります。リビングが広くないと売れないというのは買い手の責任です。この考えを改めなくてはいけません。家族団らんにはむしろ6-8畳くらいで十分でしょう。その広さならテレビを40インチにする必要などありません。エアコンも小型で十分でしょう。リビングとキッチンはきっちり壁とドアで仕切ります。キッチンに窓があれば、この構造でも閉塞感は緩和されます。
うちのマンションは、キッチンとリビングとさらにもう一部屋が仕切りなしで連結しているという最悪の構造です。猛暑の対応なんて思いつきませんでした。いやはやどれだけ電気料金がかさむのか背筋が寒くなります(で涼しくなるって!? orz)。
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