« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月29日 (金)

ねこの起源

Catcover_1 米国がんセンターのオブライエン博士の猫好きは有名で、なんと猫の遺伝子プロジェクトを遂行中です。それにしてもかかわっている研究者の数がすごいですね(サイトのURLは一番下段にあります)。なんだかんだ言って、みんな猫が好きなんでしょう。

彼らは世界中から979匹の猫を集めて遺伝子解析を行い、すべての猫(Felis silvestris)は13万年前頃には、メソポタミアから地中海東部沿岸地方の広範囲に分布していたリビアヤマネコを祖先に持つという結論に達しました(リビアヤマネコは現在でも中東やアフリカにいますが、数は少なく、みつけるのは大変なようです)。ただしミトコンドリアDNAの系統が5つにわかれることから、少なくとも数頭の祖先から別の時代に飼い猫化されたのであろうと推測しています。

キプロス島では、9500年前に人と共に埋葬されたネコの骨が発見されています。おそらく1万年から1万2千年前頃にメソポタミアで大規模農業がはじまり、穀物倉庫をネズミの害から守るために、ヤマネコを飼い慣らして倉庫番をさせたのがイエネコの起源だと考えられています。

なおツシマヤマネコやイリオモテヤマネコは Felis silvestris ではなく、別種の動物です。

参考: Science: Daily News Archive 28 June 2007

http://home.ncifcrf.gov/ccr/lgd/comparative_genome/catgenome>/index_n.asp

生物学・科学(biology/science), にゃんこ(cats), 動物(animals) | | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月28日 (木)

カルロス・テベスの不思議 revised

Photo_4ワールドカップで見た限り、カルロス・テベスはすごい選手です。バルサのメッシなんて問題じゃありません。技術もフィジカルも超一流。デランテーロ(FW)の役割としても、ポストプレーは得意、ドリブル突破も超弩級。抜け出しの鋭さも素晴らしい。しかし変な選手です。アルゼンチンの選手なのに、ブラジルでプレイし、現在はプレミアとはいえ地味なチームのウェストハムの選手です。

欧州のビッグクラブでプレイしていて当然なのでしょうが、やはり性格に問題があるんですかねえ?ボカ時代は女性問題、コリンチャンス時代は紅白戦で乱闘、ウェストハムでも舌禍事件をおこすとか、問題児ではあるようです。確かに顔は悪人顔ではあります。いつまでもウェストハムにいるような選手ではないので、近々どこかのビッグクラブが獲得するのでしょうが、彼を得たチームがうまく彼を操縦できれば、そのチームが次のシーズンの欧州を制するような気がします。しかし移籍金はさぞかしすごいことになるのでしょう。

マドリーに74億円で移籍という話もあるようですが、どうなることやら。彼の保有権自体が藪の中ですから、訳わかりません。

http://news.livedoor.com/article/detail/3209020/

SUMMARY:  2006-07シーズンのスペイン王者に輝いたレアルは、スポーツ・ディレクターのプレドラグ・ミヤトビッチが、テベスの保有権を持つと主張するメディア・スポーツ・インベストメント(MSI)社のキア・ジョオラビキアンとの交渉に臨み、3000万ポンド(約74億円)の移籍金で合意に達したとされている。しかし、ジョオラビキアンの保有権を認めていないウェストハム側は、今回の合意を無視する姿勢を示している。それでも、いまだテベスの保有権を主張するジョオラビキアンは、今夏の移籍マーケットで欧州のビッグクラブに売り込みを続けており、リバプールやチェルシーなどのプレミアクラブに加え、セリエAのインテルも獲得に興味を示していた。しかし、MSI社の投資家に対する利益を求めるジョオラビキアンは、3000万ポンド(約74億円)と高額の移籍金を要求しており、現時点でこの条件を受け入れるのはレアルだけと見られている。不透明な金の動きばかりが取り沙汰されるテベスの移籍。ウェストハムの首脳陣を無視して進められるレアルへの移籍交渉が成立した場合、移籍金の行方など、再び数多くの疑惑を生む結果となりそうだ。

Braugrana_65 今期みじめな成績だったFCバイエルンはリベリー、トーニ、クローゼという大補強を実施し、バルサもアンリとヤヤ・トゥーレ(バルサ移籍を契機にトゥーレ・ヤヤと改名した模様)を獲得しました。ベテランと若手、二人とも不思議な器用さとやわらかさがあるバルサにふさわしい選手です。しかしアンリとエトオを使うと、メッシとグジョンセンはお休みになってしまうので、もったいない話です。とはいっても非常に試合数の多いバルサですから、いつも同じメンバーだと、とても体が持ちません。エトオらもローテーションを受け入れて、順番に出るというシステムに馴れる必要があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月24日 (日)

西島三重子ライヴ@南青山マンダラ

今年はからつゆらしくて、雨のお題が台無しとなりました。今日も昼間はじりじりと暑い一日でした。

1.愛はかげろう 雅夢
2.雨の物語 イルカ
3.びしょぬれワルツ テレビで見て、みーちゃんのコアなファンになる契機になった曲のひとつです
4.ミスターレイン 高見知佳への提供曲 彼女はおそい子育て中で、最近は地元(四国)のラジオなどに出演しているよ
うです
5.黄昏のビギン 水原弘 ちあきなおみ これが水原弘のオリジナルとははじめて知りました
6.シェルブールの雨傘 ミシェル・ルグラン
7.雨音のむこうに
8.EVERGREEN テイチク時代の大傑作 いつも輪廻について話していましたね
9.虹の彼方に ジュディ・ガーランド
(なんと日本語訳詞 弥勒)

ブレイク

10.アペーロ(雨の哀訴) 一気にいい雰囲気にしてくれる曲ですね
11.Jealosy やはりテイチク時代の大傑作 しっとり聴けました
12.セレナーデ ワーナー時代の曲で、超懐かしい本日のサプライズ
13.しののめ草 小柳ルミ子への提供曲 評判良かったみたいですね
14.幸せの2分間 (オリジナルは誰だっけ?)
15.SHADOW
16.プレゼント 三重子-弥勒コンビの代表作かな 
17.Bon Courage
18.星屑のララバイ
En1.池上線 池上線の80年記念で車内ライヴをやるそうです 想像つかない
En2.おひさまのたね

みーちゃんお疲れ様でした。ミャーとタマジの写真など有難うございました。

ライヴで古い曲に接して、是非CD化されていない曲のレコーディングをしてほしいと思いました。 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年6月22日 (金)

麻生圭子と飼い猫ポルクの物語2

1_6 ヒマラヤンのポルクに鬱状態から救われた麻生圭子ですが、その間彼女にとってポルクはセラピストであり、神様のような存在だったわけです。それは彼女が真剣に猫と向き合って観察していたからに他なりません。その様子は「ネコが元気をつれてくる」に詳しく書いてあります。そしてその本で「半ば、いやほどんどもう結婚はあきらめている私。ふん、猫がいればいいもんねー」などとのたまっていた人が、5年後には「ネコが結婚をつれてくる」という本を出版しちゃうとは!

ネコが結婚をつれてきたのは本当らしくて、話せば長いことながら・・・旦那さんのお友達の元カノが神戸で阪神淡路大震災にあって、別れた女とはいえ心配になって、そのお友達が救助に行ったらしいのです。そこでネコがいたら大変だろうということで、元カノの家からネコを連れて帰ったのです。ところが自分は寮に住んでいて飼えなかったので、友人である旦那さんにおはちがまわってきたのです。しかし旦那さんの方はネコの飼い方がわからなくて、知人だった麻生圭子さんに一から十まで聞くはめになったわけです。

そしてそうこうしているうちに親しくなってしまい、麻生さんは11才年下の素敵な旦那様をゲットしたというわけです。そして彼女と旦那様とポルクの3人暮らしがはじまりました。あとは旦那様とポルクの自慢話で本が一冊書き上がりました。チャンチャン。いやいやこの本にもネコvs人間の関係の機微がいろいろ、いつものリズミカルでクールな文体で書かれていて、あっという間に読めてしまいます。あと三好さんのイラストもかわいい。

麻生さんの結論「元気がなくなった心をネコは癒してくれます。癒されると、人の好みというのは変わります。求めるしあわせのカタチが変わるんですね」

麻生圭子著 「ネコが結婚をつれてくる」 大和出版(1999)

麻生さんのサイト http://www.keiko-aso.com/

PS 旦那様のお友達と元カノも、震災とネコが縁で焼けぼっくいに火がついて、よりがもどり、結婚なさったそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

麻生圭子と飼い猫ポルクの物語1

Photo_172 麻生圭子さんは昔売れっ子作詞家で、ベスト10のトップを連発する大変なヒットメーカーでした。小泉今日子「100%男女交際」、 吉川晃司「ユー・ガッタ・チャンス」、 浅香唯「セシル」などが代表作だそうです。当時は若いのに赤いポルシェなんかに乗って、調子に乗ってる生意気な女というような印象しかなかったのですが、突然廃業して散文に転向しました。

その辺の事情に多少関心があったとは思いますが、この本「ネコが元気をつれてくる」を買ったのは内容に興味があったというより、表紙の猫の絵(図)に異様なパワーを感じたからだと思います。 説明を見ると夭逝したロック歌手の中川勝彦さんが、病床で最後まで描いていた猫だそうです。それを知ってからますます愛着がわいて、フレームに入れて、部屋に置いてあります。

さて読み始めてみると素晴らしい名文で、中身も面白く、あっという間に麻生ワールドに引き込まれてしまいました。麻生さんはある時底なしの無気力におそわれて、仕事に穴を開け、ついには心配したマネージャーとマンションの管理人に家宅侵入されるという事態にまでなったそうで、ここまでくればやはり病気だったのでしょう。

ちょっと怖かったのは「カミソリが出てくる。手首の表皮をさーっと切ってみる。赤い血がさーっと浮いてくると・・・・・うーん、今回のは全治5時間だな。もうちょっと頑張れば良かった。・・・なんていう種類の反省をする」というくだりです。常習的なリストカッターだったそうです。旦那さんにかまってもらえず、鬱の状態になるのがその原因だったようです。しかも旦那さんがお医者さんなので、旦那さんに縫ってもらうというオチまでついています。そういえば中森明菜もリストカッターなので、「ブロンド」という曲は歌手も作詞家も常習リストカッターというのがすごい。

彼女がそんな悲惨な状況を脱出することができたのは、ポルクという名の彼女の猫のおかげだったというのがこの本の主題です。この本にはネコに関する名言がてんこもりです。「猫は、しあわせになるために生きるのではなく、生きていることがしあわせなのだということを知っている」「猫にはプライドはあるが、見栄や野心は存在しない」「猫には向上心というものがないからね・・・と犬好きの友人が言ったが、それは違うと思う。猫という生き物は、自分に、相対的な自信ではなく、絶対的な自信を持っているのだ」。そう、人間も犬と同じで、他人にほめられないと自信をもてないのが世の常ですから。

猫のエッセイはひとかかえも読みましたが、そのなかでも1番に心に残る本でした。猫のことだけじゃなくて、こんなにも自分をさらけださなくては一流のエッセイストとは言えないんだなと、彼女自身の姿勢にも感銘を受けました。この本はアマゾンや古本屋で300円くらいで手に入ります。実は続編もあるのですが(今日読了)、それはまた近いうちに紹介します。麻生さんは現在は再婚して、京都で活躍されているようです。

麻生圭子「ネコが元気をつれてくる そんなに無理しないでいいのよと猫がいう」 大和出版(1994)
麻生さんのサイト http://www.keiko-aso.com/

PS パーカーの「ゴミため」みたいな悪文のあとで、このようなリズミカルで簡潔な文を読むと、実に涼しい感じです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月20日 (水)

バルサ 反省

Braugrana_2_20 今年のリーガは途中までメレンゲはガタガタでしたし、セビーリャも後半はガタガタだったので、普通だったらバルサの圧勝に終わっていたはずだったのです。それがあと1ポイント足らずの2位。たられば山盛りですが、つきつめればやはりエトオの離脱が致命的でした。それに加えてメッシも故障で休んでいた時があったので、ロナウジーニョも彼本来のプレイスタイルを変えざるを得ず、点取り屋に傾いていた時期もありました。彼にとってはこれが結構ストレスだったのではないでしょうか。

リカーの失敗としては、目の前の1勝へのプレッシャーからかローテーションをきちんとできなかったこと、3-4-3が機能しなかったこと、エトオの無駄口を封じられなかったことなどが主なものでしょう。この中で来期一番心配なのはエトオの件ですね。また、彼を国王杯には使わないということをリカーが説得できなかったら、私はリカーを見捨てます。エトオとロナウジーニョの心と体が壊れないようにするのが、彼の最大の仕事だと思います。ロナウジーニョも国王杯や練習試合には使わないことが大事です(これはリカーの一存ではできませんが、フロントが協力しなければいけません)。彼が日本や中国に来る必要はありません。

ラポルタとチキがしくじったのは、若いピチピチの有能な選手を獲得しなかったことです。なんとなくピッチにベテランが多くてジジくさくなりつつあります。特に運動量の多い両サイドバックとボランチは高価でもいい選手をとらないと、リーガはともかくビッグクラブ相手には戦えません。アンリを獲得するお金があるのなら、若手に投資した方がいいと思いますね。もうひとつ彼らの問題は、惨憺たる状況にあるBチームをなんとかできなかったことにあります。ブラウグラナにラポルタの記者会見のリポートがありますが、この問題をどうするのかについては、ラポルタは言及していないようなのが気に入らないところです。Bに即戦力の選手がほとんどいないというのは大きな問題です(ボージャンもまだまだ)。

来期はバイタリティーにあふれた、アクティヴなバルサを見たいものです。ではしばらくバルサネタとはお別れです。期待して補強を見守りましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月18日 (月)

バルサ 悲しい結末

Braugrana_64 今シーズンのリーガは終わりました

バルサの最終戦5:1の勝利も空しく

栄冠はメレンゲに・・・・・

アランゴから美しいスルーパスがバレーラに通って、早速マヨルカがリード。呼応するようにデコの素晴らしいクロスがピッタリとメッシに。メッシがセンタリングすると、そこに突っ込んだのがなんとプヨール。DFより一瞬早く足を出してゴール。さらにデコからもう一度メッシにクロスが通り、今度はメッシのシュートが決まる。さらにFKからロナウジーニョが左上隅にたたきこむ。ふぉー逆転優勝か!

さらにエトオが粘って、ゴール前のデコに流した球がはねてメッシの前に。ごっつぁんでゴール。サンチャゴ・ベルナベウの方も結構マヨルカが頑張っていたのですが、バレーラが1:1のシュートをはずしたあたりから流れが変わる。なんとスタジアムは電光掲示板を消灯してアシスト。そしてついにベッカムに代わって出たレジェスに決められる。さらにレジェスがディアラに上げた球をヘディングで決められる。これで万事休す。終わりました。

あんなにぐちゃぐちゃだったメレンゲが復調したのは、カペッロが妥協したからに他なりません。ゴミみたいに扱っていたベッカムを再登用すれば大活躍。エルゲラもグティーもロベカルも使ってオーライ。ただしカンナバーロ、レジェス、ディアラ、イグアインなどの補強は見事でした。バルサもCB、ボランチ(ピボーテ)、SBを一人づつでも生きの良い若手を中心に採用する必要がありますねえ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月16日 (土)

眼の誕生とカンブリア爆発2

Photo_170 オーストラリアの南部にアデレードという街がありますが、この北方にエディアカラの丘という古生物学者にとっては聖地のような場所があります。ここからはカンブリア紀以前の時代の動物の化石が多数出土しています。エディアカラの丘は1946年に発見されましたが、その後カナダ、ロシア、イランなど世界各地から同様な生物の化石が見つかり、カンブリア紀以前にもいろいろな生物が世界中で生きていたことがわかってきました(図1 --- 国立科学博物館の資料)。この時代の動物は、現在の動物門への分類が困難なものも多いようですが、逆に現在の東京湾にも生きているウミエラに似た動物(一見海藻のようです)も多く見つかるようです。エディアカラの丘にちなんで、カンブリア紀の前の時代をエディアカラ紀と呼ぶことになりました。エディアカラ紀は約6億2,000万年前~約5億3000万年前ということになります。

Photo_171 パーカー博士の本によると、エディアカラの丘では眼のない三葉虫の化石がみつかるそうです。三葉虫はカンブリア紀に突然現れたのではなく、それより三千万年前から生きていたということになります。この原始的な三葉虫をはじめ、エディアカラ紀の生物には体に硬い部分がなく、非常に化石として残りにくいのです。カンブリア紀がはじまる頃に何らかの気候変動・・・パーカー博士の本には、霧が晴れ上がる、太陽系が超新星やオールトの雲から離れるなどの説が紹介されています・・・があって光りが地球にふりそそぎ、しだいに眼が形成されてきたと考えられます。三葉虫の目を図2に示します。これは kantablue2004 さんの化石です。画像使用させていただきまして感謝します。kantablue2004 さんのブログのURLを下記に記します。
http://blogs.yahoo.co.jp/kantablue2004

最後にちょっと苦言を呈すると、この本は読むのが結構しんどいです。一般向けの本ならこの半分ぐらいのボリュームで、もっと簡潔な説明で十分だし、学者やマニア向けとしてもあまりに饒舌な語り口です。例えば第8章の冒頭の数行などをみると、もう少しもったいぶらず単刀直入に書け・・・とダメ出ししたくなります。文献の引用もきちんとやっていないので、専門家向けとは言えない本です。かといって、作家としてはC級という感じですね。この冗長さは翻訳者のせいではありません。しかしそれらを考慮しても余りある魅力的な仮説にノックアウトされました。パーカー博士はこの仮説を「光スイッチ仮説」と呼んでいます。

「眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く」 アンドリュー・パーカー著 渡辺政隆・今西康子訳 草思社刊 (2006年)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

眼の誕生とカンブリア爆発1

Blink動物のいちばんおおざっぱな分類は門です。すべての動物は、人や鳥・魚などは脊索動物門、エビやカニ・昆虫などは節足動物門というように、38の動物門にわけられています。「これらのうちほとんどの門は、5億3千万年前から4億9千万年前のカンブリア紀に生まれ、それに伴って爆発的に多数の種が形成された。これをカンブリア爆発(カンブリアン・エクスプロージョン)という」・・・と私たちは習いましたし、10年くらいまではたいがいの生物学者はそう考えていました。

ところが最近の分子進化学の進歩によって、カンブリア紀の初期には新しい機能を持つ遺伝子の生成がほとんど 見られず、カンブリア爆発に約2億年も先行して遺伝子の爆発的な 多様化が起きていたという予想外の事実が明らかになってきました。しかしカンブリア紀以前の生物の化石はまれにしかみつかっておらず、悩ましい矛盾が生じます。いったいカンブリア紀の初期には何がおこったのでしょうか? アンドリュー・パーカーの著書「眼の誕生」はそのタイトル通りのことがおこったことがカンブリア爆発の最大の要因だったという仮説を述べたもので、それこそ眼からウロコのアイデアを開陳しています。原著(画像)のタイトルはもう少しおしゃれで「In the blink of an eye」です。

彼はこの本のはじめの方で、動物の形態は内臓の分化・配置などの内部体制と、棘・触角・甲羅など外部形態にわけられ、前者に関与する遺伝子は多いが、後者に関与する遺伝子は少ないと述べています。確かに皮膚だけに特別に働いている遺伝子の数というのは多くないように思います。ケラチンだって内臓にもあるのですから。皮膚の分化や増殖に関与すると考えられている遺伝子も、いまのところ特に目新しいものは少なく、少し変化させたり、働く時期や組み合わせを変えて機能している場合が多いように思われます。

カンブリア紀は眼を持つ三葉虫の登場と共にはじまり、彼らこそがカンブリア爆発の引き金であるとパーカーは主張するわけですが、ここで重要なのは眼というのは、単に光りを感じる眼点のようなレベルのものではなく、ちゃんと像を結んで形を認識できるものを意味するということです。三葉虫の目は複眼ですが、トンボなどと同様、ちゃんと像を結んで相手を認識できる優秀な眼だったと考えられています。

このことはエサを認識して食いつくことができるということを意味します。また同時に自分が食いつかれるという危険も意味します。すなわち眼の出現によって、それまで穏やかに千年一日のごとく暮らしてきた動物たちは、一気に弱肉強食の修羅場にたたきこまれることになったわけです。食う方から言えば、エサを切り裂く口、殺すのに必要な武器、エサが逃げないように押さえつける脚が必要です。食われる方から言えば、逃げ足の早さ、360度を探知できる柄の付いた眼、甲羅・棘などの装甲を身につける、擬態する、大量にたまごを産むなど、生存のための新しい戦略が必要になりました。これが動物にバラエティーを作る要因になったわけです。

著者が言うように、外部形態の変更はそれほど大規模な遺伝子の転換を必要としないため、短期間のうちに多様性が生まれたと思われます。しかしまた甲羅や殻・棘など硬いものは化石として残りやすくなるので、これがカンブリア紀爆発を誇大化する要因になることにも留意する必要があります。

「眼の誕生 カンブリア紀大進化の謎を解く」 アンドリュー・パーカー著 渡辺政隆・今西康子訳 草思社刊 (2006年)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月13日 (水)

子猫の里親募集(ライフボートより)

Photo_169ライフボートからメールが来たので転載します

<沢山の仔猫達がやって来ました>


4月からは新年度に入りましたが、新年度はまた春先に産まれた仔猫達が保健所に多数持ち込まれる季節でもあります。ライフボートにも既に300頭近くの仔猫が引き取られました。
幸いすでに150頭以上が多くの里親さんに恵まれましたが、それでも新しい仔猫達が続々とライフボートに来ていて収容頭数は増える一方です。スタッフは例年通り、仔猫や子犬の保護・飼育に追われていますが、可愛い子達が順調に育ってくれると疲れを忘れます。
可愛い子猫・子犬はこちらでご覧いただけます。

http://www.lifeboatjapan.com/satooya/cat/cats.htm?mmag=ruby03
http://www.lifeboatjapan.com/satooya/dog/dogs.htm?mmag=ruby03
里親さんが一人でも多く見つかれば、確実に一つのいのちが救えます。
皆様の支援を重ねてお願い申し上げます。

<東京譲渡会開催のお知らせ・皆様のお越しをお待ちします>


来る6月24日(日)に、持ち回りの「東京譲渡会」を多摩川競艇様の敷地をお借りして開催いたします。当会の呼びかけに快く応じていただきました多摩川競艇場様に厚く御礼申し上げます。
東京譲渡会は千葉県柏市のシェルターが遠方でお越しいただけない方達にも里親さんになっていただく機会が出来るように開催するものです。
一人でも多くの方に里親面会にお越しいただけますようご協力をお願い申し上げます。

http://www.lifeboatjapan.com/jyoutokai/tokyo/?mmag=ruby03

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バルサ 奇跡を祈って

Braugrana_2_19いよいよ今シーズン最後の日がやってきます。
奇跡を祈って、きちんと最後まで見届けましょう。
幸いバルサファンのクレームが効いたのか、同時放送
という当然の仕事をWOWOWがやってくれました。
(さあ忙しいぞ)

レアルマドリード vs マヨルカ@サンチャゴ・ベルナベウ
6月17日(日 日付は18日)深夜1:55 WOWOW(BS-5ch/191ch)
6月19日(火)午後6:00 WOWOW(BS-5ch/191ch)
↑この試合はビルバオvsレバンテの試合が終わってから続けて
放映されるものと思われます。 セビーリャ、バルセロナと
同時進行になるのでしょう。

セビーリャ vs ビジャレアル@サンチェス・ピスファン
6月17日(日 日付は18日)深夜3:55 WOWOW2(192ch) 
6月18日(火)早朝5:00 WOWOW(BS-5ch/191ch) 

ジムナスティック vs バルセロナ@ノウ・エスタディ
6月17日(日 日付は18日)深夜3:55 WOWOW3(193ch) 
6月18日(月)午後6:00 WOWOW(BS-5ch/191ch)
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月10日 (日)

サラとミーナ5

12 サラとミーナ4の捕逸写真を追加します。ミーナの方は生まれてほぼ1年たったものと思われます(野良猫なので、正確な生年月日は不明)。今日体重を測定しました。サラは3.8kg、ミーナは5.4kgでした。生後1年にしてメタボっぽいミーナですが、甘えるのは大好き。しかし少しADHD(集中力がなく、すぐに気が散ってしまう)の傾向もあります。ADHDの方は、うちにきた当初よりかなり改善されてきましたが、デブの方は改善されていません。

11_1 サラはミーナと違ってほとんどなきませんが、ごく最近食事の時間の前にだけ、あまり猫らしくない単調な声でニーっとなくようになりました。少しは人に甘えるようにもなってきました。自分にはしっぽがなくてミーナにはしっぽがあるのが不思議なのか、ミーナのしっぽでじゃれようとするので(かみついたりする)、すぐミーナとケンカになりましたが、やっと最近興味を失ったようです。

13 サラの運動能力はたいしたものです。家に迷い込んだ雀を速攻にしとめてしまいました。隠れていたもう一羽も発見したので、こっちは私が逃がしてやりました。それにしても、なんの気配もしない本箱の裏に潜んでいることをたちまち見破るとは、すごい野生の本能です。ミーナと同じ猫でも、サラはちょっと違う世界の生物です。

いつも思うのは、彼女たちがシェルターにいるよりもハッピーだろうかということです。そしていつも答えは???です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バルサ タムードに撃沈される

Braugrana_63WOWOWのお蔭で、なんとこの最後の決戦の時に、マドリーの試合を見ながら途中結果でバルサの動向を知ることになろうとは!

サラゴサは死力を尽くして頑張ったと思います。が最後はマドリーにツキがありましたね。といっても引き分け。バルサは当然勝って首位に復帰するところですが、何と後半45分にタムードの平凡な飛び出しを許して、イージーにゴールを決められて引き分け。ゴールシーンしか見せてくれないのでよく分かりませんが、ともかくこれでほぼアウト、あとは奇跡を祈るのみです。

それにしてもセビーリャも引き分けで、なんというシンクロニシティーなのでしょうか? 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

しんどい本-オオグソクムシ

アンドリュー・パーカーの「眼の誕生」という本を第6章まで読んだのですが、全9章であるにもかかわらず、さっぱり肝心な話がでてきません。あまりに前置きが長いので、そろそろ飽きてきました。ただちょっと面白かったのはオオグソクムシの話でした。オオグソクムシというのは、海底をうろついて腐肉やヒトデなどをあさる生物で、陸上のワラジムシやダンゴムシと近縁な等脚類(エビの仲間)なのですが、大きさが結構あって10cm以上のものも珍しくないようです。漁師は網にかかるので、よく知っている人が多いようです。学生時代にこれとやはり近縁のフナムシを採集するために、三浦半島を一周したことを思い出しました。

パーカーによると、浅い海にいる等脚類は種が非常に豊富なのに、深い海にいる等脚類は種がきわめて少なく、代表のオオグソクムシは1億6千万年よりもっと昔から、ほとんど進化していないらしいです。つまりほとんど光が届かない深海ではほとんど進化が停止していたと言うことです。ここで注意すべきは、海底を這っている彼らとちがって、海底堆積物の中で、まったく光とは無関係の生態系で生活している生物については、浅海と深海で種の豊富さに差がなかったということです。

確かにオオグソクムシの眼は大きくて、スターウォーズの帝国軍兵士の眼のようです。暗い深海に適応したのでしょう。深海にはオオグソクムシよりさらに大きいダイオウグソクムシという、体長が50cm以上のモンスターがいるそうです。ダンゴムシなどとちがって、空を飛ぶように高速で動けるそうで、水槽で飼っていると、エサに向かって水から飛び上がって襲いかかってくるそうです(ひょえー)。でもダイバーでこいつに食いつかれた人はまだいないそうです。下にダイオウグソクムシの写真があるHPを紹介しておきましょう(気の弱い人は見ないように!)

http://enema.x51.org/x/04/07/0815.php
http://www.flickr.com/photos/coda/380353/

補足:ダンゴムシも急ぐときは秒速2-3cmは進みます。体の大きさを考慮すると、決して遅くはないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 7日 (木)

竹内まりやの「Denim」

Denim 竹内まりやの「素敵なヒットソングズ」という歌があります。 そのヒットソングズというのは歌詞に出てきて、Hey hey Paula; Lonely soldier boy; Kissin' on the phone; Navy blue; Love me tender; Happy birthday sweet sixteen; Be my baby; Johny Angel なんですが、みんな私が子供の頃に夢中で聴いていた歌で、ほとんど竹内まりやと同じ音楽経験をしていたんだなあと驚いたものです。

当時ラジオ神戸(今のラジオ関西)では日本で初めてのベストテン番組をやっていて、毎週学校の子供達のグループで、来週のトップはなんだろうと当てっこに血道を上げていました。最近発売のトヨタプレミオのCMにも、この頃のヒット曲のひとつブルーベルベットが使われています(熟年の金持ちねらいがみえみえで、うっとおしい感じもしますが)。「素敵なヒットソングズ」の中に、ビートルズやローリングストーンズがはいっていないのがミソ。彼らの歌にはみんな少し引きましたね(嫌いという訳ではありませんでしたが)。

竹内まりやのニューアルバム「Denim」にも、この種の音楽のスピリットが色濃く反映されています。しかしこのアルバムにはもう一つ、人の死と老化という重いテーマが流れています。おそらく彼女も50を過ぎて、老いや死をよく考えるようになり、そういう自分を自然体で音楽の中に表現したいと考えたのでしょう。しかし聴く方としては、これには賛否両論でしょう。

私は否の方で、竹内まりやのそういう重いテーマの音楽は聴きたくないなと強く思います。しかしそれにもかかわらずです。さすがに天才が6年もかけて熟成したアルバムだけあって、完成度も半端じゃありません。山下達郎のサポートも万全。問答無用に乗せられてしまいます。特に「シンクロニシティー」という曲にははまりました。この曲は単純なラヴソングで、まりやの言うデニム(時がたつにつれて味わいが出てくる)とは無関係だと思いますけどね。偶然相方と同じ事をしているというのは、ちょっとわくわくして楽しい経験ですね。

そういえば、東山湖にもこのブログのテンプレートと同じマロという仔猫がいましたね。もうどこかにもらわれて行ったみたいですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 6日 (水)

ブログのデザイン

このブログのテンプレートのデザインは 、SEESAW というデザイナーユニットによって、ココログに提供されているものです。猫の名前はマロちゃんです。SEESAWに代わって、よろしくお願いします。手提げ袋などの、キャラクターグッズなどもあるようです(かわいい)。

詳細は下記へ

http://seesaw.pos.to/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ブログパーツのカピバラ

Poto05 右側に貼ってあるブログパーツのカピバラは、トライワークスの作品で、キャラクター商品なども発売されているようです。本物は写真のようなもので、私は10年以上前だと思いますが、伊豆シャボテン公園で見ました。カピバラの湯という温泉の浴槽がありました。行ったときは掃除中でお湯は入っていませんでしたが、温泉好きだそうです。最近は上野公園にもいるそうです。

最大の齧歯類だそうで、人の腰くらいまで体高がある個体もいたように思います。草食動物です。マウスやラットと違って、一匹のオスと数匹のメス+子供達の大家族でユニットを作って生活しているようです。マウスやラットの母親は、他の腹の子供が迷い込むと殺してしまうことがままありますが、カピバラのメス達は、他人の子供もわけへだてなく育てるというのは興味深い行動です。

トライワークスのHP:
http://tryworks.jp/about/kapibara.html

伊豆シャボテン公園のHP(上の写真の出所):
http://www.shaboten.co.jp/index.html

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 5日 (火)

次節のリーガ放映

Braugrana_2_18 WOWOWの週末から来週の放映予定が決まったようです。
またもやバルサは1日遅れ 信じられません。
191-193の3チャンネルあるのに、どうして同時中継が
できないのか? あきれてしまいます。

サラゴサ vs レアル・マドリード@ラ・ロマレダ
ライヴ:6月10日(日)早朝3:55 WOWOW3(193ch)
再:6月10日(日)早朝4:55 WOWOW(BS-5ch/191ch)
再:6月11日(月)午後6:00 WOWOW(BS-5ch/191ch)

FCバルセロナ vs エスパニョール@カンプノウ
初回:6月10日(日) 日付は11日(月)深夜1:55 WOWOW3(193ch) 
再:6月11日(月) 午前6:15 WOWOW(BS-5ch/191ch)
再:6月12日(火) 午後6:00 WOWOW(BS-5ch/191ch)

マヨルカ vs セビーリャ@オノ・エスタディ
初回:6月11日(月) 早朝3:58 WOWOW3(193ch)
再:6月11日(月) 午前8:18 WOWOW(BS-5ch/191ch)
再:6月12日(火) 午前5:30 WOWOW(BS-5ch/191ch)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 2日 (土)

古いカセットテープの西島三重子

部屋の掃除をしていると、古いカセットテープが出てきました。大事にしていたものですが、ここしばらく聴いてなくて、行方不明になっていたものです。日付をみると1985年5月2日ですから、22年前のものですが、自分で生録したものですから、記憶ははっきりあります。今はもうありませんが、新宿駅東口にあったルイードというライヴハウスにポータブルカセットを持ち込んで、西島三重子(みーちゃん)のライヴを収録したものです。

Photo_167 カセットというのは不便なもので、途中で裏返さなければいけないので、歌の途中だと見事にぶった切れます。手拍子がはいると、自動的に録音レベルが下がって歌が聞こえにくくなるなど、不完全な点もままありますが、懐かしいだけでなく、貴重な音源がいくつか含まれている「お宝もの」なのです。

1.少年の風:当時みーちゃんが気に入っていた曲らしく、ルイードではよくやっていました。間奏でみーちゃんから客席に「暗いですよ」というダメ出し。とたんに手拍子が・・・。
2.星のタピストリー:アコースティックの効果が大で、やわらかい感じがいいですね。
3.シェスタ:これ(シェスタ=長い昼休み)があるために、スペインのサッカーは夜9時開始の場合が多く、ひどいときには夜10時開始。

4.あきらめてサンバ:こういう激しいのをやって、当時は結構受けていた。
5.いらいらトワイライト:この曲もみーちゃんのお気に入りの曲。
6.終止符:来生たかおさん作曲。この音源を持っている人は少ないでしょう。LP・CDになっていません。とてもみーちゃんにフィットしている曲です。この曲と次のオールドダンサーは前半の白眉です。

7.オールドダンサー:このライヴのようにゆったりとしたテンポでやると、より曲の良さが浮かび上がります。
8.午前0時のシンデレラ:これを手拍子でやっていたんですねえ。

・・・・・ブレイク・・・・・

9.仮縫い:最近やっていませんが、みーちゃんの作った最も美しいメロディーのひとつ。
10.ジェラシー:雨にちなんだ曲なので、ひょっとすると6月のマンダラライヴでやってくれるかも。
11.One Way Game:バラードバージョンで、soft-i のものとは全く違った、落ち着いた色っぽい雰囲気で実にいい感じです。

12.河は流れる:研ナオコへの提供曲ですが、みーちゃんのお気に入り曲で、後にCDアルバム「あの頃のこと・・・」にも録音しています。
13.我が胸の底の湖:これは稀少な音源でしょう。木の実ナナへの提供曲ですが、みーちゃん自身の歌の方が迫力あります。なかにし礼氏のとってもコワーイ歌詞です。
14.月に腰掛けたピエロ(仮題):ピアノの遠藤さん(エンマ君)がみーちゃんのために作った曲。その後全く録音もなく、どうなってしまったのでしょうか? これも稀少音源。

15.夕闇のふたり:来生さんの曲ですが、私は「終止符」のほうが好きですね。
16.アマール・アマンド:タニア・リベルタードという歌手が歌っているアルゼンチンの歌だと思いますが、ちゃんと調べていないので定かではありません。すごい名曲でみーちゃんも「想いのとどく日」に収録しています。またライヴで聴いてみたい曲の一つです。
17.Evergreen(永遠に緑):当時はよくコンサートのラストナンバーでやっていました。やはり雨にちなんだ歌なので、6月のマンダラライヴで歌ってくれるかも知れません。

過ぎ去った時は帰ってきませんが、FCではめずらしくテイチク派の私としては、当時は若くていろいろなジャンルに才能を散乱し、自在に輝くみーちゃんの世界にカセットテープでひたるのもひとつの幸福です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年6月 1日 (金)

相馬裕子のイヴ

Eve 去年の「アダム」と対をなす、相馬裕子のアコースティック・ピーシズ「イヴ」が発売されました。「アダム」はギターベースの作品集で、前に記事にしましたが、聴き始めるとすぐに別の世界に連れて行ってくれるような素晴らしいアレンジと歌で、大変感動しました。

「イヴ」はピアノベースということで、またひと味違った音楽が楽しめるだろうと思い、早速聴いてみました。ちょっと意外だったのは、最初の曲が「永遠を探しに」という元気のいいポップスなので、はてどうするのだろうと思いましたが、結構E-ギターっぽい音やパーカッションもとりいれて、それらしくはじまりました。純粋にピアノだけの伴奏だと、よほどうまくアレンジされてないと、もともとピアノ1本の伴奏を前提に書かれた曲ではないので、学校の先生とのおさらい会みたいになってまずいのではないかと思いましたが、とりあえず一安心です。

しかし聴き進むと、ピアノ1本というのにこだわったものも多くて、中にはこれはちょっと・・・というものもありました。いしいめぐみさんの作品などは、ピアノのシンプルなサウンドに合っていると思いました。音数が少ない方がいいですね。米村裕美さんの「空と海の出逢う場所」はすごい名曲だし、安藤富貴さんの歌詞も大好きなので、別アレンジで聴けるだけでも大歓迎です。斉藤英夫さんの曲は良い曲ですが、どうしても森高千里を思い出してしまいます。

全体にピアノのアレンジがいまいちという感じは残りました。もうすこし音数を減らしてシンセでバックアップするとか、またはおしゃれ度を上げるかという手があったと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »