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2007年1月24日 (水)

ES細胞-新手法

1_1 クリマンスカヤ博士らは、着床前診断と同じやり方で受精卵から1個の細胞を採取し、それを培養して未分化のまま増やし、ES細胞(胚性幹細胞)を得ることに成功しました。

ES細胞をストックしておけば、それは生まれてくる子供の分身のようなものなので、たとえば骨髄移植が必要になったとしても、型が一致するドナーを待つ必要はなく、ストックしてあるES細胞を利用するという手があることになります。現在でも利用価値はありますが、さらに将来医学が発達すれば、いろいろな臓器に分化させて利用するなどということも可能になるかもしれません。

またES細胞の染色体をチェックすれば、同時に着床前診断もできるわけです。これはまさしく一石二鳥です。今までは、受精卵1個をまるごと犠牲にしてES細胞を作っていたわけですから、倫理的にも、実用上も、革命的な進歩です。この研究がうまく育てば、ノーベル賞級といえるでしょう。

参照: I. Klimanskaya et al.: Nature 444, pp.481-485 (2006)

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