南沙織の「20才」
南沙織(シンシア)といっても若い方はご存じないかもしれませんが、1971年に17才でデビューした沖縄(当時は米国)出身の歌手です。デビュー曲の「17才」は森高千里などもカバーしているので、ご存じの方が多いでしょう。***みろくぶろぐ***でもとりあげていたので、私もちょっと。
今でも彼女の熱狂的ファンはいて、プレミアム・ボックス(¥38,000ー40,000)など多くのCDが販売されています。そこまではいかなくても、彼女の魅力は「20才」というアルバム(Sony music entertainment, CD選書シリーズ、SRCL3967)で満喫できます。これって独断と偏見ですか???
いやいやジャケット写真(画像)もこれがベストですね。こんな表情でみつめられると、誰でも完敗でしょう (篠山紀信氏を含め)。曲はイントロにセリフがはいっているものが多く、語りの魅力もなかなかのものがあります。
特に英語のセリフがはいっている「粉雪の慕情」が白眉です。ちあき哲也作詞、水谷公生作曲だけど、この英語のセリフは歌手本人の作かもしれません。「田園交響曲」や「休日の午後」など、シングルで売りまくろうという発想からは遠い曲がいいですね。ジャケット写真のシンシアがそのまま歌いはじめたような感じです。
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