2019年8月19日 (月)

バルサ: アドゥリスの一発でサンマメスに沈没

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ラ・リーガもだんだん休みが短くなって、8月中旬に開幕というのはちょっと早すぎやしませんかと言いたくなりますが、幸いにしてサン・マメスは22℃という絶好の気候で一安心。

昨年の前半はひどかったビルバオですが、後半立て直して新シーズンに臨みます。ウィリアムスやラウール・ガルシアがやけに好調で、バルサは前半いいところがありません。メッシが故障で離脱しているとはいえ、MF(セルジ・デヨング・アレニャ)からスルーパス・ループ・クロスのどれもFW(デンベレ・スアレス・グリーズマン)に供給されず、ビルバオに完封されるという不始末。

せいぜいSBのアルバ・セメド、ドリブル突破を狙うデンベレあたりからのクロスを狙いますが、それもほぼ完封されるばかりか、インターセプトされてウィリアムスの快足にCB(ピケ、ラングレ)が置き去りにされるという悲劇。GKテア・シュテーゲンのスーパーセーヴでなんとか前半0:0でしたが、スアレスが前半で故障という悲劇が追い打ちをかけます。

しかしスアレスに交代して出たラフィーニャは非常に好調そうで期待が持てます。機能しない中盤にしびれをきらしたバルベルデは、後半アレニャを下げてラキティッチを投入。ビルバオがバテたこともありますが、前半とは打って変わったバルサペースになり、圧倒的に攻め込みますがシュートは決まらず、エンパテかと思った終了間際、目の覚めるようなバイシクルを交代して出たばかりのアドゥリスに決められて万事休す。

敗因はやはりセンターからのパス出しのタイミングがわからないことで、いつ飛び出したらいいかわからないという状態では突破もシュートもできません。あとはデンベレ-セメド、アルバ-グリーズマンの左右サイドのコンビネーションがいまいちで、シュートにつながらないことでしょうか。メッシ・スアレスを欠く布陣では、各ポジションでそれなりの役割をはっきり決めた置いた方が良いサッカーができると思います。攻撃はラフィーニャを中心にして、彼にスルーパスや壁パスを供給するような方向でやってほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=HvcPEq8Euus

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2019年8月18日 (日)

西島三重子 バースデイライヴ2019 @原宿ラドンナ セットリスト

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お盆ウィークの土曜日とあって、原宿はすごい人出です。といっても目立つのは外国人です。

原宿という街も栄枯盛衰は激しいらしく、お店(ラドンナ)のサイトのアクセスをみると「4℃」の角をはいると書いてありますが、4℃などというお店はなく、どうも化粧品とSPAのお店になっていたようです。

疑心暗鬼のうちに、記憶をたどってお店にたどり着きました。みーちゃんももう40年以上やっているので年配者が多いのは致し方ありません。皆様にご挨拶しながら店内に突入。

ラドンナは高めのステージにグランドピアノがある本格的なミュージック・レストランです。音響も最高に素晴らしく、お料理も本格的(イタリアン&フレンチ)。

本日のサポートメンバーは、ギターとマンドリン:平野融、 ピアノとキーボード:織原洋子。おふたりともサイドボーカルもやってましたが、これが結構いけてました。

天体望遠鏡以下、昔新宿ルイードでやっていたような懐かしい曲が続いて、追憶の洪水となりました。私のフェイバリットでもあります。

ブレイク後は元古井戸の加奈崎さんが登場。彼といっしょに作った「スパゲティ・ラグタイム」をふたりで熱唱しました。これが本日の白眉かな。一気に若返ったようでした。

加奈崎さんは狂気の旅芸人という感じの方ですが、昔のヒット曲「さなえちゃん」はきっちりやってました。

あっという間の2時間半でしたが、みーちゃんがテイチクでやっていた頃は、日本はとても夢とロマンにあふれたいい時代だったとあらためて実感しました。現在YouTubeにアップすると再生回数1億回を超えるという「あいみょん」の歌も、何か圧迫感や暗さがつきまとっている感じがします。

天体望遠鏡:
https://www.youtube.com/watch?v=k4DHmwTzV8w

 

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2019年8月14日 (水)

西島三重子 バースデイライヴ 2019

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2019年8月11日 (日)

大江戸線は廃止してムービングウォークにすべき

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大江戸線に乗ったことがある方ならお気づきだと思いますが、この地下鉄は普通の地下鉄とは違います。車両内のスペースが狭いことはすぐわかりますが、重要なのはトンネルが狭いことです。窓をたたき割っても外に出られません。ですから乗客がいざというときに窓やドアから外に出られるような仕様になっていません。

したがって緊急時には乗客は最前部か最後部のドアから線路に出ることになります。しかもワンマン運転なので後部車両からの脱出は遅れそうです。実際このようなことは2007年におこっていて、2時間かけて乗客は避難したそうです(1)。

こんなことでは大地震・津波・テロ・火災・停電などの緊急時に大きな被害が発生しそうです(2)。しかも大江戸線は東京の地下鉄の中でも格段に地下深くを走っています(3)。海水が流入したら、どうなってしまうのでしょう?

どうして大江戸線はこんな危険でチープな仕様になってしまったのでしょうか? その答えが乗り物ニュースにあったので引用させていただきました。

(引用開始)大江戸線は、当初から小型車両として計画されていたわけではありませんでした。大江戸線の原型である「地下鉄12号線」計画は1968(昭和43)年に構想され、1972(昭和47)年3月に、練馬付近から新宿に至る放射線と、新宿から都心をぐるりと回る環状線からなる現在に近いルートが決定しています。東京都は同年10月、20m大型車両10両編成の規格で、この12号線の免許を申請し、1974(昭和49)年に取得しています。
 しかし免許取得の前年(1973年)、オイルショックが日本経済を直撃しました。物価の高騰により、東京都の財政は大きく悪化。日本全国で大規模な公共事業が見直されました。12号線は巨額の建設費に対して十分な需要が見込めないとして、計画の凍結と全面的な再検討を余儀なくされたのです。(引用終了)

 現在では黒字化しているようですが、あまりに危険な仕様なのでこんな地下鉄はただちに廃止したほうがよいというのが私の考えです。せっかくトンネルを掘ったのですから、全線ムービングウォークにして歩道にしたらどうでしょうか? 特にオリンピック期間に事故が起こったら大変なので、改善してほしいと思います。

1)2007年10月23日 都営地下鉄大江戸線停電 乗客避難
https://www.youtube.com/watch?v=q-pMTmMHxMU
https://www.youtube.com/watch?v=OlVP8l4eAgY

2)渋めのダージリンはいかが 大江戸線は危険すぎる
http://morph.way-nifty.com/grey/2015/07/post-8a97.html

3)大江戸線駅の地下深度
(この5駅は東京の地下鉄駅のベスト10にはいっています)
1.六本木駅(1番線:42.3 m、2番線:32.8 m)
2.新宿駅 (36.6 m)
3.中井駅 (35.5 m)
4.東中野駅 (34.2 m)
5.中野坂上駅 (33.4 m)

(写真はウィキペディアより)

 

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2019年8月10日 (土)

免許更新

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流山運転免許センターで免許の更新。免許の更新には暑いという記憶しかありません。誕生日は変えられないので仕方ありません。

柏駅からバスに乗って25分かかります。田舎です。ほとんどの人がバスで来るので、バスが出てしまうと中に数百人の人がいるとは思えないくらい外は静かです。

今日あたりはお盆突入なので、さらに激しく混雑するのでしょう。初めての人にアドバイスするとすると、申請の手続きをすませたら直ちに適性検査室の近辺に移動し、並ぶよう声がかかったらすぐ並ぶようにすれば早く済ませることができます。数秒で100人くらいの列になるので、サッと前方に並ぶのがコツです。

前回来たときには柏そごうが賑わっていたと思いますが、閉店していました。あんなにやる気の無い感じだった高島屋がローズタウンと一体化して活性化し、そごうは没落したそうです。栄枯盛衰です。個人的には永年住んでいた松戸の方が好きな町で、柏はどうもなじめません。

ただ柏にはスタジオWUUというスタインウェイのピアノが置いてある素晴らしいライヴハウスがあって、何度か行ったことがあります。まきちゃんぐやクマッキーもピアノは得意なので、来てくれるとうれしい。

スタジオWUU:https://www.wuu.co.jp/

 

 

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2019年8月 7日 (水)

JPOP名曲徒然草198: 「国」 by 熊木杏里

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最近一年半ほど、まともなライヴが北海道と沖縄とチャイナだけ、という熊木杏里がようやく秋に東京でライヴをやるそうです。くわしくはオフィシャルウェブサイトで。
https://www.kumakianri.jp/

「国」(作詞・作曲:熊木杏里、編曲・ピアノ演奏:武部聡志)は2017年にヤマハから出版されたアルバム「群青の日々」(YCCW10305)に収録されている曲ですが、<現代の崩壊していく自由な空気>を容認する世相へのプロテストソングと私は受け止めています。

レコーディングしたからにはライヴでも歌うべきだと思いますし、それに値する <ひとつひとつの言葉> が重い名曲だと確信します。

https://www.youtube.com/watch?v=52PyD80-ESc

 

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2019年8月 4日 (日)

やぶにらみ生物論132: グルタミン酸 その3

グルタミン酸の受容体は多くの種類がありますが、大別するとイオンチャネル型とGタンパク質共役型になります(図1)。イオンチャネル型は主に即効性、Gタンパク質共役型は遅効性の役割を担います。

脊椎動物のイオンチャネル型はすべてカチオンチャネルタイプで興奮性ですが(1)、無脊椎動物の場合塩素イオンチャネルの抑制性のものがあるようです(2)。脊椎動物のイオンチャネル型がリガンドを受け取ると、ナトリウムイオンを取り込み、カリウムイオンを排出することによって、瞬時に細胞が脱分極します。またカルシウムイオンを取り込む場合には細胞内の代謝にも影響を及ぼします(1)。

イオンチャネル型グルタミン酸受容体には3つのタイプがあり、有力なアゴニストの名前によって、NMDA型・カイニン酸型・AMPA型と命名されています(図1)。

Gタンパク質共役型はすでにこのブログでもおなじみの7回膜貫通受容体で(3)、こちらはアゴニストの名前を使わず、グループI~IIIの名前で3タイプに分類されています(図1)。

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NMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)型グルタミン酸受容体はワトキンスらのグループによって早くから研究されてきました(4、5、図2)。そして遺伝子構造の解明は京都大学の中西研で森吉弘毅らによって行われました(6)。

受容体はNR1とNR2という二つのサブユニットが各2個集まった4つのサブユニットで形成され(図2、図3)、リガンドすなわちグルタミン酸やアゴニストがこれらに結合すると、イオンチャネルが開いてNa+、K+、Ca++などの陽イオンを通過させ、細胞を脱分極させることができます(図2)。

NR1(GluN1)はスプライシングバリアントがいくつかあるのみですが、NR2(GluN2)はNR2A~2Dの4種の別遺伝子産物のタンパク質があり、それぞれNR1のパートナーとなり得ますが、発現部位や発現時期が異なっています(7)。またNR2以外のタンパク質でNR1のパートナーとなり得るものも報告されているようです(7)。

ここでひとつ重要な点は、この受容体は通常の静止膜電位の状態だとMg++イオンによって阻害されているため、イオンチャネルはリガンドが結合しても開かないということです。まず他の受容体の作用によってある程度の脱分極がおこらないと、この受容体は作動しません。つまりこの受容体は脱分極の強化または持続に特化した作用をもつと思われます。

カルシウムイオンをフリーに通過させるというのはこのチャネルの特徴で、細胞内のカルシウムイオン濃度が増大すると、さまざまな代謝的影響が出るので、このチャネルは代謝型を兼ねているともいえます。さらにこのチャネルが作動するためにはNR1にセリンかグリシンが結合している必要があり(グルタミン酸が結合するのはNR2で、NR1には結合しない)、Zn++イオンやポリアミンも制御に関与しているとされています(8)。

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NMDA型受容体のサブユニットはそれぞれ膜3回貫通型のタンパク質であり、細胞外にあるN末部位は巨大で、リガンド結合部位やアロステリック制御部位などが存在します。細胞内のC末部位には、図3に示すような様々なタンパク質キナーゼ(Fyn、αKamKII、P85P13k)や、PSD95という足場タンパク質と結合するサイトがあります(9、図3)。

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2つめのイオンチャネル型グルタミン酸受容体はカイニン酸型です。すでにこのブログで述べたように、このタイプの受容体は篠崎温彦らによって発見されました(10)。カイニン酸やドーモイ酸がアゴニストとして知られています(図4)。

NMDA型と同様4つのサブユニット(2x2)でひとつの受容体が形成されています。サブユニットには Gluk1-Gluk5 の5種類があります。それぞれのサブユニットは膜3回貫通型で、細胞膜に埋め込まれたヘアピンループがひとつ存在するなどNMDA型とよく似ています。細胞外にリガンド結合部位を含む巨大なN末部位があり、細胞内にC末部位が存在する点も同じです(11、図4)。

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カイニン酸型受容体遺伝子のクローニングを最初に行ったのはハルマンらで1989年のことでした(12、図6)。その後の研究進展の歴史をまとめた総説が出版されていますので、詳しく知りたい方はご覧下さい(13)。このタイプの受容体の機能についてはまだまだ謎が多くて、私にもよくわかりません。脳科学辞典(11)を少し引用すると「カイニン酸受容体が介するシナプス応答は、海馬CA3野の同じ錐体細胞から得られるAMPA型グルタミン酸受容体を介するシナプス応答に比べてゆっくりとした時間経過を示す(図2)。カイニン酸受容体を介するシナプス応答のピーク振幅は、AMPA型グルタミン酸受容体を介するシナプス応答の~10 %程度と小さな割合だが、持続時間が長いため興奮性シナプス後電位(EPSP)の加重によるスパイク発生に寄与すると考えられている」、などという記載があります。

クリステンセンらが発表した受容体の立体構造を図5に示します。LBDはリガンド結合ドメイン(ligand binding domain)の略称です。カイニン酸の結合部位が示されています。立体構造をみると最外部のN末領域、中間部のLBD、膜貫通部位の3つのドメインに分かれていることがよくわかります。この他に細胞内にC末領域があり、ここで足場タンパク質と結合しているとすると、全体的には非常に巨大な構造体を構成していることになります。

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3つめのイオンチャネル型グルタミン酸受容体はAMPA型ですが、このタイプは数が多く分布も広い上に、NMDA型は通常Mg++イオンでオフ状態なので、中枢神経系におけるグルタミン酸性の興奮性シナプス伝達は、普段主にこの受容体によって行われていると考えられています(14、15)。AMPA型受容体の反応は瞬時であり、NMDA型やGタンパク質共役型では果たせない、即効性の興奮性シナプス伝達をになうのに適切です。

他のイオンチャネル型グルタミン酸受容体と同様、4つのサブユニットの集合体(テトラマー)によって受容体が形成されています。グルタミン酸またはそのアゴニストはすべてのサブユニットに1分子づつ結合します。各サブユニットはそれぞれ3回膜貫通タンパク質で、細胞膜内に一カ所ループがあることも含めて他の受容体と同様です(図6)。

グルタミン酸またはアゴニストが結合することによって、陽イオンのチャネルが解放され、Na+、K+、Ca++などのイオンが通過し、脱分極がおこります。チャネルを構成するサブユニットのクローニング・構造決定もハルマン、ハイネマンのグループが主導して行われました(16,図6)

ここでひとつ問題なのは、サブユニットの呼称が統一されていないということです。日本版のウィキペディアでは GluR1-R4 ですが、米国版では GluA1-A4 となっています(14、17)。なかには同じウェブページで両方が使われている場合もあります(18)。さらに面倒なのは1~4ではなくA~Dと記述している文献もあることで、本当にいい加減にしてほしい。ジャンケンでもいいから統一してほしいと思います。

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これまで述べてきた3種のチャネル型グルタミン酸受容体の立体構造が Protein data bank Japan に掲載されていたので、図7に示します(19)。ここで注目すべきは、AMPA型受容体の膜貫通部位にTARP(Transmembrane AMPA receptor regulatory protein・膜貫通AMPA受容体調節性タンパク質)と呼ばれる制御タンパク質がとりついていることです(図7)。

このタンパク質は線虫から哺乳類まで保存されているそうで、N末・C末ともに細胞内にある膜4回貫通タンパク質であり、受容体の開口速度を速めたり、脱感作速度を遅めたりするなどの機能があるようです(20)。

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これまで述べてきたチャネル型とは異なるGタンパク質共役型(代謝型)グルタミン酸受容体群を図8にリストアップしました(21)。グループIは主にリガンド結合が引き金となってGタンパク質アルファサブユニットGqを遊離し、その結果図8に示したような代謝カスケードが発動されることによってさまざまな影響が出ることになります。グループII、IIIではGqではなくGiの遊離によって、図8に示したような別の代謝カスケードが発動されます。

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グルタミン酸受容体を構成するGタンパク質共役受容体(GPCR)タンパク質も他のGPCRと同様7回膜貫通タンパク質で、グルタミン酸受容体は数あるGPCRのなかでクラスCに分類されています(ブリストル大学教育用資料、22)。クラスCの受容体はダイマーを形成することが特徴です(図9)。

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以上で神経伝達物質をざっと概観してきたことになります。これからこのブログをどのような方向で進めていくか、少しお時間をいただいて考えてみたいと思います。また「やぶにらみ生物論」100回までの記事について慎重に校閲を行い、ウェブブックに編集する準備を進めたいと考えています。では皆様暑さ厳しい折からご自愛くださいませ。

参照

1)脳科学辞典:グルタミン酸
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8

2)Wolstenholme AJ., Glutamate-gated chloride channels., J Biol Chem. vol.287(48): pp.40232-40238.(2012), doi: 10.1074/jbc.R112.406280. Epub 2012 Oct 4.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23038250

3)やぶにらみ生物論122: アセチルコリンによる神経伝達
http://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/203765/entries/90708496

4)Jeffrey C.Watkins & David E.Jane, The glutamate story., British Journal of Pharmacology, vol.147, pp.S100-S108 (2006)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16402093

5)http://morph.way-nifty.com/grey/2019/07/post-41d19f.html

6) Moriyoshi K, Masu M, Ishii T, Shigemoto R, Mizuno N, Nakanishi S., "Molecular cloning and characterization of the rat NMDA receptor". Nature. vol.354 (6348): pp.31-37. doi:10.1038/354031a0. PMID 1834949
https://www.nature.com/articles/354031a0

7)ウィキペディア:NMDA型グルタミン酸受容体
https://ja.wikipedia.org/wiki/NMDA%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

8)https://en.wikipedia.org/wiki/NMDA_receptor

9)Kasper B. Hansen et al., Structure, function, and allosteric modulation of NMDA receptors., J. Gen. Physiol., jgp Home, 150 (8): 1081 (2018)
http://jgp.rupress.org/content/150/8/1081

10)http://morph.way-nifty.com/grey/cat5925431/index.html

11)鈴木江津子、神谷温之:脳科学辞典 カイニン酸型グルタミン酸受容体
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

12)Hollmann M, O'Shea-Greenfield A, Rogers SW, Heinemann S., Cloning by functional expression of a member of the glutamate receptor family. Nature. vol.342(6250): pp.643-648, (1989)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2480522?dopt=Abstract

13)Anis Contractor, Christophe Mulle,and Geoffrey T Swanson., Kainate receptors coming of age: milestones of two decades of research., Trends Neurosci. vol. 34(3): pp.154-163. (2011)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3051042/
file:///C:/Users/User/Desktop/グルタミン酸受容体/nihms267712.pdf

14)https://ja.wikipedia.org/wiki/AMPA%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

15)Traynelis et al., Glutamete receptor in ion channels: structure, regulation, and function. Pharmacol. review, vol.62, pp.405-496 (2010)

16)M. Hollmann and S. Heinemann (1994). Cloned glutamate receptors.  Annual Review of Neuroscience 17: 31-108.doi: 10.1146/annurev.ne.17.030194.000335

17)https://en.wikipedia.org/wiki/AMPA_receptor

18)https://www.sciencedirect.com/topics/neuroscience/ampa-receptor

19)PDBj235:AMPA受容体
https://pdbj.org/mom/235

20)富田進、脳科学辞典:膜貫通AMPA受容体調節性タンパク質
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%86%9C%E8%B2%AB%E9%80%9AAMPA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93%E8%AA%BF%E7%AF%80%E6%80%A7%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

21)ウィキペディア:Metabotropic glutamate receptor
https://en.wikipedia.org/wiki/Metabotropic_glutamate_receptor

22)http://www.bris.ac.uk/synaptic/receptors/mglur/

 

 

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2019年8月 1日 (木)

井上-読響 ブルックナー交響曲第8番 @フェスタサマーミューザ川崎2019

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今年もフェスタサマーミューザに行くことにしました。さてどのコンサートを選ぼうかとパンフレットを見ると、井上道義-読響でブルックナーの8番をやるというので、これを聴き逃す手はないと思い、都響ファンの私ですが、アラン-都響をパスしてこちらに行くことにしました。ごめんなさい。

ミューザ川崎はいつきても音楽に集中できるようなホールの構造に感心します。今日はマエストロ井上のプレトークがあるというので、早めに着席しました。彼が話したのは、まず21才の頃に、ギュンター・ヴァントが日本に来て読響とブルックナーの8番を本邦初演したときのリハーサルに、こっそり忍び込んでティンパニの後ろに隠れて聴いたというお話で、この曲には相当な思い入れがあるようでした。

カラヤンやチェリビダッケの話をして、朝比奈隆からたくさんブルックナーの楽譜をもらったという自慢話になりました。こういう人間味ドロドロの人ですから神聖なブルックナー演奏は無理です。私も20才台の頃に東京カテドラルで朝比奈隆のブルックナーを聴いて、非常に感動したことを思いましました。

それにしても異常に客が少ないなと思っていると、赤羽駅の人身事故で京浜東北線が遅延しているというアナウンス。東海道線で来て良かったと胸をなでおろしました。開演が10分遅れて、これが功を奏してようやく客席が埋まってきました。本日のコンミスは日下紗矢子氏。よくまあこんな細い腕でというファッションモデルのような方ですが、オケ界有数の実力者です。

読響の弦パートは世界でもトップクラスで、素晴らしい音とアンサンブルです。井上さんによると、読響は練習場が田舎にあって昼食を外でとれないため、まかないさんを雇って同じ釜の飯を食っているのがコンビネーションの熟成に役立っているそうです。ブルックナーの音楽の美しさを満喫できました。

特に第3楽章の美しさには、ハープの好演もあって脱帽です。そして第4楽章。冒頭はまるでショスタコーヴィチのような戦闘的で強烈なスタートで驚かされました。アンサンブルの乱れもなく、マエストロの人間力爆発ですごい盛り上がりでした。井上-読響畢生の名演でしょう。このマエストロの異様に襲いかかってくる人間くささは、アランや大野がいくら頑張っても身につけられるものではありません。マエストロは若い頃バレリーノをめざしていたそうで、それもユニークな指揮に影響しているのかもしれません。

終演後マエストロは日下さんを強く抱きしめていましたが、嫌がられなかったのは良い関係性なのでしょう。楽団全員そして聴衆もブラボーが乱れ飛ぶ絶賛です。

こんな曲です:
都響が珍しくフルの演奏をアップしました。指揮者はインバルです。この演奏も素晴らしいですが、本日の井上-読響の破格の名演には負けたかな。
https://www.youtube.com/watch?v=5BL7QcKXIiA

(以下 8月4日記)

マエストロ井上が自分のブログに書いています↓

「やっと晴れて夏が来たミューザでのコンサート。プレトークではこの素晴らしい作品の
前に余計な事を付け加えないようお話をしましたが、やはり夏休みはしっかりとりたい。
そう!学校のように。冷房がどんなに整備されようと、夏はいつもと違う生活をする
もんだ!それは贅沢ではない。
僕は、ある時作曲するということが「指揮をする生活」という一面的な繰り返しを断ち切り
鏡を見るようにすべてを見直すことが出来ることに気が付き、
夏休み日曜大工的作曲をやってきた。今年、亡き父、正義を主人公としたオペラも脱稿した。
裸で泳いだいり潜ったり、バイクで死にそうに飛ばしたり、庭で植木の手入れをする時、
大けがをしたりするのが夏休み!
特にジジイになってきっともう何度も来ないだろう夏を邪魔されるには、それより
内容の濃いコンサートでないと!と、読売交響楽団(今黄金時代!素晴らしい!)が
サマーコンサートを振らないかとオファーしてくれた時、「ブルックナー8番なら」と
断られる事を目論んで答えたものだった。
......結果・・・・それで、昨日の8番は僕の人生の中で白眉の結果だった。
皆様、ありがとうございます。ミューザに感謝。
リバプールや、クルージュやニージーランドや、京響や,N響等ともやって来た大事な作品
だが、どうも昨日は21歳の時、朋友尾高忠明に影響されて、ギュンターヴァントの練習を
読売ランドの練習場でティンパニーの野口さんの後ろに隠れて聞いたという記憶が、
僕に火をつけたのだろう、
カラヤンやチェリビダケ、等の演奏より良いと言ってもいい結果になった。
自画自賛のようで恥ずかしいが、楽屋に飛び込んできてくれた立派な批評家達に
言われたのだから許して下さい。

時は過ぎゆく...時は過ぎて行った...時折このように何処かの壁に消せない記憶を刻んで。

今日から夏休みだ!」

(もんちゃんの感想: マエストロらしい! こうじゃなきゃ)

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2019年7月30日 (火)

令和新撰組

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令和新撰組の最も重要な政策「消費税の廃止」を行うためには、法人税を上げる必要があります。そしてそのためには管理貿易を行わなければなりません。なぜなら法人税を各国が自由に設定し自由貿易を行うなら、法人税を下げた国が貿易に勝利するからです。

ですから消費税を廃止するには自由貿易をあきらめなければなりません。それは米国の高関税化やEUの衰退などをみればわかるように21世紀のトレンドではあるのですが、それに日本が耐えられるかどうかが問題です。そのためにはロシアやイランとの関係を強化してエネルギー供給の後顧の憂いをなくして置く必要がありますし、中国との貿易が巨大な赤字にならないように国内で消費する物品をなるべく国産化する必要があります。そのためには移民を受け入れる覚悟が必要です。

日本が米国抜きのTPPに参加していることは、偶然とはいえ安倍内閣の功績です。ここで各参加国の法人税率に制限をかけることができれば、消費税を少なくとも下げることは可能になるでしょう。自由貿易が消滅した世界では、複数の国家がグループを作って足らざるを補うことが必須となります。私はまずTPPにロシアを加入させることが重要だと思います。このような政策は保守系の政治家グループでも、「プランB」としてもう検討されていると思います。

米国に依存する現在の日本の国家体制をひっくり返すことが必要です。いつまでも途方もない貢ぎ物を米国に献納するのはやめなければなりません。トランプは日米安保条約を改定しようとしているのです。その方針に流されてしまうと、憲法を改正し、米軍とともに世界各地に軍隊を出して戦闘を行う日本になってしまいます。米国と決別する=日米安保条約の廃止という革命は、山本太郎にしかできないことかもしれません。

(写真はウィキペディアより)

 

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2019年7月29日 (月)

予期せぬ訪問者

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団地に思わぬ来訪者がやってきました。夜中に郵便物を回収しようとして階段を降りていくと、壁際でカミキリムシがごそごそやっているではありませんか。あわててカメラを持ち出して撮影。2枚目は羽をひろげて逃げるのかと思いきや、再度たたんでしまいました。何が気に入ってこんなところにいるのかわかりません。

体長が5cmくらいあるシロスジカミキリはベランダで見かけたことがありますが、これは体長がその半分くらいのゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)です。この団地では、はじめてみかけました。普通種だそうですが、実に美しくうっとりしてしまいます。

この個体は左の触角が途中で無くなっています。不幸はいろいろです。階段でごそごそしていてもしょうがないので、つかまえて近所の植え込みに放しました。

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2019年7月28日 (日)

異常気象と団地鳥事情

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オナガ(Cyanopica cyanus )の写真はウィキペディアにあったので借用しました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%82%AC

毎年初夏の季節オナガの群れが団地を訪れます。ウィキペディアには留鳥と書いてありますが、オナガの群れが同じ地域に1年中居座っているのをみたことはありません。うちの団地でもせいぜい2~3週間滞在したら、どこかに行ってしまい、次の年までみかけることはありません。

ところが今年は5月下旬から7月上旬まで2ヶ月近く長逗留していました。これで迷惑したのがカラスです。しばらくバトルが続いていましたが、ついにオナガに追い払われてしまいました。私も夫婦とおぼしき2羽のオナガにカラスがつつかれて逃げ惑う姿をみました。体はカラスの方がずっと大きいので情けない話です。ちなみにオナガはカラス科なので、テリトリーが競合するのかもしれません。

気候変動のせいでしょうか、オナガ自身も最近西日本からすっかり姿を消したそうです。ウィキペディアによると神奈川県より東でしかみられないようです。非常に鳴き声(ギェー、グァーなど)がうるさいので、人間にとっても迷惑なのですが、写真のように姿はカラスに比べると優雅な感じです。

7月下旬になってようやくどこかに去り、カラスも戻ってきました。普段通りカラス、キジバト、ムク、ヒヨ、スズメが暮らす平和な団地となりました。ただセミの声は昨年の100分の1くらいです。こんなに静かだと却って気になります。

夏蝉(熊木杏里)
https://www.youtube.com/watch?v=INu-PqINm6U

 

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2019年7月24日 (水)

アラン・ギルバートー都響:ブルックナー交響曲第4番@東京芸術劇場2019/07/24

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久しぶりに晴れた日のコンサート。都響ーアラン・ギルバートのコンビで芸劇です。コンマスは珍しく晴れボス矢部、サイドは山本さんです。アラン・ギルバートの登場ということで、団員にも気合いがはいっている感じです。ちなみにマキロンは、これで歩けるのかという感じのピンヒール。

平日マチネにしては盛況でした。3F以外は90%以上の入りでしょう。1曲目の「プラハ」は苦手な曲なのでコメントはパス。休憩後のメインはブルックナー交響曲第4番です。

西條は都響HPではちょびひげをはやした写真が掲載されていますが、きれいに剃ってイケメン風でした。ブルックナーの交響曲ではホルンがキーポイントなので、活躍が期待されます。

アランの演奏はあらゆる細部にこってり味付けをするという、ブルックナーの演奏としては特異なものでした。しかしそれは決して作為や暑苦しさを感じさせるものではなく、むしろ爽やかな印象すら与える巧妙な仕上がりでかなり驚かされました。宗教的な雰囲気は皆無で、むしろアルプスの草原を思わせる爽快さが感じられました。

第2楽章のヴィオラなど素晴らしいアンサンブルでした。そのほかすべてのパートが頑張っていましたが、ホルンはやや素っ気ない演奏で、もう少しロマンティックであってほしいと思いました。

アバード&ウィーンフィルの演奏:ロマンティックなホルン。
https://www.youtube.com/watch?v=gcBg-tXn0fs

 

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2019年7月23日 (火)

やぶにらみ生物論131: グルタミン酸 その2

グルタミン酸やアスパラギン酸も他の神経伝達物質と同様、神経伝達物質として用いるには、まずそれらがシナプス前細胞のシナプス小胞にとりこまれストックされておく必要があります。これを実行するグルタミン酸トランスポーターは、solute carrier family(SLC)というタンパク質のスーパーファミリーに所属しており、その中のSLC17というサブグループを構成しています。このサブグループに所属するタンパク質は vesicular glutamate transporter(VGluT)=小胞型グルタミン酸輸送体と呼ばれています(1)。

SLC17とは別グループの小胞トランスポーターファミリーにはSLC18とSLC32があり、前者はモノアミン、後者はGABAやグリシンをシナプス小胞に輸送します。シナプス小胞の膜には vacuolar (or vesicular) ATPase (V-ATPase) というATPのエネルギーを使ってプロトン(H+)を膜の内側に取り込むシステムが存在し、この働きによって小胞内部は高濃度の水素イオンでプラスチャージが維持されています。したがって膜に通路ができればグルタミン酸などマイナスチャージを持った分子は電気泳動的に小胞に流入します(2、図1)。ただしその通路には特異性があり、特定の分子しか通過できません。

プラスチャージのモノアミン類は、水素イオンが濃度勾配によって外部に流出するのと共役して小胞に取り込まれます。またGABAやグリシンも取り込まれますが、脳科学辞典ではモノアミン類と同様水素イオンの濃度勾配を利用するとしていますが(3)、塩素イオンの流入を利用するとの記載もあります(2)。

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SLC17に所属するグルタミン酸(アスパラギン酸)輸送体には4つのアイソフォームがあり、それぞれ、VGLUT1・VGLUT2・VGLUT3・VEAT と命名されています。文献2によるとVGLUT1-3 はグルタミン酸専用、VEATはグルタミン酸とアスパラギン酸を輸送するようです。

脳科学辞典によると VGLUT1 および VGLUT2 のノックアウトマウスは致死ですが、VGLUT3 のノックアウトマウスは生存し、聴覚障害・不安傾向の増大・てんかん・痛みの感受性低下などを発症するそうです(3)。VGLUT1 および VGLUT2 が互いに補完することができないというのは驚きです。もちろん局在に違いはありますが(4)、ならば臨時に転写・翻訳を増強してもよさそうなものですが、なぜかそうはいかないようです。

VGRUT1とVGLUT2 はよく似た12回膜貫通タンパク質。VEAT は細胞質に露出するN末・C末がどちらも VGRUT1・VGLUT2 と比較して短いなどの差はありますが、やはり12回膜貫通タンパク質。VGLUT3 はこれらと異なり10回膜貫通タンパク質です(5、図2)。最近の研究によって、貫通部位のアミノ酸配列も明らかになっているようです(6、図2)。またそれらをつなぐ膜外の配列についても、実際には図2のような2次元ではなく3次元構造をとっているので、貫通部位の番号が図では離れていても実際の距離は近いという場合があります。立体構造として理解することが必要です。関心のある方は林真理子氏の文献(6)をご覧ください。

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細胞の外からグルタミン酸(アスパラギン酸)を取り込むには VGRUT とは異なるグループのトランスポーターが必要です。しかしこのトランスポーターを持っているのはシナプス前細胞ではなく、シナプス後細胞とアストログリア細胞です(図3)。すなわち神経伝達物質として使用するグルタミン酸を細胞内に取り込むためではなく、シナプス間隙に残された余剰のグルタミン酸をすばやく回収するための装置なのです。

アストログリア細胞が回収したグルタミン酸はグルタミンに変換され、アストログリア細胞からグルタミンの形でシナプス前細胞に運搬され、シナプス前細胞内でグルタミナーゼの作用でグルタミン酸に変換されて、シナプス小胞に濃縮されるという段取りになります(図3)。

このシステムには大きなメリットがあります。すなわちグリア細胞からはグルタミン酸が排出されないので、シナプスにおけるグルタミン酸の受け渡しにノイズが発生せず、神経伝達のフィデリティーが向上することになります。

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細胞膜のグルタミン酸トランスポーターは、そのアミノ酸配列から当初10回以上細胞膜を貫通する分子と考えられていましたが、2カ所でヘアピンループを構成していることが判明し、8回膜貫通タンパク質であることがわかりました(6)。アミノ末端とカルボキシル末端はいずれも細胞質側に露出しています。2つのヘアピンループは細胞膜内で対面しており、グルタミン酸輸送のキーポジションを構成しているようです(6、図4)。

このトランスポーターはナトリウムイオンが細胞外で高濃度・細胞内で低濃度であることを利用して、電気化学ポテンシャルによってグルタミン酸を細胞内に取り込むことができます。1分子のグルタミン酸の取り込みは、3個のNa+および1個のH+の共輸送、1個のK+の対向輸送と共役しています(7、図4)。取り込まれたナトリウムイオンは Na+/K+-ATPアーゼを用いて排出しなければならないので、グルタミン酸の取り込みにはATPのエネルギーが必要です。

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グルタミン酸トランスポーターはSLC1ファミリーに所属し、さらにヒトでは5種類のサブグループが存在することが知られていて、それぞれ EAAT1-EAAT5 と命名されています。EAAT は excitatory amino acid transporter の略称です(図5)。

これらのトランスポーターが欠損するまたは阻害されると、シナプス間隙にグルタミン酸が刺激後も残留することになり、過剰な反復刺激が発生するなどの影響で、さまざまな疾患が発生します(7)。

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グルタミン酸トランスポーターはあらゆる生物にユニバーサルに存在し、図6にある種の古細菌とヒトの分子を示していますが、非常に良く構造が似ています。いずれも3分子の集合体によって構造が形成されているところも同じです。赤の部分は後生動物で追加された部分です(6、図6)。

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グルタミン酸受容体については次回に述べる予定です。


参照

1)Solute carrier family
https://en.wikipedia.org/wiki/Solute_carrier_family

2)Hiroshi Omote and Yoshinori Moriyama1, Vesicular Neurotransmitter Transporters: An Approach for Studying Transporters With Purified Proteins., PHYSIOLOGY vol.28: pp.39-50, (2013); doi:10.1152/physiol.00033.2012
file:///C:/Users/User/Desktop/グルタミン酸/omote%20&%20moriyama%20review.pdf

3)脳科学辞典:小胞グルタミン酸トランスポーター
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%B0%8F%E8%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

4)Erika Vigneault et al., Distribution of vesicular glutamate transporters in the human brain. Front. Neuroanat., 05 March (2015)
https://doi.org/10.3389/fnana.2015.00023

5)Joeri Van Liefferinge et al., Are vesicular neurotransmitter transporters potential treatment targets for temporal lobe epilepsy?  Front. Cell. Neurosci., 30 August (2013)
https://doi.org/10.3389/fncel.2013.00139

6)Mariko Kato Hayashi, Structure-Function Relationship of Transporters in the Glutamate?Glutamine Cycle of the Central Nervous System. Int. J. Molec. Sci., vol.19, no.4, (2018) doi: 10.3390/ijms19041177
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5979278/

7)脳科学辞典:グルタミン酸トランスポーター
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

 

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2019年7月20日 (土)

宮迫・田村の会見に思う

もう20年くらい前になるでしょうか。その、夫婦で営業しているラーメン屋は週に4日(それも1日2~3時間)しかオープンしていませんでした。仕込みに時間がかかるので、どうしてもその位の時間しか開店できないと聞きました。

そこのラーメンがともかく恐ろしく美味なのです。担々麺としょうゆラーメンの2品しかメニューになかったのですが、どちらも絶品で店の前に列をなして並ばなければ食べられませんでした。今でもこれ以上の中華麺を食べたことがありません。

ある日その店で昼食をとっていると、夫婦らしき客が二人で大声で「こんなまずいラーメン食えるか」「そうだそうだ」と騒ぎだしびっくりしました。あとで店の奥さんに聞くとやくざだと教えてくれました。

そのうち客がドアを開けて出るのを狙って、自転車をドアにぶつけて因縁をつけるとか、嫌がらせがエスカレートしていきました。

それでも夫婦は頑張っていたのですが、なんと隣にラーメン屋が開店して、さすがに耐えられず閉店になってしまいました。どうしてこんなことになったのかわかりませんが、おそらくみかじめ料を支払わなかったからだと想像できます。

やくざの恐ろしさに背筋が凍り付きました。

 

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2019年7月19日 (金)

JPOP名曲徒然草197: 「瑠璃色の地球」by 手嶌葵

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今日はようやく2019年の夏がやってきたような気がします。家のエアコンも解禁しました。

夏はゆるい音楽がいいです。この瑠璃色の地球(作詞:松本隆、作曲:平井夏美)は、オリジナルは松田聖子でさまざまな歌手がカバーしていますが、私的には手嶌葵のバージョンが一番気に入っています。

手嶌葵:
https://www.youtube.com/watch?v=NpYVkbVk_pw

広瀬すず:
https://www.youtube.com/watch?v=7Gnc73EDMPo

中森明菜:
https://www.youtube.com/watch?v=7tYo-naySvY

沢田知可子:
https://www.youtube.com/watch?v=0wSbthwYB2M

Luminous  :
https://www.youtube.com/watch?v=viw-49BvikY

ヘイリー・ウェステンラ:
https://www.youtube.com/watch?v=jBdyq7Kzoe8

安積黎明高校
https://www.youtube.com/watch?v=caO2fpw2xyc

松田聖子(オリジナル):
https://www.youtube.com/watch?v=uR6IYdUbx0k

 

手嶌葵の歌唱

Piece of my wish    ・・・ずっと聴いていたい
https://www.youtube.com/watch?v=0j6F-I_sUZQ

ホームにて   ・・・こいうのもありか
https://www.youtube.com/watch?v=hQvenGBTEfc

明日への手紙   ・・・オリジナル曲
https://www.youtube.com/watch?v=8Kg_HxO49cI

さよならの夏
https://www.youtube.com/watch?v=rF-0l1PhAuw


 

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2019年7月16日 (火)

小泉ー宮田ー都響 ブラームス交響曲第2番@東京文化会館2019/07/16

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雨模様のジメジメしたお天気で、コンマスはやはり雨ボス矢部。サイドはゆづきです。都響のポスターは、最近2~3回分をひとまとめにした省エネスタイルなのですが、本日のポスターは片面刷りで今回オンリーの豪華版(図参照)。

早めに席に着くと、クラリネットの三界さんと糸井さんが念入りに音合わせをやっていました。とても珍しい光景です。会場の東京文化会館大ホールは、ほとんど満席の大盛況でした。

指揮はいまや巨匠の風格がうかがえるマエストロ小泉和裕、ソリストは今をときめく宮田大氏です。宮田氏は体調が思わしくなかったのか、異常に汗をかいていましたが、演奏はもう完全に宮田氏独自の世界で天国的な美しさでした。ドヴォルザークの音楽を使った最高級の和会席とでも言っておきましょう。

休憩後のブラームス交響曲第2番もオケの定番で、これで受けなきゃオケをやってる意味が無いという曲。さすがにマエストロ小泉は重厚な足取りで、ここぞというときにエネルギーを噴出させるという巨匠スタイル。しかし柳原や鷹栖には存分に吹かせて、若いエネルギーもうまく使っていました。五十畑の寝癖が気になります(誰か注意してやれよ!)。

オーケストラにも格調が必要だという意味では、小林久美は素晴らしかったと思います。コスチュームと演奏する姿が実に清々しくて周りの空気が変わります。弦楽器の最前線で格調高い雰囲気を持っているのは、本日のメンバーだと彼女だけでしょう。その彼女が第4楽章で、左足で床をたたきながら演奏していたのには驚きました。いつも冷静沈着に見えますが、本日はノリノリでしたの巻。

ところで文化会館の駐車場に止められていたポルシェ・カレラは誰の?

宮田大の演奏:
https://www.youtube.com/watch?v=1mWfkOa-r0M

PS 講演終了後に協賛のシャトレーゼさんからお菓子のプレゼントをいただきました。千葉ニュータウンイオンのお店はときどき利用させていただいております。どうも有難うございました。

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2019年7月15日 (月)

都民講座「赤ちゃんの脳をすくすく育てる」

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はるばる調布まで都民講座に行ってきました。都民でなくても空きがあれば参加できるようです。講師の丸山氏とは知己もあり、楽しく拝聴させてもらいました。

ある画像をみると、既視の画像に別の解釈があたえられるというお話には衝撃を受けました。脳は一瞬一瞬で不可逆的に変化し、元にはもどれないというわけです。

私が特に興味を引かれたのは、シナプスの刈り込みという現象で(刈り込みというのは専門用語で、要するに減少するということです)、人のシナプスの数は2歳で最大となり、その後脳が発達するにつれて減少していくというお話です。これは哺乳類には共通している現象らしく、より高度な情報処理に関わる脳の部位ほど、生まれた時から多くのシナプスを持ち、生まれた後により多くのシナプスを形成し、さらにその後、より多くのシナプスが刈り込まれるのだそうです。
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/events/achievement/post-17/

この講座には不可解な点がひとつあります。それはポスターをみるとわかるように、第1回の定員が100名、今回は1300名というように、講座によって定員に大きな差があることです。これはいろいろな意味で問題があると思いました。

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2019年7月12日 (金)

やぶにらみ生物論130: グルタミン酸 その1

カール・ハインリッヒ・リットハウゼン(図1)はポーランドに生まれ、ライプチッヒで研究を行った農芸化学者です。彼は小麦の成分の研究から1866年にグルタミン酸を発見しました。1866年といえばメンデルが遺伝の法則を発表した年です。その後さらにアーモンドの抽出物からアスパラギン酸を発見しました(1)。タンパク質成分としての酸性アミノ酸はこの2つしかありません。

池田菊苗はそれから約40年後の1908年に、グルタミン酸が人がうま味を感じる成分であることを発見しました(2、図1)。ウィキペディアにも誤解を招く記述がありますが、彼はグルタミン酸の発見者ではありません。しかし彼のおかげで、グルタミン酸はその後うま味調味料「味の素」として親しまれることになりました(図1)。しかし後に、味の素の過剰摂取によって中枢神経の病気が発生することがわかり(3)、そのことが多くの研究者をグルタミン酸と中枢神経の関係の研究に導くことになりました。シナプスとのアナロジーでいえば、舌の味蕾にはグルタミン酸の受容体があり、シナプス後細胞のように情報を感知して中枢神経に伝えているわけです。

戦後になって林髞(はやし・たかし、図1)は、猫の大脳皮質にアスパラギン酸やグルタミン酸を投与すると痙攣をおこすことを報告しました(4)。脳に投与すると痙攣を起こす薬物は多いので、この報告によってアスパラギン酸やグルタミン酸が神経伝達物質であるとは言えませんが、実際にこれらが神経伝達物質であることが後に証明されたので、林髞の研究は高く評価されてしかるべきだと思います。ただ発表したのがローカルな雑誌だったため、ワトキンスをはじめ多くの研究者の目にはとまらなかったと思われます(5)。林髞は直木賞作家・木々高太郎の本名で、慶應義塾大学医学部教授であると同時に作家としても大活躍しました。また松本清張を見いだした人としても有名です。

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グルタミン酸は血液中に高濃度で含まれていても、脳の神経細胞には直接届きません。脳の神経細胞はグリア細胞でびっしりと覆われているため(血液ー脳関門)、多くの場合直接毛細血管などからリリースされた栄養物質を取り込むことができず、必要な物質はグリア細胞から供給してもらうか、自分で合成するしかありません。このことについては後に別項を設けて学習することにしましょう。図2にグルタミン酸の生合成経路を記しました。グルタミン酸は必須アミノ酸ではなく、さまざまな生合成経路があります。

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ワトキンスはオーストラリア人ですが、Ph.D はケンブリッジ大学で取得し、その後渡米してポストドクとしてイェール大学で研究していましたが、友人のすすめで故国のキャンベラにいるエクレス教授のもとに移転し、そこでカーティスらと共同で神経伝達物質の研究を行うことにしました(図3)。彼らは猫の脊髄を使って、グルタミン酸やアスパラギン酸が興奮性の神経伝達物質であることを証明しました(6)。

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ところがグルタミン酸やアスパラギン酸が実際に生体内で使われる興奮性神経伝達物質であるかどうかについては、懐疑的な意見が大勢を占めました。その理由は1)酸性アミノ酸であればD型・L型どちらでもいいなど特異性に問題がある、2)有効な濃度がアセチルコリンやノルアドレナリンと比べて高すぎる、3)興奮性ニューロンの電位変化とは異なるパターンを示す、などでした。しかもグルタミン酸をマウスに皮下注射すると、数時間で網膜の神経細胞が損傷するという結果まで報告されていました(7)。その結果カーティスやワトキンスのグループは長い冬の時代を迎えることになりました。

しかしその時代も彼らは息絶えることなく、地道に研究を進めました。そのひとつはNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸、図4)というグルタミン酸の数十倍の活性を持つアゴニストを発見したことです。この物質はD型の方がL型よりはるかに強い活性を示しました(8)。そして状況をさらに変化させる助け船は、思わぬところから現れました。

太平洋戦争後しばらくの間まで日本では人糞を肥料として用いていたため、多くの人々が回虫に感染していて、定期的に虫下しを服用する必要がありました。そこで様々な薬品が開発されまた使用されましたが、その中にカイニン酸という海藻から抽出されたグルタミン酸骨格を有する複素環化合物がありました(9)。

篠崎温彦(しのざき・はるひこ)らはこのカイニン酸がグルタミン酸感受性シナプスに何らかの影響をあたえるのではないかと考え、ラット大脳ニューロンに適用したところ、グルタミン酸より遙かに強力な興奮作用があることを発見しました(10)。彼らはさらに使君子という植物から抽出された駆虫剤の成分であるキスカル酸が、やはりグルタミン酸より遙かに強力な興奮作用を持つことを報告しました(11,12)。これらの物質はあらかじめグルタミン酸を作用させて脱感作した細胞では無効であることから、グルタミン酸とおなじターゲット=受容体に作用することが示唆されました。

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篠崎らはさらにGタンパク質共役受容体にアゴニストとして結合するDCGIVなどについても研究を行ない(13、図5)、ほかの研究者らによるAMPAの開発(14、図5)などもあって、神経伝達物質としての酸性アミノ酸の地位は確固たるものとなり、現在ではグルタミン酸受容体の全貌が明らかになりつつあります。詳細は「グルタミン酸 その2」「グルタミン酸 その3」に譲ります。

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参照

1)DBpedia, About: Karl Heinrich Ritthausen
http://dbpedia.org/page/Karl_Heinrich_RitthausenBritishJournalofPharmacology(2006)147,S100?S108

2)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E8%8F%8A%E8%8B%97

3)鈴木将貴、神経の働きを調節する新たなメカニズムを発見 KOMPAS
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201508.html

4)T.HAYASHI, A physiological study of epileptic seizures following cortical stimulation in animals and its application to human clinics.  Jpn. J. Physiol.: vol.3(1); pp.46-64 (1952)
file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/PVA09UPG/3_46.pdf

5)Jeffrey C.Watkins & David E.Jane, The glutamate story., British Journal of Pharmacology, vol.147, pp.S100-S108 (2006)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16402093

6)D. R. CURTIS, J.W. PHILLIS & J.C. WATKINS., Chemical Excitation of Spinal Neurones., Nature vol.183, pp.611-612 (1959) 
https://www.nature.com/articles/183611a0

7)Lucus DR and Newhouse JP: The toxic effect of so  dium L-glutamate on the inner layers of the retina.   Arch Ophthalmol 58, 193-201 (1957) 

8)CURTIS, D.R. & WATKINS, J.C., The pharmacology of amino acids related to gamma-aminobutyric acid. Pharm. Rev., vol.17, pp.347-391.(1965)

9)カイニンソウ
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AA-669613

10)Haruhiko Shinozaki, Shiro Konishi., Actions of several anthelmintics and insecticides on rat cortical neurones. Brain Research,vol.24,issue 2, pp.368-371 (1970)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0006899370901228?via%3Dihub

11)シクンシ
https://www.weblio.jp/content/%E4%BD%BF%E5%90%9B%E5%AD%90

12)Shinozaki H and Shibuya I: A new potent excitant, quisqualic acid: effects on crayfish neuromuscular junction. Neuropharmacology vol.13, pp.665-672 (1974)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0028390874900562

13)篠崎温彦 グルタミン酸受容体の薬理学 一 アゴニストを中心として 一 日薬理誌(FoliaPharmacol.Jpn.) vol.116, pp.125~131 (2000)
file:///C:/Users/User/Desktop/グルタミン酸/116_125.pdf

14)Tage Honore,Jorn Lauridsen,Povl Krogsgaard‐Larsen, The Binding of [3H]AMPA, a Structural Analogue of Glutamic Acid, to Rat Brain Membranes.Journal of Neurochemistry, vol.38, pp.173-178 (1984)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1471-4159.1982.tb10868.x

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年7月10日 (水)

寒い夏

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異常に寒い夏で、今年はまだ一度もエアコンをつけたことがありません。駐車場の脇にはキノコがたくさん生えてきました。こんなことは前代未聞です。

長袖はしまってしまったので、昨日半袖でいると気温が19℃ということで風邪を引いてしまいました。心臓が細かく拍動するので、呼吸もはやくなって苦しい状態が続き、今朝までずっとベッドで悶々としておりました。ようやく熱も下がって回復しつつあります。

https://www.youtube.com/watch?v=n42Uf72Ildc

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2019年7月 7日 (日)

エッジに日本語を入力すると、直ちにフリーズする → 解決しました

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マイクロソフトエッジに日本語を入力すると、直ちにフリーズするという悲惨な現象に悩まされていましたが、ATOKを最新版にすることによって解決しました。更新では解決できなかったので新品を購入しました。

なのに今まで慣れ親しんだインターネットエクスプローラーからエッジに直ちに移行するという決断ができず、ずるずるとインターネットエクスプローラーを使い続けています。まあ一太郎も Ninja も最新版になったからよしとしましょうか。

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2019年7月 3日 (水)

サラとミーナ217: サラの表と裏

サラは年を経るにつれてタビーがはっきりみえるようになってきました。ミーナは1才の頃と13才の今と柄もメンタルもほとんど変わりがありませんが、サラはずいぶん変わりました。

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猛獣らしい精悍な顔つきは変わりませんが、毎日の調査・点検はほとんどやらなくなりました。そのかわり私の膝でおとなしく休んでいたり、リビングの隅でぼーっとしていたりする時間が長くなりました。やっぱり年なのでしょうか?

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背中からもタビーがはっきりと見えます。

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2019年6月30日 (日)

やぶにらみ生物論129: 神経伝達物質としてのグリシン

グリシンは図1に示すように、生体内のアミノ酸の中では、光学異性体も存在しないという最もシンプルな構造の化合物です。このような何の変哲もないありふれた物質が、神経伝達物質として機能するということは信じ難いことですが、このことはきちんと証明されています。

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グリシンがGABAと同じく、抑制性の神経伝達物質であることはウィアマンとアプリソン(図2)が中心となった研究グループによって、1967年に報告されました(1-3)。ウィアマンの肖像写真は残念ながらみつかりませんでした。彼はこの研究を行った後、イスラエルのヘブライ大学などで研究を続けましたが、政治にも関心があり、図2のように湾岸戦争についての考察を本にして出版しています。また退職後は現代版養生訓のような "Living with an Aging Brain: A self-help guide for your senior years" という本も出版しています(4、5)。

アプリソンもユダヤ系ですが、彼は米国の研究者です。自伝を出版しているので(6)、それをたどると彼の父親はオーストリア系の移民で故国では優秀な大工だったのですが、欧州での反ユダヤを嫌って米国に移住したら、そこでも1920年代の反ユダヤ主義によって仕事を失い、雑貨屋で生計を立てて子供を育てたそうです。米国の反ユダヤ主義とは何だろうと思って少し調べてみると、ひとつはロシア革命がトロツキーらのユダヤ人による陰謀であるとの流言や、米国内での労働争議が主にユダヤ人によって主導されていたことに対する反発などがあったようです。

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アプリソンはウィスコンシン大学で修士号を取得しましたが、彼が興味を持った生物物理学のドクターコースはなかったので、仕方なく印刷物関連の研究所で新聞のカラー化などについての研究を行っていました。しかしウィスコンシン大学からヒストラジオグラフィー(生体組織を感光剤に埋めて、外部からX線を照射することによって組織の成分を分析する)の装置を作る手伝いをしてくれと要請されて転職し、彼の生化学者としてのキャリアがはじまりました。結局彼はなぜか植物の窒素固定の研究を行なうことになり、ウィスコンシン大学ではじめての生化学分野での博士号を1952年に取得しました。

ところが博士号取得後、彼がヒムウィッチ博士から誘われたのは精神病の研究をしないかという仕事で、全く畑違いのそのポジションを受けたことがその後の成功の端緒となりました。人生のターニングポイントはどこにあるかわかりません。その後 Werman という良き共同研究者を得て、前記のようなグリシンが抑制性神経伝達物質であるという驚くべき結果にたどりつきました(6)。受容体もGABAのところで述べたハインリッヒ・ベッツによって精製され(7、8)、現在ではこの事実を疑う人はいません。

まずグリシンの情報を受け取る受容体ですが、その実体はGABA受容体とよく似ていることがわかっています。すなわち図3に示したように、Cysループ受容体ファミリーの4回膜貫通型タンパク質が5分子集合して塩素イオンチャネルを形成し、グリシンが結合するとチャネルが解放されて過分極がおこるという仕組みです(9)。GABAの場合、受容体に結合して機能を阻害する化学物質としてベンゾジアゼピンが有名ですが、グリシン受容体の場合ストリキニーネが結合してアンタゴニストとして作用します。ストリキニーネはマラリアの特効薬であるキニーネとは何の構造関連性もない別化合物であり、マチンという植物が発明した強い毒薬です(横溝正史の作品「八つ墓村」では即効性の毒薬として使われています)。

以前はGABAは大脳を含む広い範囲での中枢神経系で作用し、グリシンはおもに脊髄や延髄で作用すると考えられていましたが、現在ではグリシン作動性シナプスは 1)脳幹や脊髄において呼吸や歩行などリズムを持つ運動の制御や、驚愕反射の抑制に関与する 2)大脳新皮質、扁桃体、海馬、網膜など様々な中枢神経領域にグリシン 受容体が存在し神経回路の興奮性を調節している 3)、大脳側坐核のグリシン受容体がアルコールやニコチンへの依存性形成に関与する など中枢神経系でも重要な役割を果たすことが示唆されています(10)。

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最近ではクライオ電子顕微鏡の技術を用いて超低温で資料を観察する方法が発達し、グリシン受容体の立体構造が高い解像度で報告されています(11、図4)。グリシンの結合位置などもX線結晶構造解析法などにより解析が進められています(12)。

図4をみると、細胞外の部分が巨大で頭でっかちな受容体の構造にみえます。Cysループ受容体ファミリーはそのような傾向にありますが、ニコチン性アセチルコリン受容体の場合(13)よりもさらにアンバランスに見えます。グリシンというありふれたリガンドを特異的に結合させるには、それなりの複雑な仕掛けが必要だったのでしょうか。

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他の神経伝達物質と同じく、グリシンにもトランスポーターが存在し、シナプス前細胞にグリシンを集積したり、シナプス間隙にあるグリシンを回収したりする仕事を行っています。GlyT1は主にシナプス近傍のグリア細胞に発現し、神経伝達終了後の余剰グリシンの回収にあたり、GlyT2はシナプス前細胞でグリシンの集積を行っています(14、15、図5)。図5は文献14の図を改変して表示しました。

グリシントランスポーターはGABAトランスポーターと同じく、Na+/Clー依存性トランスポーターファミリーに所属し、C末・N末ともに細胞内にある12回膜貫通型のタンパク質です。(16)。

GlyT2によって細胞に取り込んだり細胞内で生合成したりしたグリシン(図1)を神経伝達物質として使う際には、それをシナプス小胞にとりこまなければいけませんが、この仕事はGABAの小胞トランスポーターが兼業でやってくれることがわかっています(17)。ですからもとは vesicular gaba transporter (GAT)と呼ばれていたものが、vesicular inhibitory amino acid transporter(VIAAT)と改名されました。

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参照

1)Graham LT Jr, Shank RP, Werman R, Aprison MH. Distribution of some synaptic transmitter suspects in cat spinal cord: Glutamic acid, aspartic acid, gamma-aminobutyric acid, glycine, and glutamine. J Neurochem, vol.24: pp.467-472.(1967)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6022905

2)Aprison MH, Werman R. A combined neurochemical and neurophysiological approach to the identification of CNS transmitters. In Ehrenpreis S, Solnitzky OC, eds. Neuroscience research. New York: Academic Press, vol.2: pp.143-174. (1968)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/4152429

3)Aprison MH. The discovery of the neurotransmitter role of glycine. In Ottersen OP, Storm Mathisen J, eds. Glycine neurotransmission. Chichester, UK: Wiley, Chapter 1: pp.1-23.(1990)

4)Robert Werman, Notes from a Sealed Room: An Israeli View of the Gulf War.,
Southern Illinois Univ Press (1993)
https://www.amazon.co.jp/Notes-Sealed-Room-Israeli-View/dp/080931830X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=robert+werman&qid=1561257416&s=english-books&sr=1-1

5)Robert Werman, Living with an Aging Brain: A self-help guide for your senior years., Freund Publishing House Ltd., Tel Aviv (2003)
https://books.google.co.jp/books?id=wsu3hQ_meTQC&pg=PR9&lpg=PR9&dq=robert+werman&source=bl&ots=bY8YN0lILc&sig=ACfU3U2AS5_DabYtchdllYmPTRwJo75Gvw&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjOqvPzyf7iAhWSHqYKHW38Cy04ChDoATAHegQICRAB#v=onepage&q=robert%20werman&f=false

6)L.R.Squire ed., The History of Neuroscience in Autobiography. vol.3, Morris H. Aprison pp.2-37, Academic Press (2001)
file:///C:/Users/User/Desktop/グリシン/c1.pdf

7)Grenningloh G, Gundelfinger ED, Schmitt B,Betz H, Darlison MG, Barnard EA, Schonfield PR, Seeburg PH.,  Glycine vs GABA receptors. Nature vol.330: pp.25-26.(1987)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2823147

8)やぶにらみ生物論128: GABA その2
http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-143e31.html

9)Silke Haverkamp, Glycine Receptor Diversity in the Mammalian Retina by Silke Haverkamp., Web vision, The Organization of the Retina and Visual System.
https://webvision.med.utah.edu/book/part-iv-neurotransmitters-in-the-retina-2/glycine-receptor-diversity-in-the-mammalian-retina/

10)荻野一豊 グリシン作動性シナプスを増強するシグナル経路の同定 上原記念生命科学財団研究報告集, 32 (2018)
file:///C:/Users/User/Desktop/グリシン/ogino%20121_report.pdf

11)Du J, Lu W, Wu S, Cheng Y, Gouaux E., Glycine receptor mechanism elucidated by electron cryo-microscopy.Nature., vol.526(7572): pp.224-229. doi: 10.1038/nature14853.(2015)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26344198

12)Mieke Nys et al., Allosteric binding site in a Cys-loop receptor ligand-binding domain unveiled in the crystal structure of ELIC in complex with chlorpromazine., PNAS October 25,  vol.113 (43) E6696-E6703; (2016)
https://www.pnas.org/content/113/43/E6696

13)宮澤淳夫・藤吉好則、ニコチン性アセチルコリン受容体の構造と機能、蛋白質 核酸 酵素 vol.49 no.1, pp.1-10 (2004)

14)Robert J. Harvey et al., A critical role for glycine transporters in hyperexcitability disorders., Front. Mol. Neurosci., 28 March (2008)
https://doi.org/10.3389/neuro.02.001.2008

15)茂里康、島本啓子,抑制性神経伝達物質トランスポーターの薬理学、日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)vol.127,pp.279~287(2006)
file:///C:/Users/User/Desktop/グリシン/抑制性神経伝達物質トランスポーターの薬理学.pdf

16)http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-143e31.html

17)Wojcik SM et al., A shared vesicular carrier allows synaptic corelease of GABA and glycine., Neuron., vol.50(4), pp.575-87.(2006)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16701208?dopt=Abstract

 

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2019年6月29日 (土)

井上道義-新日本フィル:ショスタコーヴィチ交響曲第5番

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空席多しのうわさが飛び交う新日フィルですが、金土のマチネを格安料金にするという新基軸を打ち出しました。井上道義の登場ということもあり、数年ぶりですみだトリフォニーホールにでかけてみました。幸いにして雨もやみ、錦糸町はにぎやかでした。S席4500円、A席2000円(墨田区在住または在勤者はS席3000円、A席1500円)という設定で、ミチヨシの登場にもかかわらずまだ空席があったということは、かなり厳しい状況だと言うことはよくわかりました。

プレトークで井上さんは、人間は誰でも2面性をもっているもので、ショスタコーヴィチも例外では無いと強調しました。ショスタコーヴィチの「ジャズ組曲第1番」は、はじめて実演に接しましたが、大変素晴らしいポップスです。ハワイアンスチールギターをうまく使っていて、日本最初のプロハワイアンバンドであるバッキー白方とアロハハワイアンズが結成されたのが1947年であることを考えると、1934年にこの曲が作曲されたことは驚異的です。井上さんによると、この時代のロシアは皇帝も殺して、全く新体制の国家を建設する途上にあり、音楽でも世界の最先進国だったそうです。

「黄金時代」組曲はバレエ音楽ですが、ストーリーと踊り無しで聴くとそれほどは楽しめませんでした。

休憩をはさんで、またもや井上さんのプレトーク。今度は他の指揮者のショスタコーヴィチ交響曲第5番の演奏はひどすぎるとかましました。テンション激あげのようです。彼の演奏は文学的に汚染されたこの交響曲を、楽譜通りに(本人の弁)演奏しようという試みで、ハーモニーや陰影に細かな配慮を浸透させた至極まっとうな音楽でした。彼の指揮者としてのアクションはオリジナリティー満載で、世界一だと思います。新日フィルの演奏も決して他のオケに劣るということはないので、これからもご健闘を祈りたいと思います。

井上道義:

ハイドン交響曲第6番
https://www.youtube.com/watch?v=vHZmwv9IESk

ショスタコーヴィチ 交響曲第12番「1917年」
https://www.youtube.com/watch?v=XFudgOzQEW8

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2019年6月26日 (水)

戦争に巻き込まれないための戦略

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オバマ政権は金融・農業・医薬品・航空機・宇宙・情報・軍事で世界支配をめざしていて、そのためなら車・家電・日用雑貨・鉄鋼・金属その他の国内産業が低迷して輸入超過になってしまっても目をつぶるという政策をとっていましたが、トランプ政権は核拡散防止の努力はするとしても、ともかく貿易赤字・予算の赤字を解消するということをめざして、中国・日本・EUからの輸入を減らすことを至上課題としています。

予算の合理化のためなら日米安保条約の破棄も辞さないというのがトランプの本音なのでしょう。彼が「偉大なアメリカ」と言えば言う程、本当は手じまいであることを隠蔽するための言葉であることは明らかでしょう。

こんななかで日本が生きる道はロシアと連携するしかないことは明らかで、そうすればホルムズ海峡経由の石油輸入を減らすことができて、戦争に巻き込まれる危険を格段に減らすことができます。いずれはロシアをTPPに引き込む戦略が重要になるでしょう。日本国憲法を維持していくならそのための外交戦略が必要で、ずるずると戦争に巻き込まれていくような外交をやっていたのでは平和は守れません。

中国を選択しないのは、中国がトランプの政策において極めて有害な因子であることと、中国には最近帝国主義的な傾向がみられるようになったこと、そして中国には石油や天然ガスが期待できないからです。日本もトランプの政策においては中国に次ぐ有害因子であることは忘れてはいけません。これを勘弁してもらうために多額の売れない国債を買ったり、意味の無いイージスアショアを建設したり、β版のような戦闘機を大量に買ったり、米国の意図で世界にお金をばらまいたりする、そしてもっともっと要求がエスカレートするというのは金欠日本にとってあまりにもひどい話です。

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2019年6月23日 (日)

藤田真央 チャイコフスキー国際コンクールでファイナルへ

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チャイコフスキー国際コンクールセミファイナルでの、藤田真央のパフォーマンスが見られます。
インターネットエクスプローラーで閲覧できなかったので、ファイアーフォックスで閲覧しました。

https://tch16.medici.tv/en/replay/semi-final-with-mao-fujita/

私的には、特にショパンなど情感を全く共有できないピアニストですが、すごいピアニストであることはわかります。自分で表現したいことをきっちり表現しているように思いました。

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2019年6月20日 (木)

ベートーヴェン第9交響曲 第1楽章の謎

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オリカイネンが指揮する第9を聴いているうちに、一つ気がついたことがあります。第9の第1楽章は謎の音楽といわれていますが、ベートーヴェンはここで、興奮性の刺激と抑制性の刺激を短かいサイクルで交互に聴衆の脳に与えて、これからはじまる音楽を聴くトレーニングを行っているのです。

脳トレは知覚や知識を得るというポジティヴな側面だけではなく、リラックス・休養を誘導するネガティヴな神経系のトレーニングも同じくらい必要です。脳は興奮性と抑制性の神経系が対峙してバランスを保っていてこそ機能するのです。つまりベートーヴェンは真の脳トレの方法を知っていたのです。

そして第1楽章で十分な準備運動を終え、脳を活性化した後、本番の第2楽章(興奮性)、第3楽章(抑制性)、第4楽章(脳全体が爆発的に駆動)に進むという仕掛けになっています。

YouTubeでの第9演奏時間の比較(解説などがはいるので、実際の演奏時間はここに記したより若干短い。バーンスタインのはベルリンの壁崩壊記念なので、長い解説などがあります。)

オリカイネン:1:00:51
https://www.youtube.com/watch?v=MACdY0cWqUg

パーヴォ・ヤルヴィ:1:03:32
https://www.youtube.com/watch?v=s5Ezdc4z1ZM

カラヤン:1:04:49
https://www.youtube.com/watch?v=HV7bgY626rU

ヤノフスキ:1:06:32
https://www.youtube.com/watch?v=RkeM9N0l2Jc

トスカニーニ:1:07:32
https://www.youtube.com/watch?v=DuK133dK6eQ

ドゥダメル:1:12:51
https://www.youtube.com/watch?v=reR6josvHP8

フルトヴェングラー:1:14:40
https://www.youtube.com/watch?v=dHDXdbSWu0E

ムーティ:1:21:22
https://www.youtube.com/watch?v=rOjHhS5MtvA

バーンスタイン:1:33:51
(実際の演奏時間はムーティより若干長い程度)
https://www.youtube.com/watch?v=IInG5nY_wrU

朝比奈隆(実質最長か?)1:27:14
https://www.youtube.com/watch?v=nYZkZXOHh-c

 

 

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2019年6月19日 (水)

エヴァ・オリカイネン アイスランド交響楽団のチーフコンダクター兼アーティスティックディレクターに就任

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6年前に都響に来演して深い感動を与えた指揮者エヴァ・オリカイネンが、2020/2021シーズンから4年契約でアイスランド交響楽団の主席指揮者兼音楽監督に就任することになりました。生き馬の目を抜くような激しい競争の欧州の指揮者業界で、このようなポジションを得たことは素晴らしい快挙です。誠におめでとうございます。

都響との演奏は堂々としたスケールの大きい、聴衆を没入させる力に満ちた快演でした。シベリウスではコントラバスをしぼったみたいですが、どうぞご遠慮なく。是非また都響に来演してくださることを期待すると共に、レコーディングなども楽しみにしております。

アイスランド交響楽団は2008年に来日してシベリウスチクルスをやる予定が没になってしまったという残念な経緯がありますが、捲土重来を目指してほしいと思います。オリカイネンが率いて来日するなら、ブラームスを演奏してほしいというのが個人的希望。図は都響に来演時のポスターです。

就任発表:
https://en.sinfonia.is/news/eva-ollikainen-appointed-as-chief-conductor-and-artistic-director

私の過去記事:
http://morph.way-nifty.com/grey/2013/07/post-b9e3.html

演奏:

ベートーヴェン第9交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=MACdY0cWqUg

シベリウス第2交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=dKUbuVxd4Bk

ニルソン第4交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=DtbYG4ZM2Xg

動画:

学生オーケストラ
https://www.youtube.com/watch?v=Jv6RjFBtGCs

ウィーン交響楽団 ラヴェル「ラ・ヴァルス」など
monchan 推薦
https://en.karstenwitt.com/eva-ollikainen

 

 

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高齢者の運転について

昨今高齢者が運転する車の暴走が話題になっていますが、まず警察が発表している交通事故死者の推移をみてみましょう。

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ここにみられるように、1970年には年間1万6765人の死者がでていますが、2018年には3532人と激減しています。したがって統計的に見れば目くじらをたてるような問題ではありません。

しかし日本は高齢者がどんどん増えているので、判断スピードや運動能力が低下している高齢者による事故が増えるのも事実。日本や欧州は車に安全装置をつけるのを義務化する方向で動いています。
https://www.goo-net.com/magazine/108635.html

それはいいのですが、車の運転そのものをコンピュータまかせにするのは考えものです。以前にも述べたように、コンピュータも暴走することがあります。基本的にはアクセル、ブレーキ、ハンドルは人が操作する、少なくともコンピュータより優位に操作できるようにするべきだと思います。
http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-fa1ffe.html

免許の問題については、もともとドイツ・フランス・米国の一部の州などでは更新がない(英国は10年)ので日本のように3~5年ごとの更新は異常です。人手不足の日本で、こんな仕事に大勢が従事しているというのは無駄です。更新は高齢者だけで良いのではないかと思います。東京などの大都会では、判断スピード・運動能力・アルツハイマーのテストをして、一定の点数以下だと再検定→更新不可ということにしてはどうでしょうか。病院の通院バス運行に補助金を出すくらいは、都会ではできるのではないかと思います。

ACジャパンが免許返上を促すCMを流しているようですが、このような世論の圧力によって問題を解決しようとする姿勢は陰湿です。日本的テンペラメントの陰の部分でしょう。うがった見方をすれば、非難の矛先が自動車会社に向かないように世論誘導しているとも考えられます。

脳溢血・脳梗塞・心筋梗塞・テロは制度によっては防ぎようがないので、これらの場合は車載コンピュータの判断で車が止まるようにするしかないのでしょう。一人はねた時点で車をコンピュータが強制停止するというシステムは、すぐにでもできるのではないでしょうか?

私が乗っているパッソは急な上り坂になると、前に障害物があると勘違いしてアラームが鳴ります。急な上り坂って立体駐車場だとかならずあるのです。可愛い間違いです。

 

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2019年6月15日 (土)

まきちゃんぐライヴ@下北沢ラグーナ

私は学生時代は目黒区に住んでいて、下北沢駅も乗り換えでときどき利用していたのですが、考えてみると一度も降りた記憶がありません。

立派な地下駅から外に出ると、そこはもうちょっとした外国です。ゆるさの中にもセンスがいい街です。「どうして私は千葉ニュータウンなどというところに住んでいるんだろう? 賃貸でいいからこの街に住みたい」と思わせるものがあります。

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とりあえず今日のライヴハウス「ラグーナ」をみつけないと・・・。団体の外国人観光客に何度か遭遇したりして(観光地なんだ)、あちこち迷い込みながらもようやくみつかりました。

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ひと安心して近所のサンドウィッチバー「パネーズハウス」で夕食。

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サンドウィッチとバーとは妙なとりあわせですが、お酒の種類は豊富です。私はサンドウィッチとコーヒーを注文しましたが、コーヒーがこんなカップで出てきても、この街では違和感がないのが不思議。

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本日のライヴはツーメンで、トップバッターは中村千尋さん。
オフィシャルHP:https://nakamurachihiro.com/

HPのスチル写真を見る限りモデルさんのようなかっこいい人だと思いましたが、実像は? 吾輩は猫であるから始まる歌とか、ノーブラサンデーとか、ニューアルバムのタイトルが「スカートの中」とか、かなりコケティッシュで楽しい人物のようです。と思っていたら、なんとステージでお客に食べさせるラーメンをつくっているではありませんか?

まきちゃんぐは相変わらず、全力投球のハードな歌唱。この会場の下(B1F)もライヴハウスで、結構ボディーソニックがすごいのですが、それに負けないくらいにがんばりました。すばらしい美形シンガーソングライターなのですが、歌っているときの顔はなぜか奴凧に似ています。

セットリストはツイッターにアップされていたのでコピペしておきます。

1 不器用
2 ハニー
3 あの丘へ行こう
4 雨と傘と繋いだ手
5 風の強い日の旗は美しい
6 ジンジャエールで乾杯
7 シャドウ
8 はなのたねまき

en1 糸(cover)
en2 あの丘へ行こう(+中村千尋タンバリン)

どの曲が一番好きかと問われると「雨と傘と繋いだ手」なんですが、
https://www.youtube.com/watch?v=rQQqs4lQF0c

アンコール1の中島みゆきの「糸」は、亡くなったおばあちゃんに聴いてもらいたいということで、ノーマイクで歌ってくれました。生声は最高ですね。電気機器が情感を阻害しているということが明らかにわかります。今夜のハイライトでした。

まきちゃんぐのライヴは精神のボキバキカイロプラスティックのようです。
楽しいライヴをありがとう。

まきちゃんぐHP:http://makichang.info/

 

 

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2019年6月13日 (木)

やぶにらみ生物論128: GABA その2

GABA作動性シナプス周辺の模式図を図1に示しました(1)。シナプス前後細胞の他にアストログリア細胞が描いてありますが、これはシナプス周辺のアストログリア細胞がグルタミンをシナプス前細胞に供給するという役目を担っているからです。この細胞はさらにシナプス間隙から過剰なGABAを回収してグルタミンに変換することもできます。

アストログリア細胞からグルタミンを受け取ったシナプス前細胞は、リン酸活性化グルタミナーゼ=PAG(phosphate-activated glutaminase)という酵素を使ってグルタミンを加水分解してグルタミン酸を合成し、パート1に記したようにGABAを合成します。

その1:http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-f82bd2.html

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抑制性神経伝達物質の場合、シナプス後細胞の興奮を阻止するのが役割ですから、シナプス後細胞のGABA受容体がナトリウムイオンチャネルではなく塩素イオンのチャネルであれば話は簡単です。塩素イオンが細胞内に流入すると、通常外界(+)/細胞内(-)となっている電位差がますます大きくなるので、細胞は過分極状態となり脱分極は阻止されます(図1)。

GABA受容体あるいは同様なはたらきを持つグリシン受容体の精製は1980年初頭に英国のバーナード(図2)のグループと、ドイツのベッツ(図2)のグループで激しい先陣争いが繰り広げられました。前者は牛の脳、後者はラットの脊髄を材料としました。両者が成功したのは、GABAやグリシンというリガンドそのものではなく、より強力で特異的に結合するベンゾジアゼピンやストリキニーネという代役の化合物を放射能でラベルし、精製の際のマーカーとして用いたからと言えます(2)。両陣営がそれぞれレビューを出版しているので、興味のある方はご覧ください(3、4)。

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バーナードが精製したのは現在ではGABAと呼ばれるGABA受容体で、これは実際に塩素イオンのチャネルです。GABAが結合することによってアロステリックな構造変化を行い、塩素イオンを細胞内に取り込みます(5)。

GABA受容体タンパク質は4回膜貫通型で細胞膜に局在します。N末、C末共に細胞外に出ており、C末側露出部にSS結合が存在します(5、図3)。このようなSS結合を持つ受容体タンパク質群はCysループ受容体ファミリーと呼ばれ、ベッツが精製したグリシン受容体もこのファミリーに所属しています。

GABA受容体タンパク質はサブタイプが多くて、α1-6、β1-3、γ1-3、δ、ε、θ、π と ρ1-3 の少なくとも19種類の分子種が知られており、イオンチャネルはこれらから5分子が集合して形成されます(6、7、図3)。脳内にはα型1個-β型2個-γ型2個の5量体が多いとされています(7)。GABA受容体は実質無限のバラエティを持っているわけですが、なぜそうなっているのか、理由は不明です。

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GABAの受容体にはもうひとつのタイプ、GABAが存在します。GABAはバウリーが発見し(8、図2)、彼らによって遺伝子構造も解明されました(9)。GABAの構造についての模式図は図4に示しました(脳科学辞典10から改変)。

GABAは7回膜貫通GPCR(G protein-coupled receptor=Gタンパク質共役受容体)なのですが、R1、R2という二つの分子が協働してその役割を果たすという一風変わった構造になっています(図4)。すなわち図4のように、R1がGABAと結合する役割、R2がGタンパク質と結合するという役割を持っています。

R1とR2は細胞膜に隣接して埋め込まれていますが、細胞質内の長い両者のC末部分で複雑に絡まり合っており(図4)、ここでR2はR1の構造変化を検知して活動を開始すると思われます。またこの絡まり合った部分で、Gタンパク質だけでなくさまざまな制御因子や情報伝達因子と相互作用を行うことができます(11、12)。このことがわざわざ2分子でGPCRの仕事をやっている理由なのでしょう。

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R2に結合しているGαタンパク質はi型で、GABAのシグナルによって遊離し、アデニル酸シクラーゼを阻害してcAMP合成を妨げる働きがあります。これによってタンパク質のリン酸化が低下します。また同じく遊離したGβγタンパク質によって、カリウムチャネルが開き、カルシウムチャネルが閉じられます。K+は細胞内濃度が高いので細胞外に流出し、過分極の方向にコントロールされます。またカルシウムの流入が妨げられるのも同じ効果があります(12,図5)。

GABA受容体はGABAシグナルに対する即時(ミリ秒単位)の反応を受け持ち、GABA受容体はやや遅い反応または継続的な反応を受け持つと思われます。GABAB受容体にもさまざまなアイソタイプがあるようですが(12)、ここではパスします。

A_46

さて図1にもどると、GABAによる情報伝達に関しては、まだいくつかの重要な因子があることがわかります。まず🌕で示されているGABAトランスポーター(GAT)です。これにはいくつかのタイプがあり、シナプス前細胞にはGAT1型、シナプス周辺アストログリア細胞にはGAT3型、脳以外の臓器の細胞にはGAT2型が概ね局在しています。

GATは膜12回貫通型の細胞膜に埋め込まれたタンパク質で、C末・N末共に細胞内に露出します(図6)。

GATがGABAを細胞内に取り込む際にGABA1分子につきナトリウムイオン2個と塩素イオン1個が移動しますが(13、図6)、ATPは使用しません。といってもナトリウムを取り込むと、ATPを使って排出することになるので、間接的にはATPのエネルギーを利用していることになります。

GABAが通過する部分はシーソーのような構造になっており、図6のように立体構造を変えることによってGABAを移動させます(13)。GABAを放出後、シナプス間隙の不要なGABA濃度が高まると、シナプス前細胞のGAT1がGABAをすみやかに回収します。アストログリア細胞のGAT3もGABAの回収に使われるようです。この両者によって約75%のGABAを回収できるとされています(13)。

アストログリア細胞が回収したGABAはグルタミン酸からグルタミンに変換され、トランスポーターを通してシナプス前細胞に受け渡されて再利用されます。シナプス前細胞は自ら回収したGABAと、アストログリア細胞から受け取ったグルタミンから合成したGABAを使用することができます。GABAが長時間シナプス間隙に残留するとまずい場合が多いので、このような回収システムがすみやかに稼働すると思われます。

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図1にもうひとつの役者VGATが●で登場しています。VGATとは小胞GABAトランスポーター(vesicular gaba transporter) の略称で、GATとは全く異なるトランスポーターです。VGATはアミノ酸配列から9回膜貫通型のトランスポーターと考えられていて、細胞質のGABAとグリシンをシナプス小胞内に取り込むことができます(14)。小胞内にため込まれた神経伝達物質は、必要時にエキソサイトーシスによってシナプス間隙に排出されます(15)。

 

参照

1) from wikipedia, original source is Nissen-Meyer LSH and Chaudhry FA., Corrigendum: Protein Kinase C Phosphorylates the System N Glutamine Transporter SN1 (Slc38a3) and Regulates Its Membrane Trafficking and Degradation. Front. Endocrinol. vol.8: p.190.(2017) doi: 10.3389/fendo.2017.00190
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fendo.2017.00190/full

2)Stephenson FA, Mukhopadhyay R.,Classics How the glycine and GABA receptors were purified., J Biol Chem. vol.287(48), pp.40835-40837.(2012) doi: 10.1074/jbc.O112.000006.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23180805

3)Barnard EA, Darlison MG,Seeburg P., Molecular biology of GABAA receptor:The receptor/channel superfamily. Trends Neurosci vol.10: pp.502-509.(1987)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0166223687901305

4)Grenningloh G, Gundelfinger ED, Schmitt B,Betz H, Darlison MG, Barnard EA, Schonfield PR, Seeburg PH.,  Glycine vs GABA receptors. Nature vol.330: pp.25-26.(1987)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2823147

5)GABAA受容体
https://ja.wikipedia.org/wiki/GABAA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

6)脳科学辞典 GABA受容体
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/GABA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

7)Macdonald R.L. Olsen R.W., GABAA receptor channels. Annu. Rev. Neurosci. vol.17: pp.569-602 (1994)

8)Bowery N.G., GABAB receptors and their significance in mammalian pharmacology. Trends Pharmacol. Sci., vol.10: pp.401-407 (1989)

9)Bowery, N.G. and Brown, D.A., The cloning of GABA(B) receptors. Nature vol.386, pp.223-224. (1997)

10)https://bsd.neuroinf.jp/wiki/GABA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

11)Burmakina, S., Geng, Y., Chen, Y. and Fan, Q.R.,  Heterodimeric coiled-coil interactions of human GABAB receptor. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. vol.111, pp.6958-6963.(2014)

12)Miho Terunuma, Diversity of structure and function of GABAB receptors: a complexity of GABAB-mediated signaling., Proc. Jpn. Acad., Ser. B 94, pp.390-411 (2018)
file:///C:/Users/User/Desktop/GABAb%20terunuma%20pjab-94-390.pdf

13)Sadia Zafar and Ishrat Jabeen, Structure, Function, and Modulation of γ-Aminobutyric Acid Transporter 1 (GAT1) in Neurological Disorders: A Pharmacoinformatic Prospective. Front Chem. vol.6: article 397. pp.1-19 (2018)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6141625/

14)脳科学辞典 小胞GABAトランスポーター
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%B0%8F%E8%83%9EGABA%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

15)脳科学辞典 シナプス小胞
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%B9%E5%B0%8F%E8%83%9E

 

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2019年6月10日 (月)

車載コンピュータだって故障が無いとは限らない

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私は以前10年ほどプリウスに乗ったことがあり、そのときディーラーに言われていたのは、エンジンルームに水が入るとコンピュータが誤作動する可能性があるので気をつけるようにということです。特に深い水たまりを突破するのは危険です。

現在はパッソに乗っていますが、この車は停車するとコンピュータによってエンジンが停止します。しかし必ず停止するわけではなく、アイドリングになることもあります。この判断は人間とは関係なく、勝手にコンピュータが停止した状況から判断するのです。

航空機でも最近はコンピュータ制御になっていて、その暴走によって墜落しそうになったり、あるいは墜落したりする場合があると考えられています。

こちら1

こちら2

こちら3

最近高齢者による自動車事故が話題になっていますが、その中にはどうも車のコンピュータが暴走したのではないかと疑われる事例があるように思います。高齢ドラ-バーの免許返上を促すためのキャンペーンに事故が利用されている傾向があるので、気をつけた方がいいです。

PCを毎日使っている人は、おそらく暴走の経験があるのではないでしょうか。私の将棋ソフトは非常に強くてほとんど勝てないのですが、ある日突然奇妙な手を打ち始め、まったくわけのわからない自殺手を連発して私があっという間に勝ったことがあります。再現性はありません。ですから故障とは言えません。こんな極端な例で無くても、なんらかの不具合はよくあることです。10年も揺られていると、接触の不具合や断線などで車載コンピュータが変調を来しても不思議ではありません。

最近の私の経験では、自宅のパソコンがよく落ちるので、メモリーとソケットの接触部分をエアダスターで念入りに清掃したら、全く落ちなくなったということもあります。

「プリウス暴走事故」はなぜ多い

こちら4

こちら5

このような可能性もあるようです

こちら6

こちら7

 

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2019年6月 5日 (水)

JPOP名曲徒然草196: 「いつも何度でも」 by いのり・はなみ

1_16

千と千尋の神隠し「いつも何度でも」(作詞 覚和歌子、作曲 木村弓)

いのり・はなみ

https://www.youtube.com/watch?v=KCyk5j8cDyM&list=PLK6YOMX14eKsNAUQG1CXWrlTToftHj0Dk

私はアニメとコミックとゲーム(Wiz8以外)には関心を持たないようにしていますが(他にさまざま趣味・関心があるので)、この曲といのり・はなみの美声と精妙なデュエットには心底驚かされました。CDは所有しておりません。アマゾン・HMVの検索で発見できなかったので、いのり・はなみ の名義ではCDは出版されていないのかもしれません。

この曲は作詞者と作曲者もそれぞれ別々に歌って、CDを出版しています。とてもめずらしいのではないでしょうか。さすがにジプリの曲で世界中からYouTubeにアップされています。

木村弓
https://www.youtube.com/watch?v=9O4SMw_8Om0
https://www.youtube.com/watch?v=gGi8wjv8I78

覚和歌子
https://www.youtube.com/watch?v=ICbBvRObmQQ
https://www.youtube.com/watch?v=D2hQhsOALLQ

Philippe Labutin & Stefan Rickli
https://www.youtube.com/watch?v=cxcyr5Az1uU

Nataliya Gudziy
https://www.youtube.com/watch?v=xQJog0rs7Eg

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・女声合唱団
https://www.youtube.com/watch?v=uzgU3I4wNpY

マリンバ&オーケストラ
https://www.youtube.com/watch?v=7zFu1t3uXyc

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2019年6月 4日 (火)

やぶにらみ生物論127: GABA その1

  神経伝達物質をざっと概観しようとしてきましたが、これまでにアセチルコリン、各種モノアミン類を取り上げてきました。今回からアミノ酸関連因子に進みます。図1にそのなかでも重要な2つの要素が出てきますが、まず右側の γ-アミノ酪酸(GABA=γ-amino butyric acid)から見ていきましょう。

GABAはグルタミン酸からグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD=L-glutamic acid decarboxylase)によって産生されます。材料のグルタミン酸は細胞外からグルタミン酸トランスポーターを用いて取り込む場合と、細胞内でTCAサイクルの α-ケトグルタル酸から合成する場合があります(1)。

GADにはふたつのアイソフォーム(GAD65,GAD67)があり、GAD67が細胞質全体に存在するのに対してGAD65は神経終末部に豊富に存在することから、GAD65が抑制性シナプス伝達を担うGABA合成に主として関与すると考えられています(1)。

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タンパク質の構成要素となるアミノ酸はαの位置にアミノ基がありますが、GABAの場合図1のようにγの位置にアミノ基があります。したがってGABAはタンパク質の構成要素としてのアミノ酸ではありません。

GABAの発見者はアッカーマンという人で、細菌による腐敗の結果生ずるものと報告されているそうです(2、3)。現在も発行されている Zeitshrift fur Physikalische Chemie のホームページを見てみましたが、アッカーマンの論文の紙面は提供されていませんでした。

その後GABAはカビや植物からも抽出されましたが、ロバーツ(図2)はマウスの脳にGABAが存在することを発見しました(4、5)。ロバーツは自伝を書いていますので(3)、少し彼の人生をたどってみましょう。

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ユージン・ロバーツは1920年に黒海沿岸で生まれましたが、1917年にロシア革命が勃発し、いわゆるブルジョアジーだった彼の一家は1922年にラトヴィア経由で、親戚を頼って米国のデトロイトに移住しました。彼は高校時代にアンドレという女性教師に実験室を自由に使わせてもらってゾウリムシの研究を行い、それが生物学へ傾倒するきっかけとなったそうです。高校教師も科学の進歩に関係がないわけではありません。

彼はウェイン州立大学を卒業後、ミシガン大学で学位をとりましたが、太平洋戦争中ということもあって、学位取得前からニューヨークのロチェスター大学でマンハッタンプロジェクトに参加し、ウラニウムのダストをどのくらい吸い込むと危険かという研究に携わりました。

戦後の1949年になって、彼は2次元ペーパークロマトグラフィーの技術を使って、脳に大量のGABAが存在することを発見しました。これは「正常細胞とがん細胞で、フリーのアミノ酸の含量に差があるかどうか調べる」という目的の研究の副産物として発見されました。「目的指向的研究をやれ」とよく役人やその尻馬に乗る人々が言うわけですが、実際には所期の目的とは「はずれた」副産物の方が重要だったということはよくあることです。テクノロジーの進化には目的指向をはっきりさせることが大事かもしれませんが、サイエンスにとって多くの場合、当初の研究目的はきっかけに過ぎません。

脳にGABAが存在するという研究結果は、1950年に共同研究者のサム・フランケルと共に発表し論文にもまとめました。同じ年に Udenfriend(6)と、Awaparaのグループ(7)も同様な結果を発表していますが、前者はロバーツからサンプルの提供を受けて、ラジオアイソトープを使った別法で成分を確認したもの(ロバーツは Fed. Proc.の中でこのことに言及しています 参照5)。後者はプライオリティーの点でやや遅れをとったとみなされています(8)。ただアワパラ側がどう考えていたのかについては情報が得られなかったので、本当のところ真実は藪の中です。

発表後ロバーツはアッカーマンから祝福の手紙を受け取ったそうです(3)。アッカーマンがGABAを発見してから40年が経過しているので、もうリタイアしていたと思いますが、心温まるエピソードだと思います。その後ロバーツのグループは、GABAがほ乳類の脳における主要な抑制性神経伝達因子であることを示すうえで大きな貢献をしました。

現在では脳のニューロンのうち約30%がGABA性(ギャバージック)の抑制性ニューロンであることが知られていますが(9)、そもそも抑制性ニューロンなどというものがあることは誰が発見したのでしょうか?

最初にこのことに気づいたのは、ロシアの「生理学および科学的心理学の父」といわれるセチェノフでした。彼はカエルの脊髄反射は脳を除去することによって促進され、脳を刺激することによって抑制されることを報告しました(10、11、図3)。まだ19世紀のなかばの頃です。脳を科学的に考えるにはあまりに時期が早かったため、唯物論を広めキリスト者としてのモラルを低下させたかどで、迫害されたこともあったようです(12)。条件反射などの研究で1904年にノーベル生理学医学賞を受賞したパヴロフも、もともとの定義に反することであっても、後に反射に脳がかかわっていることを認めて報告しています(13)。

英国の生理学者シェリントン(図3)は膝蓋反射のように感覚神経と運動神経が単純に反応するような反射もあるが、ひっかき反射(14)などでは、感覚神経・運動神経以外の神経、すなわち複数のシナプスがかかわっていることを示しました。すなわち犬の肩をこすると、こすった側の後ろ足の屈筋が刺激されますが、同時に伸筋は抑制されるのです(15)。このことは抑制性の神経系の存在を強く示唆するものです。これらの業績によって、シェリントンは1932年にノーベル生理学医学賞を受賞しました。

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その後グルタミン脱炭酸酵素(GAD=L-glutamic acid decarboxylase)の抗体を用いて、GABAを産生する細胞を同定する試みは、ロバーツを含む多くの研究者によって、徹底的に行われました(16、17)。

文献(17)によると、GADが局在する部域は、cerebellum(小脳), spinal cord(脊髄), retina(網膜), habenula(手綱), olfactory bulb(嗅球), substantia nigra(黒質), corpus striatum(線状体), red nucleus(赤核), arcuate nucleus(視床下部弓状神経核),lateral cervical nucleus, tuberomammillary nucleus(結節乳頭体神経核), cochlear nucleus(蝸牛神経核), vestibular nuclei(前庭神経核), dorsal column nuclei(後索神経核), nucleus reticularis thalami(視床網様体神経核), globus pallidus(淡蒼球) and nucleus entopeduncularis(脚内神経核), visual cortex(視覚野), dentate gyrus(歯状回), superior colliculus(上丘), sensory-motor cortex(感覚運動皮質), septal area(中隔野), hypothalamus(視床下部), hippocampus(海馬), geniculate complex(膝状複合体), and nucleus tractus solitarii(孤束神経核)と広汎にわたっています。

それぞれの部域については、図4、図5に赤で示しました。

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これらの多くは後に学んでいくことになると思いますが、とりあえず大脳基底核周辺における GABAergic な伝達系がウィキペディアに出ていたので、図6にコピペしました(18)。GABAergic なシナプス前細胞は、シナプス後細胞を過分極させて脱分極を抑制する方向に作用します。線状体から淡蒼球や黒質に情報が投射していることが示されています。抑制性の神経細胞は、自身が抑制性の神経細胞とシナプスをつくると、シナプス後細胞による抑制作用を抑制することになり、結果的に促進細胞に変身することもあり得ます。

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参照

1)脳科学辞典 GABA
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/GABA

2)Ackermann, D. Uber ein neues, auf bakteriellem Wege gewinnbares Aporrhegma. Z. Physiol. Chem. vol.69, pp.273-281. (1910)

3)Eugene Roberts (autobiography), in "The History of Neuroscience in Autobiography" VOLUME 2, Ed.Larry R. Squire, Academic Press (1998)
file:///C:/Users/User/Desktop/GABA/Eugene%20Roberts.pdf

4)Roberts, E. and Frankel, S. γ-Aminobutyric acid in brain: Its formation from glutamic acid. Journal of Biological Chemistry vol.187: pp.55-63,(1950)
http://www.scholarpedia.org/w/images/2/29/GABA_abstract.jpg

6)Udenfriend, S. Identification of gamma-aminobutyric acid in brain by the isotope derivative method. Journal of Biological Chemistry vol.187: pp.65-69 (1950)

7)Awapara, J., Landua, A.J., Fuerst, R., and Seale, B. Free gamma-aminobutyric acid in brain. Journal of Biological Chemistry vol.187:pp.35-39,(1950)

8)Eugene Roberts, Gamma-aminobutyric acid., Scholarpedia, vol.2(10), p.3356.(2007)
http://www.scholarpedia.org/article/Gamma-aminobutyric_acid

9)小幡邦彦 GABAのはたらき、Riken BSI news vol.37, 10月号 (2007)
http://bsi.riken.jp/bsi-news/bsinews37/no37/special.html

10)"Refleksy golovnogo mozga." Meditsinsky vestnik 47-48 ("Reflexes of the brain", in Russian) (1863)

11)K.Obata, Synaptic inhibition and γ-aminobutyric acid in mammalian central nervous system. Proc.JPN.Acad., Ser.B89, No.4, pp.139-156 (2013)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/89/4/89_PJA8904B-03/_article/-char/ja

12)https://en.wikipedia.org/wiki/Ivan_Sechenov

13)Pavlov,I.P., Conditioned Reflexes (translated by Anrep,G.V.). Dover Publications, Mineola, NY, pp.1-430 (1927)

14)Scratch reflex of dog
https://www.youtube.com/watch?v=VzCwXaU_tJ0

15)Sherrington, C.S., The Integrative Action of the Nervous System. Yale Univ. Press, New Haven, CT, pp.1-413 (1906)

16)E. Roberts amd Kinya Kuriyama, Biochemical-physiological correlations in studies of the γ-aminobutyric acid system. Brain Res., vol.8, pp.1-35 (1968)
file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/C8FQEO1U/first-page-pdf.pdf

17)17)Elling Kvamme, Glutamine and Glutamate Mammals. Vol.1, CRC Press (1988)
VI Identification and localization of L-glutamate decarboxylase.
こちら

18)https://en.wikipedia.org/wiki/Striatum

 

 

 

 

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2019年6月 2日 (日)

リットン-都響@サントリーホール2019/06/02

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久しぶりの都響プロムナードコンサート。ここ2,3日にくらべて涼しい朝でした。でも湿度の高い休日の午後は少し眠い。ともかくサントリーホールにたどりつきました。きょうも前回に引き続きリットンの指揮で、四方さんとボス矢部が入れ替わって本日のコンマスはボス矢部。

「マイ・フェア・レディ」序曲はドイツ移民のロウという人が作曲したそうでびっくりしました。お馴染みのメロディーです。次はコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。これはあまり面白い作品とは思っていなかったのですが、今日は三浦文彰君がソリストということで、この人のヴァイオリンの音は特別です。五大元素で言えば「水」系ですね。第2楽章などは美音に陶酔しました。アンコールは超絶技巧の 「Nel cor piuによる変奏曲(パガニーニ)」。村下孝蔵のひとりベンチャーズを思い出しました。

三浦文彰
https://www.youtube.com/watch?v=DaCXALmKj5g

村下孝蔵
https://www.youtube.com/watch?v=sw6TtxnyF3Q

休憩後の「新世界より」はリットンの面目躍如で、どんな部分もサラッとはやらない、徹底的にダイナミックなアーティキュレーションでハイカロリーなシンフォニーを聴かせてくれました。南方のイングリッシュホルンは聴くたびに進化していて、暖かいフレージングに感動させられます。いつものことながら都響の木管陣(エキストラの白尾さんを含めて)は素晴らしい安定感です。第4楽章は大いに盛り上がりました。まあひとことで言えば元気の出る演奏と言えます。

 

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2019年5月29日 (水)

リットンー都響@東京文化会館2019/05/29

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令和最初の都響定期演奏会です。指揮者:アンドリュー・リットン、ピアニスト:アンナ・ヴィニツカヤを招請の豪華版。コンマスは四方さんで、サイドにボス矢部が鎮座のこれまた豪華版。ですが今回の定期は非常にエキストラ演奏者が多い感じがしました。客席は大盛況で、定期会員の出席率も上々です。

冒頭のバーバーは、ヒラリー・ハーンのCDでヴァイオリン協奏曲を知って以来好きな作曲家となりました。知らない曲もありますが、エッセイ2は私的にはヴァイオリン協奏曲>弦楽のためのアダージョ>オーボエと弦楽のためのカンツォネッタの次くらいかな。楽しめる曲でした。

そしてスタインウェイのピアノを出してきて、アンナ・ヴィニツカヤの登場です。ロングドレスではっきりわかりませんでしたが、シューズは履いていたと思います。ところが演奏になるとペダルは裸足で踏んでいました。帰るときはまたシューズを履いていました。

プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は20世紀を代表する名協奏曲ですが、素人がみてもむちゃくちゃに演奏が大変な曲であることはわかります。アンナはまるで猛獣のように鍵盤と格闘していました。演奏の精度はユジャ・ワンもうかうかしていられないような、すごいものがあります。ただ曲の本質的な部分はかなりオーケストラに依存する曲なので、指揮者やオケメンの技量にまかせていればいいという気楽さはあります。都響も実力発揮ですばらしい演奏でした。

満場の拍手喝采に答えて、アンナのアンコールはチャイコフスキーの四季から3月の「ひばりの歌」。彼女のすごいところは○○弾きというのではなく、どんな曲もそれぞれ作曲者の意図をきちんとくんで演奏できるという懐の広さです。

休憩後のチャイコフスキー交響曲第4番は、非常に変わった演奏でした。都響も欧州公演に持って行くくらいの得意な曲ですが、そういうこれまでの演奏ではなく、まるでバレエのシーンをつなぎ合わせたような独特な魅力のある演奏でした。特に弦楽器のアンサンブルは心地よいものでした。リットンの新機軸だと思いますが、こういう聴かせ方もあるんだなと思いました。

余計な話ですが、第3楽章のピチカートは及川氏が完全なパー派、横山氏が完全なグー派でコントラストを面白く拝見しました。

こんな曲です。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番(演奏 ユジャ・ワン ダニエレ・ガティ指揮 ロイヤルコンセルトヘボウ)
https://www.youtube.com/watch?v=KDfGBmbNbMw

ひばりの歌
https://www.youtube.com/watch?v=GQOaFX-mzOo

アンナ・ヴィニツカヤの演奏
https://www.youtube.com/watch?v=8MNqrDM6jX4
https://www.youtube.com/watch?v=DmIg6Ixx1CA

 

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「昨年度まで都響のA定期で都響倶楽部でプログラム配布をお手伝いした者として書きます 今日から業者に代わりとてもスムーズスマートでした。 プログラムに込める気持ちは、お客様に演奏会を…で、 倶楽部会員が都響の客の中で特権階級にあると見下すためのものではない。 」
https://twitter.com/ohisamanotikara/status/1133374640720494592/photo/1
https://twitter.com/ohisamanotikara

???都響倶楽部で何かバトルでもあったのでしょうか???

 

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2019年5月27日 (月)

WOWOWの連ドラ「悪党」

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WOWOWの連続ドラマ「悪党~加害者追跡調査」。
毎回心をかきむしられ、泣かされます。

薬丸岳の小説は読んだことがありませんが、このテレビドラマは謎解き探偵小説の範疇をはるかに超えて、犯罪者と犯罪被害者の心情を生々しくえぐり出します。

東出昌大がいい雰囲気を出していて、ドラマの世界に巻き込んでくれます。新川優愛にも好感が持てます。テレビドラマ不毛の時代にあって、WOWOWの健闘を絶賛したいと思います。

https://www.wowow.co.jp/detail/114480

 

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2019年5月25日 (土)

「空母いぶき」 まきちゃんぐサイレントナイトを歌う

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「空母いぶき」をみてきました。CGの素晴らしさには圧倒されました。よくぞここまで。秋津艦長のキャラはよくわかりませんでした。しかし実際に日本が戦争に巻き込まれたとしたら、こんな艦長が出てきても不思議ではないとは思います。

ストーリーではそこそこうまくいっていますが、ミサイルや魚雷がいぶきに次々と命中していたら(普通そうなるでしょう)、間違いなく全面戦争に突入していたでしょう。あと捕虜は私なら射殺したでしょうね。

私はコミックは読まないので意見は言えませんが、作者のかわぐちかいじ氏が「もし中国と仲のいいときに公開されたりしたら、尖閣の話をしても嘘になるな」と述べていて、それ故に架空の「東亜連邦」の話になったというのはどうかとおもいました。

日本の領土はそれが古来日本人が住んでいたかどうかなどとは関係なく、サンフランシスコ講和条約に定められていてそれに調印したわけですから、その範囲において防衛出動が可能となるわけです。尖閣諸島は条約には書かれていないので、関係国と交渉して帰属を決めなければいけません。野田総理の判断は間違っていたと思います。竹島は条約に書かれているので、当然連合国=国連は日本の領土であることを確認しなければなりません。米国の意図により他国による占領が放置されていることは、日本にとっては誠に不本意なことです。

などといっても、私がこの映画を見たのはまきちゃんぐがサイレントナイトを歌っているからです。音楽らしい音楽はこれだけなので、非常に印象的でしたね。おめでとう。

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2019年5月24日 (金)

サラとミーナ216: ソファーでくつろぐミーナ

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サラは野良でいたところをつかまってシェルターにつれてこられ、ケージ飼いされていました。一方ミーナはシェルターで生まれたらしく、幼年避妊手術をされて、施設内で放し飼いされていたようです。手術の影響でブクブクに太っており、とても引き取り手はないと思われていたらしく、サラはすぐうちにきましたが、ミーナは身体検査で2週間以上待たされました。しかもうちにきてから検査すると耳ダニが発見され、しばらく医者通いしました。

放し飼いの猫たちはえさは床にまかれ、水は溝に流されたものをなめていたようです(容器に入れるとすぐ汚れるので)。ですから13年たってもミーナは床にこぼれたえさから先に食べますし、容器の水を飲むのはとてもへたくそです。ですから私が風呂に入っているとき、洗い場に進入して床をなめるのが習慣になっています。

サラは短い間でしょうが野良猫の経験があり、今でもベランダで枯れ葉をみつけると食べます。飢えたときには枯れ葉を食べてしのいでいたのでしょう。シェルターでは雄猫2匹と同じケージで暮らしていて、猫慣れはしているようです。えさと水は容器で与えられていたのでがっつきません。ミーナはもたもたしていると他の猫に食べられてしまうので、いまでも早食いです。子供の頃の習慣は忘れがたいものなのでしょう。

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2019年5月23日 (木)

第18回東京国際音楽コンクール<指揮者>入賞デビューコンサート

第18回東京国際音楽コンクール(指揮)入賞デビューコンサートに行ってきました。
民音主催の伝統あるコンクールで、3年ごとに開催される若手指揮者の数少ない登竜門となっています。前回2位だった太田弦氏は弱冠25歳で、今年から大阪交響楽団の正指揮者に就任しました。今をときめくマエストロ川瀬賢太郎氏も2006年に2位に入賞しています。2000年の1位は下野竜也さん。

今回の応募は44の国と地域から238名。その中から厳正な映像審査を通った約18名が第一次予選のステージに立ったそうです。なんと今年は1位から3位まで日本人が独占という快挙でした。審査員には外国人も多いので、決して身びいきというわけではありません。お披露目の場所はオペラシティコンサートホール。チケットは完売です。都響もビオラトップこそ九響の細川さんにピンチヒッターをお願いしていましたが、ほぼ最強のメンバーでサポートします。

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演奏前に外山審査委員長がプレトーク。まずい演奏なら拍手しなくていいよとジョークをとばすくらい、今回の選定には自信がある雰囲気でした。コンマスは山本さん、サイドはマキロン・・・黒レースのスカート。あのボディコンパンツはもう履けなくなったのか?

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私が特に強いインパクトを受けたのが、やはり1位の沖澤さん(写真)。私は今まで聴いた「スコットランド」のなかで一番乗せられました。リズム感覚が素晴らしく、旋律の隅々までピチピチと躍動していて、実に生気あふれる演奏でした。第2楽章以降は都響もおおいに乗せられて演奏していた感じです。コスプレをやるとすればシスター・尼僧が似合っている清楚な雰囲気の方ですが、将来はみんなに愛される大指揮者になるに違いないと思いました。

帰りの電車の同じ車両にマキロンが乗車。あれれ、ステージ衣装のままじゃないですか。でもこういうざっくばらんなところが面目躍如か。彼女にはともすれば似非ハイソな専門家集団になりがちなオーケストラを、オーディエンスの目線まで引き戻す力があります。それがN響との違いを生み出す原動力です。

細川泉(力がはいるとおでこにしわがよるのがチャームポイント)
https://twitter.com/izumi_hosokawa

主催者のサイト
http://www.conductingtokyo.org/

太田弦
https://spice.eplus.jp/articles/218134

コンクール・ダイジェスト
https://www.youtube.com/watch?v=I5yYkURywtg

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2019年5月17日 (金)

やぶにらみ生物論126: ヒスタミン

ヒスタミンはイミダゾール骨格にエチルアミンの側鎖がついている構造の化学物質で、哺乳動物のほとんどすべての組織に含まれています。アミノ酸のひとつであるL-ヒスチジンから、L-ヒスチジン脱炭酸酵素による脱炭酸反応により生合成されます(1、図1)。

この反応は細菌でも行うことができるものがあることが知られています。細菌がなぜこのような反応をおこなうかについては、一般的には酸性になった細胞内環境を中性にもどす役割が想定されていますが、そのほかの役割もあるようです(2)。人の立場からいえば、細菌が産生するヒスタミンは、ヒスタミン中毒の原因物質なので困りものです。

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1907年にウィンダウス(図2)とフォークトによってヒスタミンが化学的に合成されたことが、ヒスタミン研究の出発点となりました(3)。ウィンダウスは1927年にノーベル化学賞を受賞していますが、それはコレステロールやビタミンの研究が評価されたものです。しかしノーベル財団のバイオグラフィーをみると、彼がヒスタミンを発見したことにも少しだけ触れてあります(4)。

合成ヒスタミンが使えるようになったので、デイルとレイドロー (図2)はまず10mgのヒスタミンをカエルの背中のリンパ嚢に注入したところ、カエルは大口を開けて、手足は伸びきり、明らかに中枢神経系の活動が抑制されたことが示されました。次に2mgのヒスタミンをウサギの静脈に注射すると、ウサギは平伏し、心臓の鼓動が不整で弱くなり、さらに2mg追加すると死亡するという結果を得ました。またヒスタミンがアナフィラキシーショックを引き起こすことがあるとも指摘しています(5)。

デイルはレーヴィとともに神経伝達物質(アセチルコリン)を発見したことで有名で、その業績で1936年のノーベル生理学医学賞を受賞しています。このブログでも以前にとりあげました(6)。

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ヒスタミンは特定の内分泌器官から放出されるものではないので、ホルモンの定義からは逸脱していますが、主にマスト細胞(肥満細胞)、好塩基球、マクロファージ、神経細胞などが放出し、血圧降下、血管透過性亢進、平滑筋収縮、血管拡張、腺分泌促進、アレルギー反応・炎症の促進などの生理作用を持っている上に、神経伝達物質でもあります(1、図3)。マクロファージの場合だけ、ヒスタミンは細胞質にある顆粒内にストックされずフリーのまま放出されます。

図3に示したマスト細胞や好塩基球ではヒスタミンを含む顆粒が染色されて、はっきり見えます。

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ヒスタミンが過剰に作用すると、じんましん・皮膚炎・鼻炎・ぜんそくなどのアレルギー反応や、ひどい場合にはアナフィラキシーショックを引き起こすこともあるので、それらを抑制するための抗ヒスタミン薬はほとんどの人がお世話になっているはずです。

ヒスタミンの受容体は、現在知られているものはすべてGPCR(細胞膜7回貫通型Gタンパク質共役受容体)です(7)。ウィキペディアに美しい説明図がありました(7)。この図の一番左をみると、Gタンパク質(青)と受容体(赤)が離れた位置にあり、ヒスタミンが結合してはじめてGタンパク質と受容体が接近して結合するような印象を受けますが、これは議論の余地があるでしょう。

ともあれ受容体の立体構造の変化を受けてGタンパク質がGDPをリリースしてGTPと結合し、Gαが解離してエフェクター(H2受容体の場合はアデニル酸シクラーゼ)に作用するわけです。これによりアデニル酸シクラーゼは活性化されてcAMPが産生されます。

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英語版のウィキペディアをみると、日本語版とは少し異なる解説図がみつかります(8、図5)。左図ではGαだけでなくGβGγもエフェクターに結合するとしています。またGタンパク質は最初から受容体と結合しています。右図では日本語版と基本的に同じ解説になります。いったん受容体から離れたGαが元の位置にもどってくるとすると、受容体と結合しないのなら、GβGγが元の位置にあって目標になる必要があるので、係留用杭(ボラード)となるGβGγは独自に行動することは許されません。

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ヒスタミンの受容体は現在4種類が知られており、それぞれの特徴をとりあえずウィキペディアからコピペしておきます(図6)。このあと述べるように、ヒスタミン受容体はヒスタミンと結合すると細胞の脱分極を誘導するはずですが、このメカニズムは私が調べた限りではよくわかりませんでした。イオンチャネル型の受容体はみつかっていないようです。

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ヒスタミンが脳神経系に存在することを最初に示したのはクフィアトコフスキで、1943年のことですが、この論文にはフリーでアクセスできます(9)。その後 Garbarg(発音不明)らはヒスタミンが脳の灰白部、特に神経末端に局在していることをつきとめました(10)。ヒトの脳ではヒスタミン系の神経伝達経路は、視床下部外側結節乳頭核から脳全体に投射していることがわかっています(11、図8)。この総説を書いたハースはヒスタミン系神経伝達経路研究の中心人物のひとりで図7に写真を貼っておきました。

ヒスタミン神経系の実在を証明する上で、大阪大学の和田博と門下の渡邉建彦(図7)、遠山正彌らは大きな貢献をしました。彼らはヒスチジン脱炭酸酵素の抗体を作成して、脳におけるヒスタミン神経系の可視化に成功しました(12)。ただヒスタミンを大量に産生するマスト細胞が脳にも存在するのでまぎらわしい点があり、最終的にはマスト細胞を持たないミュータントマウスを使って証明することができたとのことです(12)。

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ヒスタミンの作用は図6からも広汎であることがわかりますが、ひとつ注意すべきは免疫反応を促進するため、ぜんそく、じんましん、発熱などのアレルギー反応などを引き起こす悪者として扱われることもよくあります。しかしそれらはあくまでも生体防御反応の結果ですし、ヒスタミンは上記のように神経伝達物質として脳の機能に深く関わっているほか、平滑筋収縮、血小板凝集、胃酸分泌を促進するなどの重要な機能も持ち合わせています。

脳でのヒスタミンのはたらきのなかで、特に注目すべきはその覚醒維持作用です。ヒスタミン神経系は、眠らせようとするアデノシン-GABA系の神経系と拮抗しており、覚醒を維持するために重要なはたらきがあります(13、14)。三島先生の記事を引用すると「脳を最も強力に覚醒させる神経伝達物質の一つであるヒスタミンは結節乳頭核から大脳に投射されている。腹側外側視索前野はその結節乳頭核の活動を抑え込むことで眠気(睡眠)を誘発する。アデノシンは自身が産生されたクモ膜下腔のすぐ近くにある腹側外側視索前野を活性化し、結果的に眠気をもたらす(13)。」ということになります。

ですから抗ヒスタミン剤(ドリエルなど)を投与されると、当然眠くなります(15)。この薬を服用した場合は、翌日も眠くなる可能性があるので、車の運転をしないなど行動には十分注意する必要があります(16、17)。睡眠を誘導するアデノシン-GABA系神経を抑制しても目が覚めるわけですが、カフェインにはそのような効果があります。

参照

1)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3

2)小栁喬 細菌たちよ,アミノ酸をなぜ脱炭酸する? 生物工学 第 95巻 第9号(2017) 
file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/CFQW7HJS/9509_biomedia_3.pdf

3)Windaus A, Vogt W. Synthese des Imidazolyl-athylamins. Ber. Dtsch. Chem. Ges. vol.40, pp.3691-3695 (1907)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/cber.190704003164

4)Adolf Windaus Biographical  MLA style: Adolf Windaus Biographical. Nobe lPrize.org. Nobel Media AB 2019. Mon. 13 May 2019. 
https://www.nobelprize.org/prizes/chemistry/1928/windaus/biographical/

5)Dale HH, Laidlaw PP. The physiological action of beta-iminazolylethylamine. J Physiol., vol.41(5):pp.318-344 (1910)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1512903/

6)http://morph.way-nifty.com/grey/2019/02/post-e2ed.html

7)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

8)https://en.wikipedia.org/wiki/G_protein-coupled_receptor

9)Kwiatkowski H. Histamine in nervous tissue. J Physiol vol.102: pp. 32-41, (1943).
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1393435/

10)Monique Garbarg, Gilles Barbin, Jean Feger, Jean-Charles Schwartz., Histaminergic Pathway in Rat Brain Evidenced by Lesions of the Medial Forebrain Bundle.
Science Vol. 186, Issue 4166, pp. 833-835 (1974)  DOI: 10.1126/science.186.4166.83307 
https://science.sciencemag.org/content/186/4166/833?ijkey=7306dedf001ced6e0be14ccae7aea614ae2907&keytype2=tf_ipsecsha

11)Helmut L. Haas, Olga A. Sergeeva, AND Oliver Selbach., Histamine in the Nervous System., Physiol Rev vol.88: pp.1183-1241 (2008);  doi:10.1152/physrev.00043.2007.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18626069

12)T.Watanabe and H.Wada (eds), Histaminergic neurons: Morphology and Fundtion. CRC Press (1991) Boca Raton, Florida

13)三島和夫 睡眠の都市伝説を斬る ナショナルジオグラフィック
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/403964/082900048/?P=3

14)筑波大学 報道資料 睡眠と覚醒を制御する神経回路を解明 ~視床下部睡眠中枢と覚醒中枢の神経接続の解明~ (2018)
file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/PVA09UPG/180717sakurai-3.pdf

15)エスエス製薬 睡眠改善薬のメカニズム
https://www.ssp.co.jp/condition/insomnia/mechanism/

16)https://kotobank.jp/word/%E7%9D%A1%E7%9C%A0%E6%94%B9%E5%96%84%E8%96%AC-187116

17)https://www.min-iren.gr.jp/?p=5526

 

 

 

 

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2019年5月13日 (月)

日本発科学の目を覆わんばかりの凋落

151研究領域におけるTOP10%論文数の国際シェア順位の推移

https://www.jst.go.jp/osirase/2019/pdf/Top10papers_20190513.pdf

1995~1997には5位以内の領域が82あったのが、2015~2017には18に激減。

ちなみに中国は2→146、米国は151→151

反知性主義の政府が国政を支配し続けたので、こうなってしまったと思われます。

トランプがどうするかはわかりませんが、2017年までは少なくとも米国は横ばいなので、決してこれまでは反知性主義ではありませんでした。安倍政権がここまで科学を痛めつけているにもかかわらず、結構国民の支持率が高いのは驚きです。いずれ日本人はこのツケを支払わなければいけませんが、支払うのは支持者だけでなく、日本人すべてだというのが頭痛のタネです。

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2019年5月12日 (日)

JPOP名曲徒然草195: 「最後の遊び」 by Sinon

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彼女はハスキーを飼っていて、亡くなったときに追悼歌として 「I wish 」を2012年にリリースしましたが、
https://www.youtube.com/watch?v=HU48OlB_alo

この曲「最後の遊び」(作詞:広沢タダシ・Sinon 作曲:鈴木謙之)はそのハスキーからのアンサーソングだそうです。発想が素晴らしいと思います。アルバム「Mariage」(DDCZ-2230 Sibuya Television 2019) =写真に収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=mYnn1-SSgc4
https://www.youtube.com/watch?v=2WwQpf5bdtU

どうして「つ」が「ちゅ」になってしまうのかがよくわかりません。津軽生まれで在住だそうですが、親が外国人なのかも。

シノン(2012まで mammy sino でした。二人で出演するときは oncemores というらしい)が有名になったのは、多分カーペンターズのカバーだと思います。カレンと比べて、英語の発音は少し聴き取りにくいですが、やわらかい歌唱は独特の味があって暖かい感じがします。

Close to you
https://www.youtube.com/watch?v=ML8214s1iJM

SuperStar
https://www.youtube.com/watch?v=l_KTho7f6_M

Rainy Days And Mondays
https://www.youtube.com/watch?v=xy4lW1d_uL0

NHKの番組(高校生の頃のシノンが出演している番組が見られる)
https://www.youtube.com/watch?v=tHBjt9vjDCo

ケンリックサウンド設立10周年記念のライヴ(社長がシノンのファンらしい)。
https://www.youtube.com/watch?v=TL8ainFBJQU

オフィシャルHP:https://sinon-sings.com/

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2019年5月11日 (土)

パナソニックがやるべきこと

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パナソニックの津賀一宏社長が日経新聞のインタビューで「現在の危機感はもう200%、深海の深さだ。今のままでは次の100年どころか10年も持たない」と言ったそうです。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190501-00060239-gendaibiz-bus_all

私はパナソニックの売り上げの3割が自動車部品だというのに驚いたのですが、パナソニックが製造すべきものは他にあるんじゃないかと思います。

それはズバリ人工臓器です。実はすでにパナソニックヘルスケアなど傘下の会社があって、血糖測定器、補聴器、バイオ機器などを製造していますが、まだまだの感じです。

そもそも人には人権があるので、環境に不適応な者にも生存権があることになり、ダーウィン的な進化ができません。したがって人は生物の定義から外れてしまっているので、いずれ生物であることをやめてサイボーグ化しても問題はなく、むしろサイボーグ化するか遺伝子をいじらなければ進化はあり得ません。また人以外の生物にとっては人がサイボーグ化して、個体数をコントロールできるようになるのは、極めて望ましいことでもあります。人の個体数が異常に増加することによって、いま地球は、地球がはじまって以来最大級の生物大絶滅時代のまっただ中にあります。

研究者が遺伝子をいじって人の進化を謀るというのは、非常に難しいことだとおもいます。生物は数万の遺伝子のバランスで生きているので、ひとつだけ遺伝子をいじるというのは、一部の遺伝病の治療を除いてはかなり危険なことだと思います。

実はすでに、人はかなりサイボーグ化しています。メガネ・コンタクト・補聴器・入れ歯・インプラント・人工関節・骨固定ボルト・人工食道・血管用コイル・ペースメーカー・人工心肺・人工肛門・マッスルスーツなど枚挙に暇がありません。

危機感200%なら、パナソニックもこのような人工臓器をつくってはどうでしょうかね。血糖値を自動で測定しつつインシュリンを放出するアイテムなどはできるんじゃないでしょうか? ついでに言えば、最も核心的な研究は、脳と人工臓器のインターフェイスの開発であり、パナソニックのような優良企業が取り組むべき課題だと思います。

(写真はウィキペディアより)

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2019年5月10日 (金)

エッジは日本語と相性が悪いようです

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かなり格闘してみましたが、どうもマイクロソフトエッジは日本語入力との相性が悪いようです。日本語による検索を行う場合はやっぱりインターネットエクスプローラーじゃないとうまくいきません。

仕方がないのでタスクバーの検索窓からインターネットエクスプローラーを探し出し、右クリックから「ファイルの場所をひらく」クリック→internet explorer を右クリック→デスクトップにショートカットを設置 と進んで使えるようにしました。

しかしインターネットエクスプローラーも、どうもATOKを排除してマイクロソフトIMEを使わせようとしているようで、しかたなく一時的にIMEを変更しました。私は入力の効率を考えると、ATOKをVJE方式に設定して使うのが一番早いと思います。スペースバーの右隣キーで変換、左隣キーで確定というのは日本語入力にはベストです。VJEが消滅した現在でも、富士通のPCはCより右に確定キーがありますが、これはVJEのインプットシステムに便利なように設定したものがいまでも残っているのだと思います。確定用に小指でエンターキーを押すと、右手がホームポジションを離れるので、エンターキーを確定に使うのは気が進みません。

PC・スマホ関係各社の主導権争いで日本人はひどい目にあっている感じです。NECや富士通が米国政府に遠慮して、独自PCオペレーションシステム開発を断念したという歴史が、21世紀になっても尾をひいています。そしてトロンの開発者17名が日航ジャンボ機墜落で犠牲になったのも痛い(陰謀という説もある)。これでPCのオペレーションシステムはマイクロソフトとアップルという米国勢の独占となりました。

日航機墜落事故の真相!『幻のトロンOS』に対する陰謀とは?
https://sekirintaro.com/jal123/

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2019年5月 8日 (水)

パソコンが退院 古ソフトをウィンドウズ10で動かす

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秋葉原のドスパラ別館に入院していたPCを引き取りに行きました。ウィンドウズ10が無料でインストールできたので、5万円のはずが3万円ですみました。マイクロソフトもいいところあるじゃないですか。

SSDが500GBになったので、いままで非常に窮屈だった4畳半アパートから1LDKに引っ越したようなゆったりした気分です。この新品SSDが1万円とはドスパラも頑張りました。内部は清掃してもらってピカピカです。来たときと同じ荷物用キャリーにベルトで固定し、千葉まで長い道中です。

まずアンチウィルスソフト、つづいてマイクロソフトオフィスプロフェッショナル2007年版・フォトショップエレメント2010・ATOK・手裏剣・テラパッド・PDF関係などのソフトウェアをつぎつぎ悠々とインストール。みんな動きます。

メールソフト(手裏剣)の設定を行うとともにメールアドレスを手動で再入力したので、これに2時間くらいかかりました。1番困ったのはグーグル検索の窓に日本語が入力できなかったこと。しかし何度もトライしているうちに突然入力できるようになってびっくり。どこかで日本語入力の設定などをあらためてやっていないので、こういう不合理なことがおこるのは理解できません。

もうひとつ困ったのは MusicBee が外部HDDにためた曲を認識しなかったことで、あきらめて中座し、再起動するとなんと認識しているじゃありませんか。これまたキツネにつままれたような不思議。

慣れていないせいかもしれませんがエッジは使いにくい感じです。インターネットエクスプローラーはバージョンアップを繰り返して十分に涸れたソフトでした。使おうと思えば10でも使えるようですが、マイクロソフトとしてはこれからはエッジに注力するそうなので、逆らっても仕方ありません。

ウィンドウズ10は事務的な感じではなく、非常に商業的なスタイルがデフォのようです。いままでのところ10になって良かったという実感はまったくありません。知人の会社などでは、マイクロソフト以外の会社にメンテを依頼してまで7を継続するというのもわかります。

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2019年5月 5日 (日)

ブログは14才に突入

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パソコンが入院中なので、予備のマシンでアップしました。電源が振動していて不安ですが、なんとか持ちこたえています。@ニフティーがシステムをリニューアルしたのですが、1ヶ月くらい経過してもまだ落ち着きません。たとえば画像をまとめて準備ホルダーに取り込むと、シャッフルされてしまって、Aと言う画像をアップしようとしたら、Bがアップされてしまうというバグが発生します。じゃあひとつづつ取り込むという仕様にすればいいのにと思うのですが、そうもいかないようで。

退院しても、私は未経験のウィンドウズ10になっているので、なにが起こるやら?

 

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2019年5月 4日 (土)

なぜ消費税を上げなければいけないか?

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テレ朝 「池上彰のニュース解説」で、なぜ消費税を上げなければいけないかの回答として「社会保障費がふえるため」と言っていましたが、これはある種の世論操作でしょう。

この回答にはなぜ法人税や所得税を上げないで、消費税を上げるかという観点が欠落しています。消費税は累進制がないため、貧しい人にとっては厳しい税制であり、貧富の差が大きい社会では避けるべき税制です。

法人は大量に内部留保を行っているので、法人税を上げればいいじゃないかというわけですが、それがそうもいかないというのは、他国での法人税が日本より安いと、外国の方が物価が安くなり貿易が不利になりますし、企業が海外で生産をおこなうようになるかもしれません。

ですから、消費税を上げないで法人税を上げるためには、管理貿易を行って法人税の差による貿易不均衡を修正するしかありません。トランプはまさしく暴力的に自由貿易を廃止しようとしていますし、EUも域外とは自由貿易ではありません。自由貿易にすれば、発展途上国の方がはるかに安価な物品を供給できるので、貿易は発展途上国の圧勝です。実際米国は長い間中国に完敗してきました。日本もパナソニックの社長があと10年も持たないと言うくらいものづくり産業が壊滅しつつあります。

結局水野和夫の言う「閉じた帝国」(1)のなかで、管理貿易を行い域内自給自足を行えば、必要なだけ法人税を上げることができるのです。日本で言えば、可能ならばTPPに米国が加わらなかったのを奇貨として、独自の「閉じた帝国」=地域連合体を形成しなければなりません。

そうしてみると、なぜ消費税を上げなければいけないかという設問そのものが間違っていることに気がつきます。消費税を上げる必要などなく、法人税と所得税を上げれば良いことになります。もし昔の日本のように1億総中流の時代なら、いっそのこと他の税金を廃止して30%の消費税だけにしてもよかった(税務署の仕事が激減する)のですが、もうその時代には戻れません。

1)水野和夫著「閉じてゆく帝国と逆説の21世紀経済」 (集英社新書) 2014年

 

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2019年5月 3日 (金)

馬酔木-万葉集-イオンチャネル

アセビ(=馬酔木、アシビ)はどこにでも生えているような植物です。街路に満開の桜が咲き乱れる頃、団地の片隅にひっそり咲いています。その気になってみると、結構あちこちにみられます。

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アセビ


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アケボノアセビ

万葉集にもたくさんこの植物が登場するそうです。2つだけ下記しました。薄紅色のアケボノアセビは園芸品種なので、万葉集の時代にはなかったのでしょう。

礒之於尓 生流馬酔木乎 手折目杼 令視倍吉君之 在常不言尓 (大伯皇女)

いそのえに をふるあしびを たおらめど みすべききみが あるといはなくに

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岩のほとりの馬酔木を手折ってあなたに見せたいのに、

あなたが居るとはもう誰も言ってはくれない

(謀反の疑いで処刑された大津皇子が葬られたときに、姉が詠んだ歌)

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春山之 馬酔花之 不悪 公尓波思恵也 所因友好(詠み人知らず)

はるやまの あしびのはなの あしからぬ きみにはしえや よそるともよし

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春山の馬酔木の花のように素敵なあなたとなら、ええそうよ、

噂されてもいいわ

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楽しい万葉集より
https://art-tags.net/manyo/flower/asebi.html

この植物は猛毒で、名前(馬酔木)も馬が酔うからきているようです。その有効成分はグラヤノトキシンで構造式は下記の様なものです。R1R3の構造の違いにより3種類があります。イオンチャネルに結合して神経の脱分極を継続させ、筋肉の期外収縮や麻痺をひきおこします。

Grayanotoxin

農薬に替わって、この自然の毒を殺虫剤に使おうというこころみがあるそうです。

 

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2019年5月 2日 (木)

やっとウィンドウズ10に

ドスパラでマグネイトGEを購入してからはや7年。ついこの間のことのように思われますが
http://morph.way-nifty.com/grey/2012/05/magnatege-2aa0.html

もう7年も経ってしまいました。メインストレージが128GBのSSDというのも手狭です。マシンを購入したドスパラで¥17,000でアップグレードサービス(ウィンドウス10にアップグレイドすると同時にSSDを500GBにする)をやっているというので、持ち込むことにしました。

マグネイトGEはミニタワー型ですが、これをうちで最大の海外出張用キャリーに入れようとしましたが、なんと入りません。これは誤算でした。あわてて近所のお店で荷物用簡易カートを買って、ダンボールに詰めたPCをベルトで固定し、秋葉原に出かけました。何年かぶりで秋葉原に来てみると、すっかり様子が変わっていてとまどいます。連休とあって人出もすごく、メイドさんも大量にうろついています。メイドさんといっても特に可愛いわけではなく、日本人の標準という感じです。

サイトで地図をプリントアウトして見ているのですが、お店の位置がわかりません。ウロウロしているうちにようやくたどりつくと、アップグレードは別館ですといわれて、さらに歩いてようやく別館に。ここの2Fでやってくれるようです。下はお店のサイトに出ていた写真。写真の左側(写っていない)に整理券発行機のようなものがあって、そこで番号札を出して、番号を呼ばれたらカウンターに行くというシステムです。

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カウンターの兄さんと話していると、とんでもないことがわかりました。アップグレードでクレームが続出したため、お店としては強く強くクリーンインストールをおすすめするというのです。がっかりすると同時に、マイクロソフトのしつこいメッセージに負けて無料アップグレードしなくてよかったと思いました。ソフトやドライバーが使えないとなると大変ですからね。しかしクリーンインストールすると、設定もいちからやらないといけないので、気が重いです。まあこんなこともあろうかと重要なファイルは退避しておいたので、それは大丈夫なのですが。

結局カウンター兄さんのすすめに従って、ウィンドウズ10のクリーンインストールとSSDの交換と内部清掃でしめて約5万円ということで手を打ちました。それなら新品買った方がいいんじゃないか・・・ということにはやっぱりなりません。

今回痛感したのは、パソコンを長く使おうと思ったら規格外の小型のものを買った方が良いということです。ミニタワーと言えども修理のために持ち運ぶのは骨です。以前にノートパソコンを使っていて電池が死んだのですが(他は故障箇所なし)、その電池が製造終了していて、まったく健康なパソコンが即死してしまったという苦い経験があるので、ノートパソコンは敬遠しています。私のようなキーボードを酷使するユーザーにとっては、キーボードを簡単に交換できないというのもデメリットです。

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2019年4月30日 (火)

やぶにらみ生物論125: セロトニン

セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン、5-HTという略称を用いることもあります)は生理活性アミンの1種で、トリプトファンから5-ハイドロキシトリプトファンを経て生合成されます(図1)。

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血清中に筋肉を収縮させる活性のあるホルモン様因子が存在することは20世紀初頭から知られていました。その第一候補はアドレナリンでしたが、その因子と異なりアドレナリンは腸の平滑筋は弛緩させました。オコナーはこの因子が血漿では検出できないことから、血液凝固の過程で血小板から血清中に漏れ出したと考えました(1)。

血液凝固がおこるということは負傷したということです。負傷すると血管の平滑筋が収縮して出血を防ぐというのは、生命維持のために重要なメカニズムです。

このホルモン様因子の分子的実体はなかなか解明されませんでしたが、20世紀半ばになってようやくラポルト(図2)らによって、謎の血清因子がセロトニンであることが明らかにされました(2、3)。ラポルトらは900リットルのウシ血清から2~3mgの因子結晶を得て、構造を解明することができました。そしてエルスパメル(図2)らのグループがエンテラミンと呼んでいた胃粘膜由来の平滑筋収縮因子が同じ物であることがわかりました(4)。

そして1953年にはウェルシュ(写真がみつかりません)らがセロトニンが神経伝達物質であることを示唆する論文を発表しています(5、6)。彼らは二枚貝のガングリオン(神経節)が心臓の拍動を制御するに際して、アセチルコリンが拍動抑制、セロトニンが拍動促進という役割を持っていると考えました。その後ドーパミンの記事で述べたファルク-ヒラープの方法(7)によってセロトニンも可視化され、神経細胞での存在が確認されました。

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セロトニンの受容体については、図3に示したような7種類の分子の存在が知られています。このうち6種類は7回膜貫通型3量体Gタンパク質共役型受容体(GPCR=GTP-binding protein-coupled receptor )ですが、5-HT3だけはイオンチャネル型です(8)。

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代表的なセロトニン受容体の立体構造を図4に示しました。左はGPCR型の5-HT1B(9)、右はイオンチャネル型の5-HT3(10)です。GPCR型の機能は例によって結合しているGタンパク質の種類によって異なります。図3および図5にリストアップしておきました。イオンチャネル型はセロトニンが結合することによって、受容体を持つ細胞が脱分極を起こします。

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ここではそれぞれのセロトニン受容体の詳細な局在や機能についてまだ深入りしませんが、概略は図5に示しました(11)。血管・消化管・中枢神経系がこの受容体の主な活動場所です。

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モノアミン系神経伝達因子のトランスポーターは、ドーパミンとノルアドレナリンについてはそれぞれについて特異性が低いトランスポーターがあり、セロトニンについては特異性が高い専用のトランスポーターがあります。これらのトランスポーターによって、外界のモノアミンは細胞内のシナプス小胞に取り込まれます。シナプス間隙の神経伝達因子を取り込むと、リサイクルと伝達の停止というふたつの意味を持つことになります。

キルティらによって最初にドーパミントランスポーター遺伝子のクローニングが行なわれ、その構造が研究されました(12、13)。他のトランスポーターと同様、膜12回貫通型のタンパク質で、N末・C末ともに細胞内にあります。細胞膜に埋め込まれていないループが細胞外にも細胞内にも複数あるようです(図6)。

B

モノアミンはナトリウム・カリウム・塩素などのイオンと共にトランスポーターがつくる膜内の小室に取り込まれ、外界側のドアを閉めた後で細胞内へのドアを開けて細胞内に移動するようです(14、図7)。

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セロトニンの作用についてもうひとり忘れてはならないパイオニアがいます。それはベティー・トゥワログで(図8)、彼女は前記のウェルシュの研究室で学位をとったのですが、不可解なことにその研究をウェルシュとは別々の論文に書いて発表しています(15、16)。これはおそらくトゥワログの論文が投稿から発表までに2年もかかった(17)ことが関係しているのでしょう。編集部が受理する自信がなかったためにこのようなことになったと思われます(17)。

その内容は、ホンビノスガイ(もともとは北アメリカの大西洋側にしかいませんでしたが、現在は世界中に広がり東京湾にもいるそうです、図8)の神経による心臓の調節に関する物もので、この2枚貝の神経は心臓の鼓動を調節するためにアセチルコリンを放出しますが、アセチルコリンは鼓動の頻度や強度を抑制する働きがあります。しかしアセチルコリンアンタゴニストあるいはセロトニンは鼓動の頻度や強度を強める働きがあることを彼らは示しました。トゥワログとページはさらに哺乳類にもセロトニンが存在し、同様な働きを持つことを報告しました(18、19)。

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ヒトでセロトニンが欠乏するとどんなことが起こるのでしょうか? 安原こどもクリニックのサイトをみると次のような病状が発生するそうです(20)。

#すぐキレル
#摂食障害
#過食
#拒食
#パニック障害
# うつ
#睡眠障害(眠れない)
#寝覚めがはっきりしない
#筋収縮障害

ここで注意すべきは、セロトニンはメラトニンというホルモンの前駆体でもあるので(図9)、セロトニンが欠乏するとメラトニンも欠乏します。したがってセロトニン欠乏症なのかメラトニン欠乏症なのかは慎重に検討する必要があります。これらについてはおいおい調べていくことにします。

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参照

1)O’Connor JM: Uber den Adrenalingehalt des Blutes. Arch Exp Pathol Pharmakol (founding name of “Naunyn-Schmiederberg’s Arch Pharmacol”), vol.67, pp.195-232.(1912)

2)Rapport MM, Green AA, Page IH: Crystalline serotonin., Science,vol.108, pp.329-330.(1948)

3)Rapport MM: Serum vasoconstrictor (serotonin). V. The presence of creatinine in the complex: a proposed structure of the vasoconstrictor principle. J Biol Chem,
vol.180, pp.961-969.(1949)

4)Erspamer V, Asero B: Identification of enteramine, the specific hormone of the enterochromaffin cell system, as5-hydroxytryptamine. Nature, vol.169, pp.800-801. (1952)

5)Welsh JH: Excitation of the heart of Venus mercenaria.Naunyn-Schmiedebergs Arch Exp Pathol Pharmakol,vol.219, pp.23-29.(1953)

6)Welsh JH, Taub R: The action of acetylcholine antagonists on the heart of Venus mercenaria. Br J PharmacolChemother, vol.8, pp.327-333.(1953)

7)Falck B, Hillarp N. A, Thieme G, Torp A: Fluorescence of catechol amines and related compounds condensed with formaldehyde. J Histochem Cytochem,vol.10,pp.348-354.(1962)

8)Peroutka SJ, Snyder SH: Multiple serotonin receptors:differential binding of [3H]5-hydroxytryptamine, [3H]lysergic acid diethylamide and [3H]spiroperidol. Mol Pharmacol, vol.16, pp.687-699.(1979)

9)S. Jähnichen,  https://en.wikipedia.org/wiki/5-HT_receptor

10)G Hassaine et al.,  Protein Data Bank,  https://www.rcsb.org/structure/4PIR

11)日本血栓止血学会用語集 https://www.jsth.org/glossary_detail/?id=263

12)Kilty JE, Lorang D, Amara SG. Cloning and expression of a cocaine-sensitive rat dopamine transporter. Science. 1991; 254(5031):578–579. [PubMed: 1948035]

13)https://en.wikipedia.org/wiki/Monoamine_transporter

14)Jacob Eriksen,  PhD thesis - Københavns Universitet  (2009)

15)Welsh JH, Taub R: The action of acetylcholine antagonists on the heart of Venus mercenaria. Br J Pharmacol Chemother, vol. 8, pp. 327–333.,  (1953)

16)Twarog BM: Responses of a molluscan smooth muscle to acetylcholine and 5-hydroxytryptamine. J Cell Physiol, vol. 44, pp. 141–163., (1954)

17)Patricia Mack Whitaker-Azmitia., The Discovery of Serotonin and its Role in Neuroscience., Neuropsychopharmacology., vol. 21, no. 2S,
(1999)
https://www.nature.com/articles/1395355

18)Twarog BM, Page IH: Serotonin content of some mammalian tissues and urine and a method for its determination., Am J Physiol, vol. 175, pp. 157–161., (1953)

19)Manfred Göthert., Serotonin discovery and stepwise disclosure of 5-HT receptor complexity over four decades. Part I. General background and discovery ofserotonin as a basis for 5-HT receptor identification., Pharmacological Reports, vol.65, pp.771-786 (2013)
http://www.if-pan.krakow.pl/pjp/pdf/2013/4_771.pdf

20)http://www.y-c-c.jp/drbear/?p=41

 

 

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