2019年9月19日 (木)

サラとミーナ219: 眠いのだ

サラとミーナも13才となって、そろそろ老境です。うちに1才で来たときにはサラは3kg台、ミーナは8kg台でしたが、いまや2匹とも4kg台となり逆転もあり得る状況になってきました。少し涼しくなったので、活発に動くかと思いきや、うつらうつらしていることが多くなったのはやはり年のせいでしょうか? 

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ミーナ13才

 

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サラ13才

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2019年9月15日 (日)

バルサ: 新星アンス・ファティの活躍でバレンシアに圧勝

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内輪もめから監督交代にまで至った混乱のバレンシアをカンプノウに迎えてのゲーム。今シーズン立ち上がりでつまづき、はやくもアトレチコに5ポイント差をつけられたバルサ。ここはもう負けられない試合です。

スアレスは復帰しましたが、メッシはまだベンチに入れません。なんとラフィーニャがセルタにレンタル移籍、ウムティティが骨折という戦力ダウンの中で、スタメンのFWはファティ・グリーズマン・ペレスのトリオ、中盤はデヨングとアルトゥール、底はブスケツ(現地の発音はブケツと聞こえます)、DFはアルバ・ラングレ・ピケ・セメド、GKテアシュテーゲン。

サッカーで軽いプレーというと悪い意味で使われることが多いですが、弱冠16才のアンス・ファティのプレイは瞬間移動とか、一瞬のひらめきとかふわっとした軽さがあるところが魅力です。スタメンとは驚きましたが、開始2分右サイドのペレスとファティの間のスペースががら空きとなり、ごっつぁんパスをダイレクトに右隅に蹴り込んでゴール。2試合連続ゴールとは恐れ入りました。

ファティは国の名前も知らなかったギニアビサウの出身で、地図で調べるとアフリカ西部、ギニアの北、セネガルの南にそういう国がありました。ウィキペディアの写真を貼っておきます。

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ギニアビサウでよく見る景色だそうです。

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ビサウの街

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ビサウの女性達

5分にはファティが左に切れ込み、ペレスへのマイナスグラウンダークロスをデヨングが途中に飛び出してゴール。ペレスに普通に通っていたら多分ゴールできなかったので、デヨングの素晴らしい機転です。しかしその後、ガメイロのDF裏への飛び出しに合わせられて失点。2:1でハーフタイム。バルサはこのスタメンで、守備的な相手だとボールは圧倒的に支配できることを示しました。ただブスケツが休んでラキティッチやヴィダルが出場したときにどうなるかはわかりません。

後半はファティに代えてスアレスが今季初登場。グリーズマンのシュートをGKシレセンがはじいたところをピケが押し込んで幸先良いスタート。その後もスアレスが2発決めて、健在ぶりを示しました。昨シーズンの終盤はほんとに疲労していたんだなと思います。大量リードで守備的なラキティッチとヴィダルを投入し、終了間際にマキシ・ゴメスにゴールを許しましたが、5:2のマニータで楽々と逃げ切る勝利。バルサ、ようやく一息つきました。

試合のダイジェスト

https://www.youtube.com/watch?v=2plUCN5sBbg

https://www.youtube.com/watch?v=NEycMuGTk_4

ファティの写真とプロフィール

https://rakoza.com/ansu-fati-wiki-bio-age-salary-nationality-religion-barcelona-highlights-height-instagram-parents-and-family/

ファティの動画

https://www.youtube.com/watch?v=AoTFYIMBNoQ

 

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2019年9月13日 (金)

猫トイレ あれこれ

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猫のトイレをどうするかは、猫飼育者にとっては頭を悩ます問題のひとつです。昔は新聞紙をハサミで切って容器に積み上げていたようなこともありました。その後ベントナイトなどの鉱物系のものを使ったりしていました。これはよく臭いを吸着し、サラサラと清潔で非常にお気に入りだったのですが、ブリーダーをやっている人に、粉を吸い込むと肺に蓄積するので猫のためには良くないとアドバイスされてやめました。ベントナイト系は最近ではアイリスオーヤマが中国で製造して安価なものが出回っています。ただし燃えませんし、トイレにも流せません。不燃物廃棄です。

確かに有機物だと肺に入っても肺マクロファージによって分解されるので蓄積しないのですが、消化できない鉱物は蓄積してじん肺になるおそれがあるかもしれません。アスベストのように中皮腫になるところまでは行かないと思いますが。

紙系のものもいまいちだったので20年前くらいからおから系に落ち着いて、現在もおから系を使用しています。その中でもどれがいいかということになりますが、私はペグテックのトフカスサンドがベストだと思います。これはすぐに尿を吸収して固まりべとつくことがないというのがいいところです。乾燥したブロックで可燃物廃棄できます。猫も足がベトつかないで快適だと思います。

ユーザーの要望がいろいろあったのでしょう。フレイバーをつけたものや、飛び散りにくいようなタブレット型にしたものもあります。私は猫にとってはフレイバーがお好みかどうか不明だし、毎日どうせ掃除はするので飛び散りは気にならないので、このようなバリエーションタイプはあまり使いません。タブは少し固まりにくい感じもします。ただ「トフカスサンドK」は全くトフカスサンドと同じ使い勝手なので、使うこともあります。Kはおからの臭いが嫌いな人のために、においの少ない素材を使って開発したものだそうです。私はおからの臭いは嫌いじゃないので、特にKを選ぶということはありません。

トフカスサンドの欠点はなんといっても価格です。おから系では多分一番高価で、7リットルで800円前後します。700円くらいのバーゲンをみつけると即買います。

イオンペットで売っているイオン製の「おからのネコ砂」はトフカスサンドに次ぐ使い勝手の良さで、7リットル500円台です。安価なトフカスサンドがみつからないときは、これを使います。第2位ですね。

第3位は常磐化工の「おからの猫砂」「おからの猫砂グリーン」です。固まり方がトフカスサンドより若干劣る感じです。6リットル単位の販売で、価格はトフカスサンドとイオンとの間くらいです。トフカスサンドとくらべて、かなりおからっぽい感じが残っています。おからの臭いが嫌いな人には問題かもしれません。グリーンは化学物質でそれをおさえた感じです。

スーパーキャットの「プレミアムおからサンド」はべっとりする感じなのでランク外です。まだ開発途上の製品のような感じです。

私は最近使っていないのでレビューはしませんが、紙系の製品はライオンなどが力を入れて開発しているので、今では良いものがあるかもしれません。

 

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2019年9月11日 (水)

とりあえず「生物学茶話」1~100話の校正終了しました

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「生物学茶話」1~100話分の校正を終了し、PDF作成に取りかかっています。事務仕事はすべて「Word」でやっていましたが、今回の目的には「一太郎」が向いていると判断して、昔から持っているのをアップグレードして使うことにしました。まずテストで適当な文章をPDF化しようとしましたが、どうしてもできません。仕方なくつながりにくいサポートに電話をかけて、いろいろ作業し、ようやくPDF化ができるようになりました。いったんつながるとジャストシステムのサポート担当者はなかなか有能な方でした。感謝!

これでサクサク進むかと思ったら大間違いでした。ブログではうまく収まっていた画像を、さてPDFに落とそうとするとページにうまく収まらないで次ページに貼り付けられ、元のページには巨大な余白ができてしまうというという問題があることにすぐ気がつきました。画像のサイズを変更するか、文章を伸縮させるか、難しい問題です。ブログでは画像のサイズ変更は自在なのですが、PDFではそうでもないことがわかりました。文章を変更すると、またもや閲読・校正が必要です。この問題が、100話ですから100回発生します。難関を乗り越えるのには、まだまだ努力が必要です。

「生物学茶話」をブログ形式で最初から読みたい方は、まず
http://morph.way-nifty.com/lecture/ に飛び、サイドバーの 「→バックナンバー 」 をクリックすると2016年8月付の最初の文章にジャンプすることができます。

「渋めのダージリンはいかが」では広告を禁止しておりますし、有料コンテンツもありません。安心して自由にご覧ください。

 

 

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2019年9月 8日 (日)

都響ー大野 シベリウス交響曲第2番@東京芸術劇場 2019/09/08

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台風接近のなか池袋の東京芸術劇場へ。さすがに今日のコンマスは山本さんだけあって、雨は降りませんでした。日曜日昼のコンサートとあってチケットは早々と完売。サイドはマキロン。指揮者は大野さんです。団員を見渡すと広田氏の赤い顔が目立ちます。ゴルフなのかグァムなのか? 久しぶりの小関さんは髪型がゴージャスで、美しく変身。しかしそれよりさらに素晴らしく美しかったのは「トゥオネラの白鳥」です。

イングリッシュホルンの南方さんの演奏はいつものことながら清澄かつ暖かい音色。聴いているだけで幸福感が湧き上がってきます。今日はたっぷり聴けて大満足。田中さんのチェロにも感動しましたし、都響のベストパフォーマンスだと思います。これで演奏会が終わってもOK。

本日のソリストはなんと1932年生まれのホアキン・アチュカロ氏。とても年齢を感じさせない清新なポエジーを感じました。ただ個人的に好きなのは、この曲についてはフェドロヴァのような豪快な演奏かな。
https://www.youtube.com/watch?v=rEGOihjqO9w

アンコールで演奏してくれたスクリャービンの左手のための小品は彼にぴったりの感じでした。

休憩後のラフマニノフは非常に自然な感じで盛り上がりました。前回のブルックナーは少し作為が感じられるようなところがありましたが、今日はそういうところもなく、指揮者とオケが一体化した素晴らしい演奏だったと思います。ブラボー。

 

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2019年9月 7日 (土)

安倍内閣

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安倍内閣 辞任大臣群像

佐田玄一郎 内閣府特命担当大臣

2006年12月25日、自身の政治団体「佐田玄一郎政治研究会」が1990年から2000年までの10年間、実態のない架空の事務所費を計上し、約7800万円を支出したとする虚偽の政治資金収支報告書を提出していた問題が発覚。佐田の公設第1秘書の証言によれば、同団体には活動実態が無く、1990年から1999年までに活動費として収支報告書に記載していた2億1300万円についても虚偽記載の可能性が指摘され、佐田大臣は同年12月27日に閣僚を辞任した。

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久間章生 防衛大臣

2007年6月30日に麗澤大学比較文明文化研究センター(千葉県柏市)主催の講演会を行い、そこで原爆投下をしょうがないと発言。7月3日午前、久間大臣は自身の進退について「辞任の必要はない」と強気の姿勢を見せていたが、午後、一転して「選挙で与党に迷惑が掛かる」として辞任した。

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赤城徳彦 農林水産大臣

政治団体「徳政会」が、1989年から赤城の妻の自宅(東京都世田谷区弦巻)を事務所として届け出、毎年100万円以上、赤城が初当選してからの17年間におよそ3341万円(16.4万/月)の経常経費を計上しているが、ここ10年は活動実態がなく、およそ1000万円が不透明な支出となっていることが明らかになった。参議院選挙直前の時期であったため、この事件が選挙にも影響したと報道された。結局、赤城大臣は参議院選挙後に事実上更迭されている。

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遠藤武彦 農林水産大臣

2007年9月1日、遠藤が組合長を務める置賜農業共済組合(米沢市)が1999年に、自然災害による果樹の被害に対して、その損害補償を目的とした果樹共済を農業災害補償法に基づき申請した中で、ぶどう共済の申請に関して261戸中105戸が当時の組合課長らによる農家名義の無断使用による水増し申請であったことや、その申請の結果として共済掛金の国庫負担分である約115万円を補助金として不正受給していた。2007年9月3日に大臣職を辞任した。

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小渕優子 経済産業大臣、内閣府特命担当大臣

2014年10月16日、週刊新潮が政治資金収支報告書に観劇費用2600万円が未記載であることを報じ政治資金規正法違反であることを指摘。その後の調べて2009年より未記載の費用が1億円を超えると報じた。2014年10月20日、政治資金をめぐる疑惑の件で首相の安倍と会談後、経済産業大臣の辞表を提出。東京地検特捜部が家宅捜索した際、パソコンのデータなどを保存するハードディスクが捜索以前に電動ドリルで物理的に破壊されていた。

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松島みどり 法務大臣

2013年10月、松島大臣の後援会が、地元の社団法人「地域プラザBIG SHIP」に対してコチョウランを贈っていた。地域プラザBIG SHIPが運営する施設「本所地域プラザ」が開業したことから、その開業記念の名目で、後援会がコチョウランを贈っていた。コチョウランに添えられたメッセージカードには「松島みどり後援会女性部より」と明記されていた。後援団体などからの贈り物は寄付行為に当たる可能性があり、公職選挙法に抵触するおそれがある。小渕優子大臣と同じ日に辞任。インターネットで生中継された衆議院外務委員会において、答弁している岸田文雄外務大臣の隣席で、長時間に及ぶ読書、居眠り、携帯電話の閲覧や複数回のあくびをして謝罪した。

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西川公也 農林水産大臣

2014年12月24日より第3次安倍内閣の農林水産大臣を務めたが、自らの政党支部が2013年7月、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉に日本が初参加する直前に、砂糖メーカー団体の日本精糖工業会が運営する製糖工業会館から100万円の献金を受けていたことを認め、2015年2月23日に辞任した。

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甘利明 経済産業大臣

2016年1月、千葉県の建設会社「薩摩興業」が2013年に道路建設をめぐり甘利側に都市再生機構(UR)に対する口利きを依頼し、見返りに総額1200万円を現金や接待で甘利側に提供したと、週刊文春が報じた。 同月28日の記者会見で、薩摩興業側から2013年11月に大臣室で50万円、2014年2月には大和市の地元事務所で50万円を2回に渡り受け取ったことを認め、「秘書には政治資金収支報告書に記載するよう指示したが記載されなかった」と述べ、500万円については「秘書に政治資金収支報告書へ記載するよう指示したが実際には200万しか記載せず、300万は秘書Aが無断で私的流用していた」と述べた。1月28日に行われた会見で引責辞任を発表した。

(管理人:私はこの件が最も悪質であると思います。口利きの際の録音まで公表されていながら、東京地検が関係者全員を不起訴としたことは何か裏があるのではないかと疑われても仕方ありません。甘利という男は睡眠障害で長期間国会を欠席するなど卑怯な人間だと思います)

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今村雅弘 復興大臣

2017年4月25日、所属する二階派のパーティーで講演し、東日本大震災の被害に関し「まだ東北で、あっちの方だったから良かった。首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)な、甚大な額になった」と述べた。翌26日午前に辞表を提出し大臣を辞任。不適切発言の責任を取る形での事実上の更迭となった。2006年~2007年分の政治資金収支報告書において、新宿区歌舞伎町のキャバクラ等での飲食代計3件約17万4000円が「組織活動費」の名目で計上されていた。2006年にものまねショーがあるライブハウスに約5万1000円、2007年にキャバクラ等の2件に計約12万3000円を支払われており、2006年~2008年分の政治資金収支報告書では、手品が披露されるバーでの飲食費計7件約63万7000円を同様に「組織活動費」の名目で計上していた[27]。また2009年分の政治資金収支報告書でも、キャバクラでの遊興費約5万2千円を「政治活動費」の名目で計上していた。

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稲田朋美 防衛大臣

2016年9月30日、ジャーナリスト布施祐仁は、自衛隊南スーダン派遣部隊が作成した日報について、防衛省に情報開示請求をおこなった。同年12月2日、防衛省は布施に対し「日報はすでに廃棄しており文書不存在につき不開示」を通知。布施は12月10日にツイッターで不存在の回答について発信したところ、急速に拡散し疑問が示された。自由民主党行政改革推進本部長河野太郎や防衛大臣稲田朋美が日報の存否の再調査を求め、12月26日、統合幕僚監部に電子データとして残っていることが判明した。 自衛隊海外派遣部隊がイラクや南スーダンで日報をとりまとめていたにもかかわらず、防衛省・自衛隊が日本国民や国会に対してその存在を隠蔽していた疑惑がある。2017年(平成29年) 7月28日  破棄したとしていたPKO部隊の日報を陸上自衛隊が保管していた問題で、自らも監督責任を取りたいとして防衛大臣を辞任。

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桜田義孝 国務大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)

2019年4月10日、東京都内で行われた高橋比奈子衆議院議員のパーティーで挨拶した際、「(東日本大震災からの)復興以上に大事なのは高橋さんでございますので、よろしくどうぞお願いします」と発言した。当初、記者団に発言の真意を問い詰められても「記憶にありません」と繰り返した。安倍内閣総理大臣は同日夜にこの発言を受けて、桜田を大臣から事実上更迭する方針を固め、桜田は同日に大臣の辞表を提出した。東京五輪・パラ五輪担当大臣のほか、サイバーセキュリティ戦略副本部長として事務を担当しており、2018年11月14日の衆議院内閣委員会で今井雅人議員から「自分でパソコンは使っているのか」という質問に対し、「秘書とか従業員に指示してる。自分でパソコンを打つことはありません」と答弁した。

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管理人:安倍晋三総理のグループは、政治は内閣官房でやるもので、省庁や大臣は重視していないという姿勢だと思います。ですからこんなひどい閣僚を任命することになるのでしょう。まあ甘利さんと稲田さんはインナーサイドの人々なので、守りたかったのでしょうが無理でした。

(各大臣の記事はウィキペディアより)

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2019年9月 4日 (水)

都響-大野 ブルックナー交響曲第9番@東京文化会館 2019/09/03

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コンサート3回分で1枚とは。30人くらいしか入らないライヴハウスでも、ちゃんとフライヤーを作っているのに、これは情けない。

雨模様の夏の夜。7月のミューザ川崎は読響を聴きに行きましたし、8月はオールパスで久しぶりの都響演奏会への出撃です。その前に上野駅前のそば屋で腹ごしらえ。そばのオブジェがあるお店です。

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中にはいると、不思議な掛け軸が?

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店主の人生? お客の人生? かと思ったらビールのCMなのか?。

さていつもの坂を上って文化会館に出撃と思ったら、なんと坂の歩道が閉鎖されているではありませんか? 仕方なく山下口からはいり入場券を購入して駅構内を通って公園口にでました。不要の出費です(ぷんぷん)。文化会館では当日券も売っていて、まあそこそこの入りでした。

本日のマエストロは大野和士、コンマスは四方さん、サイドはボス矢部です。ソリストのヴェロニカは臨月が近く、10月のコンサートはキャンセルしたそうですが、よくこのコンサートをやってくれました。感謝です。彼女のVnの音色は私が知る限り、この世で最高です。

とは言ってもベルクの音楽はさっぱりわからないので、音の美しさだけ堪能しました。シェーンベルクやベルクは全くメロディーをつくる才能が無いのに作曲家になったという不思議な人たちです。ウェーベルンが第二次世界大戦終結後に米軍兵士に射殺されたというのは、本当に惜しまれます。彼にはメロディーをつくる才能がありました。

後半のブルックナーは、ちゃんとマエストロの長い講義* を聞いてからきたので、彼の演奏の意図はよくわかりました。交響曲第9番は第3楽章で終わりではなくて、ブルックナーは亡くなった日の午前中まで第4楽章の制作に励んでいたそうですから、決して第3楽章で神に召されて終わりの音楽を発表しようと思っていたわけではありません。ですからマエストロの意見には概ね賛成ですが、ブルックナーはただ新機軸の音楽を作ろうとしていただけのようにも思います。この曲は不協和音が多いですが、ベルクと違うのはそれでもちゃんと心に残るメロディーになっているというところです。

https://www.youtube.com/watch?v=pVthGbdl_WU&feature=youtu.be

都響の演奏は、ホルンに若干不安定な部分があった以外は素晴らしかったと思います。それにしてもエンカナや糸井は昔は華奢な美女だと思っていたのが、ずいぶん貫禄がついて立派になったものです。柳原はひかえめに吹いているときの音は本当に美しいですが、フォルテになるとやはり上野星矢の域には到達していないと思いますね。3月にはソリストもやるそうなので、頑張ってね。

こんな曲です(このノット-東響の演奏もなかなかのものです)
https://www.youtube.com/watch?v=FUFzEz4oIpM



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2019年9月 2日 (月)

バルサ: オサスナの無尽蔵のスタミナに手こずりドロー

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バスクの都パンプローナのエル・サダールに遠征して、CAオサスナとの対戦です。FW:ラフィーニャ・グリーズマン・ペレス、MF:デヨング・セルジ・ブスケツ、DF:アルバ・ラングレ・ピケ・セメドのスタメン。本拠地での戦いではほとんど負けがないチームなので、引き締めて戦わないといけません。スタジアムはかなり柄が悪くて、やりにくい感じです。

オサスナは最初の10分にかけたのか、ものすごいプレスでからんできました。これにバルサは対応できず、ペースをつかめません。右サイドのブランドンがクロスをあげましたが、中央にはバルサの選手もほとんど戻ってきていたので、大丈夫だと思っていたところ、なぜかロベルト・トーレスがフリーで、余裕のボレーをくってしまいました。デヨングをはじめ見てるだけじゃ守備はできないことの証明のようでした。

このまま前半は完封されてハーフタイム。後半になだれこみましたが、バルベルデはセメド→アンス・ファティ、ラフィーニャ→アルトゥールの選手交代で局面を打開しようとします。これが功を奏して、ペレスのクロスを16才のファティが頭で決めて、彼のプリメーラ初ゴールで追いつきました。16才でゴールを決めたのは、バルサ史上ファティだけだそうです。アルトゥールも個人技のシュートでゴールを決めて逆転。

これで逃げ切れるかと思いましたが、81分ピケが競り合いで右手の肘をあげたところにボールが来てPK。これをロベルト・トーレスに決められてしまいました。エンパテで終了でバルサがっくりです。

オサスナは前半のハードワークから考えて、後半はバテると思いましたが意外にスタミナがあって、思ったほどバテず、バルサは手こずりました。ファティは素晴らしい選手で点も取りましたが、まだまだフベニールのゆるいサッカーが払拭できていなくて、プリメーラでレギュラーを張るにはもうすこしなれないといけないなと思いました。

ひとつ疑問なのはラキティッチを使わないことです。何かトレードがらみの思惑でもあるのか不思議です。

https://www.youtube.com/watch?v=aTj8ZMKCXKg

https://www.youtube.com/watch?v=U58-15rkWsI

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2019年8月31日 (土)

「あんずちゃん」: おくやみ申し上げます

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西島さんちの猫「あんずちゃん」が亡くなったそうです。
https://www.facebook.com/mieko.nishijima

一度だけ拝見したことがあります。
誠に残念でした。おくやみ申し上げます。

私も飼い猫の死には何度か遭遇しましたが、いつも「水色の季節の風」
が頭に浮かんできます。

水色の季節の風
https://www.youtube.com/watch?v=e7elduTJot8

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2019年8月29日 (木)

爪が横割れ これは病気なのか?

8月初めに私の体に異常が発生しました。まるで節足動物の脱皮のように足や手の皮膚がはがれてきたのです。足のかかとの分厚い表皮も、まるで壊れた靴のようにパカッとはがれて気持ち悪いので、手で無理矢理はがしたりもしました。現在は嘘のように正常にもどっています。しかし爪にはそのときの痕跡が残りました。

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数本の指の爪がこのようになっています。ちょっと気持ち悪いので近所の医者に診てもらうことにしました。そうするとその医者は即座に「これは病気ではありません。半年くらいすると爪が伸びて普通になります」と診断。そんなに0.何秒かでわかることなのかと驚きましたが、じゃあどうしてこうなったのと訊くと、「あるとき急に体調が大きく変化して爪の質が変化したのでしょう。脱皮もその影響でしょう」とのことでした。

思い当たることはひとつしかありません。それは管理組合の仕事が終わったことです。肉体的に厳しい仕事ではないので、やはり精神的なストレスがあったのでしょう。脳がバックグラウンドでやっていることが、皮膚や爪にも重大な影響を及ぼしていることの証拠かもしれません。

 

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2019年8月27日 (火)

バルサ: グリーズマンがゴール職人の実力を発揮

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メッシ、スアレスなしのチームが近づいているバルサですが、よりキチンというとメッシ、スアレス、ブスケツなしのチームが近づいているのです。しかし今日のゲームはブスケツがいます。

緒戦をサン・マメスで落とし、カンプノウにもどって必勝を期すバルサですが、FWは左ラフィーニャ、中央グリーズマン、右カルラス・ペレス。ブスケツがピボーテにおさまって、デヨングとセルジが2列目です。ディフェンダーとGKは緒戦と同じでアルバ・ラングレ・ピケ・セメド・テア=シュテーゲン。

私はラフィーニャが中央の方がヴァイタリティーが増して、ガンガン攻めればいいと思っていましたが、やはりキャリアは軽視すべきではないようで、グリーズマン中央というバルベルデの判断は正しかったようです。セルジのループにぴったり合わせる飛び出しと、きっちりコントロールされたシュートの連発で逆転です。

カルラス・ペレスもうまい落としのクレバーなゴールで存在感を示しました。ラフィーニャはいいところ見せられないで残念。ベティスの2トップフェキルとロレンも、豪快な中央突破と強烈なミドルでそれぞれゴールを奪って存在感をみせつけました。守備の問題もありましたが、FWの職人の実力が勝った2点でした。

アスレティックビルバオと違って、ベティスはカウンター狙いで前半も中盤で球を持たせてくれたので、バルサとしては楽でした。カウンターも食いましたが、攻撃のチャンスもしばしば生まれるので、楽しいゲームができます。結果を見れば5:2の圧勝で、カルラス・ペレスのゴールが決まったところで、ベティスががっくりきたようだったので、アルバやヴィダルまでゴールで楽なゲームとなりました。

最後にはファティが16才でデビューしました。忍者っぽい動きの選手でバルサの伝統を引き継げる選手だと思いました。ラフィーニャとは呼吸が合う感じがします

https://www.youtube.com/watch?v=YYK28HWVT18

https://www.youtube.com/watch?v=7FGx9iMDBW4

PS 久保がマジョルカに貸し出されたそうです。私は、彼はバルサともレアルマドリーともスタイルが合わない感じがします。彼がトップ下でゲームをコントロールできるようなチームでプレイするとベストだと思いますが、さてどうなりますか。

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2019年8月26日 (月)

サラとミーナ218: サラの手首

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サラはうつぶせで眠るとき、手を体の下に隠します。これは大事な手を噛みつかれないようにする本能かと思いますが、それにしては仰向けに眠ったりすることもあるので、サラの心理はよくわかりません。体の下に隠した手首は180°に折りたたまれています。

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サラのすごいところは手首の関節が180°曲がることです。ミーナにはできませんし、人間だと90°も曲がれば優秀じゃないでしょうか? ただ中には180°曲がる人もまれにいるというのは聞いたことがあります。人の祖先はナックルウォークをしていたようで、そのためには手首の関節は90°でロックされるのがベストだったのかもしれません(異論もあります)。
https://rekishinosekai.hatenablog.com/entry/sinka-tyokuritu-nisoku-hokou

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ミーナは暑さも峠を越えたので、またアクティヴになってきました。猫じゃらしを抜いてくると早速興味津々。1才の頃とメンタルがほとんど同じというのは発達障害かもしれませんが、人間とともに生きるには問題はありません。猫の社会だと、ミーナは他の猫にちょっかいを出し過ぎるので、おそらくいじめに遭って不本意な生き方を強いられたのではないかと思います。

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2019年8月23日 (金)

地球温暖化対策:メタンガスをどうするか

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地球温暖化の原因と言われる二酸化炭素ですが、現在の濃度は400ppmくらいです。地球の歴史をみると、カンブリア紀以降でも2000ppmくらいあったこともあるので(1、上図)、そのくらいになっても生物が死に絶えるわけではありません。むしろ植物にとって、現在の二酸化炭素濃度は低すぎる位なので、濃度の上昇は大歓迎です。

ただ急激な二酸化炭素濃度上昇による温暖化は凶暴な気象をまねくので、文明社会にとっては大問題ではあります。しかしそれより遙かに重要な問題はメタンガス濃度の上昇です。二酸化炭素はほとんどの植物が光合成で吸収して固定化できますが、メタンガスはそうはいきません。しかもメタンガスの温室効果は二酸化炭素の数十倍と言われています(2)。これが温暖化による凍土の溶解によって地中から噴き出してきて、加速度的にさらなる温暖化を進行させます。

吹き出したメタンガスは集めて燃やすのが一番ですが、無数の吹き出し口ができてしまうとどうしようもありません。そうなるとメタンをエネルギー源とする細菌に頼るしかありません。この細菌はメタンをメタノールからホルムアルデヒドに代謝し、さらにリブロースモノリン酸やセリンに代謝を進めることができます。京都大学などで研究が進められているようです(3、4)。

この菌を大量に培養してメタンガス噴出口周辺にばらまいたり、海洋に放出したりするしかなくなるかもしれません。

 

1)https://en.wikipedia.org/wiki/Carbon_dioxide_in_Earth%27s_atmosphere

2)https://www.aijapan-home.jp/article/15165708.html

3)file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/C8FQEO1U/kyoto5.pdf

4)https://katosei.jsbba.or.jp/view_html.php?aid=576

 

(9月1日 記)

この記事を書いたらすぐ、トランプ大統領がメタンガス排出の規制をゆるめる方針だという新聞記事が出ました。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-08-30/PX1KWN6KLVR401

トランプ大統領が地球環境に何の配慮もする気が無いということがよくわかりました。万死に値する行為だと思います。

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2019年8月19日 (月)

バルサ: アドゥリスの一発でサンマメスに沈没

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ラ・リーガもだんだん休みが短くなって、8月中旬に開幕というのはちょっと早すぎやしませんかと言いたくなりますが、幸いにしてサン・マメスは22℃という絶好の気候で一安心。

昨年の前半はひどかったビルバオですが、後半立て直して新シーズンに臨みます。ウィリアムスやラウール・ガルシアがやけに好調で、バルサは前半いいところがありません。メッシが故障で離脱しているとはいえ、MF(セルジ・デヨング・アレニャ)からスルーパス・ループ・クロスのどれもFW(デンベレ・スアレス・グリーズマン)に供給されず、ビルバオに完封されるという不始末。

せいぜいSBのアルバ・セメド、ドリブル突破を狙うデンベレあたりからのクロスを狙いますが、それもほぼ完封されるばかりか、インターセプトされてウィリアムスの快足にCB(ピケ、ラングレ)が置き去りにされるという悲劇。GKテア・シュテーゲンのスーパーセーヴでなんとか前半0:0でしたが、スアレスが前半で故障という悲劇が追い打ちをかけます。

しかしスアレスに交代して出たラフィーニャは非常に好調そうで期待が持てます。機能しない中盤にしびれをきらしたバルベルデは、後半アレニャを下げてラキティッチを投入。ビルバオがバテたこともありますが、前半とは打って変わったバルサペースになり、圧倒的に攻め込みますがシュートは決まらず、エンパテかと思った終了間際、目の覚めるようなバイシクルを交代して出たばかりのアドゥリスに決められて万事休す。

敗因はやはりセンターからのパス出しのタイミングがわからないことで、いつ飛び出したらいいかわからないという状態では突破もシュートもできません。あとはデンベレ-セメド、アルバ-グリーズマンの左右サイドのコンビネーションがいまいちで、シュートにつながらないことでしょうか。メッシ・スアレスを欠く布陣では、各ポジションでそれなりの役割をはっきり決めた置いた方が良いサッカーができると思います。攻撃はラフィーニャを中心にして、彼にスルーパスや壁パスを供給するような方向でやってほしい。

https://www.youtube.com/watch?v=HvcPEq8Euus

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2019年8月18日 (日)

西島三重子 バースデイライヴ2019 @原宿ラドンナ セットリスト

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お盆ウィークの土曜日とあって、原宿はすごい人出です。といっても目立つのは外国人です。

原宿という街も栄枯盛衰は激しいらしく、お店(ラドンナ)のサイトのアクセスをみると「4℃」の角をはいると書いてありますが、4℃などというお店はなく、どうも化粧品とSPAのお店になっていたようです。

疑心暗鬼のうちに、記憶をたどってお店にたどり着きました。みーちゃんももう40年以上やっているので年配者が多いのは致し方ありません。皆様にご挨拶しながら店内に突入。

ラドンナは高めのステージにグランドピアノがある本格的なミュージック・レストランです。音響も最高に素晴らしく、お料理も本格的(イタリアン&フレンチ)。

本日のサポートメンバーは、ギターとマンドリン:平野融、 ピアノとキーボード:織原洋子。おふたりともサイドボーカルもやってましたが、これが結構いけてました。

天体望遠鏡以下、昔新宿ルイードでやっていたような懐かしい曲が続いて、追憶の洪水となりました。私のフェイバリットでもあります。

ブレイク後は元古井戸の加奈崎さんが登場。彼といっしょに作った「スパゲティ・ラグタイム」をふたりで熱唱しました。これが本日の白眉かな。一気に若返ったようでした。

加奈崎さんは狂気の旅芸人という感じの方ですが、昔のヒット曲「さなえちゃん」はきっちりやってました。

あっという間の2時間半でしたが、みーちゃんがテイチクでやっていた頃は、日本はとても夢とロマンにあふれたいい時代だったとあらためて実感しました。現在YouTubeにアップすると再生回数1億回を超えるという「あいみょん」の歌も、何か圧迫感や暗さがつきまとっている感じがします。

天体望遠鏡:
https://www.youtube.com/watch?v=k4DHmwTzV8w

 

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2019年8月14日 (水)

西島三重子 バースデイライヴ 2019

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2019年8月11日 (日)

大江戸線は廃止してムービングウォークにすべき

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大江戸線に乗ったことがある方ならお気づきだと思いますが、この地下鉄は普通の地下鉄とは違います。車両内のスペースが狭いことはすぐわかりますが、重要なのはトンネルが狭いことです。窓をたたき割っても外に出られません。ですから乗客がいざというときに窓やドアから外に出られるような仕様になっていません。

したがって緊急時には乗客は最前部か最後部のドアから線路に出ることになります。しかもワンマン運転なので後部車両からの脱出は遅れそうです。実際このようなことは2007年におこっていて、2時間かけて乗客は避難したそうです(1)。

こんなことでは大地震・津波・テロ・火災・停電などの緊急時に大きな被害が発生しそうです(2)。しかも大江戸線は東京の地下鉄の中でも格段に地下深くを走っています(3)。海水が流入したら、どうなってしまうのでしょう?

どうして大江戸線はこんな危険でチープな仕様になってしまったのでしょうか? その答えが乗り物ニュースにあったので引用させていただきました。

(引用開始)大江戸線は、当初から小型車両として計画されていたわけではありませんでした。大江戸線の原型である「地下鉄12号線」計画は1968(昭和43)年に構想され、1972(昭和47)年3月に、練馬付近から新宿に至る放射線と、新宿から都心をぐるりと回る環状線からなる現在に近いルートが決定しています。東京都は同年10月、20m大型車両10両編成の規格で、この12号線の免許を申請し、1974(昭和49)年に取得しています。
 しかし免許取得の前年(1973年)、オイルショックが日本経済を直撃しました。物価の高騰により、東京都の財政は大きく悪化。日本全国で大規模な公共事業が見直されました。12号線は巨額の建設費に対して十分な需要が見込めないとして、計画の凍結と全面的な再検討を余儀なくされたのです。(引用終了)

 現在では黒字化しているようですが、あまりに危険な仕様なのでこんな地下鉄はただちに廃止したほうがよいというのが私の考えです。せっかくトンネルを掘ったのですから、全線ムービングウォークにして歩道にしたらどうでしょうか? 特にオリンピック期間に事故が起こったら大変なので、改善してほしいと思います。

1)2007年10月23日 都営地下鉄大江戸線停電 乗客避難
https://www.youtube.com/watch?v=q-pMTmMHxMU
https://www.youtube.com/watch?v=OlVP8l4eAgY

2)渋めのダージリンはいかが 大江戸線は危険すぎる
http://morph.way-nifty.com/grey/2015/07/post-8a97.html

3)大江戸線駅の地下深度
(この5駅は東京の地下鉄駅のベスト10にはいっています)
1.六本木駅(1番線:42.3 m、2番線:32.8 m)
2.新宿駅 (36.6 m)
3.中井駅 (35.5 m)
4.東中野駅 (34.2 m)
5.中野坂上駅 (33.4 m)

(写真はウィキペディアより)

 

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2019年8月10日 (土)

免許更新

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流山運転免許センターで免許の更新。免許の更新には暑いという記憶しかありません。誕生日は変えられないので仕方ありません。

柏駅からバスに乗って25分かかります。田舎です。ほとんどの人がバスで来るので、バスが出てしまうと中に数百人の人がいるとは思えないくらい外は静かです。

今日あたりはお盆突入なので、さらに激しく混雑するのでしょう。初めての人にアドバイスするとすると、申請の手続きをすませたら直ちに適性検査室の近辺に移動し、並ぶよう声がかかったらすぐ並ぶようにすれば早く済ませることができます。数秒で100人くらいの列になるので、サッと前方に並ぶのがコツです。

前回来たときには柏そごうが賑わっていたと思いますが、閉店していました。あんなにやる気の無い感じだった高島屋がローズタウンと一体化して活性化し、そごうは没落したそうです。栄枯盛衰です。個人的には永年住んでいた松戸の方が好きな町で、柏はどうもなじめません。

ただ柏にはスタジオWUUというスタインウェイのピアノが置いてある素晴らしいライヴハウスがあって、何度か行ったことがあります。まきちゃんぐやクマッキーもピアノは得意なので、来てくれるとうれしい。

スタジオWUU:https://www.wuu.co.jp/

 

 

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2019年8月 7日 (水)

JPOP名曲徒然草198: 「国」 by 熊木杏里

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最近一年半ほど、まともなライヴが北海道と沖縄とチャイナだけ、という熊木杏里がようやく秋に東京でライヴをやるそうです。くわしくはオフィシャルウェブサイトで。
https://www.kumakianri.jp/

「国」(作詞・作曲:熊木杏里、編曲・ピアノ演奏:武部聡志)は2017年にヤマハから出版されたアルバム「群青の日々」(YCCW10305)に収録されている曲ですが、<現代の崩壊していく自由な空気>を容認する世相へのプロテストソングと私は受け止めています。

レコーディングしたからにはライヴでも歌うべきだと思いますし、それに値する <ひとつひとつの言葉> が重い名曲だと確信します。

https://www.youtube.com/watch?v=52PyD80-ESc

 

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2019年8月 4日 (日)

やぶにらみ生物論132: グルタミン酸 その3

グルタミン酸の受容体は多くの種類がありますが、大別するとイオンチャネル型とGタンパク質共役型になります(図1)。イオンチャネル型は主に即効性、Gタンパク質共役型は遅効性の役割を担います。

脊椎動物のイオンチャネル型はすべてカチオンチャネルタイプで興奮性ですが(1)、無脊椎動物の場合塩素イオンチャネルの抑制性のものがあるようです(2)。脊椎動物のイオンチャネル型がリガンドを受け取ると、ナトリウムイオンを取り込み、カリウムイオンを排出することによって、瞬時に細胞が脱分極します。またカルシウムイオンを取り込む場合には細胞内の代謝にも影響を及ぼします(1)。

イオンチャネル型グルタミン酸受容体には3つのタイプがあり、有力なアゴニストの名前によって、NMDA型・カイニン酸型・AMPA型と命名されています(図1)。

Gタンパク質共役型はすでにこのブログでもおなじみの7回膜貫通受容体で(3)、こちらはアゴニストの名前を使わず、グループI~IIIの名前で3タイプに分類されています(図1)。

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NMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸)型グルタミン酸受容体はワトキンスらのグループによって早くから研究されてきました(4、5、図2)。そして遺伝子構造の解明は京都大学の中西研で森吉弘毅らによって行われました(6)。

受容体はNR1とNR2という二つのサブユニットが各2個集まった4つのサブユニットで形成され(図2、図3)、リガンドすなわちグルタミン酸やアゴニストがこれらに結合すると、イオンチャネルが開いてNa+、K+、Ca++などの陽イオンを通過させ、細胞を脱分極させることができます(図2)。

NR1(GluN1)はスプライシングバリアントがいくつかあるのみですが、NR2(GluN2)はNR2A~2Dの4種の別遺伝子産物のタンパク質があり、それぞれNR1のパートナーとなり得ますが、発現部位や発現時期が異なっています(7)。またNR2以外のタンパク質でNR1のパートナーとなり得るものも報告されているようです(7)。

ここでひとつ重要な点は、この受容体は通常の静止膜電位の状態だとMg++イオンによって阻害されているため、イオンチャネルはリガンドが結合しても開かないということです。まず他の受容体の作用によってある程度の脱分極がおこらないと、この受容体は作動しません。つまりこの受容体は脱分極の強化または持続に特化した作用をもつと思われます。

カルシウムイオンをフリーに通過させるというのはこのチャネルの特徴で、細胞内のカルシウムイオン濃度が増大すると、さまざまな代謝的影響が出るので、このチャネルは代謝型を兼ねているともいえます。さらにこのチャネルが作動するためにはNR1にセリンかグリシンが結合している必要があり(グルタミン酸が結合するのはNR2で、NR1には結合しない)、Zn++イオンやポリアミンも制御に関与しているとされています(8)。

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NMDA型受容体のサブユニットはそれぞれ膜3回貫通型のタンパク質であり、細胞外にあるN末部位は巨大で、リガンド結合部位やアロステリック制御部位などが存在します。細胞内のC末部位には、図3に示すような様々なタンパク質キナーゼ(Fyn、αKamKII、P85P13k)や、PSD95という足場タンパク質と結合するサイトがあります(9、図3)。

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2つめのイオンチャネル型グルタミン酸受容体はカイニン酸型です。すでにこのブログで述べたように、このタイプの受容体は篠崎温彦らによって発見されました(10)。カイニン酸やドーモイ酸がアゴニストとして知られています(図4)。

NMDA型と同様4つのサブユニット(2x2)でひとつの受容体が形成されています。サブユニットには Gluk1-Gluk5 の5種類があります。それぞれのサブユニットは膜3回貫通型で、細胞膜に埋め込まれたヘアピンループがひとつ存在するなどNMDA型とよく似ています。細胞外にリガンド結合部位を含む巨大なN末部位があり、細胞内にC末部位が存在する点も同じです(11、図4)。

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カイニン酸型受容体遺伝子のクローニングを最初に行ったのはハルマンらで1989年のことでした(12、図6)。その後の研究進展の歴史をまとめた総説が出版されていますので、詳しく知りたい方はご覧下さい(13)。このタイプの受容体の機能についてはまだまだ謎が多くて、私にもよくわかりません。脳科学辞典(11)を少し引用すると「カイニン酸受容体が介するシナプス応答は、海馬CA3野の同じ錐体細胞から得られるAMPA型グルタミン酸受容体を介するシナプス応答に比べてゆっくりとした時間経過を示す(図2)。カイニン酸受容体を介するシナプス応答のピーク振幅は、AMPA型グルタミン酸受容体を介するシナプス応答の~10 %程度と小さな割合だが、持続時間が長いため興奮性シナプス後電位(EPSP)の加重によるスパイク発生に寄与すると考えられている」、などという記載があります。

クリステンセンらが発表した受容体の立体構造を図5に示します。LBDはリガンド結合ドメイン(ligand binding domain)の略称です。カイニン酸の結合部位が示されています。立体構造をみると最外部のN末領域、中間部のLBD、膜貫通部位の3つのドメインに分かれていることがよくわかります。この他に細胞内にC末領域があり、ここで足場タンパク質と結合しているとすると、全体的には非常に巨大な構造体を構成していることになります。

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3つめのイオンチャネル型グルタミン酸受容体はAMPA型ですが、このタイプは数が多く分布も広い上に、NMDA型は通常Mg++イオンでオフ状態なので、中枢神経系におけるグルタミン酸性の興奮性シナプス伝達は、普段主にこの受容体によって行われていると考えられています(14、15)。AMPA型受容体の反応は瞬時であり、NMDA型やGタンパク質共役型では果たせない、即効性の興奮性シナプス伝達をになうのに適切です。

他のイオンチャネル型グルタミン酸受容体と同様、4つのサブユニットの集合体(テトラマー)によって受容体が形成されています。グルタミン酸またはそのアゴニストはすべてのサブユニットに1分子づつ結合します。各サブユニットはそれぞれ3回膜貫通タンパク質で、細胞膜内に一カ所ループがあることも含めて他の受容体と同様です(図6)。

グルタミン酸またはアゴニストが結合することによって、陽イオンのチャネルが解放され、Na+、K+、Ca++などのイオンが通過し、脱分極がおこります。チャネルを構成するサブユニットのクローニング・構造決定もハルマン、ハイネマンのグループが主導して行われました(16,図6)

ここでひとつ問題なのは、サブユニットの呼称が統一されていないということです。日本版のウィキペディアでは GluR1-R4 ですが、米国版では GluA1-A4 となっています(14、17)。なかには同じウェブページで両方が使われている場合もあります(18)。さらに面倒なのは1~4ではなくA~Dと記述している文献もあることで、本当にいい加減にしてほしい。ジャンケンでもいいから統一してほしいと思います。

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これまで述べてきた3種のチャネル型グルタミン酸受容体の立体構造が Protein data bank Japan に掲載されていたので、図7に示します(19)。ここで注目すべきは、AMPA型受容体の膜貫通部位にTARP(Transmembrane AMPA receptor regulatory protein・膜貫通AMPA受容体調節性タンパク質)と呼ばれる制御タンパク質がとりついていることです(図7)。

このタンパク質は線虫から哺乳類まで保存されているそうで、N末・C末ともに細胞内にある膜4回貫通タンパク質であり、受容体の開口速度を速めたり、脱感作速度を遅めたりするなどの機能があるようです(20)。

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これまで述べてきたチャネル型とは異なるGタンパク質共役型(代謝型)グルタミン酸受容体群を図8にリストアップしました(21)。グループIは主にリガンド結合が引き金となってGタンパク質アルファサブユニットGqを遊離し、その結果図8に示したような代謝カスケードが発動されることによってさまざまな影響が出ることになります。グループII、IIIではGqではなくGiの遊離によって、図8に示したような別の代謝カスケードが発動されます。

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グルタミン酸受容体を構成するGタンパク質共役受容体(GPCR)タンパク質も他のGPCRと同様7回膜貫通タンパク質で、グルタミン酸受容体は数あるGPCRのなかでクラスCに分類されています(ブリストル大学教育用資料、22)。クラスCの受容体はダイマーを形成することが特徴です(図9)。

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以上で神経伝達物質をざっと概観してきたことになります。これからこのブログをどのような方向で進めていくか、少しお時間をいただいて考えてみたいと思います。また「やぶにらみ生物論」100回までの記事について慎重に校閲を行い、ウェブブックに編集する準備を進めたいと考えています。では皆様暑さ厳しい折からご自愛くださいませ。

参照

1)脳科学辞典:グルタミン酸
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8

2)Wolstenholme AJ., Glutamate-gated chloride channels., J Biol Chem. vol.287(48): pp.40232-40238.(2012), doi: 10.1074/jbc.R112.406280. Epub 2012 Oct 4.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23038250

3)やぶにらみ生物論122: アセチルコリンによる神経伝達
http://app.cocolog-nifty.com/cms/blogs/203765/entries/90708496

4)Jeffrey C.Watkins & David E.Jane, The glutamate story., British Journal of Pharmacology, vol.147, pp.S100-S108 (2006)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16402093

5)http://morph.way-nifty.com/grey/2019/07/post-41d19f.html

6) Moriyoshi K, Masu M, Ishii T, Shigemoto R, Mizuno N, Nakanishi S., "Molecular cloning and characterization of the rat NMDA receptor". Nature. vol.354 (6348): pp.31-37. doi:10.1038/354031a0. PMID 1834949
https://www.nature.com/articles/354031a0

7)ウィキペディア:NMDA型グルタミン酸受容体
https://ja.wikipedia.org/wiki/NMDA%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

8)https://en.wikipedia.org/wiki/NMDA_receptor

9)Kasper B. Hansen et al., Structure, function, and allosteric modulation of NMDA receptors., J. Gen. Physiol., jgp Home, 150 (8): 1081 (2018)
http://jgp.rupress.org/content/150/8/1081

10)http://morph.way-nifty.com/grey/cat5925431/index.html

11)鈴木江津子、神谷温之:脳科学辞典 カイニン酸型グルタミン酸受容体
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%8B%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

12)Hollmann M, O'Shea-Greenfield A, Rogers SW, Heinemann S., Cloning by functional expression of a member of the glutamate receptor family. Nature. vol.342(6250): pp.643-648, (1989)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2480522?dopt=Abstract

13)Anis Contractor, Christophe Mulle,and Geoffrey T Swanson., Kainate receptors coming of age: milestones of two decades of research., Trends Neurosci. vol. 34(3): pp.154-163. (2011)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3051042/
file:///C:/Users/User/Desktop/グルタミン酸受容体/nihms267712.pdf

14)https://ja.wikipedia.org/wiki/AMPA%E5%9E%8B%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

15)Traynelis et al., Glutamete receptor in ion channels: structure, regulation, and function. Pharmacol. review, vol.62, pp.405-496 (2010)

16)M. Hollmann and S. Heinemann (1994). Cloned glutamate receptors.  Annual Review of Neuroscience 17: 31-108.doi: 10.1146/annurev.ne.17.030194.000335

17)https://en.wikipedia.org/wiki/AMPA_receptor

18)https://www.sciencedirect.com/topics/neuroscience/ampa-receptor

19)PDBj235:AMPA受容体
https://pdbj.org/mom/235

20)富田進、脳科学辞典:膜貫通AMPA受容体調節性タンパク質
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%86%9C%E8%B2%AB%E9%80%9AAMPA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93%E8%AA%BF%E7%AF%80%E6%80%A7%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

21)ウィキペディア:Metabotropic glutamate receptor
https://en.wikipedia.org/wiki/Metabotropic_glutamate_receptor

22)http://www.bris.ac.uk/synaptic/receptors/mglur/

 

 

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2019年8月 1日 (木)

井上-読響 ブルックナー交響曲第8番 @フェスタサマーミューザ川崎2019

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今年もフェスタサマーミューザに行くことにしました。さてどのコンサートを選ぼうかとパンフレットを見ると、井上道義-読響でブルックナーの8番をやるというので、これを聴き逃す手はないと思い、都響ファンの私ですが、アラン-都響をパスしてこちらに行くことにしました。ごめんなさい。

ミューザ川崎はいつきても音楽に集中できるようなホールの構造に感心します。今日はマエストロ井上のプレトークがあるというので、早めに着席しました。彼が話したのは、まず21才の頃に、ギュンター・ヴァントが日本に来て読響とブルックナーの8番を本邦初演したときのリハーサルに、こっそり忍び込んでティンパニの後ろに隠れて聴いたというお話で、この曲には相当な思い入れがあるようでした。

カラヤンやチェリビダッケの話をして、朝比奈隆からたくさんブルックナーの楽譜をもらったという自慢話になりました。こういう人間味ドロドロの人ですから神聖なブルックナー演奏は無理です。私も20才台の頃に東京カテドラルで朝比奈隆のブルックナーを聴いて、非常に感動したことを思いましました。

それにしても異常に客が少ないなと思っていると、赤羽駅の人身事故で京浜東北線が遅延しているというアナウンス。東海道線で来て良かったと胸をなでおろしました。開演が10分遅れて、これが功を奏してようやく客席が埋まってきました。本日のコンミスは日下紗矢子氏。よくまあこんな細い腕でというファッションモデルのような方ですが、オケ界有数の実力者です。

読響の弦パートは世界でもトップクラスで、素晴らしい音とアンサンブルです。井上さんによると、読響は練習場が田舎にあって昼食を外でとれないため、まかないさんを雇って同じ釜の飯を食っているのがコンビネーションの熟成に役立っているそうです。ブルックナーの音楽の美しさを満喫できました。

特に第3楽章の美しさには、ハープの好演もあって脱帽です。そして第4楽章。冒頭はまるでショスタコーヴィチのような戦闘的で強烈なスタートで驚かされました。アンサンブルの乱れもなく、マエストロの人間力爆発ですごい盛り上がりでした。井上-読響畢生の名演でしょう。このマエストロの異様に襲いかかってくる人間くささは、アランや大野がいくら頑張っても身につけられるものではありません。マエストロは若い頃バレリーノをめざしていたそうで、それもユニークな指揮に影響しているのかもしれません。

終演後マエストロは日下さんを強く抱きしめていましたが、嫌がられなかったのは良い関係性なのでしょう。楽団全員そして聴衆もブラボーが乱れ飛ぶ絶賛です。

こんな曲です:
都響が珍しくフルの演奏をアップしました。指揮者はインバルです。この演奏も素晴らしいですが、本日の井上-読響の破格の名演には負けたかな。
https://www.youtube.com/watch?v=5BL7QcKXIiA

(以下 8月4日記)

マエストロ井上が自分のブログに書いています↓

「やっと晴れて夏が来たミューザでのコンサート。プレトークではこの素晴らしい作品の
前に余計な事を付け加えないようお話をしましたが、やはり夏休みはしっかりとりたい。
そう!学校のように。冷房がどんなに整備されようと、夏はいつもと違う生活をする
もんだ!それは贅沢ではない。
僕は、ある時作曲するということが「指揮をする生活」という一面的な繰り返しを断ち切り
鏡を見るようにすべてを見直すことが出来ることに気が付き、
夏休み日曜大工的作曲をやってきた。今年、亡き父、正義を主人公としたオペラも脱稿した。
裸で泳いだいり潜ったり、バイクで死にそうに飛ばしたり、庭で植木の手入れをする時、
大けがをしたりするのが夏休み!
特にジジイになってきっともう何度も来ないだろう夏を邪魔されるには、それより
内容の濃いコンサートでないと!と、読売交響楽団(今黄金時代!素晴らしい!)が
サマーコンサートを振らないかとオファーしてくれた時、「ブルックナー8番なら」と
断られる事を目論んで答えたものだった。
......結果・・・・それで、昨日の8番は僕の人生の中で白眉の結果だった。
皆様、ありがとうございます。ミューザに感謝。
リバプールや、クルージュやニージーランドや、京響や,N響等ともやって来た大事な作品
だが、どうも昨日は21歳の時、朋友尾高忠明に影響されて、ギュンターヴァントの練習を
読売ランドの練習場でティンパニーの野口さんの後ろに隠れて聞いたという記憶が、
僕に火をつけたのだろう、
カラヤンやチェリビダケ、等の演奏より良いと言ってもいい結果になった。
自画自賛のようで恥ずかしいが、楽屋に飛び込んできてくれた立派な批評家達に
言われたのだから許して下さい。

時は過ぎゆく...時は過ぎて行った...時折このように何処かの壁に消せない記憶を刻んで。

今日から夏休みだ!」

(もんちゃんの感想: マエストロらしい! こうじゃなきゃ)

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2019年7月30日 (火)

令和新撰組

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令和新撰組の最も重要な政策「消費税の廃止」を行うためには、法人税を上げる必要があります。そしてそのためには管理貿易を行わなければなりません。なぜなら法人税を各国が自由に設定し自由貿易を行うなら、法人税を下げた国が貿易に勝利するからです。

ですから消費税を廃止するには自由貿易をあきらめなければなりません。それは米国の高関税化やEUの衰退などをみればわかるように21世紀のトレンドではあるのですが、それに日本が耐えられるかどうかが問題です。そのためにはロシアやイランとの関係を強化してエネルギー供給の後顧の憂いをなくして置く必要がありますし、中国との貿易が巨大な赤字にならないように国内で消費する物品をなるべく国産化する必要があります。そのためには移民を受け入れる覚悟が必要です。

日本が米国抜きのTPPに参加していることは、偶然とはいえ安倍内閣の功績です。ここで各参加国の法人税率に制限をかけることができれば、消費税を少なくとも下げることは可能になるでしょう。自由貿易が消滅した世界では、複数の国家がグループを作って足らざるを補うことが必須となります。私はまずTPPにロシアを加入させることが重要だと思います。このような政策は保守系の政治家グループでも、「プランB」としてもう検討されていると思います。

米国に依存する現在の日本の国家体制をひっくり返すことが必要です。いつまでも途方もない貢ぎ物を米国に献納するのはやめなければなりません。トランプは日米安保条約を改定しようとしているのです。その方針に流されてしまうと、憲法を改正し、米軍とともに世界各地に軍隊を出して戦闘を行う日本になってしまいます。米国と決別する=日米安保条約の廃止という革命は、山本太郎にしかできないことかもしれません。

(写真はウィキペディアより)

 

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2019年7月29日 (月)

予期せぬ訪問者

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団地に思わぬ来訪者がやってきました。夜中に郵便物を回収しようとして階段を降りていくと、壁際でカミキリムシがごそごそやっているではありませんか。あわててカメラを持ち出して撮影。2枚目は羽をひろげて逃げるのかと思いきや、再度たたんでしまいました。何が気に入ってこんなところにいるのかわかりません。

体長が5cmくらいあるシロスジカミキリはベランダで見かけたことがありますが、これは体長がその半分くらいのゴマダラカミキリ(Anoplophora malasiaca)です。この団地では、はじめてみかけました。普通種だそうですが、実に美しくうっとりしてしまいます。

この個体は左の触角が途中で無くなっています。不幸はいろいろです。階段でごそごそしていてもしょうがないので、つかまえて近所の植え込みに放しました。

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2019年7月28日 (日)

異常気象と団地鳥事情

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オナガ(Cyanopica cyanus )の写真はウィキペディアにあったので借用しました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%82%AC

毎年初夏の季節オナガの群れが団地を訪れます。ウィキペディアには留鳥と書いてありますが、オナガの群れが同じ地域に1年中居座っているのをみたことはありません。うちの団地でもせいぜい2~3週間滞在したら、どこかに行ってしまい、次の年までみかけることはありません。

ところが今年は5月下旬から7月上旬まで2ヶ月近く長逗留していました。これで迷惑したのがカラスです。しばらくバトルが続いていましたが、ついにオナガに追い払われてしまいました。私も夫婦とおぼしき2羽のオナガにカラスがつつかれて逃げ惑う姿をみました。体はカラスの方がずっと大きいので情けない話です。ちなみにオナガはカラス科なので、テリトリーが競合するのかもしれません。

気候変動のせいでしょうか、オナガ自身も最近西日本からすっかり姿を消したそうです。ウィキペディアによると神奈川県より東でしかみられないようです。非常に鳴き声(ギェー、グァーなど)がうるさいので、人間にとっても迷惑なのですが、写真のように姿はカラスに比べると優雅な感じです。

7月下旬になってようやくどこかに去り、カラスも戻ってきました。普段通りカラス、キジバト、ムク、ヒヨ、スズメが暮らす平和な団地となりました。ただセミの声は昨年の100分の1くらいです。こんなに静かだと却って気になります。

夏蝉(熊木杏里)
https://www.youtube.com/watch?v=INu-PqINm6U

 

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2019年7月24日 (水)

アラン・ギルバートー都響:ブルックナー交響曲第4番@東京芸術劇場2019/07/24

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久しぶりに晴れた日のコンサート。都響ーアラン・ギルバートのコンビで芸劇です。コンマスは珍しく晴れボス矢部、サイドは山本さんです。アラン・ギルバートの登場ということで、団員にも気合いがはいっている感じです。ちなみにマキロンは、これで歩けるのかという感じのピンヒール。

平日マチネにしては盛況でした。3F以外は90%以上の入りでしょう。1曲目の「プラハ」は苦手な曲なのでコメントはパス。休憩後のメインはブルックナー交響曲第4番です。

西條は都響HPではちょびひげをはやした写真が掲載されていますが、きれいに剃ってイケメン風でした。ブルックナーの交響曲ではホルンがキーポイントなので、活躍が期待されます。

アランの演奏はあらゆる細部にこってり味付けをするという、ブルックナーの演奏としては特異なものでした。しかしそれは決して作為や暑苦しさを感じさせるものではなく、むしろ爽やかな印象すら与える巧妙な仕上がりでかなり驚かされました。宗教的な雰囲気は皆無で、むしろアルプスの草原を思わせる爽快さが感じられました。

第2楽章のヴィオラなど素晴らしいアンサンブルでした。そのほかすべてのパートが頑張っていましたが、ホルンはやや素っ気ない演奏で、もう少しロマンティックであってほしいと思いました。

アバード&ウィーンフィルの演奏:ロマンティックなホルン。
https://www.youtube.com/watch?v=gcBg-tXn0fs

 

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2019年7月23日 (火)

やぶにらみ生物論131: グルタミン酸 その2

グルタミン酸やアスパラギン酸も他の神経伝達物質と同様、神経伝達物質として用いるには、まずそれらがシナプス前細胞のシナプス小胞にとりこまれストックされておく必要があります。これを実行するグルタミン酸トランスポーターは、solute carrier family(SLC)というタンパク質のスーパーファミリーに所属しており、その中のSLC17というサブグループを構成しています。このサブグループに所属するタンパク質は vesicular glutamate transporter(VGluT)=小胞型グルタミン酸輸送体と呼ばれています(1)。

SLC17とは別グループの小胞トランスポーターファミリーにはSLC18とSLC32があり、前者はモノアミン、後者はGABAやグリシンをシナプス小胞に輸送します。シナプス小胞の膜には vacuolar (or vesicular) ATPase (V-ATPase) というATPのエネルギーを使ってプロトン(H+)を膜の内側に取り込むシステムが存在し、この働きによって小胞内部は高濃度の水素イオンでプラスチャージが維持されています。したがって膜に通路ができればグルタミン酸などマイナスチャージを持った分子は電気泳動的に小胞に流入します(2、図1)。ただしその通路には特異性があり、特定の分子しか通過できません。

プラスチャージのモノアミン類は、水素イオンが濃度勾配によって外部に流出するのと共役して小胞に取り込まれます。またGABAやグリシンも取り込まれますが、脳科学辞典ではモノアミン類と同様水素イオンの濃度勾配を利用するとしていますが(3)、塩素イオンの流入を利用するとの記載もあります(2)。

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SLC17に所属するグルタミン酸(アスパラギン酸)輸送体には4つのアイソフォームがあり、それぞれ、VGLUT1・VGLUT2・VGLUT3・VEAT と命名されています。文献2によるとVGLUT1-3 はグルタミン酸専用、VEATはグルタミン酸とアスパラギン酸を輸送するようです。

脳科学辞典によると VGLUT1 および VGLUT2 のノックアウトマウスは致死ですが、VGLUT3 のノックアウトマウスは生存し、聴覚障害・不安傾向の増大・てんかん・痛みの感受性低下などを発症するそうです(3)。VGLUT1 および VGLUT2 が互いに補完することができないというのは驚きです。もちろん局在に違いはありますが(4)、ならば臨時に転写・翻訳を増強してもよさそうなものですが、なぜかそうはいかないようです。

VGRUT1とVGLUT2 はよく似た12回膜貫通タンパク質。VEAT は細胞質に露出するN末・C末がどちらも VGRUT1・VGLUT2 と比較して短いなどの差はありますが、やはり12回膜貫通タンパク質。VGLUT3 はこれらと異なり10回膜貫通タンパク質です(5、図2)。最近の研究によって、貫通部位のアミノ酸配列も明らかになっているようです(6、図2)。またそれらをつなぐ膜外の配列についても、実際には図2のような2次元ではなく3次元構造をとっているので、貫通部位の番号が図では離れていても実際の距離は近いという場合があります。立体構造として理解することが必要です。関心のある方は林真理子氏の文献(6)をご覧ください。

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細胞の外からグルタミン酸(アスパラギン酸)を取り込むには VGRUT とは異なるグループのトランスポーターが必要です。しかしこのトランスポーターを持っているのはシナプス前細胞ではなく、シナプス後細胞とアストログリア細胞です(図3)。すなわち神経伝達物質として使用するグルタミン酸を細胞内に取り込むためではなく、シナプス間隙に残された余剰のグルタミン酸をすばやく回収するための装置なのです。

アストログリア細胞が回収したグルタミン酸はグルタミンに変換され、アストログリア細胞からグルタミンの形でシナプス前細胞に運搬され、シナプス前細胞内でグルタミナーゼの作用でグルタミン酸に変換されて、シナプス小胞に濃縮されるという段取りになります(図3)。

このシステムには大きなメリットがあります。すなわちグリア細胞からはグルタミン酸が排出されないので、シナプスにおけるグルタミン酸の受け渡しにノイズが発生せず、神経伝達のフィデリティーが向上することになります。

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細胞膜のグルタミン酸トランスポーターは、そのアミノ酸配列から当初10回以上細胞膜を貫通する分子と考えられていましたが、2カ所でヘアピンループを構成していることが判明し、8回膜貫通タンパク質であることがわかりました(6)。アミノ末端とカルボキシル末端はいずれも細胞質側に露出しています。2つのヘアピンループは細胞膜内で対面しており、グルタミン酸輸送のキーポジションを構成しているようです(6、図4)。

このトランスポーターはナトリウムイオンが細胞外で高濃度・細胞内で低濃度であることを利用して、電気化学ポテンシャルによってグルタミン酸を細胞内に取り込むことができます。1分子のグルタミン酸の取り込みは、3個のNa+および1個のH+の共輸送、1個のK+の対向輸送と共役しています(7、図4)。取り込まれたナトリウムイオンは Na+/K+-ATPアーゼを用いて排出しなければならないので、グルタミン酸の取り込みにはATPのエネルギーが必要です。

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グルタミン酸トランスポーターはSLC1ファミリーに所属し、さらにヒトでは5種類のサブグループが存在することが知られていて、それぞれ EAAT1-EAAT5 と命名されています。EAAT は excitatory amino acid transporter の略称です(図5)。

これらのトランスポーターが欠損するまたは阻害されると、シナプス間隙にグルタミン酸が刺激後も残留することになり、過剰な反復刺激が発生するなどの影響で、さまざまな疾患が発生します(7)。

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グルタミン酸トランスポーターはあらゆる生物にユニバーサルに存在し、図6にある種の古細菌とヒトの分子を示していますが、非常に良く構造が似ています。いずれも3分子の集合体によって構造が形成されているところも同じです。赤の部分は後生動物で追加された部分です(6、図6)。

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グルタミン酸受容体については次回に述べる予定です。


参照

1)Solute carrier family
https://en.wikipedia.org/wiki/Solute_carrier_family

2)Hiroshi Omote and Yoshinori Moriyama1, Vesicular Neurotransmitter Transporters: An Approach for Studying Transporters With Purified Proteins., PHYSIOLOGY vol.28: pp.39-50, (2013); doi:10.1152/physiol.00033.2012
file:///C:/Users/User/Desktop/グルタミン酸/omote%20&%20moriyama%20review.pdf

3)脳科学辞典:小胞グルタミン酸トランスポーター
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%B0%8F%E8%83%9E%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

4)Erika Vigneault et al., Distribution of vesicular glutamate transporters in the human brain. Front. Neuroanat., 05 March (2015)
https://doi.org/10.3389/fnana.2015.00023

5)Joeri Van Liefferinge et al., Are vesicular neurotransmitter transporters potential treatment targets for temporal lobe epilepsy?  Front. Cell. Neurosci., 30 August (2013)
https://doi.org/10.3389/fncel.2013.00139

6)Mariko Kato Hayashi, Structure-Function Relationship of Transporters in the Glutamate?Glutamine Cycle of the Central Nervous System. Int. J. Molec. Sci., vol.19, no.4, (2018) doi: 10.3390/ijms19041177
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5979278/

7)脳科学辞典:グルタミン酸トランスポーター
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%82%BF%E3%83%9F%E3%83%B3%E9%85%B8%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

 

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2019年7月20日 (土)

宮迫・田村の会見に思う

もう20年くらい前になるでしょうか。その、夫婦で営業しているラーメン屋は週に4日(それも1日2~3時間)しかオープンしていませんでした。仕込みに時間がかかるので、どうしてもその位の時間しか開店できないと聞きました。

そこのラーメンがともかく恐ろしく美味なのです。担々麺としょうゆラーメンの2品しかメニューになかったのですが、どちらも絶品で店の前に列をなして並ばなければ食べられませんでした。今でもこれ以上の中華麺を食べたことがありません。

ある日その店で昼食をとっていると、夫婦らしき客が二人で大声で「こんなまずいラーメン食えるか」「そうだそうだ」と騒ぎだしびっくりしました。あとで店の奥さんに聞くとやくざだと教えてくれました。

そのうち客がドアを開けて出るのを狙って、自転車をドアにぶつけて因縁をつけるとか、嫌がらせがエスカレートしていきました。

それでも夫婦は頑張っていたのですが、なんと隣にラーメン屋が開店して、さすがに耐えられず閉店になってしまいました。どうしてこんなことになったのかわかりませんが、おそらくみかじめ料を支払わなかったからだと想像できます。

やくざの恐ろしさに背筋が凍り付きました。

 

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2019年7月19日 (金)

JPOP名曲徒然草197: 「瑠璃色の地球」by 手嶌葵

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今日はようやく2019年の夏がやってきたような気がします。家のエアコンも解禁しました。

夏はゆるい音楽がいいです。この瑠璃色の地球(作詞:松本隆、作曲:平井夏美)は、オリジナルは松田聖子でさまざまな歌手がカバーしていますが、私的には手嶌葵のバージョンが一番気に入っています。

手嶌葵:
https://www.youtube.com/watch?v=NpYVkbVk_pw

広瀬すず:
https://www.youtube.com/watch?v=7Gnc73EDMPo

中森明菜:
https://www.youtube.com/watch?v=7tYo-naySvY

沢田知可子:
https://www.youtube.com/watch?v=0wSbthwYB2M

Luminous  :
https://www.youtube.com/watch?v=viw-49BvikY

ヘイリー・ウェステンラ:
https://www.youtube.com/watch?v=jBdyq7Kzoe8

安積黎明高校
https://www.youtube.com/watch?v=caO2fpw2xyc

松田聖子(オリジナル):
https://www.youtube.com/watch?v=uR6IYdUbx0k

 

手嶌葵の歌唱

Piece of my wish    ・・・ずっと聴いていたい
https://www.youtube.com/watch?v=0j6F-I_sUZQ

ホームにて   ・・・こいうのもありか
https://www.youtube.com/watch?v=hQvenGBTEfc

明日への手紙   ・・・オリジナル曲
https://www.youtube.com/watch?v=8Kg_HxO49cI

さよならの夏
https://www.youtube.com/watch?v=rF-0l1PhAuw


 

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2019年7月16日 (火)

小泉ー宮田ー都響 ブラームス交響曲第2番@東京文化会館2019/07/16

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雨模様のジメジメしたお天気で、コンマスはやはり雨ボス矢部。サイドはゆづきです。都響のポスターは、最近2~3回分をひとまとめにした省エネスタイルなのですが、本日のポスターは片面刷りで今回オンリーの豪華版(図参照)。

早めに席に着くと、クラリネットの三界さんと糸井さんが念入りに音合わせをやっていました。とても珍しい光景です。会場の東京文化会館大ホールは、ほとんど満席の大盛況でした。

指揮はいまや巨匠の風格がうかがえるマエストロ小泉和裕、ソリストは今をときめく宮田大氏です。宮田氏は体調が思わしくなかったのか、異常に汗をかいていましたが、演奏はもう完全に宮田氏独自の世界で天国的な美しさでした。ドヴォルザークの音楽を使った最高級の和会席とでも言っておきましょう。

休憩後のブラームス交響曲第2番もオケの定番で、これで受けなきゃオケをやってる意味が無いという曲。さすがにマエストロ小泉は重厚な足取りで、ここぞというときにエネルギーを噴出させるという巨匠スタイル。しかし柳原や鷹栖には存分に吹かせて、若いエネルギーもうまく使っていました。五十畑の寝癖が気になります(誰か注意してやれよ!)。

オーケストラにも格調が必要だという意味では、小林久美は素晴らしかったと思います。コスチュームと演奏する姿が実に清々しくて周りの空気が変わります。弦楽器の最前線で格調高い雰囲気を持っているのは、本日のメンバーだと彼女だけでしょう。その彼女が第4楽章で、左足で床をたたきながら演奏していたのには驚きました。いつも冷静沈着に見えますが、本日はノリノリでしたの巻。

ところで文化会館の駐車場に止められていたポルシェ・カレラは誰の?

宮田大の演奏:
https://www.youtube.com/watch?v=1mWfkOa-r0M

PS 講演終了後に協賛のシャトレーゼさんからお菓子のプレゼントをいただきました。千葉ニュータウンイオンのお店はときどき利用させていただいております。どうも有難うございました。

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2019年7月15日 (月)

都民講座「赤ちゃんの脳をすくすく育てる」

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はるばる調布まで都民講座に行ってきました。都民でなくても空きがあれば参加できるようです。講師の丸山氏とは知己もあり、楽しく拝聴させてもらいました。

ある画像をみると、既視の画像に別の解釈があたえられるというお話には衝撃を受けました。脳は一瞬一瞬で不可逆的に変化し、元にはもどれないというわけです。

私が特に興味を引かれたのは、シナプスの刈り込みという現象で(刈り込みというのは専門用語で、要するに減少するということです)、人のシナプスの数は2歳で最大となり、その後脳が発達するにつれて減少していくというお話です。これは哺乳類には共通している現象らしく、より高度な情報処理に関わる脳の部位ほど、生まれた時から多くのシナプスを持ち、生まれた後により多くのシナプスを形成し、さらにその後、より多くのシナプスが刈り込まれるのだそうです。
http://www.fbs.osaka-u.ac.jp/jpn/events/achievement/post-17/

この講座には不可解な点がひとつあります。それはポスターをみるとわかるように、第1回の定員が100名、今回は1300名というように、講座によって定員に大きな差があることです。これはいろいろな意味で問題があると思いました。

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2019年7月12日 (金)

やぶにらみ生物論130: グルタミン酸 その1

カール・ハインリッヒ・リットハウゼン(図1)はポーランドに生まれ、ライプチッヒで研究を行った農芸化学者です。彼は小麦の成分の研究から1866年にグルタミン酸を発見しました。1866年といえばメンデルが遺伝の法則を発表した年です。その後さらにアーモンドの抽出物からアスパラギン酸を発見しました(1)。タンパク質成分としての酸性アミノ酸はこの2つしかありません。

池田菊苗はそれから約40年後の1908年に、グルタミン酸が人がうま味を感じる成分であることを発見しました(2、図1)。ウィキペディアにも誤解を招く記述がありますが、彼はグルタミン酸の発見者ではありません。しかし彼のおかげで、グルタミン酸はその後うま味調味料「味の素」として親しまれることになりました(図1)。しかし後に、味の素の過剰摂取によって中枢神経の病気が発生することがわかり(3)、そのことが多くの研究者をグルタミン酸と中枢神経の関係の研究に導くことになりました。シナプスとのアナロジーでいえば、舌の味蕾にはグルタミン酸の受容体があり、シナプス後細胞のように情報を感知して中枢神経に伝えているわけです。

戦後になって林髞(はやし・たかし、図1)は、猫の大脳皮質にアスパラギン酸やグルタミン酸を投与すると痙攣をおこすことを報告しました(4)。脳に投与すると痙攣を起こす薬物は多いので、この報告によってアスパラギン酸やグルタミン酸が神経伝達物質であるとは言えませんが、実際にこれらが神経伝達物質であることが後に証明されたので、林髞の研究は高く評価されてしかるべきだと思います。ただ発表したのがローカルな雑誌だったため、ワトキンスをはじめ多くの研究者の目にはとまらなかったと思われます(5)。林髞は直木賞作家・木々高太郎の本名で、慶應義塾大学医学部教授であると同時に作家としても大活躍しました。また松本清張を見いだした人としても有名です。

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グルタミン酸は血液中に高濃度で含まれていても、脳の神経細胞には直接届きません。脳の神経細胞はグリア細胞でびっしりと覆われているため(血液ー脳関門)、多くの場合直接毛細血管などからリリースされた栄養物質を取り込むことができず、必要な物質はグリア細胞から供給してもらうか、自分で合成するしかありません。このことについては後に別項を設けて学習することにしましょう。図2にグルタミン酸の生合成経路を記しました。グルタミン酸は必須アミノ酸ではなく、さまざまな生合成経路があります。

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ワトキンスはオーストラリア人ですが、Ph.D はケンブリッジ大学で取得し、その後渡米してポストドクとしてイェール大学で研究していましたが、友人のすすめで故国のキャンベラにいるエクレス教授のもとに移転し、そこでカーティスらと共同で神経伝達物質の研究を行うことにしました(図3)。彼らは猫の脊髄を使って、グルタミン酸やアスパラギン酸が興奮性の神経伝達物質であることを証明しました(6)。

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ところがグルタミン酸やアスパラギン酸が実際に生体内で使われる興奮性神経伝達物質であるかどうかについては、懐疑的な意見が大勢を占めました。その理由は1)酸性アミノ酸であればD型・L型どちらでもいいなど特異性に問題がある、2)有効な濃度がアセチルコリンやノルアドレナリンと比べて高すぎる、3)興奮性ニューロンの電位変化とは異なるパターンを示す、などでした。しかもグルタミン酸をマウスに皮下注射すると、数時間で網膜の神経細胞が損傷するという結果まで報告されていました(7)。その結果カーティスやワトキンスのグループは長い冬の時代を迎えることになりました。

しかしその時代も彼らは息絶えることなく、地道に研究を進めました。そのひとつはNMDA(N-メチル-D-アスパラギン酸、図4)というグルタミン酸の数十倍の活性を持つアゴニストを発見したことです。この物質はD型の方がL型よりはるかに強い活性を示しました(8)。そして状況をさらに変化させる助け船は、思わぬところから現れました。

太平洋戦争後しばらくの間まで日本では人糞を肥料として用いていたため、多くの人々が回虫に感染していて、定期的に虫下しを服用する必要がありました。そこで様々な薬品が開発されまた使用されましたが、その中にカイニン酸という海藻から抽出されたグルタミン酸骨格を有する複素環化合物がありました(9)。

篠崎温彦(しのざき・はるひこ)らはこのカイニン酸がグルタミン酸感受性シナプスに何らかの影響をあたえるのではないかと考え、ラット大脳ニューロンに適用したところ、グルタミン酸より遙かに強力な興奮作用があることを発見しました(10)。彼らはさらに使君子という植物から抽出された駆虫剤の成分であるキスカル酸が、やはりグルタミン酸より遙かに強力な興奮作用を持つことを報告しました(11,12)。これらの物質はあらかじめグルタミン酸を作用させて脱感作した細胞では無効であることから、グルタミン酸とおなじターゲット=受容体に作用することが示唆されました。

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篠崎らはさらにGタンパク質共役受容体にアゴニストとして結合するDCGIVなどについても研究を行ない(13、図5)、ほかの研究者らによるAMPAの開発(14、図5)などもあって、神経伝達物質としての酸性アミノ酸の地位は確固たるものとなり、現在ではグルタミン酸受容体の全貌が明らかになりつつあります。詳細は「グルタミン酸 その2」「グルタミン酸 その3」に譲ります。

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参照

1)DBpedia, About: Karl Heinrich Ritthausen
http://dbpedia.org/page/Karl_Heinrich_RitthausenBritishJournalofPharmacology(2006)147,S100?S108

2)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%A0%E7%94%B0%E8%8F%8A%E8%8B%97

3)鈴木将貴、神経の働きを調節する新たなメカニズムを発見 KOMPAS
http://kompas.hosp.keio.ac.jp/sp/contents/medical_info/science/201508.html

4)T.HAYASHI, A physiological study of epileptic seizures following cortical stimulation in animals and its application to human clinics.  Jpn. J. Physiol.: vol.3(1); pp.46-64 (1952)
file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/PVA09UPG/3_46.pdf

5)Jeffrey C.Watkins & David E.Jane, The glutamate story., British Journal of Pharmacology, vol.147, pp.S100-S108 (2006)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16402093

6)D. R. CURTIS, J.W. PHILLIS & J.C. WATKINS., Chemical Excitation of Spinal Neurones., Nature vol.183, pp.611-612 (1959) 
https://www.nature.com/articles/183611a0

7)Lucus DR and Newhouse JP: The toxic effect of so  dium L-glutamate on the inner layers of the retina.   Arch Ophthalmol 58, 193-201 (1957) 

8)CURTIS, D.R. & WATKINS, J.C., The pharmacology of amino acids related to gamma-aminobutyric acid. Pharm. Rev., vol.17, pp.347-391.(1965)

9)カイニンソウ
https://kotobank.jp/word/%E3%83%9E%E3%82%AF%E3%83%AA-669613

10)Haruhiko Shinozaki, Shiro Konishi., Actions of several anthelmintics and insecticides on rat cortical neurones. Brain Research,vol.24,issue 2, pp.368-371 (1970)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0006899370901228?via%3Dihub

11)シクンシ
https://www.weblio.jp/content/%E4%BD%BF%E5%90%9B%E5%AD%90

12)Shinozaki H and Shibuya I: A new potent excitant, quisqualic acid: effects on crayfish neuromuscular junction. Neuropharmacology vol.13, pp.665-672 (1974)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0028390874900562

13)篠崎温彦 グルタミン酸受容体の薬理学 一 アゴニストを中心として 一 日薬理誌(FoliaPharmacol.Jpn.) vol.116, pp.125~131 (2000)
file:///C:/Users/User/Desktop/グルタミン酸/116_125.pdf

14)Tage Honore,Jorn Lauridsen,Povl Krogsgaard‐Larsen, The Binding of [3H]AMPA, a Structural Analogue of Glutamic Acid, to Rat Brain Membranes.Journal of Neurochemistry, vol.38, pp.173-178 (1984)
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1111/j.1471-4159.1982.tb10868.x

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2019年7月10日 (水)

寒い夏

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異常に寒い夏で、今年はまだ一度もエアコンをつけたことがありません。駐車場の脇にはキノコがたくさん生えてきました。こんなことは前代未聞です。

長袖はしまってしまったので、昨日半袖でいると気温が19℃ということで風邪を引いてしまいました。心臓が細かく拍動するので、呼吸もはやくなって苦しい状態が続き、今朝までずっとベッドで悶々としておりました。ようやく熱も下がって回復しつつあります。

https://www.youtube.com/watch?v=n42Uf72Ildc

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2019年7月 7日 (日)

エッジに日本語を入力すると、直ちにフリーズする → 解決しました

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マイクロソフトエッジに日本語を入力すると、直ちにフリーズするという悲惨な現象に悩まされていましたが、ATOKを最新版にすることによって解決しました。更新では解決できなかったので新品を購入しました。

なのに今まで慣れ親しんだインターネットエクスプローラーからエッジに直ちに移行するという決断ができず、ずるずるとインターネットエクスプローラーを使い続けています。まあ一太郎も Ninja も最新版になったからよしとしましょうか。

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2019年7月 3日 (水)

サラとミーナ217: サラの表と裏

サラは年を経るにつれてタビーがはっきりみえるようになってきました。ミーナは1才の頃と13才の今と柄もメンタルもほとんど変わりがありませんが、サラはずいぶん変わりました。

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猛獣らしい精悍な顔つきは変わりませんが、毎日の調査・点検はほとんどやらなくなりました。そのかわり私の膝でおとなしく休んでいたり、リビングの隅でぼーっとしていたりする時間が長くなりました。やっぱり年なのでしょうか?

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背中からもタビーがはっきりと見えます。

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2019年6月30日 (日)

やぶにらみ生物論129: 神経伝達物質としてのグリシン

グリシンは図1に示すように、生体内のアミノ酸の中では、光学異性体も存在しないという最もシンプルな構造の化合物です。このような何の変哲もないありふれた物質が、神経伝達物質として機能するということは信じ難いことですが、このことはきちんと証明されています。

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グリシンがGABAと同じく、抑制性の神経伝達物質であることはウィアマンとアプリソン(図2)が中心となった研究グループによって、1967年に報告されました(1-3)。ウィアマンの肖像写真は残念ながらみつかりませんでした。彼はこの研究を行った後、イスラエルのヘブライ大学などで研究を続けましたが、政治にも関心があり、図2のように湾岸戦争についての考察を本にして出版しています。また退職後は現代版養生訓のような "Living with an Aging Brain: A self-help guide for your senior years" という本も出版しています(4、5)。

アプリソンもユダヤ系ですが、彼は米国の研究者です。自伝を出版しているので(6)、それをたどると彼の父親はオーストリア系の移民で故国では優秀な大工だったのですが、欧州での反ユダヤを嫌って米国に移住したら、そこでも1920年代の反ユダヤ主義によって仕事を失い、雑貨屋で生計を立てて子供を育てたそうです。米国の反ユダヤ主義とは何だろうと思って少し調べてみると、ひとつはロシア革命がトロツキーらのユダヤ人による陰謀であるとの流言や、米国内での労働争議が主にユダヤ人によって主導されていたことに対する反発などがあったようです。

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アプリソンはウィスコンシン大学で修士号を取得しましたが、彼が興味を持った生物物理学のドクターコースはなかったので、仕方なく印刷物関連の研究所で新聞のカラー化などについての研究を行っていました。しかしウィスコンシン大学からヒストラジオグラフィー(生体組織を感光剤に埋めて、外部からX線を照射することによって組織の成分を分析する)の装置を作る手伝いをしてくれと要請されて転職し、彼の生化学者としてのキャリアがはじまりました。結局彼はなぜか植物の窒素固定の研究を行なうことになり、ウィスコンシン大学ではじめての生化学分野での博士号を1952年に取得しました。

ところが博士号取得後、彼がヒムウィッチ博士から誘われたのは精神病の研究をしないかという仕事で、全く畑違いのそのポジションを受けたことがその後の成功の端緒となりました。人生のターニングポイントはどこにあるかわかりません。その後 Werman という良き共同研究者を得て、前記のようなグリシンが抑制性神経伝達物質であるという驚くべき結果にたどりつきました(6)。受容体もGABAのところで述べたハインリッヒ・ベッツによって精製され(7、8)、現在ではこの事実を疑う人はいません。

まずグリシンの情報を受け取る受容体ですが、その実体はGABA受容体とよく似ていることがわかっています。すなわち図3に示したように、Cysループ受容体ファミリーの4回膜貫通型タンパク質が5分子集合して塩素イオンチャネルを形成し、グリシンが結合するとチャネルが解放されて過分極がおこるという仕組みです(9)。GABAの場合、受容体に結合して機能を阻害する化学物質としてベンゾジアゼピンが有名ですが、グリシン受容体の場合ストリキニーネが結合してアンタゴニストとして作用します。ストリキニーネはマラリアの特効薬であるキニーネとは何の構造関連性もない別化合物であり、マチンという植物が発明した強い毒薬です(横溝正史の作品「八つ墓村」では即効性の毒薬として使われています)。

以前はGABAは大脳を含む広い範囲での中枢神経系で作用し、グリシンはおもに脊髄や延髄で作用すると考えられていましたが、現在ではグリシン作動性シナプスは 1)脳幹や脊髄において呼吸や歩行などリズムを持つ運動の制御や、驚愕反射の抑制に関与する 2)大脳新皮質、扁桃体、海馬、網膜など様々な中枢神経領域にグリシン 受容体が存在し神経回路の興奮性を調節している 3)、大脳側坐核のグリシン受容体がアルコールやニコチンへの依存性形成に関与する など中枢神経系でも重要な役割を果たすことが示唆されています(10)。

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最近ではクライオ電子顕微鏡の技術を用いて超低温で資料を観察する方法が発達し、グリシン受容体の立体構造が高い解像度で報告されています(11、図4)。グリシンの結合位置などもX線結晶構造解析法などにより解析が進められています(12)。

図4をみると、細胞外の部分が巨大で頭でっかちな受容体の構造にみえます。Cysループ受容体ファミリーはそのような傾向にありますが、ニコチン性アセチルコリン受容体の場合(13)よりもさらにアンバランスに見えます。グリシンというありふれたリガンドを特異的に結合させるには、それなりの複雑な仕掛けが必要だったのでしょうか。

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他の神経伝達物質と同じく、グリシンにもトランスポーターが存在し、シナプス前細胞にグリシンを集積したり、シナプス間隙にあるグリシンを回収したりする仕事を行っています。GlyT1は主にシナプス近傍のグリア細胞に発現し、神経伝達終了後の余剰グリシンの回収にあたり、GlyT2はシナプス前細胞でグリシンの集積を行っています(14、15、図5)。図5は文献14の図を改変して表示しました。

グリシントランスポーターはGABAトランスポーターと同じく、Na+/Clー依存性トランスポーターファミリーに所属し、C末・N末ともに細胞内にある12回膜貫通型のタンパク質です。(16)。

GlyT2によって細胞に取り込んだり細胞内で生合成したりしたグリシン(図1)を神経伝達物質として使う際には、それをシナプス小胞にとりこまなければいけませんが、この仕事はGABAの小胞トランスポーターが兼業でやってくれることがわかっています(17)。ですからもとは vesicular gaba transporter (GAT)と呼ばれていたものが、vesicular inhibitory amino acid transporter(VIAAT)と改名されました。

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参照

1)Graham LT Jr, Shank RP, Werman R, Aprison MH. Distribution of some synaptic transmitter suspects in cat spinal cord: Glutamic acid, aspartic acid, gamma-aminobutyric acid, glycine, and glutamine. J Neurochem, vol.24: pp.467-472.(1967)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6022905

2)Aprison MH, Werman R. A combined neurochemical and neurophysiological approach to the identification of CNS transmitters. In Ehrenpreis S, Solnitzky OC, eds. Neuroscience research. New York: Academic Press, vol.2: pp.143-174. (1968)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/4152429

3)Aprison MH. The discovery of the neurotransmitter role of glycine. In Ottersen OP, Storm Mathisen J, eds. Glycine neurotransmission. Chichester, UK: Wiley, Chapter 1: pp.1-23.(1990)

4)Robert Werman, Notes from a Sealed Room: An Israeli View of the Gulf War.,
Southern Illinois Univ Press (1993)
https://www.amazon.co.jp/Notes-Sealed-Room-Israeli-View/dp/080931830X/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&keywords=robert+werman&qid=1561257416&s=english-books&sr=1-1

5)Robert Werman, Living with an Aging Brain: A self-help guide for your senior years., Freund Publishing House Ltd., Tel Aviv (2003)
https://books.google.co.jp/books?id=wsu3hQ_meTQC&pg=PR9&lpg=PR9&dq=robert+werman&source=bl&ots=bY8YN0lILc&sig=ACfU3U2AS5_DabYtchdllYmPTRwJo75Gvw&hl=ja&sa=X&ved=2ahUKEwjOqvPzyf7iAhWSHqYKHW38Cy04ChDoATAHegQICRAB#v=onepage&q=robert%20werman&f=false

6)L.R.Squire ed., The History of Neuroscience in Autobiography. vol.3, Morris H. Aprison pp.2-37, Academic Press (2001)
file:///C:/Users/User/Desktop/グリシン/c1.pdf

7)Grenningloh G, Gundelfinger ED, Schmitt B,Betz H, Darlison MG, Barnard EA, Schonfield PR, Seeburg PH.,  Glycine vs GABA receptors. Nature vol.330: pp.25-26.(1987)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2823147

8)やぶにらみ生物論128: GABA その2
http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-143e31.html

9)Silke Haverkamp, Glycine Receptor Diversity in the Mammalian Retina by Silke Haverkamp., Web vision, The Organization of the Retina and Visual System.
https://webvision.med.utah.edu/book/part-iv-neurotransmitters-in-the-retina-2/glycine-receptor-diversity-in-the-mammalian-retina/

10)荻野一豊 グリシン作動性シナプスを増強するシグナル経路の同定 上原記念生命科学財団研究報告集, 32 (2018)
file:///C:/Users/User/Desktop/グリシン/ogino%20121_report.pdf

11)Du J, Lu W, Wu S, Cheng Y, Gouaux E., Glycine receptor mechanism elucidated by electron cryo-microscopy.Nature., vol.526(7572): pp.224-229. doi: 10.1038/nature14853.(2015)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26344198

12)Mieke Nys et al., Allosteric binding site in a Cys-loop receptor ligand-binding domain unveiled in the crystal structure of ELIC in complex with chlorpromazine., PNAS October 25,  vol.113 (43) E6696-E6703; (2016)
https://www.pnas.org/content/113/43/E6696

13)宮澤淳夫・藤吉好則、ニコチン性アセチルコリン受容体の構造と機能、蛋白質 核酸 酵素 vol.49 no.1, pp.1-10 (2004)

14)Robert J. Harvey et al., A critical role for glycine transporters in hyperexcitability disorders., Front. Mol. Neurosci., 28 March (2008)
https://doi.org/10.3389/neuro.02.001.2008

15)茂里康、島本啓子,抑制性神経伝達物質トランスポーターの薬理学、日薬理誌(Folia Pharmacol. Jpn.)vol.127,pp.279~287(2006)
file:///C:/Users/User/Desktop/グリシン/抑制性神経伝達物質トランスポーターの薬理学.pdf

16)http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-143e31.html

17)Wojcik SM et al., A shared vesicular carrier allows synaptic corelease of GABA and glycine., Neuron., vol.50(4), pp.575-87.(2006)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16701208?dopt=Abstract

 

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2019年6月29日 (土)

井上道義-新日本フィル:ショスタコーヴィチ交響曲第5番

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空席多しのうわさが飛び交う新日フィルですが、金土のマチネを格安料金にするという新基軸を打ち出しました。井上道義の登場ということもあり、数年ぶりですみだトリフォニーホールにでかけてみました。幸いにして雨もやみ、錦糸町はにぎやかでした。S席4500円、A席2000円(墨田区在住または在勤者はS席3000円、A席1500円)という設定で、ミチヨシの登場にもかかわらずまだ空席があったということは、かなり厳しい状況だと言うことはよくわかりました。

プレトークで井上さんは、人間は誰でも2面性をもっているもので、ショスタコーヴィチも例外では無いと強調しました。ショスタコーヴィチの「ジャズ組曲第1番」は、はじめて実演に接しましたが、大変素晴らしいポップスです。ハワイアンスチールギターをうまく使っていて、日本最初のプロハワイアンバンドであるバッキー白方とアロハハワイアンズが結成されたのが1947年であることを考えると、1934年にこの曲が作曲されたことは驚異的です。井上さんによると、この時代のロシアは皇帝も殺して、全く新体制の国家を建設する途上にあり、音楽でも世界の最先進国だったそうです。

「黄金時代」組曲はバレエ音楽ですが、ストーリーと踊り無しで聴くとそれほどは楽しめませんでした。

休憩をはさんで、またもや井上さんのプレトーク。今度は他の指揮者のショスタコーヴィチ交響曲第5番の演奏はひどすぎるとかましました。テンション激あげのようです。彼の演奏は文学的に汚染されたこの交響曲を、楽譜通りに(本人の弁)演奏しようという試みで、ハーモニーや陰影に細かな配慮を浸透させた至極まっとうな音楽でした。彼の指揮者としてのアクションはオリジナリティー満載で、世界一だと思います。新日フィルの演奏も決して他のオケに劣るということはないので、これからもご健闘を祈りたいと思います。

井上道義:

ハイドン交響曲第6番
https://www.youtube.com/watch?v=vHZmwv9IESk

ショスタコーヴィチ 交響曲第12番「1917年」
https://www.youtube.com/watch?v=XFudgOzQEW8

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2019年6月26日 (水)

戦争に巻き込まれないための戦略

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オバマ政権は金融・農業・医薬品・航空機・宇宙・情報・軍事で世界支配をめざしていて、そのためなら車・家電・日用雑貨・鉄鋼・金属その他の国内産業が低迷して輸入超過になってしまっても目をつぶるという政策をとっていましたが、トランプ政権は核拡散防止の努力はするとしても、ともかく貿易赤字・予算の赤字を解消するということをめざして、中国・日本・EUからの輸入を減らすことを至上課題としています。

予算の合理化のためなら日米安保条約の破棄も辞さないというのがトランプの本音なのでしょう。彼が「偉大なアメリカ」と言えば言う程、本当は手じまいであることを隠蔽するための言葉であることは明らかでしょう。

こんななかで日本が生きる道はロシアと連携するしかないことは明らかで、そうすればホルムズ海峡経由の石油輸入を減らすことができて、戦争に巻き込まれる危険を格段に減らすことができます。いずれはロシアをTPPに引き込む戦略が重要になるでしょう。日本国憲法を維持していくならそのための外交戦略が必要で、ずるずると戦争に巻き込まれていくような外交をやっていたのでは平和は守れません。

中国を選択しないのは、中国がトランプの政策において極めて有害な因子であることと、中国には最近帝国主義的な傾向がみられるようになったこと、そして中国には石油や天然ガスが期待できないからです。日本もトランプの政策においては中国に次ぐ有害因子であることは忘れてはいけません。これを勘弁してもらうために多額の売れない国債を買ったり、意味の無いイージスアショアを建設したり、β版のような戦闘機を大量に買ったり、米国の意図で世界にお金をばらまいたりする、そしてもっともっと要求がエスカレートするというのは金欠日本にとってあまりにもひどい話です。

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2019年6月23日 (日)

藤田真央 チャイコフスキー国際コンクールでファイナルへ

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チャイコフスキー国際コンクールセミファイナルでの、藤田真央のパフォーマンスが見られます。
インターネットエクスプローラーで閲覧できなかったので、ファイアーフォックスで閲覧しました。

https://tch16.medici.tv/en/replay/semi-final-with-mao-fujita/

私的には、特にショパンなど情感を全く共有できないピアニストですが、すごいピアニストであることはわかります。自分で表現したいことをきっちり表現しているように思いました。

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2019年6月20日 (木)

ベートーヴェン第9交響曲 第1楽章の謎

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オリカイネンが指揮する第9を聴いているうちに、一つ気がついたことがあります。第9の第1楽章は謎の音楽といわれていますが、ベートーヴェンはここで、興奮性の刺激と抑制性の刺激を短かいサイクルで交互に聴衆の脳に与えて、これからはじまる音楽を聴くトレーニングを行っているのです。

脳トレは知覚や知識を得るというポジティヴな側面だけではなく、リラックス・休養を誘導するネガティヴな神経系のトレーニングも同じくらい必要です。脳は興奮性と抑制性の神経系が対峙してバランスを保っていてこそ機能するのです。つまりベートーヴェンは真の脳トレの方法を知っていたのです。

そして第1楽章で十分な準備運動を終え、脳を活性化した後、本番の第2楽章(興奮性)、第3楽章(抑制性)、第4楽章(脳全体が爆発的に駆動)に進むという仕掛けになっています。

YouTubeでの第9演奏時間の比較(解説などがはいるので、実際の演奏時間はここに記したより若干短い。バーンスタインのはベルリンの壁崩壊記念なので、長い解説などがあります。)

オリカイネン:1:00:51
https://www.youtube.com/watch?v=MACdY0cWqUg

パーヴォ・ヤルヴィ:1:03:32
https://www.youtube.com/watch?v=s5Ezdc4z1ZM

カラヤン:1:04:49
https://www.youtube.com/watch?v=HV7bgY626rU

ヤノフスキ:1:06:32
https://www.youtube.com/watch?v=RkeM9N0l2Jc

トスカニーニ:1:07:32
https://www.youtube.com/watch?v=DuK133dK6eQ

ドゥダメル:1:12:51
https://www.youtube.com/watch?v=reR6josvHP8

フルトヴェングラー:1:14:40
https://www.youtube.com/watch?v=dHDXdbSWu0E

ムーティ:1:21:22
https://www.youtube.com/watch?v=rOjHhS5MtvA

バーンスタイン:1:33:51
(実際の演奏時間はムーティより若干長い程度)
https://www.youtube.com/watch?v=IInG5nY_wrU

朝比奈隆(実質最長か?)1:27:14
https://www.youtube.com/watch?v=nYZkZXOHh-c

 

 

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2019年6月19日 (水)

エヴァ・オリカイネン アイスランド交響楽団のチーフコンダクター兼アーティスティックディレクターに就任

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6年前に都響に来演して深い感動を与えた指揮者エヴァ・オリカイネンが、2020/2021シーズンから4年契約でアイスランド交響楽団の主席指揮者兼音楽監督に就任することになりました。生き馬の目を抜くような激しい競争の欧州の指揮者業界で、このようなポジションを得たことは素晴らしい快挙です。誠におめでとうございます。

都響との演奏は堂々としたスケールの大きい、聴衆を没入させる力に満ちた快演でした。シベリウスではコントラバスをしぼったみたいですが、どうぞご遠慮なく。是非また都響に来演してくださることを期待すると共に、レコーディングなども楽しみにしております。

アイスランド交響楽団は2008年に来日してシベリウスチクルスをやる予定が没になってしまったという残念な経緯がありますが、捲土重来を目指してほしいと思います。オリカイネンが率いて来日するなら、ブラームスを演奏してほしいというのが個人的希望。図は都響に来演時のポスターです。

就任発表:
https://en.sinfonia.is/news/eva-ollikainen-appointed-as-chief-conductor-and-artistic-director

私の過去記事:
http://morph.way-nifty.com/grey/2013/07/post-b9e3.html

演奏:

ベートーヴェン第9交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=MACdY0cWqUg

シベリウス第2交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=dKUbuVxd4Bk

ニルソン第4交響曲
https://www.youtube.com/watch?v=DtbYG4ZM2Xg

動画:

学生オーケストラ
https://www.youtube.com/watch?v=Jv6RjFBtGCs

ウィーン交響楽団 ラヴェル「ラ・ヴァルス」など
monchan 推薦
https://en.karstenwitt.com/eva-ollikainen

 

 

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高齢者の運転について

昨今高齢者が運転する車の暴走が話題になっていますが、まず警察が発表している交通事故死者の推移をみてみましょう。

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ここにみられるように、1970年には年間1万6765人の死者がでていますが、2018年には3532人と激減しています。したがって統計的に見れば目くじらをたてるような問題ではありません。

しかし日本は高齢者がどんどん増えているので、判断スピードや運動能力が低下している高齢者による事故が増えるのも事実。日本や欧州は車に安全装置をつけるのを義務化する方向で動いています。
https://www.goo-net.com/magazine/108635.html

それはいいのですが、車の運転そのものをコンピュータまかせにするのは考えものです。以前にも述べたように、コンピュータも暴走することがあります。基本的にはアクセル、ブレーキ、ハンドルは人が操作する、少なくともコンピュータより優位に操作できるようにするべきだと思います。
http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-fa1ffe.html

免許の問題については、もともとドイツ・フランス・米国の一部の州などでは更新がない(英国は10年)ので日本のように3~5年ごとの更新は異常です。人手不足の日本で、こんな仕事に大勢が従事しているというのは無駄です。更新は高齢者だけで良いのではないかと思います。東京などの大都会では、判断スピード・運動能力・アルツハイマーのテストをして、一定の点数以下だと再検定→更新不可ということにしてはどうでしょうか。病院の通院バス運行に補助金を出すくらいは、都会ではできるのではないかと思います。

ACジャパンが免許返上を促すCMを流しているようですが、このような世論の圧力によって問題を解決しようとする姿勢は陰湿です。日本的テンペラメントの陰の部分でしょう。うがった見方をすれば、非難の矛先が自動車会社に向かないように世論誘導しているとも考えられます。

脳溢血・脳梗塞・心筋梗塞・テロは制度によっては防ぎようがないので、これらの場合は車載コンピュータの判断で車が止まるようにするしかないのでしょう。一人はねた時点で車をコンピュータが強制停止するというシステムは、すぐにでもできるのではないでしょうか?

私が乗っているパッソは急な上り坂になると、前に障害物があると勘違いしてアラームが鳴ります。急な上り坂って立体駐車場だとかならずあるのです。可愛い間違いです。

 

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2019年6月15日 (土)

まきちゃんぐライヴ@下北沢ラグーナ

私は学生時代は目黒区に住んでいて、下北沢駅も乗り換えでときどき利用していたのですが、考えてみると一度も降りた記憶がありません。

立派な地下駅から外に出ると、そこはもうちょっとした外国です。ゆるさの中にもセンスがいい街です。「どうして私は千葉ニュータウンなどというところに住んでいるんだろう? 賃貸でいいからこの街に住みたい」と思わせるものがあります。

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とりあえず今日のライヴハウス「ラグーナ」をみつけないと・・・。団体の外国人観光客に何度か遭遇したりして(観光地なんだ)、あちこち迷い込みながらもようやくみつかりました。

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ひと安心して近所のサンドウィッチバー「パネーズハウス」で夕食。

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サンドウィッチとバーとは妙なとりあわせですが、お酒の種類は豊富です。私はサンドウィッチとコーヒーを注文しましたが、コーヒーがこんなカップで出てきても、この街では違和感がないのが不思議。

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本日のライヴはツーメンで、トップバッターは中村千尋さん。
オフィシャルHP:https://nakamurachihiro.com/

HPのスチル写真を見る限りモデルさんのようなかっこいい人だと思いましたが、実像は? 吾輩は猫であるから始まる歌とか、ノーブラサンデーとか、ニューアルバムのタイトルが「スカートの中」とか、かなりコケティッシュで楽しい人物のようです。と思っていたら、なんとステージでお客に食べさせるラーメンをつくっているではありませんか?

まきちゃんぐは相変わらず、全力投球のハードな歌唱。この会場の下(B1F)もライヴハウスで、結構ボディーソニックがすごいのですが、それに負けないくらいにがんばりました。すばらしい美形シンガーソングライターなのですが、歌っているときの顔はなぜか奴凧に似ています。

セットリストはツイッターにアップされていたのでコピペしておきます。

1 不器用
2 ハニー
3 あの丘へ行こう
4 雨と傘と繋いだ手
5 風の強い日の旗は美しい
6 ジンジャエールで乾杯
7 シャドウ
8 はなのたねまき

en1 糸(cover)
en2 あの丘へ行こう(+中村千尋タンバリン)

どの曲が一番好きかと問われると「雨と傘と繋いだ手」なんですが、
https://www.youtube.com/watch?v=rQQqs4lQF0c

アンコール1の中島みゆきの「糸」は、亡くなったおばあちゃんに聴いてもらいたいということで、ノーマイクで歌ってくれました。生声は最高ですね。電気機器が情感を阻害しているということが明らかにわかります。今夜のハイライトでした。

まきちゃんぐのライヴは精神のボキバキカイロプラスティックのようです。
楽しいライヴをありがとう。

まきちゃんぐHP:http://makichang.info/

 

 

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2019年6月13日 (木)

やぶにらみ生物論128: GABA その2

GABA作動性シナプス周辺の模式図を図1に示しました(1)。シナプス前後細胞の他にアストログリア細胞が描いてありますが、これはシナプス周辺のアストログリア細胞がグルタミンをシナプス前細胞に供給するという役目を担っているからです。この細胞はさらにシナプス間隙から過剰なGABAを回収してグルタミンに変換することもできます。

アストログリア細胞からグルタミンを受け取ったシナプス前細胞は、リン酸活性化グルタミナーゼ=PAG(phosphate-activated glutaminase)という酵素を使ってグルタミンを加水分解してグルタミン酸を合成し、パート1に記したようにGABAを合成します。

その1:http://morph.way-nifty.com/grey/2019/06/post-f82bd2.html

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抑制性神経伝達物質の場合、シナプス後細胞の興奮を阻止するのが役割ですから、シナプス後細胞のGABA受容体がナトリウムイオンチャネルではなく塩素イオンのチャネルであれば話は簡単です。塩素イオンが細胞内に流入すると、通常外界(+)/細胞内(-)となっている電位差がますます大きくなるので、細胞は過分極状態となり脱分極は阻止されます(図1)。

GABA受容体あるいは同様なはたらきを持つグリシン受容体の精製は1980年初頭に英国のバーナード(図2)のグループと、ドイツのベッツ(図2)のグループで激しい先陣争いが繰り広げられました。前者は牛の脳、後者はラットの脊髄を材料としました。両者が成功したのは、GABAやグリシンというリガンドそのものではなく、より強力で特異的に結合するベンゾジアゼピンやストリキニーネという代役の化合物を放射能でラベルし、精製の際のマーカーとして用いたからと言えます(2)。両陣営がそれぞれレビューを出版しているので、興味のある方はご覧ください(3、4)。

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バーナードが精製したのは現在ではGABAと呼ばれるGABA受容体で、これは実際に塩素イオンのチャネルです。GABAが結合することによってアロステリックな構造変化を行い、塩素イオンを細胞内に取り込みます(5)。

GABA受容体タンパク質は4回膜貫通型で細胞膜に局在します。N末、C末共に細胞外に出ており、C末側露出部にSS結合が存在します(5、図3)。このようなSS結合を持つ受容体タンパク質群はCysループ受容体ファミリーと呼ばれ、ベッツが精製したグリシン受容体もこのファミリーに所属しています。

GABA受容体タンパク質はサブタイプが多くて、α1-6、β1-3、γ1-3、δ、ε、θ、π と ρ1-3 の少なくとも19種類の分子種が知られており、イオンチャネルはこれらから5分子が集合して形成されます(6、7、図3)。脳内にはα型1個-β型2個-γ型2個の5量体が多いとされています(7)。GABA受容体は実質無限のバラエティを持っているわけですが、なぜそうなっているのか、理由は不明です。

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GABAの受容体にはもうひとつのタイプ、GABAが存在します。GABAはバウリーが発見し(8、図2)、彼らによって遺伝子構造も解明されました(9)。GABAの構造についての模式図は図4に示しました(脳科学辞典10から改変)。

GABAは7回膜貫通GPCR(G protein-coupled receptor=Gタンパク質共役受容体)なのですが、R1、R2という二つの分子が協働してその役割を果たすという一風変わった構造になっています(図4)。すなわち図4のように、R1がGABAと結合する役割、R2がGタンパク質と結合するという役割を持っています。

R1とR2は細胞膜に隣接して埋め込まれていますが、細胞質内の長い両者のC末部分で複雑に絡まり合っており(図4)、ここでR2はR1の構造変化を検知して活動を開始すると思われます。またこの絡まり合った部分で、Gタンパク質だけでなくさまざまな制御因子や情報伝達因子と相互作用を行うことができます(11、12)。このことがわざわざ2分子でGPCRの仕事をやっている理由なのでしょう。

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R2に結合しているGαタンパク質はi型で、GABAのシグナルによって遊離し、アデニル酸シクラーゼを阻害してcAMP合成を妨げる働きがあります。これによってタンパク質のリン酸化が低下します。また同じく遊離したGβγタンパク質によって、カリウムチャネルが開き、カルシウムチャネルが閉じられます。K+は細胞内濃度が高いので細胞外に流出し、過分極の方向にコントロールされます。またカルシウムの流入が妨げられるのも同じ効果があります(12,図5)。

GABA受容体はGABAシグナルに対する即時(ミリ秒単位)の反応を受け持ち、GABA受容体はやや遅い反応または継続的な反応を受け持つと思われます。GABAB受容体にもさまざまなアイソタイプがあるようですが(12)、ここではパスします。

A_46

さて図1にもどると、GABAによる情報伝達に関しては、まだいくつかの重要な因子があることがわかります。まず🌕で示されているGABAトランスポーター(GAT)です。これにはいくつかのタイプがあり、シナプス前細胞にはGAT1型、シナプス周辺アストログリア細胞にはGAT3型、脳以外の臓器の細胞にはGAT2型が概ね局在しています。

GATは膜12回貫通型の細胞膜に埋め込まれたタンパク質で、C末・N末共に細胞内に露出します(図6)。

GATがGABAを細胞内に取り込む際にGABA1分子につきナトリウムイオン2個と塩素イオン1個が移動しますが(13、図6)、ATPは使用しません。といってもナトリウムを取り込むと、ATPを使って排出することになるので、間接的にはATPのエネルギーを利用していることになります。

GABAが通過する部分はシーソーのような構造になっており、図6のように立体構造を変えることによってGABAを移動させます(13)。GABAを放出後、シナプス間隙の不要なGABA濃度が高まると、シナプス前細胞のGAT1がGABAをすみやかに回収します。アストログリア細胞のGAT3もGABAの回収に使われるようです。この両者によって約75%のGABAを回収できるとされています(13)。

アストログリア細胞が回収したGABAはグルタミン酸からグルタミンに変換され、トランスポーターを通してシナプス前細胞に受け渡されて再利用されます。シナプス前細胞は自ら回収したGABAと、アストログリア細胞から受け取ったグルタミンから合成したGABAを使用することができます。GABAが長時間シナプス間隙に残留するとまずい場合が多いので、このような回収システムがすみやかに稼働すると思われます。

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図1にもうひとつの役者VGATが●で登場しています。VGATとは小胞GABAトランスポーター(vesicular gaba transporter) の略称で、GATとは全く異なるトランスポーターです。VGATはアミノ酸配列から9回膜貫通型のトランスポーターと考えられていて、細胞質のGABAとグリシンをシナプス小胞内に取り込むことができます(14)。小胞内にため込まれた神経伝達物質は、必要時にエキソサイトーシスによってシナプス間隙に排出されます(15)。

 

参照

1) from wikipedia, original source is Nissen-Meyer LSH and Chaudhry FA., Corrigendum: Protein Kinase C Phosphorylates the System N Glutamine Transporter SN1 (Slc38a3) and Regulates Its Membrane Trafficking and Degradation. Front. Endocrinol. vol.8: p.190.(2017) doi: 10.3389/fendo.2017.00190
https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fendo.2017.00190/full

2)Stephenson FA, Mukhopadhyay R.,Classics How the glycine and GABA receptors were purified., J Biol Chem. vol.287(48), pp.40835-40837.(2012) doi: 10.1074/jbc.O112.000006.
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23180805

3)Barnard EA, Darlison MG,Seeburg P., Molecular biology of GABAA receptor:The receptor/channel superfamily. Trends Neurosci vol.10: pp.502-509.(1987)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/0166223687901305

4)Grenningloh G, Gundelfinger ED, Schmitt B,Betz H, Darlison MG, Barnard EA, Schonfield PR, Seeburg PH.,  Glycine vs GABA receptors. Nature vol.330: pp.25-26.(1987)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/2823147

5)GABAA受容体
https://ja.wikipedia.org/wiki/GABAA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

6)脳科学辞典 GABA受容体
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/GABA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

7)Macdonald R.L. Olsen R.W., GABAA receptor channels. Annu. Rev. Neurosci. vol.17: pp.569-602 (1994)

8)Bowery N.G., GABAB receptors and their significance in mammalian pharmacology. Trends Pharmacol. Sci., vol.10: pp.401-407 (1989)

9)Bowery, N.G. and Brown, D.A., The cloning of GABA(B) receptors. Nature vol.386, pp.223-224. (1997)

10)https://bsd.neuroinf.jp/wiki/GABA%E5%8F%97%E5%AE%B9%E4%BD%93

11)Burmakina, S., Geng, Y., Chen, Y. and Fan, Q.R.,  Heterodimeric coiled-coil interactions of human GABAB receptor. Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. vol.111, pp.6958-6963.(2014)

12)Miho Terunuma, Diversity of structure and function of GABAB receptors: a complexity of GABAB-mediated signaling., Proc. Jpn. Acad., Ser. B 94, pp.390-411 (2018)
file:///C:/Users/User/Desktop/GABAb%20terunuma%20pjab-94-390.pdf

13)Sadia Zafar and Ishrat Jabeen, Structure, Function, and Modulation of γ-Aminobutyric Acid Transporter 1 (GAT1) in Neurological Disorders: A Pharmacoinformatic Prospective. Front Chem. vol.6: article 397. pp.1-19 (2018)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC6141625/

14)脳科学辞典 小胞GABAトランスポーター
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E5%B0%8F%E8%83%9EGABA%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

15)脳科学辞典 シナプス小胞
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%B9%E5%B0%8F%E8%83%9E

 

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2019年6月10日 (月)

車載コンピュータだって故障が無いとは限らない

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私は以前10年ほどプリウスに乗ったことがあり、そのときディーラーに言われていたのは、エンジンルームに水が入るとコンピュータが誤作動する可能性があるので気をつけるようにということです。特に深い水たまりを突破するのは危険です。

現在はパッソに乗っていますが、この車は停車するとコンピュータによってエンジンが停止します。しかし必ず停止するわけではなく、アイドリングになることもあります。この判断は人間とは関係なく、勝手にコンピュータが停止した状況から判断するのです。

航空機でも最近はコンピュータ制御になっていて、その暴走によって墜落しそうになったり、あるいは墜落したりする場合があると考えられています。

こちら1

こちら2

こちら3

最近高齢者による自動車事故が話題になっていますが、その中にはどうも車のコンピュータが暴走したのではないかと疑われる事例があるように思います。高齢ドラ-バーの免許返上を促すためのキャンペーンに事故が利用されている傾向があるので、気をつけた方がいいです。

PCを毎日使っている人は、おそらく暴走の経験があるのではないでしょうか。私の将棋ソフトは非常に強くてほとんど勝てないのですが、ある日突然奇妙な手を打ち始め、まったくわけのわからない自殺手を連発して私があっという間に勝ったことがあります。再現性はありません。ですから故障とは言えません。こんな極端な例で無くても、なんらかの不具合はよくあることです。10年も揺られていると、接触の不具合や断線などで車載コンピュータが変調を来しても不思議ではありません。

最近の私の経験では、自宅のパソコンがよく落ちるので、メモリーとソケットの接触部分をエアダスターで念入りに清掃したら、全く落ちなくなったということもあります。

「プリウス暴走事故」はなぜ多い

こちら4

こちら5

このような可能性もあるようです

こちら6

こちら7

 

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2019年6月 5日 (水)

JPOP名曲徒然草196: 「いつも何度でも」 by いのり・はなみ

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千と千尋の神隠し「いつも何度でも」(作詞 覚和歌子、作曲 木村弓)

いのり・はなみ

https://www.youtube.com/watch?v=KCyk5j8cDyM&list=PLK6YOMX14eKsNAUQG1CXWrlTToftHj0Dk

私はアニメとコミックとゲーム(Wiz8以外)には関心を持たないようにしていますが(他にさまざま趣味・関心があるので)、この曲といのり・はなみの美声と精妙なデュエットには心底驚かされました。CDは所有しておりません。アマゾン・HMVの検索で発見できなかったので、いのり・はなみ の名義ではCDは出版されていないのかもしれません。

この曲は作詞者と作曲者もそれぞれ別々に歌って、CDを出版しています。とてもめずらしいのではないでしょうか。さすがにジプリの曲で世界中からYouTubeにアップされています。

木村弓
https://www.youtube.com/watch?v=9O4SMw_8Om0
https://www.youtube.com/watch?v=gGi8wjv8I78

覚和歌子
https://www.youtube.com/watch?v=ICbBvRObmQQ
https://www.youtube.com/watch?v=D2hQhsOALLQ

Philippe Labutin & Stefan Rickli
https://www.youtube.com/watch?v=cxcyr5Az1uU

Nataliya Gudziy
https://www.youtube.com/watch?v=xQJog0rs7Eg

慶應義塾ワグネル・ソサィエティー・女声合唱団
https://www.youtube.com/watch?v=uzgU3I4wNpY

マリンバ&オーケストラ
https://www.youtube.com/watch?v=7zFu1t3uXyc

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2019年6月 4日 (火)

やぶにらみ生物論127: GABA その1

  神経伝達物質をざっと概観しようとしてきましたが、これまでにアセチルコリン、各種モノアミン類を取り上げてきました。今回からアミノ酸関連因子に進みます。図1にそのなかでも重要な2つの要素が出てきますが、まず右側の γ-アミノ酪酸(GABA=γ-amino butyric acid)から見ていきましょう。

GABAはグルタミン酸からグルタミン酸脱炭酸酵素(GAD=L-glutamic acid decarboxylase)によって産生されます。材料のグルタミン酸は細胞外からグルタミン酸トランスポーターを用いて取り込む場合と、細胞内でTCAサイクルの α-ケトグルタル酸から合成する場合があります(1)。

GADにはふたつのアイソフォーム(GAD65,GAD67)があり、GAD67が細胞質全体に存在するのに対してGAD65は神経終末部に豊富に存在することから、GAD65が抑制性シナプス伝達を担うGABA合成に主として関与すると考えられています(1)。

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タンパク質の構成要素となるアミノ酸はαの位置にアミノ基がありますが、GABAの場合図1のようにγの位置にアミノ基があります。したがってGABAはタンパク質の構成要素としてのアミノ酸ではありません。

GABAの発見者はアッカーマンという人で、細菌による腐敗の結果生ずるものと報告されているそうです(2、3)。現在も発行されている Zeitshrift fur Physikalische Chemie のホームページを見てみましたが、アッカーマンの論文の紙面は提供されていませんでした。

その後GABAはカビや植物からも抽出されましたが、ロバーツ(図2)はマウスの脳にGABAが存在することを発見しました(4、5)。ロバーツは自伝を書いていますので(3)、少し彼の人生をたどってみましょう。

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ユージン・ロバーツは1920年に黒海沿岸で生まれましたが、1917年にロシア革命が勃発し、いわゆるブルジョアジーだった彼の一家は1922年にラトヴィア経由で、親戚を頼って米国のデトロイトに移住しました。彼は高校時代にアンドレという女性教師に実験室を自由に使わせてもらってゾウリムシの研究を行い、それが生物学へ傾倒するきっかけとなったそうです。高校教師も科学の進歩に関係がないわけではありません。

彼はウェイン州立大学を卒業後、ミシガン大学で学位をとりましたが、太平洋戦争中ということもあって、学位取得前からニューヨークのロチェスター大学でマンハッタンプロジェクトに参加し、ウラニウムのダストをどのくらい吸い込むと危険かという研究に携わりました。

戦後の1949年になって、彼は2次元ペーパークロマトグラフィーの技術を使って、脳に大量のGABAが存在することを発見しました。これは「正常細胞とがん細胞で、フリーのアミノ酸の含量に差があるかどうか調べる」という目的の研究の副産物として発見されました。「目的指向的研究をやれ」とよく役人やその尻馬に乗る人々が言うわけですが、実際には所期の目的とは「はずれた」副産物の方が重要だったということはよくあることです。テクノロジーの進化には目的指向をはっきりさせることが大事かもしれませんが、サイエンスにとって多くの場合、当初の研究目的はきっかけに過ぎません。

脳にGABAが存在するという研究結果は、1950年に共同研究者のサム・フランケルと共に発表し論文にもまとめました。同じ年に Udenfriend(6)と、Awaparaのグループ(7)も同様な結果を発表していますが、前者はロバーツからサンプルの提供を受けて、ラジオアイソトープを使った別法で成分を確認したもの(ロバーツは Fed. Proc.の中でこのことに言及しています 参照5)。後者はプライオリティーの点でやや遅れをとったとみなされています(8)。ただアワパラ側がどう考えていたのかについては情報が得られなかったので、本当のところ真実は藪の中です。

発表後ロバーツはアッカーマンから祝福の手紙を受け取ったそうです(3)。アッカーマンがGABAを発見してから40年が経過しているので、もうリタイアしていたと思いますが、心温まるエピソードだと思います。その後ロバーツのグループは、GABAがほ乳類の脳における主要な抑制性神経伝達因子であることを示すうえで大きな貢献をしました。

現在では脳のニューロンのうち約30%がGABA性(ギャバージック)の抑制性ニューロンであることが知られていますが(9)、そもそも抑制性ニューロンなどというものがあることは誰が発見したのでしょうか?

最初にこのことに気づいたのは、ロシアの「生理学および科学的心理学の父」といわれるセチェノフでした。彼はカエルの脊髄反射は脳を除去することによって促進され、脳を刺激することによって抑制されることを報告しました(10、11、図3)。まだ19世紀のなかばの頃です。脳を科学的に考えるにはあまりに時期が早かったため、唯物論を広めキリスト者としてのモラルを低下させたかどで、迫害されたこともあったようです(12)。条件反射などの研究で1904年にノーベル生理学医学賞を受賞したパヴロフも、もともとの定義に反することであっても、後に反射に脳がかかわっていることを認めて報告しています(13)。

英国の生理学者シェリントン(図3)は膝蓋反射のように感覚神経と運動神経が単純に反応するような反射もあるが、ひっかき反射(14)などでは、感覚神経・運動神経以外の神経、すなわち複数のシナプスがかかわっていることを示しました。すなわち犬の肩をこすると、こすった側の後ろ足の屈筋が刺激されますが、同時に伸筋は抑制されるのです(15)。このことは抑制性の神経系の存在を強く示唆するものです。これらの業績によって、シェリントンは1932年にノーベル生理学医学賞を受賞しました。

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その後グルタミン脱炭酸酵素(GAD=L-glutamic acid decarboxylase)の抗体を用いて、GABAを産生する細胞を同定する試みは、ロバーツを含む多くの研究者によって、徹底的に行われました(16、17)。

文献(17)によると、GADが局在する部域は、cerebellum(小脳), spinal cord(脊髄), retina(網膜), habenula(手綱), olfactory bulb(嗅球), substantia nigra(黒質), corpus striatum(線状体), red nucleus(赤核), arcuate nucleus(視床下部弓状神経核),lateral cervical nucleus, tuberomammillary nucleus(結節乳頭体神経核), cochlear nucleus(蝸牛神経核), vestibular nuclei(前庭神経核), dorsal column nuclei(後索神経核), nucleus reticularis thalami(視床網様体神経核), globus pallidus(淡蒼球) and nucleus entopeduncularis(脚内神経核), visual cortex(視覚野), dentate gyrus(歯状回), superior colliculus(上丘), sensory-motor cortex(感覚運動皮質), septal area(中隔野), hypothalamus(視床下部), hippocampus(海馬), geniculate complex(膝状複合体), and nucleus tractus solitarii(孤束神経核)と広汎にわたっています。

それぞれの部域については、図4、図5に赤で示しました。

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これらの多くは後に学んでいくことになると思いますが、とりあえず大脳基底核周辺における GABAergic な伝達系がウィキペディアに出ていたので、図6にコピペしました(18)。GABAergic なシナプス前細胞は、シナプス後細胞を過分極させて脱分極を抑制する方向に作用します。線状体から淡蒼球や黒質に情報が投射していることが示されています。抑制性の神経細胞は、自身が抑制性の神経細胞とシナプスをつくると、シナプス後細胞による抑制作用を抑制することになり、結果的に促進細胞に変身することもあり得ます。

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参照

1)脳科学辞典 GABA
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/GABA

2)Ackermann, D. Uber ein neues, auf bakteriellem Wege gewinnbares Aporrhegma. Z. Physiol. Chem. vol.69, pp.273-281. (1910)

3)Eugene Roberts (autobiography), in "The History of Neuroscience in Autobiography" VOLUME 2, Ed.Larry R. Squire, Academic Press (1998)
file:///C:/Users/User/Desktop/GABA/Eugene%20Roberts.pdf

4)Roberts, E. and Frankel, S. γ-Aminobutyric acid in brain: Its formation from glutamic acid. Journal of Biological Chemistry vol.187: pp.55-63,(1950)
http://www.scholarpedia.org/w/images/2/29/GABA_abstract.jpg

6)Udenfriend, S. Identification of gamma-aminobutyric acid in brain by the isotope derivative method. Journal of Biological Chemistry vol.187: pp.65-69 (1950)

7)Awapara, J., Landua, A.J., Fuerst, R., and Seale, B. Free gamma-aminobutyric acid in brain. Journal of Biological Chemistry vol.187:pp.35-39,(1950)

8)Eugene Roberts, Gamma-aminobutyric acid., Scholarpedia, vol.2(10), p.3356.(2007)
http://www.scholarpedia.org/article/Gamma-aminobutyric_acid

9)小幡邦彦 GABAのはたらき、Riken BSI news vol.37, 10月号 (2007)
http://bsi.riken.jp/bsi-news/bsinews37/no37/special.html

10)"Refleksy golovnogo mozga." Meditsinsky vestnik 47-48 ("Reflexes of the brain", in Russian) (1863)

11)K.Obata, Synaptic inhibition and γ-aminobutyric acid in mammalian central nervous system. Proc.JPN.Acad., Ser.B89, No.4, pp.139-156 (2013)
https://www.jstage.jst.go.jp/article/pjab/89/4/89_PJA8904B-03/_article/-char/ja

12)https://en.wikipedia.org/wiki/Ivan_Sechenov

13)Pavlov,I.P., Conditioned Reflexes (translated by Anrep,G.V.). Dover Publications, Mineola, NY, pp.1-430 (1927)

14)Scratch reflex of dog
https://www.youtube.com/watch?v=VzCwXaU_tJ0

15)Sherrington, C.S., The Integrative Action of the Nervous System. Yale Univ. Press, New Haven, CT, pp.1-413 (1906)

16)E. Roberts amd Kinya Kuriyama, Biochemical-physiological correlations in studies of the γ-aminobutyric acid system. Brain Res., vol.8, pp.1-35 (1968)
file:///C:/Users/User/AppData/Local/Microsoft/Windows/INetCache/IE/C8FQEO1U/first-page-pdf.pdf

17)17)Elling Kvamme, Glutamine and Glutamate Mammals. Vol.1, CRC Press (1988)
VI Identification and localization of L-glutamate decarboxylase.
こちら

18)https://en.wikipedia.org/wiki/Striatum

 

 

 

 

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2019年6月 2日 (日)

リットン-都響@サントリーホール2019/06/02

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久しぶりの都響プロムナードコンサート。ここ2,3日にくらべて涼しい朝でした。でも湿度の高い休日の午後は少し眠い。ともかくサントリーホールにたどりつきました。きょうも前回に引き続きリットンの指揮で、四方さんとボス矢部が入れ替わって本日のコンマスはボス矢部。

「マイ・フェア・レディ」序曲はドイツ移民のロウという人が作曲したそうでびっくりしました。お馴染みのメロディーです。次はコルンゴルトのヴァイオリン協奏曲。これはあまり面白い作品とは思っていなかったのですが、今日は三浦文彰君がソリストということで、この人のヴァイオリンの音は特別です。五大元素で言えば「水」系ですね。第2楽章などは美音に陶酔しました。アンコールは超絶技巧の 「Nel cor piuによる変奏曲(パガニーニ)」。村下孝蔵のひとりベンチャーズを思い出しました。

三浦文彰
https://www.youtube.com/watch?v=DaCXALmKj5g

村下孝蔵
https://www.youtube.com/watch?v=sw6TtxnyF3Q

休憩後の「新世界より」はリットンの面目躍如で、どんな部分もサラッとはやらない、徹底的にダイナミックなアーティキュレーションでハイカロリーなシンフォニーを聴かせてくれました。南方のイングリッシュホルンは聴くたびに進化していて、暖かいフレージングに感動させられます。いつものことながら都響の木管陣(エキストラの白尾さんを含めて)は素晴らしい安定感です。第4楽章は大いに盛り上がりました。まあひとことで言えば元気の出る演奏と言えます。

 

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2019年5月29日 (水)

リットンー都響@東京文化会館2019/05/29

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令和最初の都響定期演奏会です。指揮者:アンドリュー・リットン、ピアニスト:アンナ・ヴィニツカヤを招請の豪華版。コンマスは四方さんで、サイドにボス矢部が鎮座のこれまた豪華版。ですが今回の定期は非常にエキストラ演奏者が多い感じがしました。客席は大盛況で、定期会員の出席率も上々です。

冒頭のバーバーは、ヒラリー・ハーンのCDでヴァイオリン協奏曲を知って以来好きな作曲家となりました。知らない曲もありますが、エッセイ2は私的にはヴァイオリン協奏曲>弦楽のためのアダージョ>オーボエと弦楽のためのカンツォネッタの次くらいかな。楽しめる曲でした。

そしてスタインウェイのピアノを出してきて、アンナ・ヴィニツカヤの登場です。ロングドレスではっきりわかりませんでしたが、シューズは履いていたと思います。ところが演奏になるとペダルは裸足で踏んでいました。帰るときはまたシューズを履いていました。

プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番は20世紀を代表する名協奏曲ですが、素人がみてもむちゃくちゃに演奏が大変な曲であることはわかります。アンナはまるで猛獣のように鍵盤と格闘していました。演奏の精度はユジャ・ワンもうかうかしていられないような、すごいものがあります。ただ曲の本質的な部分はかなりオーケストラに依存する曲なので、指揮者やオケメンの技量にまかせていればいいという気楽さはあります。都響も実力発揮ですばらしい演奏でした。

満場の拍手喝采に答えて、アンナのアンコールはチャイコフスキーの四季から3月の「ひばりの歌」。彼女のすごいところは○○弾きというのではなく、どんな曲もそれぞれ作曲者の意図をきちんとくんで演奏できるという懐の広さです。

休憩後のチャイコフスキー交響曲第4番は、非常に変わった演奏でした。都響も欧州公演に持って行くくらいの得意な曲ですが、そういうこれまでの演奏ではなく、まるでバレエのシーンをつなぎ合わせたような独特な魅力のある演奏でした。特に弦楽器のアンサンブルは心地よいものでした。リットンの新機軸だと思いますが、こういう聴かせ方もあるんだなと思いました。

余計な話ですが、第3楽章のピチカートは及川氏が完全なパー派、横山氏が完全なグー派でコントラストを面白く拝見しました。

こんな曲です。

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番(演奏 ユジャ・ワン ダニエレ・ガティ指揮 ロイヤルコンセルトヘボウ)
https://www.youtube.com/watch?v=KDfGBmbNbMw

ひばりの歌
https://www.youtube.com/watch?v=GQOaFX-mzOo

アンナ・ヴィニツカヤの演奏
https://www.youtube.com/watch?v=8MNqrDM6jX4
https://www.youtube.com/watch?v=DmIg6Ixx1CA

 

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「昨年度まで都響のA定期で都響倶楽部でプログラム配布をお手伝いした者として書きます 今日から業者に代わりとてもスムーズスマートでした。 プログラムに込める気持ちは、お客様に演奏会を…で、 倶楽部会員が都響の客の中で特権階級にあると見下すためのものではない。 」
https://twitter.com/ohisamanotikara/status/1133374640720494592/photo/1
https://twitter.com/ohisamanotikara

???都響倶楽部で何かバトルでもあったのでしょうか???

 

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2019年5月27日 (月)

WOWOWの連ドラ「悪党」

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WOWOWの連続ドラマ「悪党~加害者追跡調査」。
毎回心をかきむしられ、泣かされます。

薬丸岳の小説は読んだことがありませんが、このテレビドラマは謎解き探偵小説の範疇をはるかに超えて、犯罪者と犯罪被害者の心情を生々しくえぐり出します。

東出昌大がいい雰囲気を出していて、ドラマの世界に巻き込んでくれます。新川優愛にも好感が持てます。テレビドラマ不毛の時代にあって、WOWOWの健闘を絶賛したいと思います。

https://www.wowow.co.jp/detail/114480

 

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2019年5月25日 (土)

「空母いぶき」 まきちゃんぐサイレントナイトを歌う

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「空母いぶき」をみてきました。CGの素晴らしさには圧倒されました。よくぞここまで。秋津艦長のキャラはよくわかりませんでした。しかし実際に日本が戦争に巻き込まれたとしたら、こんな艦長が出てきても不思議ではないとは思います。

ストーリーではそこそこうまくいっていますが、ミサイルや魚雷がいぶきに次々と命中していたら(普通そうなるでしょう)、間違いなく全面戦争に突入していたでしょう。あと捕虜は私なら射殺したでしょうね。

私はコミックは読まないので意見は言えませんが、作者のかわぐちかいじ氏が「もし中国と仲のいいときに公開されたりしたら、尖閣の話をしても嘘になるな」と述べていて、それ故に架空の「東亜連邦」の話になったというのはどうかとおもいました。

日本の領土はそれが古来日本人が住んでいたかどうかなどとは関係なく、サンフランシスコ講和条約に定められていてそれに調印したわけですから、その範囲において防衛出動が可能となるわけです。尖閣諸島は条約には書かれていないので、関係国と交渉して帰属を決めなければいけません。野田総理の判断は間違っていたと思います。竹島は条約に書かれているので、当然連合国=国連は日本の領土であることを確認しなければなりません。米国の意図により他国による占領が放置されていることは、日本にとっては誠に不本意なことです。

などといっても、私がこの映画を見たのはまきちゃんぐがサイレントナイトを歌っているからです。音楽らしい音楽はこれだけなので、非常に印象的でしたね。おめでとう。

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