2018年4月21日 (土)

なでしこ おめでとう!

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日本のサッカー・ナショナルチームが国際試合を戦うときに問題となるのは、欧米のチームに当たるとほとんどの場合フィジカルで劣ることです。これは永遠の問題なのですが、わがバルサも昔から同じ問題を抱えていて、これをどう解決したかというと、もちろんポゼッション=すなわち「自らが長い時間ボールを保持して、相手の攻撃時間を短くする」という作戦を徹底して、それに対応したチーム作りを行ってきました。

これはチャビ、デコ、イニエスタ、ロナウジーニョの時代で頂点に達しました。現在はやや折衷的になりましたが、その伝統は引き継がれています。この方法を日本のナショナルチームでできるかというと、卓越したテクニックを持つ選手が中盤に4人は必要なので、選出されたメンバーによります。佐々木監督はバルサ方式でチーム作りをしましたが、高倉監督は今回のメンバーでは無理と考えたのでしょう。

今回アジアカップでなでしこジャパンが選択したのはもうひとつのやり方、すなわちある程度フィジカルが強い選手を守備陣にそろえて、徹底的に組織的な守備をやるという方式でした。GK山下、CB熊谷・市瀬を中心に全員が走りに走ってつきまとうのが執念。鮫島なんて高齢にもかかわらず昔より元気な感じでした。高倉監督が偉大なのは、もうカテナチオしかないと決断して、その線で選手を集め育てたというところでしょう。

高倉監督がついていたのは、フィジカルの強い選手はそこそこいたこと、熊谷という優秀なキャプテンがいたこと、山下という有能なGKがいたこと、横山という強烈なストライカーがいたことなどですが、それらに適した作戦を遂行したことは英断でした。守備的なサッカーをすると批判されるのが日本の常ですから。

オーストラリアと互角以上に戦えたということは、おそらくドイツや米国などとも戦えるということでしょう。あとはスタミナ切れしないようにトレーニングし、体調をととのえてワールドカップに臨んで欲しいと思います。

(集合写真はウィキペディアより 2013年のなでしこジャパン)

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2018年4月18日 (水)

バルサ 驚異のメンバーで無敗を続行

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土曜日にセヴィージャとのコパ決勝戦を控えたバルサは、主力を休ませ驚異のメンバーでガリシアでの遠征戦を戦いました。このメンバーではもちろん戦ったことなどありません。キャプテンはなんと25才のドイツ人、テア・シュテーゲンです。2度とないスタメンだと思うので記念写真を貼っておきます。

パコの1トップ、2列目はコウチーニョ、パウリーニョ、デンベレ、デニス・スアレスとアンドレ・ゴメスがDボランチの感じです。

バライードスでのセルタ・デ・ビーゴ戦はここ3年で2敗1分けですから、はたして戦えるのでしょうか? 無理でした。

ワンツーすら失敗がちで、すぐにボールを奪われるので行ったり来たりのサッカーで、とてもバルサのサッカーとは思えません。再三シュートを打たれますが、セルタの決め手のなさに救われて助かっているうちに、デンベレがリーガ初ゴールを決めて先取点はバルサ。

しかしジョニーにすごいパスカットを食らって失点。後半もセメド→パウリーニョ→パコとつながって1点取りましたが、途中出場のセルジがイアゴ・アスパスを後ろから抱きしめて1発レッド。これは致命的なピンチだったので正解だったと思いますが、防戦一方となり、結局イアゴ・アスパスのヒジでゴールを決められ(レフェリーには見えず)2:2のエンパテに持ち込まれました。

バンバンシュートを打たれる最悪の試合だったので、ハンドでのゴールで失点とはいえ、このメンバーでエンパテはラッキーでした。というよりセルタの攻撃陣のあまりにもまずいシュート連発に救われましたね。バルベルデの度胸の良さに乾杯。

これでバルサ無敗の行進は続きます。本当に無敗で優勝したらすごいことです。5月のクラシコが最大の山場になりそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=ObhJgPr08Y4

https://www.youtube.com/watch?v=v27Uq_cTJ3U

https://www.youtube.com/watch?v=AjQzoznYMPM


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2018年4月16日 (月)

JPOP名曲徒然草185: 中島みゆき「歌姫」 by ぷりん

1「ぷりん」さんはかなり前からYOUTUBEでお馴染みなんですが、まだ一度もライヴに行く機会がありませんでした。大変活発に活動されているのですが、主に横浜方面ということで、たまに東の方は九十九里とか稲毛ということで、なかなか私としては困難ですが、今年は是非お邪魔したいと思っております。

最近は主に「naru&ぷりん」というユニットで活動なさっているようです。
naru&ぷりん オフィシャルウェブサイト:
https://narupuri.jimdo.com/

いつもはギターの弾き語りですが、この映像は大変珍しくピアノ(なかやま・らいでん)のサポートで、手ぶらで歌っています。右手を負傷されたようで、まさに怪我の功名といいますか、この「歌姫」(作詞・作曲 中島みゆき)が素晴らしい。体調も十分じゃないのか、声がややハスキーになっていますが、それがまたいいんですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SRxYotOoWAU

やっぱりどうしても無理してもギターを持ちたくなるのでしょうか? 「タクシードライバー」はいつもの弾き語りで。中島みゆきは社会的弱者・負者の視線から音楽を作っている人だと思いますが、ぷりんさんは決してドロドロにならないよう、いつも明るいトーンで演奏しようとしているように思います。
https://www.youtube.com/watch?v=sNNiW6zcp94

「命の別名」
https://www.youtube.com/watch?v=b2XDXjdAytw

「糸」
https://www.youtube.com/watch?v=zL0ouFoDesM

「ホームにて」
https://www.youtube.com/watch?v=gSo4CfOItA4

naru&ぷりん バージョンの「歌姫」
https://www.youtube.com/watch?v=Y4ZGzYz4Ytk

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2018年4月13日 (金)

ごあいさつ

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2018年4月11日 (水)

やぶにらみ生物論102: ニューロン

脳神経組織の主役はニューロンという細胞(神経細胞)です。どんな細胞なのでしょうか? この細胞は電気的および化学的に情報を伝達する能力に長けていることが特徴であり、典型的なものを図1に示します。とりあえずここではニューロンの細かい分類などは避けて、おおざっぱにどういうものかをみていきましょう。

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細胞核周辺の神経細胞体と呼ばれる部分から樹状突起や軸索という細長い枝がでたような構造の細胞です。これらの枝には数マイクロメーター以下の樹状突起から、脊髄にある1メートルに及ぶ軸索突起まで、10の6乗のバラエティーで様々な長さのものがあります。

軸索はシュワン細胞による鞘のような構造(ミエリン鞘=髄鞘)で被われていますが、皮膚の痛覚神経のようにこのような被覆組織で被われていない軸索もあります。鞘が途切れている部分をランヴィエ絞輪(こうりん)と呼びます。これは発見者であるルイ=アントワーヌ・ランヴィエ(1、図8)にちなんで命名されました。

ニューロンはみんな図1のような形態かというとそうではなくて、たとえば軸索が枝分かれしているとか、複数の軸索があるとか、樹状突起がないとか、様々なバラエティーがあります(2、3)。ニューロンの構造を精細に記載し、その機能について正しく指摘したのはスペインの神経科学者カハールでした(図2)。

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それまで中枢神経は多核の細胞が切れ目の無い網のような構造とっていると考えられていたのですが、カハールは図1のようなニューロンが多数集合した、非連続的な細胞の集合体であるという・・・いわゆる「ニューロン説」・・・を唱えました。さらにニューロン同士はシナプスという特殊な接合部で連絡すると考えました(図5)。

カハールは1906年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。ニューロン説は後にシナプスの構造が電子顕微鏡で明らかにされることによって、正しい学説であることが証明されました(図6)。

さて、ではニューロンはどのような方法で情報を伝達するのでしょうか? それは軸索とシナプスで大きく異なります。軸索での情報伝達に主役として関わるのは NaK-ATPase という細胞膜にはめ込まれた酵素です。この酵素を発見したのはロバート・ポストとイェンス・スコウです。

イェンス・スコウは麻酔薬の作用機構を研究していて、麻酔薬がナトリウムチャンネルを解放することによって神経細胞内のイオン濃度を変化させ、麻酔の効果が現われると考えていました。チャンネルというのは水路という意味ですが、細胞にはさまざまなチャンネルがあり、それぞれ水門を持っていて開けたり閉じたりすることができます。ただし水位(濃度)が低いところから高いところへは水(イオンなど)を移動させることはできません。そのためにはポンプが必要です。

イェンス・スコウは1958年にウィーンの学会でロバート・ポストに会い、ポストが赤血球で2分子のカリウムイオンが細胞内に汲み入れられると同時に3分子のナトリウムイオンが細胞外に汲み出されることを発見していたことを知りました。ポストはそのポンプの阻害剤としてウアバインを使っていましたが、スコウが研究していた神経細胞のナトリウムポンプ酵素もウアバインで阻害されることがわかり、スコウの酵素NaK-ATPaseがNaKポンプの実体であること判明しました(4、図3)。

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イェンス・スコウはNa+K+-ATPaseの発見の功績によって、1997年のノーベル化学賞を受賞していますが、この発見にはロバート・ポストも大きく貢献したことは間違いありません。これを端緒として、軸索における情報伝達は何らかの刺激によってNa+チャンネルが解放されて、Naイオンが細胞内に流入することによって活動電位が発生し、それが軸索に沿って伝播することによって情報が伝達されることがわかりました(図4)。

ニューロンは通常はNa+を細胞外に排出するために(ナトリウムポンプを動かすために)、生成したATPの70%を消費しています(5)。カリウムはNa+K+-ATPaseのはたらきで細胞内にとりこまれますが、実はカリウムイオン漏洩チャンネルという常時開放している穴を通って外に出てしまうため、イオンの密度勾配にはあまり貢献せず、実質ナトリウムの濃度勾配が電位を決めています(6)。ナトリウムイオンのチャンネルは通常は閉じていて、活動電位を発生させるときに開きます(6、図4)。

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活動電位は両側に伝播しますが、神経細胞体が刺激を受けた場合、軸索が1本の細胞では軸索と反対側は行き止まりで、実質軸索内を軸索末端の方向に伝播します(図4)。軸索まで到達したシグナルは、さらに軸索末端からシナプスを通じて隣接する細胞に受け渡されます(図5)。シナプスでの信号伝達は後記するように一方通行なので、活動電位が両側性であっても、神経系における信号の流れは結果的に一方通行になります。

シナプスはカハールのニューロン説の基盤になっていたわけですが、その名付け親はカハールではなくシェリントン(Charles Scott Sherrington 1857-1952)です。シェリントンは筋が収縮すると、その逆側の筋(拮抗筋)が弛緩するという「シェリントンの法則」を発見したことで有名ですが、「脳は多数の反射を有機的に統合して複雑な運動を作り上げる作用をもっている」という学説を提唱して、近代神経生理学の基礎を築いた人です(7)。1932年にアクションポテンシャルの研究で有名なエドガー・エイドリアンとともにノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

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ニューロン説やシナプスが19世紀から唱えられ、また発見されていたにもかかわらず、20世紀の半ば以降にシナプスが電子顕微鏡で観察されるようになるまで、それらは一般に認知されませんでした。このあたりの事情は齋藤基一郎と佐々木薫の総説などに詳述されています(8、9)。カハールのニューロン説を勝利に導いたのは、エドゥアルド・デ・ロバーティス、ジョージ・パラーデらによる電子顕微鏡観察の研究結果でした(10、11、図6)。

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文献8によると、デ・ロバーティス、パラーデ達の研究結果から「これによるとシナプス前膜とシナプス後膜は二枚の離れた厚さ7nmの膜であり,両者はシナプス溝(幅約20nm)の間隙によって隔てられており,シナプス前膜側にある神経伝達物質を含むシナプス小胞は直径50nmのサイズであることが明らかにされた」とあります。

前膜・後膜という名前からわかるように、シナプスにおける情報伝達には方向性があり、シナプス小胞が存在する側から存在しない側に情報が伝達されます。シナプス小胞には神経伝達物質が含まれており、エキソサイトーシスまたは輸送体によってシナプス間隙に放出され、シナプス後膜の受容体によって受け取られます(12、図5)。

神経伝達物質としては 1.アミノ酸(グルタミン酸、γ-アミノ酪酸、アスパラギン酸、グリシンなど)、2.ペプチド類(バソプレシン、ソマトスタチン、ニューロテンシンなど)、3.モノアミン類(ノルアドレナリン、ドパミン、セロトニン)とアセチルコリンなどが知られています(13)。神経伝達物質の種類によってその受容体が異なるので、その後に起こることも違ってきますが、典型的には受容体がイオンチャンネルであり、伝達物質の結合によってナトリウムが通過して活動電位が発生します。これによって電気シグナル(軸索)→化学シグナル(シナプス)→電気シグナル(樹状突起)→電気シグナル(軸索)という形でシグナル伝達が行なわれることになります(図5)。

シナプスにおける化学情報伝達の典型例は次のように考えられています(14)。

1.前シナプス細胞の軸索を活動電位が伝わり、軸索末端に達する。

2.活動電位によ軸索末端膜上に位置する電位依存性カルシウムイオンチャネルが開く。

3.するとカルシウムイオンがシナプス内に流入し、シナプス小胞がエクソサイト-シスにより細胞外に放出される。

4.神経伝達物質はシナプス間隙を拡散し、後シナプス細胞の細胞膜上に分布する神経伝達物質受容体に結合する。

5.後シナプス細胞のイオンチャネルが開き、細胞膜内外の電位差が変化する。

シナプスは軸索末端と樹状突起をつなぐような典型例以外に、図7のようにさまざまな場合が存在し、それぞれ異なる意義を持つと考えられます。

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軸索はミエリン鞘(髄鞘)で被われていると前に述べましたが、このミエリン鞘はルドルフ・フィルヒョウ(図8-脳科学辞典 髄鞘より)によって1858年に発見され記載されたグリア細胞がその実体です(15)。このグリア細胞は中枢ではオリゴデンドロサイト、末梢ではシュワン細胞と呼ばれています。オリゴデンドロサイトやシュワン細胞はニューロンの軸索を毛布でぐるぐる巻きにするように被覆し(図8)、軸索を絶縁することによって軸索の電気伝導速度を高めています。また軸索の物理的保護や栄養供給などさまざまなサポートを行なっていると考えられています(16-18)。

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ミエリン鞘が軸索から脱落する病気は脱髄疾患と呼ばれており、大原麗子が罹患していたといわれるギラン・バレー症候群はその例として有名になりました。多発性硬化症や白質ジストロフィーも含まれます(18)。ミエリン鞘は脊椎動物だけでなく、エビやミミズにも存在するそうです(18)。

このミエリン鞘に切れ目があることを発見したのがルイ・ランヴィエです(図8)。彼の名前をとってランヴィエ紋輪と呼ばれています(図1、図9)。ランヴィエの絞輪は単に細胞の切れ目ではなありません。ミエリン鞘を持つ軸索は活動電位(脱分極)を連続的に移動させるのではなく、ランヴィエ絞輪の部分だけでとびとびにイオンの出し入れを行なって、高速に伝導をおこなっている(跳躍伝導)ことがわかっています(図9)。

このメカニズムを発見したのは戦後ロックフェラー財団の援助で渡米し、そのまま米国籍を取得した日系アメリカ人の生理学者田崎一二(たさき・いちじ)です(19、図9)。彼は97才までNIHで働いていたそうで、これはNIHのレコードだそうです(20)。奥様も一緒に写真に写っていますが、奥様(Nobuko氏)は70年近くにわたって彼のアシスタントを勤めてこられたそうで、そのことはNIHのマイルストーンにも記載されています(20)。

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活動電位(アクション・ポテンデャル)という言葉がこの記事にもしばしば登場しましたが、この測定に成功したのがホジキンとハクスレイで、彼らはイカの神経軸索に金属製の電極を用いて膜電位とその変化を記録して解析した功績によって、1963年のノーベル生理学・医学賞を受賞しています(21、図10、図11)。それ以来イカは神経の研究にとって大事な素材となっており、脳神経科学の進歩に大きな貢献をしました。

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イカの人工飼育は1970年代まで非常に困難でしたが、物理学者だった松本元はその原因が水槽のアンモニア濃度にあることを喝破し、アンモニアを分解するバクテリアのバイオフィルターで水を浄化することによって飼育に成功しました(22)。これは神経科学の進歩におおいに役立ちました。彼は「愛は脳を活性化する」(23)という本を執筆しており、「情がマスターで、知はスレイヴ」と述べているそうです(私は未読)。

参照

1)https://en.wikipedia.org/wiki/Louis-Antoine_Ranvier

2)http://web2.chubu-gu.ac.jp/web_labo/mikami/brain/10-1/index-10-1.html

3)https://en.wikipedia.org/wiki/Neuron

4)https://en.wikipedia.org/wiki/Jens_Christian_Skou

5)https://ja.wikipedia.org/wiki/Na%2B/K%2B-ATP%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%BC

6)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%86%9C%E9%9B%BB%E4%BD%8D

7)サイエンスジャーナル 第32回ノーベル生理学・医学賞 シェリントン・エイドリアン「All or none low」 (2012)
http://sciencejournal.livedoor.biz/archives/3778846.html

8)齋藤基一郎、佐々木薫.電子顕微鏡によるシナプス研究の歩み その超微構造と働き、茨城県立医療大学紀要第6巻 pp.23-36(2001)
https://ci.nii.ac.jp/els/contents110000487031.pdf?id=ART0000878702

9)William A. Wells.From the archive., The discovery of synaptic vesicles. 
Published Online: 3 January, 2005 | Supp Info: http://doi.org/10.1083/jcb1681fta4
http://jcb.rupress.org/content/jcb/168/1/13.2.full.pdf

10)De Robertis, E.D.P., and H.S. Bennett., Some features of the submicroscopic morphology of synapses in frog and earthworm.,  J. Biophys. Biochem. Cytol. vol.1, pp. 47–58
http://jcb.rupress.org/content/1/1/47?ijkey=606ed65709e41ffb73559e700fc15f6bfac2c752&keytype2=tf_ipsecsha

11)Palade, G.E., and S.L. Palay. 1954. Anat. Rec. 118:335. (1954)

12)脳科学辞典 シナプス小胞
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%B9%E5%B0%8F%E8%83%9E

13)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E4%BC%9D%E9%81%94%E7%89%A9%E8%B3%AA

14)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%8A%E3%83%97%E3%82%B9

15)脳科学辞典 グリア細胞
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%A2%E7%B4%B0%E8%83%9E

16)Nave KA, Trapp BD., Axon-glial signaling and the glial support of axon function., Annu Rev Neurosci. vol. 31, pp. 535-561. doi: 10.1146/annurev.neuro.30.051606.094309. (2008)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/18558866

17)Nave K., Myelination and the trophic support of long axons., Nat Rev Neurosci., vol. 11(4), pp. 275-283., doi: 10.1038/nrn2797. (2010)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20216548

18)脳科学辞典 髄鞘
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E9%AB%84%E9%9E%98

19)Tasaki, I., The electro-saltatory transmission of the nerve impulse and the effect of narcosis upon the nerve fiber. Am. J. Physiol. vol. 127, pp. 211-227 (1939)

20)NIH record - mile stones - Biophysicist Tasaki Leaves Extraordinary Scientific Legacy
https://nihrecord.nih.gov/newsletters/2009/02_20_2009/milestones.htm

21)The Nobel Prize in Physiology or Medicine 1963. Award Ceremony Speech.
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/medicine/laureates/1963/press.html

22)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E6%9C%AC%E5%85%83

23)松本元 「愛は脳を活性化する 」 岩波科学ライブラリー (1996)

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2018年4月 9日 (月)

大野-都響 マーラー交響曲第3番@東京文化会館2018・4・9

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今日は超名曲マーラー交響曲第3番です。朝早く起きてマエストロ大野の解説を聞いて予習もバッチリ。
http://www.tmso.or.jp/j/movie/special/2018/

コンマスは矢部ちゃん。サイドはゆずき。はじまる前に長谷部(Vc)が手ぶらで出てきて何をするのかと思ったら、入念に椅子の高さを調節。気合いが入っているのか?

マキロンの席にペットボトルが置かれていました。私は糖尿なので会議で水が無いと不安になりますが、彼女も同病なのでしょうかね? 新入りの1Vn奏者も3列目で演奏。たいしたものです。

マーラー交響曲第3番は都響でもベルティーニの頃から何度か聴いていて、すべて素晴らしい演奏だったので期待は大です。

第一部

  • 序奏 「牧神(パン)が目覚める」
  • 第1楽章 「夏が行進してくる(バッカスの行進)」 

第二部

  • 第2楽章 「野原の花々が私に語ること」
  • 第3楽章 「森の動物たちが私に語ること」
  • 第4楽章 「夜が私に語ること」
  • 第5楽章 「天使たちが私に語ること」
  • 第6楽章 「愛が私に語ること」

冒頭ちょっともたついた感じでしたが、すぐに快調なペースに。白眉は第2楽章と第3楽章でした。この音楽の完璧な美は鳥肌が立つほど。あまりに繊細な美しさで、ただ眺めるだけでとても中には入っていけない感じでした。これもまた芸術なんですね。

ソリストはパーシキヴィ(Ms)さんで、彼女はフィンランド国立歌劇場の芸術監督をやっているお偉方だそうですが、声も深く柔らかく、ハートフェルトな歌を聴かせてくれました。あとバンダのトランペットが同じくハートフェルトな演奏で、バンダの演奏に感動したのはめずらしい経験でした。

新国合唱団も児童合唱団も素晴らしかったのですが、第6楽章の前に児童を座らせている途中で、マエストロ大野が演奏をはじめてしまったのは短気だったと思います。一息入れてからはじめても違和感はないと思いますね。

第6楽章の弦、特にチェロの美しさは素晴らしい。田中さんの18番かも。都響の皆さんとエキストラ奏者の皆さんの頑張りに感謝です。

こんな曲です
https://www.youtube.com/watch?v=Xplx64LVENg

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2018年4月 6日 (金)

西島三重子久しぶりのライヴ 新曲「目黒川」

Imgみーちゃんが新曲「目黒川」発売記念のライヴをやります(4月28日@南青山マンダラ)。詳細は下のパネルを参照してください。演歌のようで演歌でないというところがミソ。

私は学生時代に祐天寺の学生寮にいたので、目黒川は近所だったのですが、なにしろ代官山にも近い高級住宅街だったので、散歩に出かけるような気分にはなれない場所でした。

それでも桜の季節には一度でかけたことがあり、なかなかの絶景でした。

カップリングは「時の扉をノックして」という昭和の和ジャズという感じの曲です。

いずれの曲も、作詞:みろく(サイドバーの美人作詞家)、作曲:西島三重子の名コンビの作品です。

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http://nishijima-mieko.com/news.html

みーちゃんとも、ファンの方々とも、またお会いできるのを楽しみにしています。

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2018年4月 4日 (水)

やぶにらみ生物論101: 脳科学の世界を初訪問

「やぶにやみ生物論」も記事が100になって、ほぼ生物学の基礎的な分野は網羅したように思います。まとめて読みたい方は、ほぼ同じ記事が「生物学茶話@渋めのダージリンはいかが」にまとめて掲載してありますので、そちらでお読みいただければ幸いです。
http://morph.way-nifty.com/lecture/

一度に全部は表示できないので、右にあるサイドバーの「バックナンバー」というタイトルをクリックしていただくと、全ての記事を閲覧できます。

101からはさてどうしょうかということですが、私にとっては未知分野である脳科学に挑戦してみようかなと思っています。といっても試験管とピペットを持って何かやるわけではなく、駄文をアップするだけです。それでもウソは書きたくないので、遅遅とした歩みでも慎重にやりたいとは思っています。

脳というのは独立した臓器ではなく、脊髄・末梢神経ひいては感覚器官や運動器官と繋がっているので、体全体に広がっている漠然とした臓器あるいはシステムの一部と考えることも可能です。ですから脳科学(ブレインサイエンス)というのはどちらかといえば一般用語であり、専門的にはニューロサイエンスと言うのが普通でしょう。中枢も末梢もその構成中心となるのは神経細胞(ニューロン)であり、これをサポートする様々な細胞達と協力して組織を構成しています。

ではまず科学の眼で脳について考察した古代の人々をみていきましょう。医学の父と呼ばれるヒポクラテスは、古代ギリシャで紀元前5世紀から4世紀を生きた人物であるとされています。彼が実在の人物であることは、同じ時代に生きていたプラトンやアリストテレスの著書などで紹介されていることから明らかです(1)。

ヒポクラテスはトルコに近いコス島の出身で、経験に基づいたまともな医療を行なう医者のグループを結成し、ギリシャ全土にその名を知られるようになりました。図1のようにコス島はギリシャ本土から離れた辺境の地で、このような場所であったからこそ、既得権益から離れた革命的な医療集団を結成することができたのかもしれません。現代でも手かざしで病気が治るというようないかがわしい施術をやっている集団はいくらでもあります。

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彼がその木の下で講義したという「すずかけの木」がいまでもコス島の広場にあります(図2)。後の時代に植え替えられた物だとは思いますが、多分場所は同じだったのでしょう。彼の技術や思想は、死後に刊行された「ヒポクラテス全集」によって知ることができます。彼のグループや弟子達の知識は西洋医学に大きな影響を与えました(2)。

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アリストテレスはニワトリが首を切られた後も走り回るとか、死者の心臓は温かいのに脳は冷たいなどの知見から脳を重視しませんでしたが(3)、ヒポクラテスはてんかんの原因が脳にあることを指摘していました。

「脳科学メディア」というサイトの記事を引用すると「ヒポクラテスは自身の著書『神聖病論』の中で、大脳は知性を解釈するものであるとして“我々は、とりわけ脳によって思考したり理解したり見聞きしたりし、醜いものや美しいもの、悪いものや良いもの、さらには快・不快を知るのである”と述べた。心が脳にあるというヒポクラテスの考えは、脳の働きに関する真理としての初めての発見であるといわれている。今日に至る脳研究の歴史は、この時代から始まったといえる。」と述べられています(4)。

さらに古代ギリシャ・アレキサンドリアの解剖学者ヘロフィロス(B.C.235-B.C.280)は脳と脊髄に神経が集中していることや、脳の中に脳室が4つあることを発見し、4つの脳室の内第4の脳室に心の座があると考えていたそうです(4、図3)。彼はヒトの屍体をはじめて組織的かつ科学的に解剖した人物としても知られています(5)。彼の主な業績はハインリッヒ・フォン・シュターデンによって翻訳され、英語で出版されています(6)。

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紀元前1世紀以降医学の発展が滞ってしまったのは、当時から勃興してきたキリスト教では「死者たちは生きていた時の肉体をともなって最後の審判で神の前に呼ばれる」と考えていたため、人体の解剖が禁止されてしまったことが一つの要因とされています(4、7)。この間ヒポクラテス医学のエヴァンゲリオンとして、ローマ帝国時代の2世紀に活躍したガレノスが有名ですが、彼は解剖学を革命的に進展させることはできませんでした。

中世において滞っていた解剖学をルネサンスの時代に復活させたのは、16世紀のベルギー人解剖学者アンドレアス・ヴェサリウス(1514-1564)でした。彼はガレノスの教科書がヒトではなく動物の解剖に基づいていることを指摘し、自分で人体を解剖して正しい知識を教科書にまとめました。それが通称ファブリカと呼ばれる大著「 “De humani corporis fabrica” (人体の構造)」で、ここに掲載されている人体解剖図は現代でも通用する正確さで描かれています。

図4左はヴェサリウスの肖像画、図4右はDe humani corporis fabrica の表紙で、屍体の左側に居るのがヴェサリウス、上には死神が見えます(8)。

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図5はDe humani corporis fabrica に記載されている脳底部の解剖図で、視神経交叉、嗅球、小脳などが精細に描かれています。当時は屍体がなかなか入手できませんし、防腐処置や冷蔵が上手くできない時代だったので、正確な解剖図を描くには途方もない努力が必要だったと思われます。私は未読ですが、ヴェサリウスについて詳しく知りたい方は日本語の書物も出版されています(9)。推理小説もあります(10)。一部は電子書籍として安価に入手できます(11)。

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ここからは現在の知見ですが、とりあえずおおざっぱにヒトの脳の構造をみてみましょう。ヒトの脳を外側からみると大脳・小脳・脳幹の3つの部域からなりたっていることがわかります(図6)。大脳は4つの深い溝、すなわち中心溝・外側溝・頭頂後頭溝・後頭前切痕によって、図6のように前頭葉・頭頂葉・側頭葉・後頭葉に分かれています。脳幹は中脳・橋・延髄からなり、延髄は下方で脊髄と繋がっています(12、図6右図)。脊椎動物では脳と脊髄を合わせて中枢神経と呼び、それ以外は末梢神経ということになります。

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図7は前後軸で切った(サジタルセクション)ヒト脳の断面です。正中線で切ると海馬はみえないはずですが、重要な部分なので重ね書きしてあります。実際には手前と奥に存在することになります。大脳はウィキペディアによれば「知覚、知覚情報の分析、統合、運動随意性統御、記憶、試行」を司っています(13)。これに加えて臭覚は大脳で情報処理されています。

視床と視床下部はあわせて間脳と呼ばれますが、視床は臭覚以外のあらゆる感覚の中枢であり、視床下部は自律神経の中枢です。脳下垂体はさまざまなホルモンを分泌する器官です。

小脳はウィキペディアによれば「小脳の主要な機能は知覚と運動機能の統合であり、平衡・筋緊張・随意筋運動の調節などを司る」ということになっています(14)。海馬は記憶と密接な関係があるとされています(15)。

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脳や脊髄は内側から軟膜・くも膜・硬膜という3種の膜(髄膜)によって被われています(図8)。最も内側の軟膜は毛細血管に富んだ組織であり、それは軟膜の細胞ではなく脳細胞に栄養を供給するためとされています(16)。軟膜とくも膜は密着していなくて、間に脳脊髄液が満たされており、小柱という線維の束で軟膜とところどころで結合しています。この小柱の構造が蜘蛛の巣に似ていることからくも膜と呼ばれています。くも膜は硬膜を貫通して、血洞に突出するパッキオーニ小体(図8)を形成しており、脳脊髄液内の物質循環に有効な役割を果たしていると思われます(17)。 

硬膜はいわば脳のパーティションであり、大脳鎌などによって柔らかい脳組織を小室に分けて壁構造で強度を与えていると考えられます。また内部に静脈血胴をかかえており、血液循環に寄与しています(18)。 

硬膜の外側には頭蓋骨があり、脳を保護しています。頭蓋骨と密着して外側に骨膜があり、その外側に結合組織(帽状腱膜)があり、その外側に皮下組織と皮膚があります。ここに毛根を持って頭髪が生えています(図8)。

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参照

1)二宮睦雄 「医学史探訪 知られざるヒポクラテス ーギリシャ医学の潮流ー」 篠原出版(1983)

2)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%9D%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%86%E3%82%B9

3)http://sora-shinonome.jp/brain/post_35.html

4)脳科学メディア 紀元前4世紀から21世紀まで、脳研究2500年の歴史を辿る。
http://japan-brain-science.com/archives/59

5)https://en.wikipedia.org/wiki/Herophilos

6)Heinrich von Staden, Herophilus: The Art of Medicine in Early Alexandria: Edition, Translation and Essays., Cambridge University Press (1989)
https://books.google.co.jp/books?id=rGhlIfJZkVoC&redir_esc=y

7)akihitosuzuki's diary ルネサンスの解剖学とその発展 はじめに 古代・中世の解剖学と近代解剖学の連続と断絶
http://akihitosuzuki.hatenadiary.jp/entry/2015/07/29/185102

8)https://en.wikipedia.org/wiki/De_humani_corporis_fabrica

9)坂井建雄 「謎の解剖学者ヴェサリウス」 ちくまプリマ-ブックス (1999)

10)ジョルディ・ヨブレギャット 「ヴェサリウスの秘密」 集英社 (2016)

11)ヴェサリウス解剖図: De corporis humani fabrica libri septem  Kindle版
こちら

12)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3

13)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E8%84%B3

14)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E8%84%B3

15)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E9%A6%AC_(%E8%84%B3)

16)https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E8%BB%9F%E8%86%9C

17)https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E3%81%8F%E3%82%82%E8%86%9C

18)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AC%E8%86%9C

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2018年4月 1日 (日)

お寺の猫たち

Imga

墓参りに行ってきました。お彼岸とあって、本堂が開放されています。住職の奥さんが猫好きなのはいいのですが、お寺で猫を飼うのは結構困難です。

というのは檀家の人々が頻繁に訪れるので、住居に鍵を掛けておくわけにはいかないのです。ですから野良猫の住処としてはいいのですが、内ネコとして飼育するためには下のような状況になってしまうのもやむを得ないのかもしれません。

Imgb

というわけでヒモつきのハナちゃんです。内ネコはハナちゃんだけで、他に外ネコがたくさんあたりをうろついています。

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こんな感じで境内を徘徊しています。

お墓参りの歌

「この丘」 辻香織   
https://www.youtube.com/watch?v=Mws_HYleGXI

「わたしが残していくもの」   西島三重子
https://www.youtube.com/watch?v=hw0A1gNoR3E

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2018年3月31日 (土)

山本貴則は自分のシナリオで試合を進めて楽しいのだろうか?

Photo山本貴則 ウィキペディアの記述

「山本 貴則(やまもと たかのり、1981年9月29日 - )はプロ野球審判員。日本野球機構審判部関西支局所属。審判員袖番号は『41』。大阪府柏原市出身。ジャンパイア」

やっぱりな・・・。 こういう輩がいるから、ストライク&ボールをマシンで判定しろと私は昔から主張しているのです。


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2018年3月30日 (金)

インバル-都響 チャイコフスキ-交響曲第6番@東京芸術劇場2018・3・30

Imga春らしい好天に恵まれた平日昼のコンサートです。インバル登場とあって池袋東京芸術劇場はほぼ満席の大盛況。

コンマスは矢部ちゃん、サイドは四方さんの最強シフト。矢部ちゃんはこれで雨男返上か!

前半はシューベルトの「未完成交響曲」でした。慎重で丁寧な演奏だったと思います。広田氏のオーボエが大活躍ですが、音がこの曲にはまっている感じがしました。

しかし今日はなんと言っても後半のチャイコフスキー「交響曲第6番」。都響はこの「崩壊への暗黒の行進」を見事に表現してみせました。弦のぞくぞくするような仄暗いアンサンブルが素晴らしい。管も万全の演奏で盛り上げてくれました。都響の歴史に残る演奏会だったと思います。

ロシアのオーケストラならまた別のやり方もあるのかもしれませんが、日本のオケとしては恐ろしいまでに整理されたアンサンブルなのに音楽に没入し、爆発する激情、崩壊への転落を表現し得て文句なし。

都響ベストテンを投票するシーズンです。ちょっと迷っていた私ですが、今日の演奏を聴いてこれは間違いなく第1位です。

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2018年3月28日 (水)

2018 北総の桜

Img_2406a

北総でも桜が咲いて春がやってきました。枝野が政権をとるようなことがあれば、もう日の丸はやめて桜を国旗に使うべきだと思うくらいです。

右翼系の人々と話すと、よく日本文化の継承というような話題になりますが、ではその残すべき日本文化とはなんだろうと思います。まさか籠池さんのように教育勅語じゃないでしょう。結局規則に従ったゴミ出しや整列乗車というようなことが彼らの本音なのかもしれません。それって日本人の中で暮らしていれば、「慣れ」で解決されると思いますけどね。

優れた文化というのはたとえ日本が消滅しても残ります。日本中どこでもピアノ教室やヴァイオリン教室はありますが、笙・篳篥の教室はありませんよね。でも和食のお店は世界中にあります。アニメや漫画も世界中で認められています。

でも本当に凄い日本文化は1970年代以来のJPOPだと思いますね。ユーミン、みゆき、織田哲郎たちのオリジナリティーはもっと世界に知られてもいいと思います。若い人でもオリジナリティーを持った作品を作っている人が大勢います。クマッキーが中国に驚異的に受け入れられたのも良い例ですが、もう少し世界に向けてウェブにプロモーションビデオやミュージックビデオ(外国語のキャプション付き)を流し、きちんとプロモーションしたらどうでしょうか。

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2018年3月25日 (日)

An's meeting 熊木杏里@東京国際フォーラム ホールC2018・3・24

はじめて熊木杏里の実演に出かけたのが2011年の東京国際フォーラム・ホールC。それ以来この会場には来たことがなかったので、ちょっと懐かしい感じです。

当時のルポ↓
http://morph.way-nifty.com/grey/2011/01/post-d0aa.html

長丁場になりそうな予感がしたので、地下のカフェでチョコレートケーキをいただいてから参戦。

今回も2011年と同様に収容1500人のホールはほぼ満席です。通常のライヴでよくあるドリンク購入必須というような搾取もなく、グッズやCDの販売のみです。ただ私的には飲み物がなくてちょっと困りました。

もう一つの違いは、セットリストが事前に入手可能だったことです(希望者に配布)。私はクラシックのコンサートに行く機会が多いので、曲目が事前にわかっていることに全く違和感がなく、むしろ落ち着きました。

Img

普通の意味でのベストではなくて、かなりマニアックな感じもします。クマッキーの思い入れのベストかも知れません。このホールは2F・3Fの音響は素晴らしいです。

ダブルアンコールの曲目は「新しい私になって」と「シグナル」

新しい私になって:https://www.youtube.com/watch?v=BLufYWFc2jM

とてもラグジュアリーなコンサートでした。ギター、キーボード、ベース、ドラムスに加えて女性のサイドボーカルもサポートメンバーに参加。さらに途中で「3姉妹」という別のメンバーに入れ替わるというというサプライズもありました。

「朝日の誓い」を中国語で演唱したのにはびっくり。今回のコンサートの大成功の裏には、中国で人気が出たことが大きく寄与していることは明らかです。意外にクマッキーの曲が中国語の抑揚にはまっていることがわかりました。

アンコール5曲とは大サービスで、最後の「シグナル」はオールスタンディングで盛り上がりました。アンコールでは、私は「汐のための子守歌」をやるのではないかと予想していたので、見事にハズレました。

次回のコンサートはクリスマスに三井日本橋ホールで開催されるそうです。

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2018年3月23日 (金)

やぶにらみ生物論100: 初期発生と情報伝達2

遺伝子発現と初期発生現象のかかわりを研究する上で、遺伝学の研究でよく使われるショウジョウバエやマウスには若干不都合な事情があります。

ショウジョウバエの場合、初期発生は表割という特殊な様式で行なわれるので(1)、両生類・魚類・爬虫類・鳥類・哺乳類で構成されるグループとの関連性がつかみにくいという問題があります。マウスのような哺乳類の場合、発生は母親の用意した環境(子宮)で行なわれるので、初期発生が物質の濃度勾配による影響などを含めて母体環境に依存したメカニズムで進展する可能性があります。ショウジョウバエの場合も、発生はナース細胞によってサポートされています。

この点両生類は卵割で形成された割球のすべてがその個体の細胞になること、外界に産み落とされるので分化はすべて自前のプログラムで行なわれること、シュペーマンが使った材料であり、オーガナイザーの分子生物学による説明の素材として適していることなど、実験動物として適している点が多いと思われます。特にアフリカツメガエルは肺を持ちながら陸上では生活しない、すなわち水槽だけで飼育できるという利点があるので良く用いられます(図1)。

1c_2


すでに 97:体軸形成で述べたように、カエルの原腸陥入の位置にはβ-カテニンが局在し、Wntシグナルの標準型経路(キャノニカル・パスウェイ)が関与していると思われます(2、図1)。最近の研究ではキャノニカル・パスウェイとノンキャノニカル・パスウェイ(3)は、細胞膜における第2受容体の違いでは識別できるものの、細胞内の錯綜した生化学経路のなかでお互いに干渉し合っており、簡単には分離できないことが判明しています(4、図2)。

2c_2


そういう複雑さは前提となりますが、Wnt経路と発生との関連についてはKuとMeltonがツメガエルの成熟した卵母細胞において、Wnt11のmRNAが植物極側のコーテックス(細胞膜のすぐ内側の細胞質)に局在していることを、すでに20世紀に発見していました(5)。Wnt11のmRNAはその後陥入が起こる背側帯域(dorsal marginal zone) に高濃度で局在します(5)。 彼らはWnt11はノンキャノニカル・パスウェイを介して発生を制御していると考えていました。

しかしヒースマン研のコフロンらは2001年に、β-カテニン分解複合体の構成因子である母親由来のアキシンを欠く胚では、β-カテニンが安定化されて胚の過剰の背側化( dorsalization )がおこり、過大な脊索や頭部の構造、縮退した尾や腹部が形成されることを明らかにしました(6、図3)。このことは腹背の決定にキャノニカル・パスウェイが関与していることを意味します。

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ツメガエルWnt11についての研究は、その後ヒースマンの研究室で大きく進展しました。中心となって研究を進めたのはタオとヨコタです(7、図4)。彼らは成熟した卵母細胞にWnt11のアンチセンスオリゴマーを投与して、Wnt  mRNAのレベルを20%まで下げ、このような胚は腹側に偏った発生を行ない、神経褶が形成されないことを証明しました。このような胚に Wnt11  mRNA を注入すると背側化が部分的に再促進されることもわかりました。

彼らはさらにWnt過剰発現は 背側化転写因子である siamoisや Xnr3 の発現をβ-カテニンに依存して促進することや、卵割の途中で細胞膜直下のコーテックスに局在していたWnt11のmRNAが細胞質に広がっていくことを確認しました(7)。


4c_22016年にようやくアフリカツメガエルの全ゲノム解析結果が発表されました(8)。これによってトランスクリプト-ム解析が可能となり、シュペーマンオーガナイザーの分子的実体についての全容が明らかになる日も近いと思われます。

初期胚は形態形成という1点をめざした細胞集合体とも考えられるので、母親由来のmRNAのプロファイリングと共に、特にトランスクリプト-ム解析を綿密に行なうことがメカニズム解明のために有効だと思われます。

トランスクリプト-ム解析などによって de Robertis のチームが明らかにしたことの一部を図5に示します。彼らの図式によれば、シュペーマンオーガナイザーを構成する多くの因子は、母親Wntシグナル→β-カテニン→Siamois(シャム)の下流にあることになっています。詳しくは文献(9)を参照して下さい。もちろんこの仕事によってシュペーマンオーガナイザーのすべてが明らかになったわけではなく、今後の進展に期待したいところです。

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STAP細胞の件で自殺した笹井芳樹氏は、de Robertis の研究室でアフリカツメガエルを使って、シュペーマンオーガナイザーの構成分子のひとつである chordin の研究をしていました(10)。ご冥福をお祈りします。

先日平良眞規先生の退官記念シンポジウムに行ってきました。三井氏らもWntシグナルは重視しているようでしたが、ノンキャノニカルシグナルに重点を置いて研究されているように思いました。Wntが N-sulfo-rich へパラン硫酸に結合しているという知見は斬新です(11)。

哺乳類においてもWntシグナル、特にキャノニカルパスウェイが初期発生において重要な役割を果たしていることは証明されています(12)。

参照

1.卵割 自宅で学ぶ高校生物
http://manabu-biology.com/archives/42123775.html

2.生物学茶話@渋めのダージリンはいかが97: 体軸形成
http://morph.way-nifty.com/lecture/2017/12/post-1408.html

3.生物学茶話@渋めのダージリンはいかが99: 初期発生と情報伝達1
http://morph.way-nifty.com/lecture/2018/01/post-8af9.html

4.F.Fagotto, Wnt signaling during early Xenopus development. in "Xenopus development" ed., M. Kloc and J.Z.Kubiak., John Wiley & Sons Inc., (2014)

5.Ku M and Melton DA, Xwnt-11: a maternally expressed Xenopus wnt gene., Development.  vol.119 (4): pp. 1161-1173 (1993).
http://www.xenbase.org/literature/article.do?method=display&articleId=21903

6.Kofron M1, Klein P, Zhang F, Houston DW, Schaible K, Wylie C, Heasman J., The role of maternal axin in patterning the Xenopus embryo., Dev Biol. vol. 237(1):  pp. 183-201 (2001)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11518515

7.Qinghua Tao, Chika Yokota (same contribution) et al., Maternal Wnt11 Activates the Canonical Wnt Signaling Pathway Required for Axis Formation in Xenopus Embryos., Cell, Vol. 120, pp. 857–871, (2005)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15797385

8.Adam M. Session et al., Genome evolution in the allotetraploid frog Xenopus laevis., Nature volume 538, pages 336–343 (2016) doi:10.1038/nature19840
https://www.nature.com/articles/nature19840

9.Yi Ding, Diego Ploper (same contribution), Eric A. Sosa, Gabriele Colozza, Yuki Moriyama, Maria D. J. Benitez,
Kelvin Zhang, Daria Merkurjevc, and Edward M. De Robertis, Spemann organizer transcriptome induction by earlybeta-catenin, Wnt, Nodal, and Siamois signals in Xenopus laevis., PNAS April 11, 2017. 114 (15) E3081-E3090 (2017)
http://www.pnas.org/content/114/15/E3081.long

10.Yoshiki Sasai, Bin Lu, Herbert Steinbeisser, Douglas Geissert, Linda K. Gont, and Eddy M. De Robertis., Xenopus chordin: A Novel Dorsalizing Factor Activated by Organizer-Specific Homeobox Genes.,
Cell. vol. 79 (5): pp. 779–790 (1994)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3082463/

11.Mii Y, Yamamoto T, Takada R, Mizumoto S, Matsuyama M, Yamada S, Takada S, Taira M. Roles of two types of heparan sulfate clusters in Wnt distribution and signaling in Xenopus. 
Nat Commun. vol. 8(1):1973. doi: 10.1038/s41467-017-02076-0. (2017)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5719454/

12.Jianbo Wang, Tanvi Sinha, and Anthony Wynshaw-Boris, Wnt Signaling in Mammalian Development:
Lessons from Mouse Genetics., Cold Spring Harb Perspect Biol vol.4, no.5 :a007963 (2012)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3331704/

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2018年3月20日 (火)

インバル-都響:ショスタコーヴィチ交響曲第7番「レニングラード」@東京文化会館2018・3・20

Imga寒の戻りで異常な寒さの中、東京文化会館に出かけました。ここは駅から1分なので助かります。本日のコンマスは山本さんで、そのせいか上野に雨は降りませんでした。サイドはマキロン。

ショスタコーヴィチほど戦争やファシズムに深い影響を受けた作曲家はいないのではないでしょうか? 本日の交響曲第7番ハ長調「レニングラード」も、一部がヒトラーのドイツ軍に包囲されたレニングラード(現サンクトペテルブルク)で作曲されたという、まさに戦争と切っても切れない関係にあります。

交響曲第5番は友人・親戚が次々に粛正されていく中で、体制を礼賛するという形をとって、スターリンに対する怨念を爆発させたものだと思いますが、第7番は祖国やレニングラードへの愛とファシズムへの敵愾心がバックグラウンドにあると、私は解釈しています。

メロディの質は第5番の方が上だと思いますが、曲に対する作曲者の思い入れは第7番の方が深いように感じます。本日の指揮者は久しぶりのマエストロ・インバル。80を越えているとは思えないエネルギッシュな指揮は驚異です。冒頭から都響の素晴らしいアンサンブルに引き込まれます。第1楽章の中心は、ラヴェルのボレロのように、西川さんの小太鼓の主導で進行していきます。大勢のエキストラ奏者も含めて、強烈なクライマックスの金管の迫力はさすが。

私が1番感動したのは第2楽章での鷹栖さん(オーボエ)のソロです。このしみじみとした情感には、本当に今日ここに来て良かったなと思いました。

終演後照明が明るくなった後でマエストロ・インバルが登場し、残って帰り支度をしていた西川さんをステージ正面に連れてきて共に拍手をもらっていたのには感動しました。

今や習近平、ウラジミル・プーチン、ドナルド・トランプなど大国の指導者がファシズムに親和性があるような政策を進めていますし、わが国でも晋三政権になってから、前記事で定義したファシズムに相当するような政策を進めています。

「It's dark days」

最後に赤羽常務理事への抗議: 来年の3月ですが、いくら元気だといっても、80才を越えた老人であるマエストロ・インバルのスケジュールがタイトすぎませんか? 3月23日福岡、24日名古屋、26日東京というのはいくらなんでも問題でしょう。

こんな曲です(パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団)
https://www.youtube.com/watch?v=YBM8xPxgpoo

↑これは名演だと思いますが、今日の都響はさらに上をいってました・・・と思います。

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2018年3月19日 (月)

ファシズムの定義

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ローレンス・ブリットによるファシズムの定義
https://en.wikipedia.org/wiki/Wikipedia_talk:WikiProject_Fascism/Archive_2

1.国粋主義を強力かつ継続的に標榜する
2.人権を重要視することを蔑視する
3.国家の目標をひとつにするために、敵国と生贄を定める
4.軍隊と熱烈な軍国主義を至上とする
5.性差別主義を蔓延させる
6.マスメディアを統制する
7.国家安全保障に妄執する
8.宗教と支配層エリートを結合させる
9.保護された企業が力を持つ
10.労働者の力を抑圧または排除する
11.知性と芸術を蔑視する
12.犯罪取り締まりと刑罰を重くすることに執着する
13.縁故主義と汚職が蔓延する
14.不正選挙を行なう

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2018年3月17日 (土)

サラとミーナ199: ネコ同士

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うちのネコが何を考えているかは、長いつきあいなのでだいたいわかっているつもり。どう感じているかもだいたいわかっているつもり。

でも1番わからないのが、ネコ同士がお互いをどう感じているかということです。まあそれは人間同士にも言えることではありますが。ただちょっと違うと思うのは、ネコ同士は分単位で好意と敵意が入れ替わることもあるような感じがします。さらに遊びと本気が入れ替わることもあるように思います。

まあ人だって、プロレスごっこで本気で殴られたら、こっちも本気になって殴り返すかもしれません。その程度のことなのでしょうか? 写真はちょっと緊張気味の表情に見えますが、それはカメラを意識しているからで、サラとミーナの感情は互いに強く好意に振れている状況です。

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2018年3月15日 (木)

二人目の犠牲者

A0002_000877佐川前理財局長と関係が深かった財務省職員が”自殺??”していたことが明らかになりました。

https://dot.asahi.com/wa/2018031500078.html?page=1

自分の意思で犯罪を行って、罪の意識で自殺というのならわからないでもないですが、他人に強要された行為がもとで自殺するというのは、簡単に納得できる話ではありません。

しかも1月29日の話なのに、財務省はこれまで箝口令をしいて隠蔽していたそうです。森友事件はますます深い森の中に埋もれてしまいそうですが、野党はどこまでがんばれるか。

そして国民はいつまでこんな政府を支持するのでしょうか。

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2018年3月14日 (水)

やはり暗殺だったのか?

A0002_000877近畿財務局職員の死はやはり暗殺だったのでしょうか? 2002年に民主党の国会議員・石井紘基氏が暗殺されたことを忘れてはなりません。

http://johosokuhou.com/2018/03/12/2029/

情報速報ドットコムより引用↓

>通常、救急車は死んだ者を病院に運ばない。病院で死亡したことにすれば警察は司法解剖できない。首を吊って生きられるのはたった15分。病院で死亡と報道されたら大抵は他殺だ。

>自殺した財務局職員は奥さんと離婚協議中で別居中、子どももいなかったらしいが、兵庫県警は第一発見者を「家人」と発表。勿論これは奥さんのことではない。遺族に遺書の引き渡しも行わず。やっぱり不可解な点が多すぎるな。

>警察→遺書を見て自殺と判断。
遺族→遺書は見てない あるのかも分からない。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/2018

>通報者が存在せず、兵庫県警が発見?
礼状なく通報もない状態で、不法に侵入したのでしょうか。

>第一次安倍内閣では、談合事件の捜査の手が安倍まで及びそうになった時に松岡農水相が謎の首吊り自殺、事情を知ると思われる松岡氏の地元秘書も自殺でうやむやに。

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森友学園問題で公明党が沈黙する理由
http://www.johoyatai.com/1055

こうなると谷査恵子氏と佐川宣寿氏が消されないように、野党は注意する必要があります。ただ彼らを喚問しても、もう十分に暗殺プラフがかかっているので、まともな証言が得られるかどうかは疑問ですけどね。

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2018年3月11日 (日)

LPGハイブリッドタクシー

1024pxtoyota_jpn_taxi_tms2017_001今日旧友との食事会があったのですが、帰りにタクシーに乗りました。

それがこのジャパンタクシーのLPGハイブリッド車。LPGハイブリッドなどというものがあるとは知らなかったので、ちょっと感動しました。

スライドドアで大変乗りやすく、特に荷物があるときはいいですね。車体は小さいのに後部座席スペースは非常に広いので、トランクは狭くても、足の前に荷物をおけちゃいます。

久しぶりで日本の科学技術のアドバンテージを実感しました。そのうちタクシーはすべてLPGハイブリッドになるのではないでしょうか。

参照 こちら

(写真はウィキペディアより)

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2018年3月 9日 (金)

私だったら

A0002_000877私だったら自殺なんてしないし、するとしても証拠文書は新聞社に送っておきますね。

でも、おそらくプロの仕業だと思いますよ。

官邸や財務省の関係者は、こんなことがおこっても平然と仕事を続けられる冷血ばかりなのでしょうかね。

http://tanakaryusaku.jp/2018/03/00017711

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2018年3月 7日 (水)

狂熱のヴィヴァルディ ミドリ・ザイラー

Img今にも飛び出しそうな目玉、深く刻まれた眉間のしわ、時にむき出しとなる歯。弓の奇怪なホールド。長い髪を振り乱しつつ、猛獣のように音楽にいどみかかるヴァイオリニスト、これがミドリ・ザイラーか!

そしてサイドで、まるで狂乱の女王につきそう忠実な侍女のようなトモエ・バディオラヴァ、そしてブレマー・バロックオーケストラ。すごい絵です。アヴァンギャルドなヴィヴァルディの音楽が凄い。ときに羽毛が飛び交うように軽やかに、ときに暴風が吹きすさぶように荒々しく。これがヴィヴァルディなのか!?

https://www.youtube.com/watch?v=b42vwZmG6k0

https://www.youtube.com/watch?v=s0ov_w8wD-E

写真は2010年にハルモニア・ムンディから出版されたCDです。これも腰を抜かしそうな「四季」。


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2018年3月 6日 (火)

サラとミーナ198: 管理マニュアルと共に

Imga

ミーナはともかくいつでもどこでもサラと仲良くなりたいのですが、サラはたいてい迷惑そうにしています。なめ回されるのがうざいのでしょう。ただ時になすがままになっている時もあります。そんな瞬間のツーショット。眠いときはいじられても比較的大丈夫なようです。

Imgb

ミーナは誰に飼われても、売れ残ってシェルターにいてもそれなりにハッピーな人生を送ることができたと思います。サラはちょっと違っていて、ミーナと私との微妙な三角関係の中で、特殊な人生を送っています。

サラはシェルターにいたら決して幸福ではなかったと思います。とても野生猫らしいローンウルフ的な猫なので、ごちゃごちゃ他の猫が居る中では居心地が悪かったと思います。

ミーナが居なくて、私とサラだけの関係だともう少し飼い猫らしく変身して生きることになったでしょうが、ミーナが居るので野性がやや残って、控えめな愛情、控えめな甘え、日々の探索、私とミーナの観察、多少の緊張、猫会議・ブラッシング・おやつの楽しみ、等の中で生きています。

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2018年3月 4日 (日)

東京シティ・バレエ団&都響-白鳥の湖@東京文化会館2018/03/04

Imgうららかな春の日。上野駅公園口は大混雑です。「パンダの整理券は売り切れ」のパネルを持った動物園の係員が立っていました。

都響がピットに入らなければ一生バレエを見る事なんてなかったと思いますが、ともかく初めてのバレエはチャイコフスキーの「白鳥の湖」。

指揮は大野和士氏、コンマスは四方さん、サイドはピットに隠れて見えませんでした。東京シティ・バレエ団50周年記念公演のお手伝いで出演するとのこと。

都響の演奏会とは全く客層が違います。8割方が女性客。しかも小学生の女の子が異常に多い感じがします。男の子はほとんどいません。文化会館の対応も違っていて、遅れた客を入れて階段に座らせていました。これはめずらしいですね。S席・A席は満席ですが、5Fはガラガラというのも珍しい。

バレエのことは全くわかりませんが、白鳥のダンスのシンクロはすごくて、物凄く練習したのだろうと思いました。主役の2人(中森理恵/キム・セジョン)はとても格好良かったと思います。道化の岡田さんの身体能力にはたまげました。

都響の演奏では、第2幕の四方さんのソロにノックアウトです。これは矢部ちゃんや山本さん(ゆづきやマキロンも)がやると気持ち悪いレベルの超耽美的な爆演でした。しびれますねえ。

舞台美術は昭和21年に東京バレエ団が「白鳥の湖」日本初演のために藤田嗣治が制作したものだそうで、特に第4幕の湖の場面が素晴らしいと思いました。佐野勝也という人(故人)がコピーを発見したおかげで、この公演が可能になったそうです。

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2018年3月 3日 (土)

小関郁氏が都響1Vnに

20160511_1ca5b5またもや動物好きの奏者、小関郁(こせきふみ)氏が都響に加入!

http://www.tmso.or.jp/j/topics/detail.php?id=1327

小関郁(こせきふみ)
出身地:千葉県浦安市、東京芸術大学附属高校、同大学を経て同大大学院を修了。 第13回日本クラシック音楽コンクール全国大会第4位。第7回東京音楽コンクール入選。本年3月1日付で東京交響楽団より都響(第1Vn)に移籍。

双子の姉妹である小関妙氏はミュンヘン室内管弦楽団のヴァイオリン奏者だそうです(ポスター)。髪型やメイクで印象を変えていますが、おそらく一卵性でしょう。それにしても美しいツーショットです。

演奏:https://www.youtube.com/watch?v=SUdKshCofFY
(向かって左側)

勢いがある演奏で、今の都響に若干欠けているバイタリティーを吹き込んでくれそうです。

まめに情報発信もなさっている方のようです。

ブログ:https://ameblo.jp/fumi-note-vn/
Twitter: https://twitter.com/fumikoseki_vn
Wikiedia: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E9%96%A2%E9%83%81

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2018年2月28日 (水)

わが家の小さな同居者

1わが家には、3年くらい前から小さな同居者がいます。

これはハエトリグモ科の一種、アダンソンハエトリ(Hasarius adansoni )のメスと思われます。オスはもっと黒い色で、模様ももっと明確なようです。

蜘蛛の巣は張らないで、家の中を動き回っています。1ヶ月に1回くらいしかみかけないので、目立たないように動いているのでしょう。

あるとき食卓に天井からスルスルと糸を伝って降りてきたので、つかまえて外に出そうと思いましたが失敗しました。巣は作りませんが糸はつくって移動に使っているようです。

ゴキブリの子供を食べるようで、益虫とされています。ノミやダニも食べるのでしょう。寿命は1年という説もありますが、私は信じません。うちで同時に複数見たことは1度もありませんし、メスしかみかけたことはありません。おそらくある個体がうちに住み着いて、3年は生きていると思います。

http://gokiburi.dandyism.biz/?p=2601

http://kumomushi.web.fc2.com/a_g/adansonhae.htm


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2018年2月27日 (火)

科学技術は団地を救う・・・・・かも

A0002_000255管理組合があまりに多忙で、ブログの記事、特に「生物学茶話」などがなかなか書けない状況が続き、情けない状態になっています。

ストレスの要因として意見の対立というのはもちろんあるのですが、もっといけないのは、あまりに大量の書類があって、整理が追いつかず、どこに何があるか把握できていないということです。

そんななかで地区の団地連絡会に出席しました。これは周辺団地の理事長等が集まって情報を交換する親睦会です。

近隣のある団地では5億円の予算を組んで2021年の大規模改修にそなえていたそうですが、見積もりを取るとなんと作業費の大幅高騰で9億円だったそうで、東京オリンピックと少子化で作業員が集まらないという影響がいよいよ末期的状況になっていることを実感させられました。このままずるずると手をこまねいていると、日本は崩壊します。

話はかわりますが、団地の管理で最も重要なのは給排水の確保です。パイプを金やプラチナでつくるわけにはいかないので、鉄や銅でつくるわけですが、それらが錆びるのは宇宙の定めです。

鉄の場合酸化するとFeO(ウスタイト)、Fe2O3(赤さび)、Fe3O4(黒さび)などになりますが、水道管の劣化は主に赤さびによるもので、閉塞・赤水・漏水などが発生します。これを団地全体で修復するには、場合によっては億単位の資金が必要になります。

ところが都市拡業のセラミックカートリッジを給水ポンプに取り付けるだけで、赤さびが黒さびに変わるという魔法のような技術があるそうです。黒さびは赤さびと違って、逆に水道管を酸化被膜で被って保護する作用があります。
http://www.toshikogyo.com/info/rust.html

実績はかなりあるそうですが、メカニズムはまだわかっていないとのこと。私達の団地でも導入するかどうか検討に値すると思います。

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2018年2月22日 (木)

二期会・都響「ローエングリン」@東京文化会館2018・2・22

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以前に学会でドイツに行ったことがあって、フュッセンのノイシュバンシュタイン城にエキスカーションで訪れました。周辺の景色とも合わせると、世界一美しい城なんでしょうね。もともとルートウィッヒ2世は戦争のために築城したのではなく、自分のロマンティシズムを実現するためにつくったのですから。

Img_1247

しかし私がテンション上がったのは、彼が子供の頃過ごしたという麓のホーエンシュバンガウ城です。お城の屋上に大きな白鳥の像があって、夜になるとライトアップされます。この像が妙に精神を高揚させるのです。

Imgこのふたつのお城に縁が深いリヒャルト・ワグナー作の「ローエングリン」が東京文化会館で上演されました。雪が激しく降る中を上野にでかけました。今シーズン最高額のチケットなので、気合いもはいります。

今日のオペラは二期会と都響が全力で取り組んだプロジェクトです。指揮は準・メルクル、コンマスは矢部ちゃん。清々しさと力感が共存した素晴らしい演奏でした。私が1番気に入ったのは十字架のお墓に花輪をかけるときのオーボエとクラリネットの演奏で、なぜか泣けてきました。第3幕の前奏曲はちょっと元気に欠けたような感じがしたのが唯一の不満かな。

シンガーの中ではオルトルートの清水華澄(Ms)が圧倒的でした。鉄パイプを振り回す演出も迫力満点ではまっていました。拍手も1番でした。もちろん木下美穂子のエルザも絶好調でしたし、タイトルロールの小原啓楼もきめ細かい歌唱で素晴らしかったと思います。コーラスも迫力十分。

唯一この素晴らしい公演をぶち壊したのは演出の深作健太。だいたい公演後のトークで長々と解説してやっと意味がわかるような演出に、何の意味があるのでしょうか? 自分の趣味で原作のストーリーをねじ曲げるというのは傲慢に過ぎます。一生に一度だけこのオペラを見る人も多いと思いますが、彼はそのような人々にどう謝るのでしょうかねえ。

それにしても噴飯物だったのは、ローエングリンとエルザの最も重要な場面でのローエングリンの不可解な衣装です。アフタートークでルイ14世をイメージしたものとわかりましたがあきれ果てました。こんな大事な場面をぶち壊すおふざけには我慢できません。

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2018年2月21日 (水)

パッソ 可愛い

2016_toyota_passo_x_rearプリウスに10年乗ったので売り払ったら、60万円くらいで売れたので、パッソを買うことにしました。2万kmしかのっていませんでしたが、やはり10年も乗るとコンピュータが心配になります。

パッソはダイハツの車で、トヨタの販売店で売っています。リッターカーで、「軽のように見えて軽で無い」というのが売りです。車高が高い車は安定性に欠ける気がして、パッソを選びました。割と横幅が広く、車高が低い車です。

最高級グレードではなかったので、なんとドライバーズシートの高さ調節ができません。これはしくじりました。眼のポジションが高い位置になり、慣れるまで違和感があります。また長距離はシートがハードできつい感じがします。まあせいぜい20~30kmしか乗らないので、がまんはできそうですが。

エンジン音が昭和の感じでなつかしい。ただ交差点で止まるとエンジンが停止するのには、かなり違和感がありました。これで燃費をよくしているようですが、本当にそんなに効果があるとは思えませんが? どうですかね。アクセルを踏むと再始動しますが、ブレーキをゆるめるだけでも再始動するようです。

プリウスから乗り換えると、パッソの場合アクセルを緩めるとまるでブレーキを踏んだように減速するので、これは違和感がありました。プリウスはアクセルを緩めてもモーターが動いているのでゆるゆる動きます。慣れは必要です。

パネルに非常にわずかな情報しか表示されないのはとまどいました。ボタンを押すと次々切り替わって別の情報が表示される方式です。最高級グレードでないとタコメーターはついていません。ライトは手動点灯です。

プリウスはよくミラーをしまう前にエンジンを切ってしまってやりなおしていましたが、パッソはエンジンを切って外に出て、鍵をかけると自動的にミラーが電動で倒れます。これはちょっと気に入りました。ミラーの電源だけ切れずに残っているのとはね。

あと前の車に接近しすぎたりすると警戒音が出るなど、安全性にはかなり配慮された車のようです。人間の飛び出しには反応しにくいそうですが。

パッソは安価で取り扱いも容易ですし、可愛いデザインでプリウスより親近感のある車です。街乗りしかしないこともあって、私的にはお気に入りです。

(写真はウィキペディアより)

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2018年2月17日 (土)

アンリ・ヴュータンのヴァイオリン協奏曲第7番イ短調

71hqlzd61dl__sl1093_アンリ・ヴュータンの作品はあまり聴いたことがなかったのですが、都響のコンサートアーカイヴで検索すると、1977年にヴァイオリン協奏曲第4番、1994年にヴァイオリン協奏曲第5番を演奏していました。まだ会員になってから20年くらいしかたっていないので、私はどちらも聴いていません。後述する第7番は、まだ都響の演奏会でとりあげられたことはないようです。

ヴュータンは19世紀にフランスで活躍したベルギー人のヴァイオリニスト兼作曲家で、若い頃は彼の出演するコンサートは大変な人気だったそうです。しかし晩年は体が不自由で、アフリカでわびしい生活を送ることになり、酔っ払いが投げた石に当たって命を落としたとのこと。

私のお気に入りは、彼が晩年に作曲したヴァイオリン協奏曲第7番で、これは美しい旋律がふんだんに盛り込まれた素晴らしい作品だと思います。あまりに甘美な作品なので、むしろサラッと弾いてくれた方が聴きやすいかもしれません。

メランコリックなオーケストラの演奏を断ち切るようにスクリームするヴァイオリンで始まる第1楽章。一段落するとヴァイオリンもたっぷりロマンティックなメロディーを奏で、技巧も披露します。圧巻は第2楽章。主題はひとつですが、なんともの悲しくも美しい旋律なのでしょう。第3楽章は軽快で技巧的な第1主題とチャーミングなメロディの第2主題のミニ・ソナタ形式。

私が聴いたのは FUGA LIBERA の全集に収録されているもの。ヴュータンのヴァイオリンコンチェルト7曲が全部収録されていて¥2936は安いと思います。演奏も立派なものです。
https://www.amazon.co.jp/Complete-Violin-Concertos-Henri-Vieuxtemps/dp/B004CN8HME/ref=sr_1_57?s=music&ie=UTF8&qid=1518852352&sr=1-57&keywords=Vieuxtemps

YouTube で試聴できます。全集と比較するとこのナクソスの演奏の方がきちんとしているかもしれませんが、第2楽章は全集のハリエット・ラングレイの演奏が好きですね。
https://www.youtube.com/watch?v=BD81V7gIH_I

H. Vieuxtemps Elegie for viola and piano, op. 30   
https://www.youtube.com/watch?v=VF44dYADPwI

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2018年2月15日 (木)

平野歩夢の風格

Freeresourcessnowboardphotos07平昌オリンピックたけなわです。

これまでのところ、私が一番印象に残ったのは、ハーフパイプの平野歩夢です。

まだ19才の学生だそうですが、その話し方や物腰には風格が漂っています。尊敬に値しますね。聞いていて実に気持ちが良いです。

いつも恐怖と戦ってきて、それを克服したという清々しさがそうさせるのでしょうか?

私もこのようにありたいとは思いますが、結局まねしようと思っても、そんな試みは破綻するに違いありません。

彼の演技は、おそらくショーン・ホワイトより優れた演技だったとされていますが、

http://pyeongchang.yahoo.co.jp/column/detail/201802140008-spnavi

そんなくやしさはおくびにも出さずインタビューに応じていました。

本人のキャラもさることながら、親の育て方もよかったのでしょう。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180215-00000509-san-spo

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2018年2月13日 (火)

メッシも柴崎もキラーパスを供給できずドロー

Braugranaミッドウィークのバレンシア戦(国王杯)で勝利したのはいいとして、しだいに選手のコンディションを維持するのが難しくなってきました。ヘタフェ戦のスタメンCBはなんとミナとディニュという2人共バルサではじめてのポジションでのけぞりました。大丈夫か!?

パコが先発で、この場合はスアレスとの2トップで442です。中盤がラキ、メッシ、コウチーニョ、ブスケツでは、コウチーニョがよほど頑張らないと攻撃が薄くなりそうです。カンプノウでの試合ですから、このメンバーで堅守のヘタフェから得点をもぎとらないといけません。

ヘタフェはホルヘ=モリーナではなく、アンヘルの1トップでトップ下が柴崎。左右がポルティ-ジョとアマト。4231でしょうか。厳しくチャージしてくるプレイスタイルで、バルサとしてはなかなかスムースに回すのが大変です。テア=シュテーゲンがドリブルでチャージを回避するような場面もあってドキドキです。

ミナは予想通り、長身を利してCK時には文句なしのターゲットになります。2回ほど絶好のチャンスがありましたが、わずかな誤差でそれて得点できませんでした。スアレスは焦りすぎでオフサイド連発です。後半はバルサが球を持てる展開でしたが、これではせっかくのチャンスも生かせません。メッシはゴールから遠い位置でしかドリブルを許されず完封されました。

ヘタフェには何度か勝つチャンスがありました。アンヘルとミナの1:1もありましたし、柴崎が左から抜けてのショートクロスは角度が浅くてGKにキャッチされていまいました。また後半にはテア=シュテーゲンが前に出すぎて、柴崎のビッグループで万事休すかと思いましたが、キックをミスってしまいました。残念というかラッキーというか(笑)。

このはじめてのCBでエンパテはやむなしともいえますが、ホームゲームですし、アトレチコもレアルマドリーも勝っているのでうかうかできなくなってきました。ミナはやはりCKストライカーとしても期待できそうです。末永くバルサの守備のエースとして活躍して欲しい。

https://www.youtube.com/watch?v=-fRrMMGUD64
https://www.youtube.com/watch?v=Z1DFzOkvTtw


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2018年2月11日 (日)

サロネン-フィルハーモニア管弦楽団 in Eテレ

320pxesapekka_at_apple_store_in_ber今日のクラシック音楽館はすごかったです。チョ・ソンジンの名演もさることながら、それがふっとぶくらいサロネン=フィルハーモニア管弦楽団には参りました。

サロネンはマーラーの交響曲第4番(ロスフィルとの非常に若い頃の演奏)のCDを聴いて以来のファンでしたが、ここまで素晴らしい演奏を聴かせてくれるとは! もうフィルハーモニア管弦楽団とも永いので、熟成してきているようです。都響も刺激されたと思います。

これぞオーケストラという音で、ある意味くせがない文句のつけようも無い堂々たる演奏でした。自分の趣味としてベートーヴェン交響曲第7番の第2楽章はゆっくりめのテンポで、情緒たっぷりに演奏して欲しいのですが、最近はそのような演奏は間違った解釈とされているようで(アレグレットだし)、ほとんどないようです。サロネン=フィルハーモニアも、暗く地味でそっけない感じの演奏でした。

テレビに脱いだ靴(ハイヒール)が映っていましたが、入場の時だけ履いてはいってきて、脱いで演奏している女性奏者がいるんですね。誰かは特定できませんでした。1Vn2列目で弾いているのは岩淵麻弥さんという日本人奏者の方だそうです。このようなオケのメンバーとして、サロネンのような有能で愉快な指揮者と仕事が出来るのは素晴らしいことだと思います。

(写真はウィキペディアより)

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2018年2月10日 (土)

準・メルクル-都響@サントリーホール2018年2月10日

Imgこのポスターを斬新でかっこいいという人もいますが、非常に字が読みにくいので困ります。久しぶりに極寒を抜けだし、過ごしやすい冬の日です。夜には雨が降るそうですが、今日の演奏会はマチネ。チケットは完売です。

指揮者はマエストロ準・メルクル。頻繁に来日している指揮者ですが、意外にも都響演奏会には初登場だそうです。

コンマスは四方さん、ととと、髪型が外巻きから内巻きに変わっていました。慣れるまで違和感があります。サイドは山本さん。Cbの佐野さんが池松さんにボールペンを借りて楽譜になにやら書き込んでいます。直前までチェックとは仕事熱心です。

メンデルスゾーン「フィンガルの洞窟」は波浪と強風と暗いミステリアスな洞窟を感じさせる素晴らしい音楽と演奏でした。マエストロ・メルクルはキュー出しなどとても丁寧な指揮で、それなりに好感が持てます。明快にオケを整理していく中で、情緒がそこはかとなく湧き上がってくる感じがいいですね。

ドヴォルザークのチェロ協奏曲はソリストがエドガー・モロー氏。まだ20代の清々しい青年で、音楽も強引にドライヴするところがなく、楽器を自然に歌わせている感じの演奏です。その楽器がまた格別(テヒラー)。繊細で趣味の良い音楽です。サトー・ミチヨ氏のクラリネットの暗い音色が印象的です。四方さんも細心の心遣いで違和感が無いようにモローに寄り添います。拍手喝采に答えてアンコールはバッハ無伴奏組曲第3番のサラバンド。

休憩後のシューマン「ライン」もマエストロは都響の名技を引き出すべく、奇をてらわない実直な演奏です。曲の長さを感じさせない楽しい演奏でした。終了後トロンボーンだけ立たさなかったのは・・・奏者はお気の毒。

Edgar Mareau:
https://www.youtube.com/watch?v=ndwLsEqyAwI
https://www.youtube.com/watch?v=7uPdGGG6G70

準メルクル
https://www.youtube.com/watch?v=sWq4oKnG7ao
https://www.youtube.com/watch?v=LBM0Z-DHAvQ

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2018年2月 8日 (木)

サラとミーナ197: そこで寝るのか!

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↑ なんとキャットハウスを上からつぶして眠るサラ。どこからこんな発想がわいてくるのでしょうか? 寝心地悪いと思いますけどねえ??? サラは猫らしい猫だと思いますが、ちょっと変わったところもあるんですね。ちゃんと元に戻しておいても、またつぶして寝ます。ちなみに右のソファーはつめとぎでボロボロになっています。

Imga

↑ 部屋を暖かくしておくと、ミーナは部屋の真ん中で、思い切り伸びきって寝たりします。こっちは猫らしくないといえば猫らしくない感じ。

Yerry Mina.jpg

↑ バルサの Mina 選手.。パルメイラス時代の写真(ウィキペディアより)です。

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2018年2月 6日 (火)

いつまで反知性主義者達に政治をやらせるのか?

A1180_001999全国の国立大学研究所の研究プロジェクト費用で、交付される予算は今年度の61億円から新年度は53億円になるそうです。

激減です。進行中の研究も撤収しなければならないケースがでできそうです。減少することも問題ですが、だいたいもとの61億円という予算が少なすぎます。
https://www.asahi.com/articles/ASL254G0JL25ULBJ00Q.html

政府はイージスアショアの導入を決めていますが、これ最低でも2000億円かかるそうです。しかもこれに設置されるはずの弾道ミサイル防衛用の改良型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の迎撃実験を行ったら、ミサイルを撃ち漏らして役に立たないことが証明されています。
https://jp.reuters.com/article/japan-aegis-ashore-idJPKBN1ED058
http://www.sankei.com/politics/news/180201/plt1802010007-n1.html

科学研究をいかに政府が軽視しているかは明らかです。お話になりません。気候変動、食糧、医療、生命、人工知能、火山、地震、資源、情報などの問題を解決するのは科学しかありません。軍拡競争に莫大な予算をつぎ込むのは空しいことです。しかしそれを議論するよりまえに、反知性主義がしみついた連中(人文科学なんていらないそうです)がやっている政治を一刻も早く転換する必要があります。

反知性主義は右左には関係ありません。創始したのは多分スターリンです。反知性主義者はときに特別な考え方の科学を盲信することがあります。ミチューリン・ルイセンコ学説はその代表でしょう。iPS細胞には若干その臭いがします。STAP細胞はそうなりかけていました。

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2018年2月 5日 (月)

最悪気分のコルネリャをドローで切り抜け、リーガ無敗を継続

Braugranaコルネリャ・エル・プラットでのダービーは土砂降りの田んぼサッカー。これではメッシのドリブルは危険要因になりかねないので、休ませたのは理解できます。フォーメーションは433にもどって、FWはコウチーニョ、スアレス、パコの並びとなりますが、とてもワンツーで突破なんてできるようなピッチコンディションではありません。スルーパスも距離感が全くつかめず、スアレスにも良い球がでません。

バルベルデが終了後言っていたように、ロングボールを放り込んでこぼれ球をねらうしかありませんでしたが、後半先に点を取ったのはエスパニョール。セルヒオ・ガルシアの目の覚めるようなロングボールがジェラール・モレノの頭にピッタリでした。ピケの懸命のもどりも間一髪間に合わず。

エスパニョールが頑張って後半も厳しい守備を継続してきたので、これはダメかなと思っていたのですが、お休みと思っていたメッシが途中交代で出場。意味ないのではと思いましたが、メッシはワンツーとドリブルだけじゃありませんでした。FKでピケの頭にピッタリ合わせてゴール。追いつきました。

このあと、試合前にも刺激的な発言をしていたピケが妙な投げキッスのパフォーマンスをやったために一挙に険悪な雰囲気になり、一触即発でしたが、なんとか無事にドローで終了して良かったです。ただウムティティが人種差別的な言葉を浴びせられたとかで、試合後ピッチ上で激昂していました。ディニュの故障退場も非常に心配です。RCDエスパニョールはバルサファンにとってはあまり気分の良いチームではありません。コルネリャもあまりプレーしたい場所ではありません。

https://www.youtube.com/watch?v=xlXJei7mSHY
https://www.youtube.com/watch?v=zclCcCG6uNA
https://www.youtube.com/watch?v=tuWX_mJu9Yw


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2018年2月 3日 (土)

不思議に勝ってしまうバルサ

Braugranaデウロフェウがワトフォードに放出されたのは残念です。右から突破の一芸しかできませんが、その一芸が見たい選手です。まあ監督の立場から言えば芸風は多彩で融通も利くセルジを使いたいという気持ちはわかります。デンベレも大枚支払って獲得した選手なので使いたいのでしょう。今のところデウロフェウの方が良かったような気もしますが。アレイシ・ビダルは残してるんですね。セメドが故障したときが心配なのでしょう。

コウチーニョはもっとFWっぽい選手だと思っていたら、むしろMFとしてはまる選手だったのにはちょっと驚きでした。イニエスタが引退したら彼がコントロールするチームになりそうです。パウリーニョの加入は、伝統的なバルサスタイルとは異なる肉体派のプレイヤーで守備にも攻撃にも素晴らしい活躍です。ここぞと言うときにゴール前に登場する機転もあります。ジェリー・ミナ(Mina)はうちの猫と同じ名前ですし、早くチームになれて活躍して欲しいです。CBですがパルメイラスで43試合出場で8点取っているので、CKからのヘディングも期待できそうです。

今シーズンのバルサは好調ですが、秋口にスアレスが点を取れなかったにもかかわらず、よく勝ちを拾っていけたと思います。メッシもアルゼンチンのナショナルチームが大変で、あまり調子はよくありませんでした。

1月28日のアラヴェス戦は大苦戦でした。バルサの2バックをつく、アラヴェスの作戦は見事でした。スアレスへの縦パスやメッシのドリブルなどがカットされて、待ち構えている2トップに素早くパスが渡ると、2バックでは止められません。再三ピンチを招き失点しました。

レフェリーのアシストもあってやっとこさの勝利でした。秋に球がゴールラインを越えたのに得点を認めなかったレフェリーなので、今回は配慮したのかもしれません。ウムティティはハンドでしたね。メッシのFKはとても得点できるようなコースではなかったのですが、GKフェルナンド・パチェコが最後にミスってくれました。

今年のバルサの強さは、やはりバルベルデの選手の調子をみる眼が優れているのでしょうか? 出場しているけど不調というのは秋の一時期のメッシくらいしか思い浮かびません。スアレスはシーズン開始からしばらくなかなか点をとれませんでしたが、不調という感じはなかったですね。

https://www.youtube.com/watch?v=Tg9OdmUD9cE
https://www.youtube.com/watch?v=9zILwlbXy48


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2018年2月 1日 (木)

「渋めのダージリンはいかが」 ブログ名の由来

ImgこのアルバムがCDに復刻されるとは夢にも思っていなかったので、3年ほど見過ごしていました。1983年のアルバムなので、なんと30年以上経過して初CD化されていました。やっと本日入手。

このブログ名の由来である曲:「ダージリン」 は2曲目に収録されています。

ニコニコ動画で聴けます↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm14005481

封を切るかどうかが目下の悩みです。

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2018年1月30日 (火)

やぶにらみ生物論99: 初期発生と情報伝達1

ヒトは一人では生きられないといいますが、多細胞生物の細胞も1個では生きられません。他の細胞が発したシグナルを受け取って、自分が何をすべきかを判断するというシグナル伝達のウェブのなかで多細胞生物の中の細胞は生きています。情報はホルモン、フェロモン、サイトカインなどの生理活性物質、神経伝達物質、臭い、光などで細胞に伝えられますが、それらを細胞膜で受け取って細胞内に伝えるのがGタンパク質共役受容体(G protein-coupled receptor = GPCR)であり、これは生命の本質と極めてかかわりの深い物質と言えます(1)。

GPCRはヘビのようにクネクネと分子を折れ曲がらせて細胞膜を7回貫通しているタンパク質で、糖鎖(N-グリカン)と脂質(パルミトイルグループ)を結合しています(図1)。細胞外に情報物質を受け取る受容体部分があり、ここにリガンドが結合することによって構造変化を起こして細胞内に情報を伝えます(図1)。現在ヒトでは約800種類のGPCRの存在が報告されています。ほとんどの動物はGPCR分子群を保持していると考えられています(1)。この分子を発見した功績でブライアン・コビルカとロバート・レフコヴィッツは2012年のノーベル化学賞を受賞しました(2、図1)。本稿で後に出てくる Wnt (ウィント)はGPCRグループの分子です。

図1はウィキペディアから借用した図で、細かいことが色々掲載されていますが、とりあえずGPCRには細胞外につきだした部分、細胞膜に埋め込まれた部分、細胞内に垂れ下がっている部分の3つの領域があることを見ておいて下さい。

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幹細胞などの未分化な細胞に何ができるかというと、それは分化と増殖です。それともうひとつ、なにも変化しないでそのまま待機するというのも大事な役割ではあります。幹細胞の元締めは卵ですが、卵も受精するまではなるべく変化しないで待機しているのが普通です、しかし受精するとそうもしておられません。受精したばかりの卵は細胞分裂を行なうと共に、あらゆる細胞に分化するポテンシャルを持っており、さまざまなシグナルによって制御されながら分化への道を歩み始めます。細胞を導くシグナルは多様ですが、とりわけ W nt、TGF-β、FGFなどのグループに所属する分子群は様々な指示を細胞に与える情報伝達物質で、初期発生においても重要な役割を果たしています。

Wnt1は例えばマウスでは370個のアミノ酸からなる分子量41,086のタンパク質で、4ヶ所に糖鎖が結合し、1ヶ所に脂質が結合しています(3)。Wntシグナル伝達経路は単細胞生物・植物・カビ・細菌などにはみられませんが、海綿を含むほとんどの動物(メタゾア)には存在すると考えられています(4)。また単細胞生物にもいくつかのモジュール(経路の一部)は存在するので、これらをうまく組み合わせることによって多細胞生物が成立し得たとも考えられます(4)。

Wntシグナルはショウジョウバエの wingless変異体を Shope が発見したことが発見の契機となったと様々な文献に書いてあるのですが(4-6)、オリジナルの引用はありません。ひょっとするとヒンディー語で書いてあるので引用できないなどということがあるのでしょうか? そういうわけで肖像写真も発見できず、図2に載せられなくて残念です。Wingless変異体群のなかにはwntだけでなく、dishevelled など図2に示したさまざまなWntシグナル伝達経路の要素となる分子の遺伝子変異体が網羅されていました。

哺乳類の Wnt はショウジョウバエのホモログとしてみつかったのではなく、図2に写真を掲載したNusseとVarmusがマウスの乳がん原因遺伝子としてint-1をクローニングしたら(7)、それがショウジョウバエのwinglessのホモログらしい(相同性が高い)ことがわかって、折半して W nt-1と改名したのが真相のようです(8)。現在では哺乳類においては19種類のWntが同定されています(9)。

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標準的なWntシグナル伝達系で重要な役割を果たすのが β-カテニンというタンパク質です。β-カテニン(β-Cat)は通常は構造タンパク質として図3の左図のように、カドヘリンに結合して細胞接着を実行する複合体の一部に組み込まれています。このとき余剰のβ-Catは分解複合体に吸収されてリン酸化され、これが目印となって分解されてしまいます(10、図3)。

ところが Wnt シグナルが存在するとβ-Cat分解複合体が形成されず、細胞質に浮遊するβ-Cat は核にとりこまれて転写因子として機能します(11、12、図3)。同じ分子に全く異なる機能を持たせるというのは危険な選択だと思いますが、このようなやり方を生物は選択したわけです。

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Wntシグナル伝達系はβ-カテニンを介した転写制御以外にも、プロフィリンをはじめとするアクチン結合因子などを介して細胞骨格を制御する機能も持っています(13-15、図3)。胞胚から嚢胚に移行する過程で細胞は変形したり、テンションを与えたり、移動したりするので、Wntシグナル伝達系は様々な方法でこのようなプロセスを制御していると考えられます。Wnt に関してはNusseがWntホームページを運営しているようなので、わからないことがあれば訪問してみると良いかもしれません(16)。

Wntシグナル伝達系にはこれまで述べてきた標準的(canonical)経路以外に、いくつかの非標準的(noncanonical)な経路も報告されています。発展途上の分野でもあり詳しく述べることはできませんが、アクチン結合タンパク質を介してアクチンの重合を制御し、細胞骨格の再編成するという効果をもたらす経路があるようです(17、図4)。胞胚から嚢胚に至る過程で、細胞はさかんに形態変化や移動を行なうので、活発な細胞骨格の活動は欠かせません。

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さてWntシグナルに続いて重要な情報伝達系としてTGF-β スーパーファミリーが関与するものがあります。最初の発見者はアソイアンらとされています(18)。リチャード・アソイアンは現在ペンシルベニア大学で薬理学の教授をやっていますが、若い頃ニューヨーク市街をドライヴ中に銃撃され左目を失うという悲劇を経験しています(19)。運が悪かったのでしょうか、それとも良かったのでしょうか?

Wntと同様TGF-βも様々な多細胞生物にユニバーサルに存在し、23の異なる遺伝子がみつかっています(20)。アンドリュー・ヒンクによって、それらの分子進化的な関係も明らかにされています(21、図5)。

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これらのTGF-β スーパーファミリーのなかから、まずBMPをみてみましょう。BMPは bone morphogenetic protein (骨形成因子)の略称で、ウォズニーらによって1988年にはじめて遺伝子が同定されて、TGF-β スーパーファミリーのメンバーであることがわかりました(22)。現在BMPと名前が付けられている分子はヒトでは12種類あるそうですが(図6でGDFという名前がつけられているものも含めると15種類)、それらが本当に近縁なグループではかならずしもありませんし(図5)、またすべてに骨を形成させる活性があるわけでもありません。モノマーの分子量は多くは2~3万程度です。

このファミリーのタンパク質はwnt と同様、細胞の外から細胞膜の受容体に結合することによって生理作用を惹起するリガンドです。その受容体はwnt とはことなり、GPCR(7回膜貫通タンパク質)ではなく1回膜貫通タンパク質です(図6)。細胞内の領域にはセリン・スレオニンキナーゼの活性部位があります。BMPは骨形成を促進する作用とは別に、初期発生においても中胚葉の誘導などに重要な役割を果たしていることが示唆されています(23-25)

BMP受容体(レセプター)には1型と2型があり、それぞれ2分子づつ合計4分子でリガンドを受け止めます(図6)。リガンドが結合すると2型のセリン・スレオニンキナーゼによって1型のGSボックスという部位がリン酸化されて、1型のセリン・スレオニンキナーゼ酵素活性部位が活性化されます(23、図6)。これによってsmad1、smad5、smad9がリン酸化され,次いでこれらがsmad4と複合体を作ることによって核へ移行し,転写活性を制御することになります。またsmad を介さない経路もあることがわかっています(23、図6)。

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次にFGFについてもふれておきましょう。FGFはFibroblast growth factor(繊維芽細胞増殖因子)の略称で、最初はフーゴ・アーメリンによって報告されました(26)。現在脊椎動物には22種類のFGFが報告されており、ヒトも22種類のFGFを持っています(27、28)。分子量は17kDa~34kDaで様々であり、FGFグループに所属する分子種間の相同性は高くないようですが、それぞれの分子種の動物種間での相同性は極めて高いそうです(28)。NCBIのデータバンクで Fibroblast growth factor 遺伝子の塩基配列を検索すると33610件ヒットしたのでびっくりしました(29)。

FGF受容体は免疫グロブリンスーパーファミリーに所属するタンパク質で1回膜貫通タンパク質です。脊椎動物は4種類のFGF受容体を持つことが知られています。細胞外に免疫グロブリン様ドメインを2または3個持っています(オルタナティヴスプライシングによって変化する)。免疫グロブリンでは抗原を結合するサイトですが、FGF受容体ではFGFを結合します(29、30、図7)。

免疫グロブリンドメインは図7のようにβシートがいくつも折り重なったような構造になっています。FGF受容体は細胞内にチロシンキナーゼドメインを1分子について2個づつ持っており、これでさまざまな分子をリン酸化することによって最終的に転写因子を核内に送り込む役割を持つカスケードを発動します。

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初期発生に重要な役割を持つと思われるいくつかの情報伝達系について述べてきましたが、wnt はショウジョウバエの翅形成不全から、BMPは骨形成因子として、FGFは繊維芽細胞形成因子としてみつかったものです。サイエンスは目的めざして一直線に進むものではありません。とんでもなく遠いところから必要なものをひろってきてつなぎあわせ、パズルを解いていかなければなりません。

参照

1)https://en.wikipedia.org/wiki/G_protein%E2%80%93coupled_receptor

2)https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/chemistry/laureates/2012/press.html

3)UniProtKB - P04426 http://www.uniprot.org/uniprot/P04426

4)Thomas W. Holstein, The Evolution of the Wnt Pathway., Cold Spring Harb Perspect Biol. (2012)  Jul; 4(7): a007922. doi:  10.1101/cshperspect.a007922
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3385961/

5)太田 訓正、河野 利恵、脳科学辞典「wnt」 
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/Wnt

6)wikipathologica WntタンパクとWnt/βカテニン経路
http://www.ft-patho.net/index.php?Wnt%20protein

7)R Nusse, H E Varmus,  Many tumors induced by the mouse mammary tumor virus contain a provirus integrated in the same region of the host genome. ,
Cell: vol. 31(1); pp. 99-109 (1982)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6297757

8)濃野勉 「Wntファミリーと形態形成」 現代医療 vol. 32, pp. 1912-1921 (2000)
http://www.kawasaki-m.ac.jp/molbiol/WntRevMS00.pdf

9)山本英樹 「Wnt シグナル伝達経路の活性制御と発がんとの関連」 生化学第80巻第12号,pp.1079-1093,(2008)

10)Liu C, Li Y, Semenov M, Han C, Baeg GH, Tan Y, Zhang Z, Lin X, He X. Control of beta-catenin phosphorylation/degradation by a dual-kinase mechanism. Cell  Vol. 108: pp. 837–847. (2002)
http://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(02)00685-2?_returnURL=http%3A%2F%2Flinkinghub.elsevier.com%2Fretrieve%2Fpii%2FS0092867402006852%3Fshowall%3Dtrue

11)Miranda Molenaar et al.,
XTcf-3 Transcription Factor Mediates β-Catenin-Induced Axis Formation in Xenopus Embryos., Cell Vol. 86, Issue 3, pp.391–399, (2009)
https://www.morebooks.de/store/gb/book/role-of-tcf-in-body-axis-formation/isbn/978-3-8383-2052-6

12)Behrens, J., von Kries, J. P., Kuhl, M., Bruhn, L., Wedlich, D., Grosschedl, R., and Birchmeier, W.,  Functional interaction of beta-catenin with the transcription factor LEF-1. Nature 382, pp. 638-642. (1996)

13)Patricia C. Salinas, Modulation of the microtubule cytoskeleton: a role for a divergent canonical Wnt pathway., Trends in Cell Biology., Vol. 17, Issue 7, pp. 333–342,  (2007)  http://dx.doi.org/10.1016/j.tcb.2007.07.003
http://www.cell.com/trends/cell-biology/fulltext/S0962-8924(07)00136-5

14) Stamatakou E, Hoyos-Flight M, Salinas PC, Wnt Signalling Promotes Actin Dynamics during Axon Remodelling through the Actin-Binding Protein Eps 8.
PLoS One. 2015 Aug 7;10(8):e0134976. doi: 10.1371/journal.pone.0134976. eCollection (2015)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26252776

15)Akira Sato, Deepak K. Khadka, Wei Liu, Ritu Bharti, Loren W. Runnels, Igor B. Dawid, Raymond Habas, Profilin is an effector for Daam1 in non-canonical Wnt signaling and is required for vertebrate gastrulation., Development  Vol. 133:  pp. 4219-4231 (2006)  doi: 10.1242/dev.02590 

16)Roel Nusse:The Wnt homepage:
https://web.stanford.edu/group/nusselab/cgi-bin/Wnt/node/269

17)Yuko Komiya and Raymond Habas, Wnt signal transduction pathways., Organogenesis. , Vo. 4 (2):  pp. 68–75. (2008)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2634250/#__sec4title

18)Assoian RK, Komoriya A, Meyers CA, Miller DM, Sporn MB,  "Transforming growth factor-beta in human platelets. Identification of a major storage site, purification, and characterization". J. Biol. Chem. vol. 258 (11): pp. 7155–7160. (1983)

19)http://www.nytimes.com/1987/03/21/nyregion/professor-loses-eye-in-shooting-on-broadway.html

20)https://en.wikipedia.org/wiki/Transforming_growth_factor_beta_superfamily

21)Andrew P. Hinck, Structural studies of the TGF-βs and their receptors – insights into evolution of the TGF-β superfamily., FEBS Letters, Vol. 586, Issue 14, pp. 1860-1870 (2012)
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0014579312004036

22)JM Wozney et al., Novel regulators of bone formation: molecular clones and activities., Science Vol. 242, Issue 4885, pp. 1528-1534 (1988)
DOI: 10.1126/science.3201241
http://science.sciencemag.org/content/242/4885/1528

23)三品 裕司、BMPシグナルの多彩な機能 ̶̶初期発生から骨格形成まで.,  生化学 第89 巻 第3号,pp. 400‒413 (2017)
https://seikagaku.jbsoc.or.jp/10.14952/SEIKAGAKU.2017.890400/data/index.html

24)Mishina, Y., Suzuki, A., Ueno, N., & Behringer, R.R., Bmpr encodes a type I bone morphogenetic protein receptor that is essential for gastrulation during mouse embryogenesis. Genes Dev., vol. 9, pp. 3027‒3037. (1995)
http://genesdev.cshlp.org/content/9/24/3027

25)Beppu, H., Kawabata, M., Hamamoto, T., Chytil, A., Minowa, O., Noda, T., & Miyazono, K. , BMP type II receptor is required for gastrulation and early development of mouse embryos. Dev. Biol., 221, 249‒258. (2000)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/10772805

26)Hugo A. Armelin, Pituitary Extracts and Steroid Hormones in the Control of 3T3 Cell Growth., Proc Natl Acad Sci U S A.,  Vol. 70(9): pp. 2702–2706. (1973)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC427087/

27)https://en.wikipedia.org/wiki/Fibroblast_growth_factor

28)David M Ornitz and Nobuyuki Itoh, Fibroblast growth factors.,  Genome Biology vol. 2: reviews 3005.1 (2001)
https://genomebiology.biomedcentral.com/articles/10.1186/gb-2001-2-3-reviews3005

29)https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/?term=fibroblast+growth+factor

30)https://en.wikipedia.org/wiki/Fibroblast_growth_factor_receptor

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2018年1月28日 (日)

マニアの薦め

Trekkieborg京都大学のサイラはサイエンスの世界ではかなり特殊な立ち位置にあります。非常に臨床に近い研究が多いので多額の研究費がつきますし、一般市民からも多額の寄付をもらっています。こういう立ち位置の研究所なら、反知性主義の政府でもサポートできるというわけです。

ただそれでも正規雇用が1割というのはひどすぎです。ポストドク以外はすべて正規雇用にすべきでしょう。などといっても政府がそういう姿勢にならなければ研究所は決断できないこともまた事実。ではなぜそうした方が良いと政府に交渉しないのでしょうか?

そもそも非正規雇用の方が能率が上がるという固定観念が世の中に蔓延しすぎているのも問題ですが、特に私が思うのはサイエンスの基本はマニアだということです。この研究が何の役に立つかというのは絶対的に正当な発想だと思われがちですが、ではそれを実現するために必要な知識や技術はどこから持ってくるのかということになります。

マニアの知識は、例えばウィキペディアでもアニメとかゲームとかアイドルとかの項目をみれば、そこに記載されてあるのがいかに組織的かつ網羅的で徹底的な知識かということがよくわかります。それにくらべて科学の項目をみれば、あきれるほど通り一片です。いまやマニアックにサイエンスをやっていると、すぐ解雇されるという危機に直面するでしょう。目の前の論文を如何に仕上げるかということばかりに血道を上げざるを得ない研究者ばかりになると、どこもかしこも浅瀬ばかりの海になってしまいます。最もサイエンスに適した人種である「マニア」を排除するような研究体制は排除されるべきでしょう。

私は純実用主義的な観点からも、サイラの行き方は長い目で見ると正しくないと思います。再生医学より人体の各部品をサイボーグ化する方向を目指した方がよいと思いますね。

京都大学iPS研究所(サイラ)
https://www.buzzfeed.com/jp/seiichirokuchiki/ips-hiseiki-shinjitsu?utm_term=.isVVmgj33#.lqP8pVELL

大隅良典
http://editor.fem.jp/blog/?p=2895

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2018年1月24日 (水)

JPOP名曲徒然草184: 「ガーベラ」 by 辻香織

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辻香織さんは2002年デビューだそうですが、私が知ったのは今年2018年。この曲「ガーベラ」をYouTubeで聴いたのがきっかけでした。2011年出版のアルバム「ひまわり」に収録されているとのこと。いろいろ聴いてみましたが、味わい深いです。

「ガーベラ」は、ケレン・アンの「スラニー」を思い出させてくれました。

https://www.youtube.com/watch?v=t_7770Kvl1k

https://www.youtube.com/watch?v=C4IvxEAfPWQ

Keren Ann Surannée   
https://www.youtube.com/watch?v=r4HM5elV6BY&list=AL94UKMTqg-9C4NeIZnUMtV9QUTIcK6-0a&index=30

「インスタント・パリジェンヌ」

PV
https://www.youtube.com/watch?v=VwwPdvFRp10

ライヴ
https://www.youtube.com/watch?v=03f8Je3ECGc

niina(双子の妹さん)によるカバー (爆)
https://www.youtube.com/watch?v=QZnC8cEubJE

「コーヒー・ブルース」
三条堺町のイノダに行かなくちゃ。メジャーデビューは高田渡のこの歌だったそうです(爆)。
https://www.youtube.com/watch?v=oHhqtqe7sxs
https://www.youtube.com/watch?v=fiDbthJmwWk

高田渡
https://www.youtube.com/watch?v=2iAWAsw24AQ

高田漣(息子)
https://www.youtube.com/watch?v=8wzX1qh9sW8

「この丘に」
私はひとりで墓参りするのが好きです。ゆっくり故人と話せるような気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=Ldf1fIItxiI
https://www.youtube.com/watch?v=Mws_HYleGXI

「December Waltz 」
古いシャンソンの風情
https://www.youtube.com/watch?v=yhGjRukdkDk

「ダイスキ / Love You Too Much」
https://www.youtube.com/watch?v=mcc_EaZn6x8

「なごり雪」
昭和歌謡のカバーにも熱心に取り組んでいるようです
https://www.youtube.com/watch?v=OZm76X4QTPY

「ぼくらはひとり」
https://www.youtube.com/watch?v=SY0pk2VyaFA

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2018年1月22日 (月)

京都大学iPS細胞研究所の不正問題

血液脳関門を発見したのはハンフリー・リドレイということになっています(1)。彼は1695年に著書「The Anatomy of the Brain」(2)を発表し(私は未読)、その中で「水銀を血液内に投与すると、神経組織へ移行せずに血管内に留まっている。その原因は脳血管の密着性が、他の血管と大きく異なるからである」と述べているそうです。17世紀から脳は特別な組織であることが認識されていたわけですね。

脳の神経組織は一般に老朽化した細胞を排除して新しい細胞に入れ替えるということができません。細胞を長持ちさせるには、有害な物質を細胞に取り込むことをなるべく阻止する必要があります。したがって血液と一般脳組織の間に特別な細胞があって、物質の出入りを制御していると考えられています。これが血液脳関門です。

今回疑惑となっている論文は、この血液脳関門を試験管内で人工的に再構築したというものです(3)。どのデータが問題なのかは私にはわかりません。サイラの山下研で行われた仕事のようですが、この件で山中所長が辞任するというのはちょっとおかしいと思います。これだけ多数の研究者が共著者になっているのですから、本当に捏造なら誰が関わっているのか詳しく調べて、直接関係ない人が辞職しなくて良いようにするのが所長の役目だと思います。

1)Jai Deep Thakur, Ashish Sonig, M.S., M.Ch.,Prashant Chittiboina, Imad Saeed Khan, Rishi Wadhwa,and Anil Nanda., Humphrey Ridley (1653?1708): 17th century evolution in neuroanatomy and selective cerebrovascular injections for cadaver dissection. Neurosurg Focus 33 (2):E3, (2012)

2)Humphrey Ridley,  The Anatomy of the Brain., London: Printers to the Royal Society:(1695)

3)Kohei Yamamizu,1,* Mio Iwasaki,2 Hitomi Takakubo,1 Takumi Sakamoto,3 Takeshi Ikuno,1 Mami Miyoshi,1Takayuki Kondo,4 Yoichi Nakao,3 Masato Nakagawa,2 Haruhisa Inoue,4 and Jun K. Yamashita1.,

In Vitro Modeling of Blood-Brain Barrier with Human iPSC-DerivedEndothelial Cells, Pericytes, Neurons, and Astrocytes via Notch Signaling., 1Laboratory of Stem Cell Differentiation, Department of Cell Growth and Differentiation, Center for iPS Cell Research and Application (CiRA), Kyoto University, 53 Shogoin Kawahara-cho, Sakyo-ku, Kyoto 606-8507, Japan, 2Department of Life Science Frontier, CiRA, Kyoto University, Kyoto 606-8507, Japan, 3Department of Chemistry and Biochemistry, Waseda University, Tokyo 169-8555, Japan., 4Laboratory of Stem Cell Medicine, Department of Cell Growth and Differentiation, CiRA, Kyoto University, Kyoto 606-8507, Japan., http://dx.doi.org/10.1016/j.stemcr.2017.01.023Stem

Stem Cell Reports, Mar 14; 8(3): pp.634-647 (2017)
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5355679/
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5355679/pdf/main.pdf

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2018年1月20日 (土)

大野-都響:メシアン-トゥーランガリラ交響曲@東京芸術劇場2018・1・20

Img初めての実演に接するトゥーランガリラ交響曲。指揮は大野さん、コンマスは四方さんです。

エンカナがひとりイヴニング風の衣装で目立つわ目立つわ。メシアンのトゥーランガリラ交響曲は、ガムランやケチャをクラシック音楽化したような曲です。なんていうと怒られるのでしょうが。

現代音楽の中ではメシアンとジョリヴェだけは退屈しない場合が多い気がします。それに、やはり都響実演の迫力はすごいものがあります。

不思議に思ったのは、トライアングルはppでもはっきり聞こえるのに、オンドマルトノ(原田節)はかなり注意して聴かないと聞こえない。なぜでしょう? ちょっと遠くで聴いていたことが原因でしょうかね。この楽器が聞こえないと全然違った曲です。YouTubeなどではかなり大きな音で聞こえます。

ピアニストはヤン・ミヒールスで、万全の準備で素晴らしい演奏です。都響の弦は第6楽章「愛の眠りの庭」で本領発揮。管楽器はスタミナも抜群で、終楽章の迫力も万全でした。打楽器はエキストラの方も多かったですが、盛り上げてくれました。ただもうちょっと悪のりしてもいいんじゃないかとは思います。大野が許しませんかね。

マエストロ大野はいつもシャキッとしたフォルムの堅実な演奏を聴かせてくれます。ただマエストロ小泉とはちょっと違う意味で、何かもの足りないようなもどかしさはあります。すっきり雑味のない京懐石料理というイメージですかね。

https://www.youtube.com/watch?v=8PjyCpRKDrk

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2018年1月16日 (火)

やぶにらみ生物論98: 原腸と胚葉

動物の発生を研究業績として残した最初の人はアリストテレスということになっています。彼が残した「De Generatione Animalium」という本は詳細な研究書で、アリストテレスがかなり熱心に動物の発生を観察した結果が記載されています。Arthur Platt が英語に翻訳して1910年に出版した本をウェブサイトで読むことができます(1、図1)。このサイトではクリックすると1ページづつめくることができます。目的の本にたどり着くまでページをめくるのがちょっと大変ですが。

私は「De Generatione Animalium」を全部読むつもりはありませんが、毛髪については「老化するにつれて少なくなるが、生命が存在する限り伸びる」と書いてありました。さらに「死後も伸びる」と書いてありますが、これは現在では皮膚がひからびるために伸びたように見える錯覚とされています。

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近代になって発生学を生物学の中でメジャーなものとしたのは、シュペーマンとマンゴルトによるオーガナイザーの発見でしょう。彼らはイモリの原腸胚の原口背唇部(図2の橙色の部分)を反対側にも移植すると、反対側にも神経管・頭部が形成されて、いわゆるシャム双生児のような上半身がふたつある個体の生物が発生してくることを発見しました(2、3、図2)。しかし原腸胚の時期を過ぎると、移植してもそのようなことは起こりません(2)。

このことは、オーガナイザーによって神経管、上半身、脳などの発生が誘導されることを意味します。すなわち発生は決して神秘的な現象ではなく、科学で追求できる現象であることが明らかになりました。ヒルデ・マンゴルトはこのような大発見をしたことによって、カイザー・ウィルヘルム生物学研究所で研究指導者のポジションを獲得し、私生活でも図2のように子供を設けて輝かしい未来が開けたと思ったその時に、キッチンでの爆発によって1924年に25才で世を去りました(4)。誠に人生は理不尽です。一方ハンス・シュペーマンは72才まで生きて、1935年にはノーベル生理学・医学賞を授賞しました(5)。

A_12


動物発生の最初に起こるべき事は体軸の形成ですが(6)、その次に起こるべき事は口から肛門に至る消化管という管の形成です。それまで球形だった胚を貫通するトンネルができるわけです。ウニなどの場合、シンプルに球の一部がへこんで、そのままへこみが拡大伸長してトンネルが形成されます。このトンネルが原腸です。原腸形成は、将来消化管となるトンネルができること以外にも重要な意味を持っています。

すなわちへこんだ部分の細胞と外側に残った細胞では、それぞれ将来どのような生体構造を分化させるかという運命が違うことになります。へこんだ部分の細胞を内胚葉、外側に残った細胞を外胚葉といいます。これ以外に、卵割腔のなかに落とし込まれた細胞(図3のウニ卵の中の赤い細胞)が中胚葉を形成します。なお図3の一部はKasui's Family のサイト(http://y-arisa.sakura.ne.jp)から借用させていただきました。御礼申し上げます。

カエルなどの場合少し複雑で、最初にへこんだ部分そのものが原腸になるわけではなく、その周辺の細胞が引きずられて内部に陥入し原腸を形成します(図3)。脊椎動物では一般に陥入した細胞は内胚葉を形成せず、中胚葉に分類される細胞群となり、分化して脊索という結合組織を形成して、それに沿って脊索の背側に神経管が誘導形成されます。ウニなどと違ってカエルの場合、卵の内部が原腸陥入以前から、かなり細胞で埋まっています(図3)。この内部を埋めている細胞が内胚葉を形成します。

A_13


原腸形成の契機となる原口の形成はどのようなメカニズムではじまるのでしょうか? それは外胚葉の一部にボトル細胞群という部分があり、ここにある細胞(ボトル細胞)は最初は円柱状ですが、外側の外界と接している部分が収縮して縮まり、コルベンをさかさにしたような形、あるいは牛乳瓶をさかさにしたような形になって「へこみ」が形成されます(図4)。この「へこみ」に沿って図4のように細胞が胚の内部に陥入していって原腸が形成されます。ボトル細胞底面の収縮は筋肉と同様F-アクチンとミオシンの相互作用によります(図4)。このことを解明したのは Jen-Yi Lee と Richard Harland です(7)。ハーランド研のホームページに Jen-Yi Lee の名前はありますが、残念ながら消息はつかめませんでした(8)。

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鳥類や哺乳類では原口(ブラストポア)ではなく、原条(プリミティヴストリーク)という渓谷状の構造ができて、そこに細胞群が落ち込んでいきます(図5、図6)。ジオメトリックな意味で、両生類とくらべて陥入の方向が90度回転し、かつ2方向に分かれています。落ち込んだ細胞は中胚葉を形成し、残った細胞は外胚葉を形成します。同時に内胚葉も形成されます(図6)。鳥類・哺乳類におけるヘンゼン結節(図6)は、両生類の原口背唇部(オーガナイザー)に相当します。図6はodontologi.wikispaces.com のサイトから借用しました(9)。

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胚葉という概念はラトヴィア出身の発生学者クリスチャン・ハインリッヒ・パンダーによってもたらされました(10、11、図7)。彼はニワトリの発生の形態学的研究から、中胚葉から血管が発生することを発見しました。図7のニワトリ胚の血管の図はパンダ-が描いたものです(10)。彼はニワトリ発生の研究を深く掘り下げないで、後に動物化石の研究者になりました。ドイツにはパンダ-協会という組織がありますが、これは発生学者の会ではなく、考古学者の会です。

しかし彼の発生学における業績は、エストニア出身の友人であるカール・エルンスト・フォン・ベーア(図7)によって引き継がれました。ベーアはヒトを含む哺乳類の卵を発見したほか、脊椎動物の特徴として、まず脊索ができるということを示しました。また動物は発生の初期ほどよく似ていて、発生が進むにつれて違いがでてくるという考え方を生み出しました(12)。これはベーアの法則「胚の形成において,ある群のすべての構成員にみられる器官の一般的な性質のほうが,その群の個々の構成員を識別する特殊な性質よりも前に出現する・・・他」の根幹をなす考え方です。

フォン・ベーアは1828年に「Über Entwickelungsgeschichte der Thiere」という本を出版していて、この本はパンダ-に捧げられています(13)。倉谷滋はこの本を読んだらしく、評論しています(14)。少し引用させていただきます。ちなみにパンダーやフォン・ベーアはチャールズ・ダーウィンより十数年前に生まれています。この本が出版されたとき、まだエルンスト・ヘッケルは生まれていません。

・・・「進化の認識が標準となったヘッケル以前は、発生が「進化を反復する」のではなく、「生物の序列を反復する」と考えられた。アリストテレス以来、この世には「下等な長虫」から始まり、カエルやトカゲを経て哺乳類、さらにヒトへと至る序列があり、この順番とヒトの発生過程、化石が出現する順序に並行関係があると考えられた。しかも哺乳類の胎児は、硬骨魚や両生類の親と直接比較されていた。フォン=ベーアは、この古典的反復説を現代的バージョンへと改訂するための橋渡しをした人物である。

本書のなかで彼は「発生法則」を提唱、ある動物の胚が別の動物の親ではなく、胚に似ること、動物の一般的特徴が個別的特徴よりも早く現れることなどを指摘した。そうして彼は、当時の反復説を「否定」していたのだ。ところが同時にフォン=ベーアの考えは、胚の発生過程が、脊椎動物→四足動物→羊膜類→哺乳類→霊長類→ヒトのように、分類学的入れ子の順序で進行することを主張するものでもある。これを系統的に焼き直せば、ヘッケルの反復説そのものになる。

このようなわけで現代の我々には、反復説の父として、また、その否定者としてのフォン=ベーアがともに現われることになる。彼自身はあくまで「否定」しているつもりだった。が、歴史を振り返る機会を与えられている我々は、はっきりと「現代版反復説の父」として記憶にとどめるべきだろう。ちなみに本書は、ニワトリ胚に3つの胚葉があること(胚葉説)を記した最初でもある。これによって比較形態学は発生学的根拠を得、同時に前成説も力を失ってゆく。当時にあって、実に画期的に科学的な本なのである。」・・・

だそうです。

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原腸形成と同時に生成された内胚葉・中胚葉・外胚葉から、その後の発生過程の中でさまざまな臓器や生体組織が形成されてくるわけですが、それぞれの胚葉からどんな臓器・組織ができあがってくるかリストアップしておきます(図8)。より詳細を知りたい方は文献(15)などを参照して下さい。

3胚葉からそれぞれの臓器・組織が分化してくるというのは非常に伝統的な知見で、もちろん根拠はそれなりにあるのですが、実はそれ以外にX胚葉とかY胚葉というものを想定して、そこから分化してきたと考える方が実態に近い可能性も残されています。つまり3胚葉に分化する時期前後に、ある別の細胞グループが独自に発生運命を定められているという可能性はあります。例えば図8の外胚葉系に含まれる神経堤は別の胚葉とした方が良いという考え方もあります。

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神経堤(Neural crest)という言葉はいままで出てこなかったので、図9で説明します。両生類・爬虫類・鳥類・哺乳類のグループは、原腸陥入によって陥入した細胞の一部が脊索という組織をを形成し、その脊索の誘導によって背側の外胚葉が第2の陥入を起こして神経管が形成されます(図9)。このとき陥入して神経になる細胞群と、とどまって表皮組織になる細胞群の中間の位置に、図9で緑色に彩色した細胞群があります。この細胞群は神経管が形成される途中で、堤防のような位置に存在することから神経堤とよばれることになりました(図9)。

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神経堤細胞群は自身が様々な細胞に分化すると共に、他の細胞の分化を誘導する役目も果たしているようです(16、図10)。

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参照

1)Aristotole「De Generatione Animalium」translated by Arthur Platt
Oxford at the Clarendon Press (1910)
https://archive.org/details/worksofaristotle512aris

2)Spemann, Hans und Mangold, Hilde (1924) Über Induktion von Embryonalanlagen durch Implantation artfremder Organisatoren. Archiv für mikroskopische Anatomie und Entwicklungsmechanik
, Volume 100, Issue 3–4,  pp. 599–638 (1924)
https://link.springer.com/article/10.1007%2FBF02108133
英訳:http://www.sns.ias.edu/~tlusty/courses/landmark/Spemann1923.pdf

3)シュペーマン&マンゴルトの方法で作成した双頭のオタマジャクシ
https://neurophilosophy.wordpress.com/2006/12/20/how-to-create-siamese-twins-or-an-embryo-with-2-heads/

4)http://embryo.asu.edu/pages/hilde-mangold-1898-1924

5)https://en.wikipedia.org/wiki/Hans_Spemann

6)http://morph.way-nifty.com/lecture/2017/12/post-1408.html
http://morph.way-nifty.com/grey/2017/12/post-7bba.html

7)Lee, J.; Harland, R. M. (2007). "Actomyosin contractility and microtubules drive apical constriction in Xenopus bottle cells". Developmental Biology. 311: 40–52. doi:10.1016/j.ydbio.2007.08.010. PMC 2744900 Freely accessible. PMID
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0012160607012559?via%3Dihub

8)Harland研究室のメンバー:http://mcb.berkeley.edu/labs/harland/formerpeeps.html

9)https://odontologi.wikispaces.com/Embryologi%2C+instuderingshj%C3%A4lp

10)Christian Heinrich Pander, Beitrage zur Entwickelungsgeschichte des Huhnchens im eye. (1817)
https://books.google.co.jp/books?id=cEdfAAAAcAAJ&pg=PA1&lpg=PA1&dq=Beitr%C3%A4ge+zur+Entwicklungsgeschichte+des+H%C3%BChnchens+im+Eie&source=bl&ots=wY5sKluEHN&sig=tvPTHU-Fn2B7VggwjbJ7LkpbeQc&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiVpp3QrdnYAhVBErwKHbnvBzsQ6AEILzAB#v=onepage&q=Beitr%C3%A4ge%20zur%20Entwicklungsgeschichte%20des%20H%C3%BChnchens%20im%20Eie&f=false

11)The Embryo Project Encyclopedia. Christian Heinrich Pander (1794-1865)
https://embryo.asu.edu/pages/christian-heinrich-pander-1794-1865

12)The Embryo Project Encyclopedia. Karl Ernst von Baer (1792-1876)
https://embryo.asu.edu/pages/karl-ernst-von-baer-1792-1876

13)Karl Ernst von Baer, Über Entwickelungsgeschichte der Thiere. (1828)
https://archive.org/details/berentwickelun01baer

14)倉谷滋: 反復するのか、しないのか ー フォン=ベーアの反復説? (2005)
http://www.cdb.riken.jp/emo/clm/clmj/0510j.html

15)https://discovery.lifemapsc.com/in-vivo-development/primitive-streak

16)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E5%A0%A4

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2018年1月11日 (木)

大野-都響 ツェムリンスキー「人魚姫」@サントリーホール2018・01・10

21月10日の都響演奏会は、R・シュトラウスの組曲「町人貴族」とツェムリンスキーの交響詩「人魚姫」でした。指揮:大野和士。コンマス:矢部達哉、サイド:マキロンです。

驚いたのは客席がスカスカだったことで、まあ50%はいっていると思いますがその程度でした。永年都響演奏会に通っていますが、こんなに集客に失敗した演奏会は、昔やっていた1月の現代音楽演奏会以来なかったと思います。

2番目に驚いたのは、ヴァイオリニストが客席に転落しそうなくらいギリギリに椅子が配置されていたことです。指揮台もなく、オーケストラピットのように小さく固まって演奏しようという趣向のようです。少数精鋭で2Vnなどエンカナとコバクミしか出ていなかったように思いました。

最初のR・シュトラウスの曲は、彼の作品にしてはちょっと変わっていて、バロック音楽をベースにしてあれこれ脚色したような曲です。マエストロ大野はこの曲がお気に入りらしく、いつになく楽しそうに指揮していました。矢部ちゃんもソロを頑張っていました。私は「クーラント」という曲が非常に気に入りました。シュトラウスにしては意外な均整美が感じられる作品です。

後半のツェムリンスキーの作品はロマンティックで美しい部分は各所にあるのですが、前触れ無く突然盛り上がったり、突然落ち込んだりするので、感覚的についていけないところがあります。躁鬱病的な印象ですかね。あまり演奏されない曲というのはそれなりに理由がある場合が多いです。

まあニューイヤーコンサートも終わって、都響もこのあたりでようやく冬休みというところでしょうか? エキストラ満載で、フルートの4人は全員エキストラでした。これも記憶にありません。その分、矢部・古川・三界・鷹栖らのお偉方が奮闘していました。

それにしても、中身は別としてこの大失敗の演奏会の落とし前をどうつけるのでしょうか? いっそのこと年末の第9のように、年始は前半は邦人作の現代曲、後半はドヴォルザークの「新世界」に恒例化したらどうかと思います。

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2018年1月 9日 (火)

MIYAVI in 不屈の男 アンブロークン

Louis_zamperini_at_announcement_of_今夜8時30分からWOWOWプライムで「不屈の男 アンブロークン」という映画を放映します。これはハリウッド女優のアンジェリーナ・ジョリーが制作指揮した作品です。アンジェリーナ・ジョリーは2013年に両乳房を予防切除。2015年には卵管と卵巣も予防切除するという勇気ある行動でも有名です。

彼女が持っている変異遺伝子BRCA1は、本来損傷を受けたDNAを修復するためのタンパク質をコードしている遺伝子ですが、変異によって修復の際にエラーを発生する確率が高まり、がんになる確率も高まります。これを事前に予防するために、アンジェリーナ・ジョリーは上記のような手術を行なったわけです。

さてその映画ですが、ジャック・オコンネル演じるアメリカのオリンピック代表選手ルイス・“ルイ”・ザンペリーニ(1917年1月26日 - 2014年7月2日 写真はウィキペディアより)は第二次世界大戦中に搭乗していた爆撃機が墜落し、いかだで47日間漂流した後に複数の捕虜収容所へと送られました。そのザンペリー二は大森の捕虜収容所などで過ごすことになりますが、そこには渡邊睦裕伍長という恐るべき支配者が君臨していました。・・・という感じの映画です。

この映画でヒールである伍長を演じているのが、MIYAVIという日韓ハーフの男なのですが、この存在感がものすごくて、完全に主役を食っています。日本の捕虜収容所のひどさを告発した映画ともとられかねない作品ですが、そんなものどこかにふっとんでいくくらい彼の存在は巨大です。いったいどんな男なのか調べてみたら2度ビックリ。

ものすごいミュージシャンでした。

https://www.youtube.com/watch?v=apEPoKmViB4

https://www.youtube.com/watch?v=_l7G5TpEW0g

https://www.youtube.com/watch?v=4mjk2bTVYAA

https://www.youtube.com/watch?v=IeiCkmHC6yA

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2018年1月 7日 (日)

技能実習などというまやかしはやめて、政府は外国人の移住を認めよ

A1180_002744ようやく日本の外国人技能実習制度のイカサマぶりが知られるようになったのでしょう。
介護の外国人技能実習、申請ゼロという結果は必然の帰結です。

日本政府は国家戦略特区制度を使い、特区内においては外国人の派遣労働による農業就労を認めようとしています。対象となる外国人の就労者は、技能実習制度の修了者などを想定しています。このような制度は技能実習をかくれみのに、外国人低賃金労働者を利用しようという意図は明らかでしょう。

このような一時しのぎで(数年で強制帰国)、しかも外国人を籠絡するような制度は直ちに廃止し、永住許可証や長期労働ビザ発行を伴う移住制度を一刻も早く推進しないと、日本の農業をはじめとする産業が没落するだけでなく、国家の評判まで悪くなってしまいそうです。

日本の賃金は周辺国に比べても次第に安くなっていますが、それでも移住できるとなれば、まだ独裁国家とまでは言えない日本国は住む意味はあります。トランプは白人ファースト主義ですが、米国の一流企業の経営者、先端科学技術の研究室、一流オーケストラ、医師・弁護士などはユダヤ系・中国系・インド系などの移住者が主力です。移住者は国家の活力の源泉になります。

日本の文化をささえているような外国人も最近は多く見受けられます。移住者が増えたからと言って、もし日本の文化に優れたものがあるとすれば、それがすぐ崩壊するとは思えません。たとえば米国のメジャーリーグをとってみても、ヒスパニックや東洋系がどれだけ活躍してささえているか考えてみて下さい。そしてなにより本当に日本は人手が足りないのです。

https://www.nna.jp/news/show/1707455

http://toyokeizai.net/articles/-/175084

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2018年1月 4日 (木)

年賀状

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西島三重子さんから年賀状が来ました。このあんずちゃんの写真はインパクト強烈です。今年ナンバー・ワンかな。

いつもは5日くらいにくるのが、今年は3日に到着。気合いが入っているのでしょうか。ただチケットの発売日間違えてるし、ホームページのURLも書いてありません(まあ これもらった人はみんな知っていると思いますが)。ちなみにHPは

http://www.nishijima-mieko.com/

ここから click here for infomation をクリックすると案内が出ます。

私はと言えば、インフルエンザからの回復はまだまだで、これだけ書くのがいっぱいいっぱいです。

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2018年1月 3日 (水)

インフルエンザウイルスに感染

インフルエンザウィルスに感染してしまいました。あらゆる風邪の症状が出る上に、頭痛がひどいです。頭が締め付けられるように痛い。同窓会も欠席です。いつになったら治るのでしょうか?

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